私用で出かけた先にある駅ビル入り口のたまり場に、「ハロウィン」衣装をした小さな子どもたちグループがいて、そのまわりを母親が取り囲み記念撮影していた。いってみれば、(若い気分を保ちたい)母親が見つけた今時なイベントかもしれない。子どもたちは、別段気にする風もなく、楽しければそれでいいとはしゃぎながらエレベーターで上階へと上がっていった。
(本ブログ関連:”ハロウィン”)
例年見慣れた光景だが、外来のしかもキリスト教以前に起源を持つイベントだけに、「行事」といった伝統は感じられず、根っこにつながりが乏しくて、いまだに違和感を禁じえない。若者たちの浮かれ振りを見るにつけ、昔のクリスマスに三角帽子を被って夜の街で酔い騒いでいた親父さんたちの姿とダブってしょうがない。
「ハロウィン」を「ハロウィーン」と呼ぶのが正しいと、若者がテレビで主張していた。テレビは、若者主導のイベントに追従しやすく、今後「ハロウィーン」と呼ぶようになるかもしれない。私にすれば、「ハロウィン」で押し通すつもりだけど。
ハロウィンは、本来、今月末(10/31)のイベントだが、今年は平日水曜日のため、今日・明日の土・日に、早めに街が騒がしくなるかもしれない。
若者たちがいずれ家庭を持つようになれば、いつかクリスマスのように家庭内の、あるいは地域の行事になるかもしれない。時間がかかるが、待つことも悪くない。
さて、訪問先は私より高齢のご夫妻。ハロウィンにちなんだものでなく、健康重視の蜂蜜セットにした。ハロウィンに戸惑うこのごろ。