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2012年11月2日金曜日

カマキリ

昼の日向、外出しようと鉄製の門を見ると、暖かい陽射しに鮮黄緑の色を透かした体長10cm程のカマキリが動かずにいた。ぬくい、むしろ熱いくらいの門にじっと佇み温まっているのだろうか。

この時期に?とWikipediaを見れば、「野生下においては、関東以西では雄個体は10月中~下旬頃、雌個体は11月上~下旬まで見られる」とのこと。はたして、今日見たカマキリは雄だったのか、それとも雌だったのか。美しい体色から想像するに雌だったのでは・・・。この時期はカマキリの産卵期でもあるそうだから。

ところで、子どものころ平気だったカマキリの手づかみを今はできない。その理由がないからだ。じゃあ逆に、子どもは何で平気で虫に手を出すのだろうって考えてしまう。とにかく触りたいという燃えるような好奇心をすっかり忘れちゃったみたいだ。

カマキリの名を漢字で「蟷螂」とあらわすが凄みが感じられない。虫偏に「當」と「郎」に一体どんな意味があるのだろうか。むしろ、和名の通り「鎌斬り」とでもすれば、あの前足で身構える姿に通じてピッタリするのだが。
・・・それに、韓国語でカマキリと疣(いぼ)が何で同じ「サマギィ(사마귀)」なんでしょうね。しかも英語では「祈る(praying)カマキリ(mantis)」だし。

さて、家を出て振り返って見ると、門にカマキリの姿はなかった。どうやら邪魔しただけのようだ。