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2016年4月10日日曜日

NHKスペシャル「巨大災害」

4/6の日付に変わる深夜、NHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ- 日本に迫る脅威 ▽ 地震列島 見えてきた新たなリスク」が再放送され視聴した。寝るのを忘れるほど、驚く内容だった。

(Youtubeに同番組の内容が登録されている)

最近の観測にGPSが使われ、隆起、水平移動が詳細に記録されている。現在、次のような現象が観測されている。

① 3.11「東日本大震災」以降、GPS観測により、日本を含めて、日本海沿岸のロシア・沿海地方、韓国・朝鮮半島、中国・東北地域の地盤がに移動している(Max.5cm)。今まで動いてない地域であり、進行中とのこと。

② 活断層が(痕跡も含めて)発見されない地域でも、地震が発生している。長野県、鳥取県*などの地震例がある。地殻の動きに複雑な原因が推測される。
・プレートは、マントルに地殻を乗せた単なる一枚板というわけではない。GPSにより、同一プレート上でも、エリアによって地表の動く方向が異なることが観測されている。
・すなわち、「プレートが複数のブロックに分かれ、その裂け目で大規模な地震が起きるリスクも指摘されている」という。プレート説が登場した時代と比べて、現在は観測精度があがっている。プレートを細分化してとらえる、「ブロック」という考え方があるようだ。

(*)鳥取県の地震・・・内陸地震の危険性が示された。ところで、従来、地震保険の保険料金が安い(=比較的安全?な)ところだったようだが。(損害保険料率算出機構


(参考)
「関東直下の新しいプレート構造の提案」(2005年6月1日、産業技術総合研究所)
日頃、震源を気にしていた、「通常頻繁に発生する茨城県から千葉県北西部を震源とする地震」の解説に、その地下のプレートが、実は相当に入り組んでいるようだ。

地表にGPS観測点(スポット)を立てることはできたのだが・・・地下のプレートの複雑な動きをどうやって観測するのだろうか。