ブログ本文&資料

2010年12月31日金曜日

師走の新大久保

師走だからといってどういうことはありません。夕方の新大久保は、いつもよりは若干人出が少ないけれど、街の様子は変わりません。この街は旧暦で動いているのですから。とはいっても、さすがに韓国食料品スーパーは人であふれていました。

コリア・プラザに行って見ました。キム・ヒジン김희진)のアルバムを探したのですが、残念ながら見つかりません。そのまま帰るのももったいない。頭上のディスプレイに、チャン・ユンジョン(장윤정)が、MVの常夏の海ではなくて、クリスマスの舞台でしょうか子どもたちと一緒に「来て(올래)」(5集)を歌っていました。だからという訳ではないのですが、彼女のCDを初めて購入しました。第1集アルバムです。そうそう、「あら!(어머나!)」が最初に収録されています。

イ・ソンヒのアルバム13集、14集はいつも通り2つづつ品揃えしていましたよ。

(Youtubeに登録のrhy11111、www0433に感謝)

石の世界

國木田獨歩の掌編「石清虚(せきせいきょ)」(青空文庫掲載)を読んで石幻想にひたってみたい。

手元にある石に世界が閉じ込められていると夢想できるなら、立派な石狂いです。古今東西、手にした石を眺めて、「四面玲瓏、峯秀(みねひい)で溪(たに)幽(かすか)に、亦(また)と類なき奇石」*と鑑賞する者はいますが、命を削いでまで石への愛着が度し難く、いささか狂気じみて周囲を混乱させるなら、彼の心性に応えて、老人がいずこからともなく現われて言うでしょう。「天下の宝といふものは総(すべ)てこれを愛惜するものに與(あた)へるのが当然じや、この石も自ら能(よ)く其主人を選んだので拙者も喜(うれ)しく思ふ」*と。でも、石狂いの彼はその言に身を落ち着かせることが結局できないのです。
(*)國木田獨歩「石清虚(せきせいきょ)」

江戸川乱歩の短編「押絵と旅する男」(日本ペンクラブ掲載)では、閉じ込められた世界の中に入ってみたい。

石を生み出す鉱物の結晶には、無機的な構造でありながら、光を変化(へんげ)して妖しくきらめくものがあります。光を閉じ込め放射する結晶の世界に身を置いてみたいという誘惑にかられた経験はおありでしょう。静謐な、そして熱を感じさせない世界に。でも拍動するあなたの血管の音が聞こえることでしょう。
羽子板の押し絵よりも精巧に作られた世界は、思い出の兄が双眼鏡で探し当てた人形と共にこもった処なのでしょうか。もしかしたら、其処は思い出語りの老人が構築した投影世界かもしれないのです。物語の最後に、「私の気のせいだったのか、押絵の人形たちの顔が、少しくずれて、ちょっと恥かしそうに、唇の隅で、私に挨拶の微笑を送ったように見えたのである。」**と。押し絵の世界は、本当は生きているのかもしれません。
(**)江戸川 乱歩「押絵と旅する男」

2010年12月30日木曜日

年賀状作成

常用のパソコンを変更したため、年賀状ソフトをダウンロードしなおしたり、プリンタ接続を変更したりと面倒なこと。いっそ手書きでもよいではないかと思いあぐねたが、年賀状ソフトの便利さに負ける。そうそう、それに一筆添え書きせねばならない。

(追記)
来年2月3日、カーネギーホールのコンサートまで実質一ヶ月に迫っているイ・ソンヒが、12月28日に中小企業中央会(中小企業最高経営者研鑽会)の音楽会で、「Jへ」と「私はいつもあなたを」を歌う姿がYoutubeに登録されている。いつもながら、時間を縦横に巡る526apollo氏の登録に感謝。
この日、薄青い照明のステージで、清しく伸びやかに歌うイ・ソンヒは、どこまでも清楚であり、そして華奢である。カーネギーホールの公演にフォーカスして、全てを磨きあげられているのだろう。

(本ブログ関連:”中小企業中央会 音楽会”)

2010年12月29日水曜日

卯年

来年、年賀状のうさぎのイラストは、童話「不思議の国のアリスAlice in Wonderland )」に最初に登場する白うさぎが良いだろう。チョッキ姿に懐中時計を取り出して、「Oh dear! Oh dear! I shall be too late!」と叫んで、うさぎ穴にまっしぐら、おやおや、そんなに忙しいのかねうさぎさん。

このイラストは、風刺漫画誌「パンチ」の寄稿者ジョン・テニエルによるものだそうだ。アリスの物語の「きちがいお茶会」に出てくる帽子屋のタッチはいかにも「パンチ」のイラストを思わせる。明治時代の外国人も日本版「パンチ」を発行しているが、日本人の気風に合わなかったようだ。線描の誇張したタッチは日本の新聞に受け継がれることはなかった。なにしろ、パリの画壇を驚嘆させた北斎漫画の伝統があるのだから。

ところで、「おやおや、遅れてしまう!」とばかりに、時間がないと叫んでいる姿を身近に感じてしまう。することのない子どもたちにとって長い時間も、歳をとると短くなるものだ。体内時計の問題か、それとも時間を忘れてしまったからか。
来年も、ますます残り時間が足りなくなる。急がなくちゃ、急がなくちゃ。

(Youtubeに登録のOFFICIALKnightKenMOVに感謝)

(本ブログ関連:”不思議の国のアリス”)

2010年12月28日火曜日

イ・ソンヒとイ・スンギの似ている点

mydailyの記事「性格-知性-美声『トリプル・クラウン』 イ・スンギのきらびやかな歩み」(12/17)は、歌と演技、芸能まで掌握していて、芸能界のメインストリームにいるイ・スンギを紹介している。
記事中、彼の発掘者であるイ・ソンヒとの関係について次のように記している。
・デビュー前から師弟の間で有名だった、所属事務所の大先輩でもあるイ・ソンヒは、歌手の指導者である。私生活がほとんど知られない点、スキャンダル一つないウルトラ模範生である点、完壁に見えるが実は杜撰なところがある点などは、23年の歳の差を跳び越えて似ていている。

ちなみに、イ・ソンヒは1964年生まれであり、イ・スンギは1987年生まれで23歳差である。イ・ソンヒはイ・スンギの母と同い歳だそうだ。

いやあ、スクープです。イ・ソンヒとイ・スンギは、「完壁に見えるが実は杜撰なところがある」なんて書かれたりして、微笑ましく、人間らしくていいじゃないですか。ところで、どんなところがお粗末?なんでしょうか。彼らの一面を知ったようで楽しくなります。

(本ブログ「イ・スンギ」関連:2009年の7/21、2010年の9/2411/14

2010年12月27日月曜日

花の指輪さして

ウニ(은희)が作詞した「花の指輪さして(一本道)」(作曲ピョンヒョク)を歌う、キム・ヒジンの清潔なフォークの歌声は、聴く者にしんなり滲みこんで、ほっとするやすらぎを与えてくれる。(歌詞の意は別にして)もしできることなら、無垢な童心に戻って彼女の声を聴くことができたらどんなによいだろう。
ところで歌詞にある、花で作った指輪(반지)は、二つで一対をなす指輪のように思えて、ほのぼのとしたものを感じるけれど、思い出は胸に痛く美しいようだ。

(Youtubeに登録のrhy11111に感謝)

(本ブログ関連:”キム・ヒジン”)

2010年の韓国の10大ヒット商品:「スーパースターK2」

サムスン経済研究所は、インターネットによるアンケート調査と専門家の意見を基に「2010年の韓国のヒット商品」*を選定したと発表(12/17)した。
その中で、ケーブルテレビの新人歌手を発掘するオーディション番組「スーパースターK2」が何と第2位にランクされている。驚異的な視聴率、全国からの多数の予選参加者、出演者のリアルな情報、地上波テレビ番組への影響などについて、「チャレンジ精神と情熱に喝采」の動向の一つとして詳しく解説している。

*その他商品のランクについては、サイトを直接参照してください。(参照にあたり要メンバー登録)
*上記内容について全文資料pdfファイルが破損しているというのが残念である。

2010年12月26日日曜日

イ・ソンヒのミュージカル

いつもタイムマシンで探し出すように貴重な映像をYoutubeに登録してくれる526apollo氏が、今度は、ミュージカル「オズの魔法使い」の舞台でドロシー役のイ・ソンヒが「Over The Rainbow (虹の彼方に)」を歌う姿を登録してくれた。この「'90MBCこどもミュージカル」映像は、1990年4月28日に世宗文化会館(大講堂)で演じられたもののようで、イ・ソンヒのどことなくぎこちない仕草が初々しい。
このミュージカルのCDは、なぜか公演後遅れて、1995年9月13日にハント・レコードから出ている。

テレビで放送された映画「オズの魔法使い」を、中学生の頃だろうか見た記憶がある。生意気ざかりの子どもには、童話の世界に入りこむことができなかった。幼いときに知るべき作品というものがある。大人になると対象化しかできなくなる。この作品に、1890年代の金本位制による経済混乱の寓意があると知ったとして、物語の中で主人公と一緒にときめくことは永久にできないのだから。

ところで、イ・ソンヒは、翌1991年4月27日~5月1日に、ミュージカル「ピーターパン」でピーターパン役を演じている。舞台は「オズの魔法使い」と同じく世宗文化会館(大講堂)である。
少年のようなと形容されることがあるイ・ソンヒの当時の舞台姿も、できれば見たいものだ。

(本ブログ関連:”タイムマシン”)

2010年12月25日土曜日

うたのちから

例年、大晦日のNHK「紅白歌合戦」の視聴をさぼっている私の耳に、テレビから布を柔らかく折り返すようなフレーズが繰り返し聞こえてきた。「うたのちから」(楽譜:制作・作曲久石譲)というタイトルだそうだ。
今日、インターネットで初めて知りましたよ、昨年の「紅白歌合戦」から歌われたテーマソングなんですね。視聴者に募集のワンフレーズをもとにして制作されたそうですが、同局の音楽番組「みんなのうた」で流しても良いような優しさがあり、寒さが滲みる時期にほんのり暖かくなる曲です。

ところで、韓国の大晦日の歌謡番組は、「2010 MBC歌謡大祭典」(21:55~01:40)があるようだ。しかも番組中継が越年するとは・・・。
(参考)これも視聴していないが「スカパー!e2」で、年末にかけてSBS(12/29)、KBS(12/30)、MBC(12/31)各局の歌謡番組を生中継をするそうだ。

(追記)上記スカパーのサイトに、K-POPジャーナリスト古家正亨氏が、コラム「I LOVE POP 韓」で今年のK-POPシーンを、「オーディション番組」など3つのキーワードで解説している。たしかに、イ・ムンセやイ・ソンヒを敬愛するという若い歌手たちのコメントをしばしば記事に見ることがあるが、指摘のようにソロ歌手復活の機運が高まってきているのだろう。潮流が変わりはじめているか・・・。

2010年12月24日金曜日

中小企業中央会 音楽会

イ・ソンヒのファン・サイトSunnyLoveCarrotの公開情報によれば、中小企業中央会の下記イベントに出演の模様。(感謝)
・名称: 中小企業中央会 音楽会
・日時: 12月28日(火)、16:00~
・場所: 中小企業中央会 汝矣島本社(地下1F) 「グランド・ホール」
以上詳細未確認

(追記)
12月21日(火)に、京畿道抱川市の抱川半月アートホール大劇場で開催された、「2010 『抱川市立合唱団』送年音楽会」のステージで、「私はいつもあなたを」、「Jへ」を歌う、イ・ソンヒの姿をYoutubeで見られる。
(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

(追記)
今年最後の今日の韓国語教室で、授業時間を絞っていただき、残り時間でクリスマス・イブの茶話会をした。映画談義で盛り上がった。先生の映画について確かな知識と解説に感銘をうけた。

2010年12月23日木曜日

孫とクリスマス・イブ

クリスマス・イブの前日、天皇誕生日の祝日の今日、孫宅にうかがい一日早いクリスマス・イブのパーティーに集う。クリスチャンではないが、皆が揃い会話と食事の楽しいひとときを過ごし、サンタクロースに代わって孫にプレゼントを届けた。わたしも息子夫婦から暖かいプレゼントをいただいた。これも孫のおかげだ。

孫は、今年から保育園に通い、風邪で病院にお世話になったりもしたが、元気に立派に育っている。最近は、「なに?」と物の名をしきりに聞くようになった。たいした知識欲だ。
来年、2歳になる孫に妹ができる。お兄ちゃんになるのだ。もう、来年のクリスマス・イブの光景を想像している。これからは、孫は孫たちと複数形になる。

(Youtubeに登録のaa30828に感謝:歌詞つき)

2010年、今年の10大歌手と歌謡曲

韓国ギャラップ(GALLUP KOREA)は、恒例のアンケート調査による「今年の10大歌手と歌謡曲」(12/21)の結果を次のように発表している。

① 全体結果(3人までの重複回答、%)
・1位:少女時代(31.5%)=2年連続
・2位:2PM(12.5%)
・3位:チャン・ユンジョン(11.6%)=毎年10%前後の支持率を得て、Top5圏に位置している。
・4位:テジナ(8.4%)
・5位:KARA(7.7%)

② 年齢層別結果(3人までの重複回答、%)
・1位は、10代~50代が少女時代を、60代以上がテジナを支持した。
・2位は、10代~30代から19%前後の均等に支持を得た2PM、および40代~60代以上の年齢層で高い人気を見せたチャン・ユンジョンが、年齢層を分けて同位となった。

③ 今年の新人(一番好きな歌手(またはグループ)を2人まで重複回答、%)
・女性新人:Miss A(5.1%)=Youtubeの再生回数は尋常じゃない・・・中国籍メンバーもいて!
・男性新人:ホガク(허각)(4.1%)=スーパースターK出身

調査の概要:
・調査対象:全国(済州島を除く)の満13歳以上の男女
・標本サイズ:3,401人(上半期1,700人、後半期1,701人)
・調査方法:個別面接調査
:地域別層化代表区の抽出
・調査期間:2010年06月15日〜07月6日(21日間) 、11月17日〜12月7日(21日間)
・標本誤差:± 1.7%ポイント(95%信頼水準)
・調査実施:韓国ギャラップ調査研究所

問い合わせ先
韓国ギャラップ 研究3本部 チョン・ヒョンジョン(정현정)研究員(hjujung@gallup.co.kr

(Youtubeに登録のmissA、nrghannaに感謝)

(本ブログ関連:”ギャラップ”)

2010年12月22日水曜日

冬至2010

去年と同じく12/22の今日、冬至である。去年の気温(府中:Ave.3.8℃、Max.10.6℃、Min.2.7℃)と比べて、今日は驚くほどの暖かさ(府中:Ave.11.4℃.、Max.18.1℃、Min.7.1℃)である。おまけに雨までしっかり降ったりして。
冬至に食する風習の小豆粥は口にしなかった代わりに、餡子菓子を食べたが・・・。

なお、気温資料は気象庁(ホーム > 気象統計情報 > 過去の気象データ検索 > 日ごとの値)から。

(本ブログ関連:”冬至”)

歌謡界の10大ニュース

Jo!nsmsn掲載のイー・デイリーSPNの記事「”アマチュアの反乱” 最大の課題..(音楽サイト)Bugs!が選んだ歌謡界10大ニュース」(12/22:キム・ウング記者)は、イ・ソンヒのOSTの話題を含めて今年の歌謡界10大ニュースを報じている。
・(イ・ソンヒ関連の話題)◇ドラマOSTの人気:
「アイリス」、「製パン王 キム・タック」、「チュノ」などドラマのOSTアルバムが人気上昇の勢いに乗った。イ・スンチョルが歌った「製パン王 キム・タック」のメイン・タイトル曲「その人」は、各種音楽サイトの上位にランクされたし、「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST収録曲「狐の嫁入り」を歌ったイ・ソンヒも放送活動なしに多くの人気を得た。少女時代のテヨンも最近放映を始めたSBSドラマ「アテナ」のOST収録曲「愛してます」でBugs!のチャート1位に上がったりした。

その他の話題に、◇Mnetの「スーパースターK 2」などによるアマチュアの反乱、◇アイドルブームの継続、◇記念(献呈)アルバムのラッシュ、◇音楽鑑賞-Webから携帯電話で、◇アーティストも参加するSNS(Star Network Service)、◇高音質・高画質需要の増加、◇2次の韓流は音楽で!、◇来韓公演盛況、◇公演フェスティバル盛りだくさん、などあげられている。

(本ブログ関連:”狐の嫁入り”)

2010年12月21日火曜日

トロン レガシー

映画好きのもう一人の息子と、有楽町マリオンのTOHOシネマズで3D映画「トロン レガシー」を見る。

3D映画は、<遠近両用メガネ>ではなくて、<遠用(常用)メガネ>で見るべきことを経験した。
前回、3D映画「AVATOR」のときと違い、今回は<遠近両用メガネ>の上に3D専用メガネを被せて見た。この組み合わせは見にくいのだ。スクリーン映像は3Dでも、スクリーン下側の字幕がかすんでしまい、姿勢やメガネの角度を変えたり試してみたが・・・。3D映画は、<遠用(常用)メガネ>で見るべきである。

それから、3D専用メガネの特性で、視界がどうしても暗やむ。映画「トロン レガシー」は、アクション、ゲーム・シーンなどの映像が暗く撮られていて、ダブルで暗くなる。
また、この映画は全編3Dで構成されているわけではなく、2D映像が随所に挿入されているので、そんなとき、3D専用メガネを外して見てしまう。ラストに、太陽とはどんなものかとたずねた女性(クオラ)を乗せて、主人公(サム・フリン)がオートバイで走るシーンは、2D映像そのものだった。3D専用メガネを外したことはいうまでもない。太陽の光りを浴びて、明るい現実世界に来たクオラを見たいではないか。

プログラム世界(グリッド)のゲーム・シーンで走るライト・サイクルのデザインは、シド・ミードのデザインを継承しているものだろう。前作「トロン」と同様、この車がなくてはトロン映画とはいえない重要なアイコンである。

作品は、父親との再会、父の化身との闘い、悪の集団の制圧、世界の救済、そして愛するものの獲得という神話的物語要素がちりばめられている。

(本ブログ関連:”AVATAR”、”シド・ミード”)

2010年12月20日月曜日

孫と買い物

今日が休みの息子と子ども(つまり孫)と一緒に、孫のクリスマス・プレゼントを探しに出かける。買物はなぜか子供服の購入が主題だったみたいだ。服選びは息子に任せて、わたしはおもちゃのジャンボ・ジェット機を選んだ。もちろん、サンタさんに頼まれた訳だが、主翼や尾翼の翼端が鋭角なため怪我しないか心配して、念のため息子から了解の確認をとる。

孫の元気さに、汗をぬぐう。逃げるのを追いかけ、通路に腹這いになるのを抱きかかえ、父親が他のコーナーに行くだけで泣き出すのを慰める。昨日の鉱物採集で筋肉痛の足腰がつらい。
なるほど、子どものエネルギーに負けぬ母親の献身を想うと本当に感心せざる得ない。

クリスマスにこれらのプレゼントを届けるので、待っていておくれ。

2010年12月19日日曜日

増富鉱山

早朝、高円寺駅前でxаякава氏の車に同乗して、山梨県北杜市須玉町小尾の増富温泉奥にある増富鉱山ズリ跡に鉱物採集に行く。現地の寒さは相当に厳しく、本谷川沿いの木陰は地面が凍りついていた。セーターの上にジャンパーの厚着をして、更にヤッケを被って行動した。
道路から見た対岸にズリ跡がある。日受橋を渡り、対岸の斜面を進む。長靴は必要だ。階段状に遺構のある辺りを中心に探す。

結果、本産地の代表鉱物である、「銅藍(コベリン)」を、わたしは(残念ながら)採集できなかった。自称コベリンは、全て却下されてしまった。採集の成果は次の通り。
・硫砒銅鉱(代表鉱物)、黄鉄鉱、褐鉄鉱、自然硫黄など(含いただきもの)

ところで、採集に熱中していたら、遠くで猟犬と思しき吼え声が2度聞こえた。熊と間違えられたらたまらない、直ぐにホイッスルを激しく鳴らしたのはいうまでもない。

(追記)中央高速の帰路途中、遠くに白たへの富士が雄雄しい姿を見せた。

2010年12月18日土曜日

イ・ソンヒと黄真伊の関係

イ・ソンヒのアルバム3集に収録の「分かりたいです(알고 싶어요)」(作詞:ヤン・インジャ(양인자)、作曲:キム・ヒガプ(김희갑))について、ソトンニュース(소통뉴스)の記事「歌手イ・ソンヒと松都三絶の黄真伊はどんな関係?」(12/17)に、歌のモデルになった黄真伊(ファン・ジニ:황진이)との因縁が次のように語られている。
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・(全羅北道西北部にある)益山(익산)市の「益山自慢64選」に取り上げられた、弥勒山と黄真伊に関わる話題。
・歌手イ・ソンヒが歌って好まれた「分かりたいです」という歌は、松都三絶(の一つである)黄真伊が或る士(선비)を偲んで作った詩(を翻案したもの)に曲をつけたものだが、この詩の主人公がまさに弥勒山の麓にある泉(도천)村の士だったというのがとても興味深いくだりである。
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実はソトンニュースの記事で紹介のイ・ソンヒに関わる部分は以上でしかない。タイトルほどでは・・・?

付記)イ・ソンヒの「分かりたいです」と黄真伊の詩作の関係はあくまでも伝説でしかない。

さて、黄真伊が想いをかけた士とは蘇世讓(소세양)だそうで、彼の神道碑(官員だった人物の墓近くの道端に立てる碑石:신도비)が、益山市王宮面ヨンファ里にあるという。ブログ「写真がある話」には、彼の墓所写真が紹介されている。

ということで、益山市の自慢話は、蘇世讓⇒黄真伊⇒イ・ソンヒにつながることになるのだろう。

(Youtubeに登録のpops8090に感謝)

(本ブログ関連:”ファン・ジニ”、”イ・ソンヒの歌謡トップ10”、”イ・ソンヒの楽譜”)

2010年12月17日金曜日

ジェイル・ブレーカー

GyaO!で公開中の映画「ジェイル・ブレーカー광복절 특사光復節特赦)」(2002年)を見た。二人の囚人(ソル・ギョング、チャ・スンウォン)が光復節に特赦されることを知らず、その直前に脱獄してしまう。刑務所に戻れば咎め無しにするという約束を得るが、事態はあちこにほころびが生じるコメディである。
塀の外側では昔の恋人(ソン・ユナ)の結婚を阻止しようと大騒ぎの末の刑務所への帰還と、塀の内側では看守側の強引な管理に対する囚人たちの暴動とが、最終一点に収束するのだが。
結末後のストーリーは引きずり無しだろう。映画はそのとき楽しい覗きからくりだから。
 
主演のソル・ギョングは、「ペパーミント・キャンディー」(1999年)で知った俳優で、その多様な演技力が賞賛され、カメレオンのように役をこなすといわれる。この映画でも、詐欺師ぶりを遺憾なく発揮していた。(実は、映画「ユリョン」でソル・ギョングの姿を見失っていた。画面が暗いばかりだけではないだろうけれど。失礼ながらやっぱりカメレオンかな・・・)
心変わりした昔の恋人役を演じたソン・ユナは、ソル・ギョングと同じ漢陽大学出身で、昨年二人は結婚したそうだ。

ところで、韓国でも人気を得ているといわれる日本人俳優笛木優子も彼らと同じ漢陽大学出身だそうだ。

2010年12月16日木曜日

イ・ソンヒ誕生日

イ・ソンヒは、陽暦の今日、陰暦の1964年11月11日に、(本籍地)忠清南道保寧郡(現在は市)珠山面篁栗里に生まれた。今年、満46歳になる。ニュース記事では、彼女の属する40代を中堅歌手と呼んだりすることがあるようだが、歌手として力量は大ベテランに在るといえる。
来年、2月にニューヨークのカーネギーホールのメインホールで、5月にソウルの世宗文化会館の大劇場でコンサートを開く。まさに国民歌手として不動の地位を極めている。

彼女の誕生年が1967年とされたいきさつ、彼女の漢字名”李仙姫”の由来などについて、下記の本ブログ関連の日付リンク先に記している。

(本ブログ関連:”中堅”、”カーネギーホール12”、”2009年6/20、2010年1/115/15/22”)

孫の怖い音

息子夫婦が風邪をひいてしまった。とはいえ、お嫁さんは仕事を休めず、息子だけが子ども(孫)と一緒に自宅に留まった。急遽、孫の面倒見方々息子宅に出かけた。
孫は幸い、風邪をひいていないので、わたしと一緒に時間を過ごすことになった。間もなく隣家からドリルで壁に穴をあける、ガリガリという音が響いてきた。どうやら地デジ対応の工事らしい。その音に驚いた孫は、小さな手でわたしの指をしっかり握った。そして、ピッタリと しがみついてきたのだ。おやおや、こんなに密着してくれたのは初めてだ。ドリル音がするたび孫はわたしに駆け寄ってきた。このチャンス、何ともいえずニンマリとほくそ笑んでしまった。

2010年12月15日水曜日

中山うり

今月のNHKの音楽番組「みんなのうた」(12月・1月)に不思議な感覚の歌がある。中山うりが歌う「回転木馬に僕と猫」だ。
なにより彼女の声に引き込まれる。まるで目をつぶりながら語りかけるように、ゆっくりと歌の世界を聞かせてくれる。回転木馬の時(とき)のうえで、自分が廻っているのか、それとも周りが廻っているのかと、何も応えてくれない猫に問いかけているようだ。そして、絵本から飛び出たような、CGアニメーション(松本 弘)の丁寧な描画と中間色を基調にした彩色の豊かなこと。

この番組は、子供向けにいろいろな歌を選択していると思っていたが、どうやらそれだけではないらしい。大人をも5分間の間、おもちゃ箱の奥にそっとある、懐かしい世界へ誘う。

(Youtubeに登録のconcordo64に感謝)

2010年12月14日火曜日

イ・ソンヒと共に2010「抱川市立合唱団」送年音楽会

イ・ソンヒのファン・サイトSunnyLoveCarrotの公開情報によれば、イ・ソンヒを迎えて京畿道抱川市の抱川市立合唱団による送年音楽会が次のように開催される。感謝。
・日時:12月21日(火)、19:30
・場所:抱川半月アートホール大劇場

なお当日、イ・ソンヒはステージで「狐の嫁入り」、「因縁」、「Jへ」の3曲を歌う予定。

ノ・サヨン

大学歌謡祭からデビューを果たした、ノ・サヨン(노사연)の2集アルバム収録曲「出会い(만남)」(歌詞:1989年)は、今もカラオケに歌われる上位曲に入る。特に7080世代に受け入れられているのだろうが、そうでなくても、ゆったりとした穏やかな旋律と、一途な想いを歌うところに郷愁を誘うのかもしれない。どんな夫婦だって、互いに明かさない懐かしい想い出があるように。

(本ブログ関連:”ノ・サヨン”)

(Youtubeに登録のfallsky80に感謝)

2010年12月13日月曜日

孫と昼寝

朝一番、今日休みの息子から電話があり、孫と一緒に一日過ごしますかという誘いをうける。昼前に家を出た時のポツポツ雨が、孫宅につく頃にはしっかり降り続けた。1 月下旬の真冬並みの冷たい(Min.7.4℃)雨だった。

絵本、歌、ミニ自動車、プラレール等々、次々と遊びが変わる。追いつくのが大変だ。その孫も遊びつかれて昼寝をする。暖かいカーペットの上で、わたしも昼寝に付き合う。おやおや息子までも昼寝。全員轟沈だ。
孫の寝顔は最高だ。柔らかな髪をついつい撫ぜたくなる。ふっくらと膨らんだ柔らかな頬、愛らしく小さな口元。いつまでも眺めていられる。目覚めたら、また一遊び。

母親が帰宅すれば、孫はますます元気一杯。夕食後、楽しいひと時を過ごさせてもらった。お別れ時もにこやかに直ぐバイバイと手を振り、「またね~」といってくれた。今度はクリスマスにね。

2010年12月12日日曜日

歌謡祭からシュースケまで

e-Today(이투데이)の以前の記事「大学歌謡祭からスーパースターKまで...オーディションの変遷」(11/25)に、歌謡祭と現在の音楽状況について次のように述べられている。

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・1977年に始まったMBC「大学歌謡祭」は、スター登竜門だった。ペ・チョルス(배철수)、シム・スボン(심수봉)、ノ・サヨン(노사연)、シン・ヘチョル(신해철)などを誕生させて、スター登竜門としての名声が徐々に大韓民国初の公開オーディション番組として定着した。
・MBC「江辺歌謡祭」(1979年~2001年)でデビューしたイ・ソンヒ、チュ・ヒョンミ(주현미)、パク・ミギョン(박미경)、チャン・ユンジョン(장윤정)などは、卓越した歌唱力とスター性で大衆の支持を着実に受けている。
・歌謡番組の関係者は、「以前の歌謡祭は、音楽トレンドがわずか10年の間に大きく変化しながら、昔の名声は消え失せているのが現実だ」としながら、「(その)代わりに、その席をスター性と多様なトレンドに合わせ《シュースケ(슈스케:(Mnet)スーパースターK》が、青少年から青年に至るまで多様な年齢を抱えこんで、オーディション番組の新しいジャンルを開いた」と語った。
・続けて、「過去の歌謡祭は、本人が創作した歌のみ参加が可能だったという点で、《シュースケ》とは明確に区分しなければならない」として、「《シュースケ》は、スター性だけを追求して真の音楽家を探す悩みは以前ほどない」と付け加えた。
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モーフィングを使って多数の女性写真を合成すると、いわゆる美人画像ができあがる。つまり、美しさはバランスのとれた究極の平均値である。スター性は、その時代の平均値かもしれない。ところが、時代を変える力は、全く別の場所から出現する。時代が求める美と、時代を変える美は、自ずと異質なのかもしれない。オーディションする側の感度が試されることになる。

(本ブログ関連:”大学歌謡祭”、”江辺歌謡祭”、”スーパースターK”)

2010年12月11日土曜日

カーネギーホール公演 KRB

イ・ソンヒの来年2月3日のカネギーホール公演は、同ホールのカレンダーに、「PRESENTED BY KOREAN RADIO BROADCASTING(KRB)」とされている。
KRBについては、詳細未確認だが、ニューヨーク市唯一の韓国語ラジオ局のようだ。イ・ソンヒの公演について、KRBのホームページ(総合ニュース>韓人社会)の記事「イソンヒ 初の米国単独公演 カーネギーホールにて」(12/9)は次のよう報じている。(キム・ジウォン(김지원)記者)
・清雅で澄んだ音色、丸いめがねに淑(しと)やかなショートヘヤでひたむきな姿に、過去26年間着実に国民的支持を受けてきたイ・ソンヒの初めての米国単独コンサートが、KRBニューヨークのラジオコリア創社14周年を記念して、カーネギーホールで開催されます。

なお、KRB事業局本部長は、カーネギーホールが、彼女の国民的歌手としての経歴や履歴を必須としていると説明した。権威ある舞台であることに違いない。さらに、彼女の立つ舞台が同劇場最大のクラシック公演舞台(Stern Auditorium / Perelman Stage)であることを強調した。
(本ブログ関連:”カーネギーホール1”、”カーネギーホール2”)

2010年12月10日金曜日

カーネギー・ホール公演 チケット発売

カーネギーホールのカレンダーに、イ・ソンヒの公演チケットについて次のように記載されていた。

・プログラム: ”Sun Hee Lee, Korean Pop Music”
・日時: 2011年2月3日(木)、8PM
・チケット: December 10, 2010 at 11:00 AM(UTC-5、時差14hrに注意)、Tickets from $31 - $200
・舞台: Stern Auditorium / Perelman Stage(同ホール最大のクラシック演奏会場:2,804座席
・提供: KOREAN RADIO BROADCASTING

やっぱりニューヨークは遠いな。

2010年12月9日木曜日

雪はまだ降らないけれど

雪はまだ降らないけれど、降ればアダモ(Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」を口にする。すると武蔵野がシャンソンの世界になる、なんてことはないけれど。さて、「雪降る あなたはこない」、あれっ、「雪降る あなたは来ない」、どっちだったかな。まあ気にしないで口ずさんでいたが、歌詞の舞台で、雪の降りつづく夜に、枝にとまった鳥が呪文のように鳴くとは、気が滅入るな。
(Youtubeには、悪乗りが過ぎるパロディ画像(clip parodique)もあるけれど・・・)

それに、名曲「雪の降る街を」にしても、全体を通じて鬱々としている。各番の最後に「あたたかき幸福の ほほえみ」、「緑なす春の日の そよかぜ」、「新しき光ふる 鐘の音」でしめてくれるので、ようやく雪の降る街が、闇から浮かび上がってくるのだが。
この曲をレコード化したときに吹き込んだのは、シャンソン歌手の高英男だったのですね。

確かに、苦悩の黒に対する雪の白はコントラストとして有効なんでしょうが・・・。

ところで、イ・ソンヒがカバーする「雪が降る(눈이 내리네)」は、Youtubeに登録されていないが、ブログ「ピア212の名画と詩の出会い」で聞くことができる。彼女の情感あふれる歌は、別れに傷心の孤独な少女と白く降り積もる雪を歌っているようで、明りの射す舞台情景に救いがある。

(Youtubeに登録のtherapydude、lebooonjipquoi、sabusan678に感謝)

(参考)
ブログ「‘もう頑張らない’ばばぁの覚書」()に、アダモの「雪が降る」について詳しい解説がある。感謝。

(追記)
本日Youtubeに、イ・ソンヒが子どもたちとともに歌う「캐롤(Carol Song)」、クリスマス・ソング・メドレーが登録された。(登録者526apolloに感謝:タイムマシンをお持ちに違いない)

2010年12月8日水曜日

あかつき 6年後再トライ

日本経済新聞の記事(12/8)によれば、「あかつき」は金星周回軌道に投入するための逆噴射に失敗したと次のように報じた。
12/8 12:23更新>「あかつき」は現在、太陽の周りを回る軌道に入っており、(6年後の)2016年12月から17年1月ごろに、再び金星に接近する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、消費を減らすなど機器の延命に努め、金星の軌道への再投入を目指す考えだ。
12/8 13:44>逆噴射に使った初の国産エンジンをうまく動かせなかった原因は何か。JAXAは、調査・対策チームを設置、原因の解明に着手した。

「あかつき」は、太陽系を数周して金星周回軌道に入りやすい次回のチャンスを待つことになったようだ。それまでの6年の間に、水星探査機打上げ(2014年)などもあるので、原因究明して後続プロジェクトのためにも頑張って欲しい。遠くからただ応援をおくるのみであるが。
国民は、このプロジェクトに関わった若き研究者、技術者たちに応援を続ける。

★★★★★ 孫が、沢山の写真の中から、わたしと一緒に写っているものを見つけ出す動画が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫が、丁度風邪から治ったわたしのため、写真に向かって「大丈夫」という動画が届いた ★★★★★

2010日本のカラオケ・ランキング

PAPERKUM.COM(12/7)に、今年の日本のカラオケランキングが紹介されていたので、ORICON STYLEの記事「今年最も歌われた『カラオケランキング』、1位坂本冬美 ~演歌トップは史上初」(12/1)を参照した。
・調査会社: 第一興商
・調査方法: 同社の通信カラオケDAMシリーズ全機種の歌唱度数による
・調査期間: 2010年1月~11月

2010年 年間カラオケランキング調査結果は次の通り。(6位~20位省略)
1位: また君に恋してる 坂本冬美 (そのたびにじっと耳を傾けます)
2位: キセキ GReeeeN (・・・?)
3位: 春夏秋冬 ヒルクライム (・・・?)
4位: ハナミズキ 一青窈 (そう、カラオケ仲間が必ず歌っています⇒忘年会で)
5位: Butterfly 木村カエラ (テレビCMで何度も流れてましたよ)

日記の心情のような、ちょい気恥ずかしくなるものは、次から次に生まれるが、その時その頃の若者の心情が反映されているのだろう。それはそれで素晴らしいことだ。
Youtubeはありがたいことに、これらの曲を聴くことができる。
(Youtubeに登録のmiyacchy、universalmusicjapan、Nacchural、anisan66に感謝)

上記の韓国PAPERKUM.COMは、次のようにまとめている。
・(韓国の統計を見てもそのように)日本もやはりカラオケ・チャートというのは、最新トレンドを反映するより、幅広い世代で愛される曲たちが高い順位に位置していることが分かりました。
・今年は、どんな曲が(韓国)国内カラオケで最も多く歌われたかも気がかりですね・・・

ところで、韓国の今年のカラオケランキング発表を待っているが、数日中にはニュース記事になるだろう。

(本ブログ関連:”カラオケ”)

2010年12月7日火曜日

あかつき

今年5月21日に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき(PLANET-C)」は、本日午前8時49分から12分間エンジンを逆噴射して、金星周回の楕円軌道に入ったが、その後通信が一時途絶した。日本経済新聞の記事(12/7)は、次のように経過を報じている。
19:24> JAXAは7日午後7時、日本初の金星探査機「あかつき」が駒のように回転している状態にあると発表した。
22:11> (JAXAは)目標通り軌道投入できたかどうか公表できる段階にないと発表した。成否の判断は明日(8日)以降になる見通しだという。

「あかつき」も、「はやぶさ」のように直面した困難を無事乗り切って欲しい。現在、JAXAの研究者、技術者が果敢に取り組んでいるだろう努力のことは容易にわからないだけに、ただ成功を祈る。
明日の発表に良い結果を待つことにしよう。

(本ブログ関連:”金星へのメッセージ”)

(追記)NHK:ニュース


★★★★★ 孫が、ミカン食べる人?の声に、思わず手持ちのボールペンを口にする動画が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫が、ボールペンを片手に、テレビを見ながらミカンを口に頬張っている動画が届いた ★★★★★

はけの道(小金井市)

asahi.comの記事「NHK、ユーチューブで番組配信 専用チャンネル開設」(12/6)によれば、NHKが放送した番組の一部を無料配信することになったと伝えている。
Youtubeに開設の専用チャンネル「NHK番組コレクション」を覗くと、「小さな旅」の過去映像から「小な旅 武蔵野がわたしにささやく ~東京都小金井市~」(放送日:1993年1月7日)が登録されているので、早速視聴した。

「小さな旅」は、日常に息づく風土、伝統、文化を穏やかに描くドキュメンタリー掌編である。地元の小金井市を描く際、コンセプトは武蔵野の自然と文化だったのだろうか。
日立中央研究所の池に水源を持つ「野川」沿いの段丘では、台地に浸透した雨水が、段丘の崖(通称:はけ)下から湧水する。ケヤキの林や湧水を縦軸に、この地に生活した画家、小説家、地元農家などを横軸に取材した落ち着いた作品である。今となっては選択に古風な感じがするが。

小金井市の住民大多数は、休日に「はけの道」や「野川」沿いを散策することはあっても、日常接しているわけではない。けれども野川にザリガニやトンボ採りに遊んだ子どもたちにとっては、この光景が心に残る故郷のひとつになることだろう。

2010年12月6日月曜日

KBS WORLDカレンダー2011

KBS  WORLDラジオから、「韓国の国立公園2011」というタイトルで来年のカレンダーをいただいた。
韓国の山、海岸、歴史光景からなる国立公園(20ヶ所)の中から、1月に済州島の漢拏山한라산:1,950m)を、そして12月に白頭大幹(山脈)の中心に位置(全羅北道、慶尚南道の2道4郡に渡る)する徳裕山덕유산:1,614m)までの自然の景色を楽しむことができる。感謝。

トゥナイト

以前、映画は都心の大型館で封切りして、2番館、3番館へと映画館のランクを下げて上映された。中学生の小遣いで見るには、せいぜい地元の映画館に来るのを待つしかない。
(ローカルな映画館は互いに上映時間を調整して、フィルムを使いまわしていた。電車の中で、フイルムケースを運んでいる人を見かけたことがある・・・多分そうだと思うが)
当時、友だちと一緒に利用した映画館は、阿佐ヶ谷駅北口に面した狭い路地にあって、館内は随分と煤けていた。エルヴィス・プレスリーのハワイシリーズ、ミュージカルの「南太平洋」、歴史劇の「ベンハー」など、とりわけミュージカルの「ウェストサイド物語」(1961年)は忘れられない。

世間では、映画にどれほど感激したかを示すのに、繰り返し見た回数を誇ったものだ。そのなかでも「ウェストサイド物語」の回数は、突き抜けていたが、身近な友だちの間で、その回数を自慢するものはいなかった。そんな余裕があるはずもない。

「ウェストサイド物語」が、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を翻案したものであることは承知していたが、その戯曲を読もうとすることはなかったな・・・。
さて、ミュージカル中、マリアとトニーによるバルコニーでの「トゥナイト」のデュエットに、その旋律の美しさ、流麗さに感激した。掛け合うように、ときにたたみかけるように織り成す男女のデュエットの素晴らしさに、ようやく気づき始めた頃だった。

ところでYoutubeに、ミュージカル歌手ソーニャ(Ssonya;쏘냐)とテノール歌手のキム・ナムドゥ(김남두)による、「トゥナイト」の韓国語版デュエットが登録されている。(お二人について存じあげておりませんが

(Youtubeに登録のbravenewworld711、SuperTheseusに感謝)

2010年12月5日日曜日

イ・ソンヒ コンサート2011(世宗文化会館大劇場)

イ・ソンヒのファンサイトSunnylovecarrotの公開情報によれば、来年5月のコンサートについて次の通り案内している。
感謝して記す。
 
・日時: 2011年5月19日(木)~22日(日)
・場所: 世宗文化会館大劇場座席3022席) 
・未定: 公演時間、観覧料、チケット前売り時期

このチャンスを大切にしたい。

明治神宮

昔の仕事仲間と、新大久保のコリア・タウン巡りをする。風邪をひいて腹の調子がわるいというので、辛くて熱いものを食べれば治癒するよと強引に引っ張り出したのだが、わたし自身風邪をひいたらしく腹がシクシクする。(熱もなく、咳も鼻水も出ないのに・・・)
コリア・プラザではCDと書籍を、韓国広場ではいろいろな食料品を覗いて、新大久保駅そばの食堂で昼食をとる。腹の調子もあって、ソルロタンをスープだけにしてもらい、ご飯を混ぜてお粥のようにして食べる。

その後、明治神宮に行こうということになり、原宿駅を降りると人の混み具合に驚く。明治神宮は一部紅葉しているだけで、杜は緑に包まれていた。参道にドングリの実が落ちていた。
拝殿前の広場では、記念撮影をする欧米人や中国人の声が意外に多く聞こえた。そうそう、結婚式の行列に人々が群がった。
孫家族の安寧を拝殿で祈った後、孫にこれから誕生する妹と母親のために安産祈願のお守りを、孫の健康のためのお守りをいただいた。
明後日、孫と会う予定をしているが、その前に自身がしっかり回復しているかを見守りたい。

2010年12月4日土曜日

イ・ソンヒとめがね

イ・ソンヒがいつものめがねをかけずにいる姿を、インターネットでなかなか見ることはないが、数日前に「私はいつもあなたを(나 항상 그대를)」(2001年12月25日?)を歌う動画がYoutubeに登録された。
これ以外に、「20周年記念コンサート」(2004年:世宗文化会館大劇場)で、バリトン歌手チャン・チョルホ(장철호)と一緒に歌う「愛してもかまわないでしょうか(사랑해도 될까요)」の映像もそうだ。

めがねをはずした彼女の素顔に、ちょっと大人の女性がのぞかれる。新しい発見をしたような気がする。と同時に、ファッション艶やかに着飾った娘が外出するのを、ハラハラと見守る父親の心境と似たものも感じてしまうのはどうしてか。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒとジャージャー麺”、”写真家から見たイ・ソンヒ”、”スタイル”)

(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

2010年12月3日金曜日

NASA発見の細菌(P→As)

マイコミジャーナルの記事(12/3)によれば、NASAの調査の結果、「塩湖において、リン(P)の代わりにヒ素(As)を用いて生命活動を維持することが可能な細菌『GFAJ-1』を発見した」とのこと。

この細菌(GFAJ-1)は、周期表の同族(15列)の元素の、リン(P)の代わりにヒ素(As)を構成物として取り込んでいるという。そんなことが許されるなら、SF風にいわれることだが、同じく同族(14列)の炭素(C)の代わりに珪素(Si)が取り込まれたら、J.GバラードのSF小説「結晶世界」もありかもしれない・・・。水晶(SiO4)のように輝く世界が・・・。でも、小説中、腕から結晶を剥がす描写は痛そうだったしなあ。

ところで、この細菌(GFAJ-1)の代謝系はどんな仕組みなのだろうか。そして、砒素は絡んで(置換して)いるのだろうか。ついつい真核生物の、ATP(アデノシン三リン酸)によるエネルギー代謝イメージが対比して浮かんでくる。知りたいところである。

(本ブログ関連:”結晶世界”)

2010年12月2日木曜日

カーネギー・ホール公演準備

イ・ソンヒのカーネギー・ホール公演(2011年2月3日)について、各紙同じ内容を報じているが、情報は所属事務所フック・エンターテイメントのプレス・リリースだろう。さて報道(11/16頃)に、今年の彼女の活動を次のように記した部分がある。
・今年度、正規(オリジナル)アルバムやコンサートなど目立った活動はなかったが、(SBSテレビ)ドラマ「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST曲「狐の嫁入り(여우비)」、(SBSテレビ)ドラマ「大物」のOST曲「去らないで(떠나지마)」などは視聴者の支持を受けた。

以上は、記者の主観によるものか、プレス・リリースに一文されていたものかは分からないが、イ・ソンヒの今年の総括だろう。なお彼女は、今月、来月の2ヶ月間を公演準備に時間を過ごすと付け加えられている。
来年2月のカーネギー・ホール公演で、その準備の成果が待ち遠しい。それを待望する遠く異国のファンにも、公演の模様をDVDで視聴できるように製作していただけると幸いだ。
カーネギー・ホール公演に新曲が発表されることを望む。彼女がどのように歌を発展させていくのか、そして、今まで歌われた曲目の中からどの曲を選択するのかも知りたい。

(本ブログ関連:”カーネギー・ホール”、”狐の嫁入り”、”大物”)

2010年12月1日水曜日

イ・ウンハ

久しぶりに新宿のコリアプラザに行く。街の混雑は相変わらずだが、日曜日と違い平日の今日も、従来のように中高年女性であふれていた。つまり、この街は総体的に平日の彼女らパワーに、休日の若い女性パワーが追加されて、ますます盛況ということだろう。

CDショップではアジュンマの気迫に長居することなく、イ・ウンハ(이은하)の「イ・ウンハ ゴールデン」(地球レコード、JMCD-0094-1/2、2006年)を購入する。
・CD1-#1は、八代亜紀をうならせた、「まだあなたは私の愛(아직도 그대는 내사랑)」(1976年)である。
・歌詞カードがないのは、どうしたことだろう。(せめて作品の作詞者・作曲者・発表時期のリストを)
・残念ながら、情感迫る「春雨(봄비)」(1979年)が収録されていないけれど・・・。

(本ブログ関連:”イ・ウンハ”、”イ・ウンハ”)

(Youtubeに登録のxxcoltsneckxx、yokosuka30に感謝)

2010年11月30日火曜日

思い出のページをめくれば

一年がもうじき終わろうとしている。明日から、せわしさだけで億劫な12月が待っている。

イ・ソンヒの変換点ともいえる「思い出のページをめくれば」(歌詞)を、赤いドレス姿で歌う映像がYoutubeに登録されている。雨風と関わりなく春は訪れ夏は去る、涙を知らず花は咲き落葉散るように、思い出はいつか和らぎ懐かしさのなかにいる。紅葉の最後の今こそ、この「思い出のページをめくれば」が似つかわしい時期なのかも知れない。

ここでは、イ・ソンヒは赤いドレス姿で歌っている。歌だけでなく、会場をどよめかす女性らしい衣装もよいものだ。

(本ブログ関連:”変換点”、”ドレス”、”スカート”)

(Youtubeに登録のdove2727に感謝)

樹木観察会(紅葉めぐり)

昨日孫と遊んだ 小金井公園の樹木観察会に参加。初めて参加した前回(5/18)のテーマが花巡りなら、今回は紅葉巡りである。(主催: 小金井公園サービスセンター、小金井公園樹木の会)
公園東側の樹木30種類近くを10時から、2時間かけて、小金井公園サービスセンター長で樹木医でもある松井氏が説明された。参加者は30名は越えていただろうか、みな熱心に耳を傾けた。

解説を聞いて興味深い話題を記す。
紅葉のメカニズム: 葉の緑色の色素のクロロフィルは紅葉時期に分解され、葉の付け根にできた離層により栄養分(糖分)が蓄積し、作られた色素(キサントフィルなど)が、葉の地色になって見える。すなわち日陰の葉は紅葉が遅い。
・ケヤキ: 黄、赤、茶色などの紅葉は、木々(遺伝子)によって違う。ただし暑い夏が続くと、くすんだ茶色になる。(ケヤキの切り株があり、断面にケヤキを死に追いやったベッコウタケが滲みのように侵食しているのが分かる。削り取ったベッコウタケはキノコ特有の臭いがをした。)
・ユリノキ: 前回も話題になった木で、寒地ヨーロッパでは、黄から赤に美しく紅葉するとのこと。(ゆりの木広場がある)
・イチョウ: 黄色の落ち葉の葉脈を見て、2又2又に分かれていると説明された。
・モミジ: この木の赤い紅葉が美しい頃には、他の木々の紅葉は終わっている。
・桑の木やお茶の木: この地は江戸時代に農地だったという。その名残りか。
・その他: 種を遠くに撒くために、木々がいろいろな工夫(伸びた枝先ごと落ちたり、葉?に種を付けて滑空したりする)をしているとの説明があった。
以上、聞き取り違いをしていたら容赦願いたい。

次回参加を希望してアンケートを提出したら、葉の葉脈だけを残してラミネート加工した栞(しおり)のプレゼントをいただいた。(わたしのは、ヒイラギの葉脈だ)
参考)葉脈の栞作り:福岡県青少年科学館

2010年11月29日月曜日

孫と公園遊び

 快晴の昼、紅葉の残る小金井公園に孫と遊ぶ。今日は息子が孫の面倒を見るとのこと。
小金井公園に向かう前、風邪をほぼ完治した孫のため、朝風呂で身を清めたのだが湯冷めしてしまい、鼻水とクシャミを繰り返す。連日要領がわるいな。

孫は、欅林に敷き詰められた枯葉を踏みしめて、その音を楽しんだ。そして、両手いっぱいに抱えた枯葉を風に舞わせては、目を輝かせた。もちろん、はじめに大人がやり方を見せたのだが、その後は孫一人で楽しさを味わっていた。
広場に出て、テニスボール大の柔らかなビニールボールで遊びに興じたが、孫にはボールの扱いがまだ難しいようだ。

暖かい陽射し、きれいな空気とはいえ、冬の外気に長居は無用ということで孫と息子は帰ることになった。別れ際、親にバイバイをせかされた孫は、「いやだ」といってくれた。うれしい気持ちを抑えて帰宅を促がせた。

2010年11月28日日曜日

天上沢鉱山2010年11月

快晴の今日、栃木県塩谷郡にある天上沢鉱山に鉱物採集に行く。過去2回は栃木の鉱物の会に同行したが、3回目の今回xаякава氏と同行した。
天上沢を登り始めたとき、上から狩猟ハンターたちが下りてきた。肩にライフルを構えている。猪狩りをしたとのこと。熊について聞くと、冬眠は雪が降り始めたときで、それまではこの森で活動しているという。沢伝いの範囲での採集なら大丈夫だろうといわれた。カウベル、ホイッスルを鳴らしながら沢登りを続行する。
途中、沢を横切ること3回。行きにxаякава氏の長靴を借りて横断した沢を、帰りにハイキングシューズのまま沢の流れに頭を出した石伝いに渡ろうとしてドボン、というトホホな経験をする。
採集の途中も、ホイッスルを鳴らし続けたことはいうまでもない。(沢には鹿や猪と思われる頭骨が転がっていた・・・)

さて、採集の成果は次の通り。(いただき物を含む)
・黄銅鉱(多い)、黄鉄鉱、閃亜鉛鉱、水晶(晶洞)、方鉛鉱、珪孔雀石など

帰路、沢の石がぐらついて岩のうえに仰向けに転倒する。リュックに背を、帽子に頭を守られた。ズボンが裂けたが大事に至らず幸いだった。まいったなあ。

(本ブログ関連:”天上沢”)

(追記)先月、xаякава氏夫妻が四国を周遊された際に立ち寄られた、愛媛の市ノ川鉱山、龍王鉱山、および徳島の東山鉱山での採集品を多数いただく。感謝。

2010年11月27日土曜日

ビング・クロスビー

俳優でいえば、ゲイリー・クーパー、メル・ファーラー。歌手でいえば、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ。子どものころに、銀幕で見たり、ラジオで聞いたひとたちだ。彼らは、おぼろげな記憶のどこかにいて、ある時ふと巡りあう。そのたびに懐かしい。

以前のこと、勤務地のビルのショップや、ロビーにできたスタンドで、なぜかビング・クロスビーBing Crosby)のCDがあれば求めていた。彼の声質は、当時の歌手の歌い方ではあるが甘いこもったような声で、ラジオの音質に合った。子どものころに聴いたラジオを思い出させるのだろうか。
子どもが飛びつくような歌手ではなかったが、「ホワイト・クリスマス」の歌は忘れられない。

イ・ソンヒもそうだが、ビング・クロスビーはクリスマス・ソングのアルバムという大事な宝物を子どもたちに残している。

(Youtubeに登録のBingCrosbyVEVOに感謝)

2010年11月26日金曜日

冬哀傷(2バージョン)

冬の夜、しんしんと寒さが深まれば、イ・ソンヒの透き通った声の「冬哀傷(겨울애상)」(歌詞)に耳を傾けたくなる。この歌には、情景を深く彫ることで、情を浮かび上がらせるような、どこか漢詩的な世界を想像したくなる。

Youtubeに、2つのバージョンがある。1990年のモントリオール室内管弦楽団の演奏とともに歌った元気さに溢れるバージョンと、しっとりと情感を漂わせる2002年のコンサートのバージョンである。

来年2011年2月にカーネギーホールで開かれる彼女のコンサートは、まだまだ寒い(2月平均気温:最低-2.2℃、最高5℃)頃なので、この「冬哀傷」が曲目に入るだろうか。
ニューヨークへ行きたしと思えども、ニューヨークはあまりに遠し。(いろいろな意味で)

(本ブログ関連:”冬哀傷”、”モントリオール”)

(Youtubeに登録のKnightmareSM、dove2727に感謝)

2010年11月25日木曜日

キム・ヒジン

キム・サムスンが望んだ名前はキム・ヒジン。同じ名前の歌手に済州市出身のキム・ヒジン(김희진)がいる。
"PRINCESS OF THE FOLKSONG"という愛称が、彼女のホームページに表示されていて、第2集アルバムの「永遠の私の愛(영원한 나의사랑)」が聞こえてくる。

彼女の好きな歌手に、イ・ミジャ、パク・インヒ(박인희)、カーペンターズがいる。Youtubeで、パク・インヒの「放浪者(방랑자)」を聞き、同じくキム・ヒジンによるカバーを聞くと、なるほどとうなづける。

以前、本ブログ(2/18)で、彼女の歌う「春が来る道(봄이 오는 길)」を記した。これ自体、パク・インヒの歌だが、キム・ヒジンの安定したトーンと優しく清らな声質が一層心地よく安心させてくれる。
彼女の他の曲もYoutubeで探して見よう。

(Youtubeに登録のmoe4414、(rhy11111)www0433、rhy11111に感謝)

(本ブログ関連:”キム・ヒジン”)

2010年11月24日水曜日

木星や火星の春

月に連れてってと我が儘いっぱいに、星間を巡りながら歌ったり、木星や火星の春がどうなのかを知りたいという「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンFly Me to the Moon)」の歌は、やっぱりナット・キング・コール(Nat King Cole)が一番よい。
こだわりなく、さらりと流すような洗練された歌い方は、聴くものにとても心地よい。多分、彼がカバーする範囲は随分と大きかったのだろう。「モナ・リザ」も、「枯葉」も良かった。彼は、いろいろな意味で橋渡しをした偉大なアーティストだった。

ところで、木星はガス型の惑星のため季節変化は認められないようだが、火星は極冠の氷に変化が見られ、どうやら春があるようだ。いずれ、太陽系飛行の船内には、月を通過するときこの曲が流れ、ブラッドベリの火星年代記の世界のように、火星の春に待つ家族を思いながら聞くことになるのだろう。

(Youtubeに登録のarimentaに感謝)

2010年11月23日火曜日

見ることについて

鏡は光を反射しているだけで、鏡が像を作っているわけではない。はじめに光があって、鏡を向かい合わせると光を互いに反射し続ける。

動物は、鏡に写る自分の姿に反応して、テリトリの侵入者とみて鏡に直接攻撃したり、鏡の裏に回って存在を確認したりする。ところが人間の幼児は、鏡に映る姿を直ぐに自分と認識できる。

意志や推測の文章を綴るとき、「~(して)みたい」とするが、「~(して)見たい」とはしないようだ。けれども、その表現には「見る」の意が含まれているのだろう。発する言葉が鏡の役割をしているのだろうか。

子どものころの隠れんぼで、押入れに隠れ、襖をそっと開けて小さな手鏡で外の様子をうかがった。素晴らしいイデアで一度試してみたかったのだ。探しているオニの姿が見えた。そして目が合った。そう、鏡の像はわたしの目ではなくて、反射して互いの視線を感じることのできる世界だった。直ぐに捕まってしまったことはいうまでもない。鏡の世界は共有される言葉のようだ。

子どもが入院して、付き添いの親がベッドから少しの間離れるとき、その子の不安な様子を、親は見ることはできない。後追いする気配を感じたり、他に似た光景を見て類推するしかない。
子どもがどんなにうろたえているか直接知ることはできない。目を置いていくわけにはいかないし。
でも、親子の深い情愛は、見るだけで作られるものではないことも、孫の入院を見てよくわかった。
おやおや、見ることのループに嵌まってしまった見たいだ

インベスト・フォーラム2011

イ・ソンヒのファンサイトSunnylovecarrotに、本日開催の「大信証券インベスト・フォーラム2011」に招請されたイ・ソンヒの情報が次のように記されている。
・日時: 11月23日、12時40分~13時20分(イ・ソンヒ、SG Wanna Beなど出演の昼のイベント部分)
・場所: JWマリオットホテルソウル(ソウル市瑞草区盤浦洞)

(参考)同フォーラムには、提携の日本の企業(証券、教育分野)なども参加とのこと。

2010年11月22日月曜日

孫の退院

今日ついに、孫が退院した。風邪のために先週火曜日から、まるまる一週間入院したことになる。回復が早かったため、切り上げての退院となった。
面会の開始時刻に病室にとびこむと、孫はいたって平気に振舞っていた。消防のハイパー・レスキューのミニカーで一緒に遊ぶなか、孫はポツリと幼児言葉で母親は、父親はとたずねた。両親も揃った頃には元の様子に戻って遊んでいた。
小児病室では人気者だったようで、女医さんからは癒されましたよといわれ、ナースセンター前の退院の挨拶には全員の皆さんに送ってもらった。

孫の帰宅の供をした。久しぶりの自宅で、孫は母親から離れずに泣いた。一週間近く一人で病室の夜を過ごし、面会の両親を待ち続けたことの不安からようやく解放された、一歳八ヶ月の孫は思いのたけを訴えるように泣き続けた。カタルシスを経た孫は、両親の愛情をしっかり確信して、彼らの前を思いきり元気に飛び跳ねまわった。
それから、孫は小さな両腕をわたしの首に回してくれた。

聖チェチーリア

今日11月22日は、音楽家と盲人の守護聖人とされる聖セシリア(聖チェチリア)の記念日だそうだ。
耳に心地よい、グノーの「聖チェチリア荘厳ミサ曲」(指揮:Jean-Claude Hartemann)で知ったカトリックの聖人であるが、以前テレビ番組で、この聖女にちなんだローマにある聖チェチーリア音楽院が紹介されていて、石畳の通りに面した小さな佇まいに意外に感じた記憶がある。
貴族の彼女が非業の死を遂げた当時のローマ皇帝が、あの「自省録」を著したマルクス・アウレリウスというのも、今から見ればバランスのとれぬ話ということにでもなるのだろうか。

(本ブログ関連:”グノー”)

(Youtubeに登録のMekertitchに感謝)

(追記)
Newsenの記事「イ・ソンヒ 『バッジが誇らしいです!』」(11/22)に、イ・ソンヒが国務総理表彰を受賞する大衆文化芸術賞授賞式を次のように述べている
 ・2010年大韓民国の「大衆文化芸術賞授賞式」が22日午後5時、ソウル奨忠洞「新羅ホテル」のクリスタル・ボールルーム(舞踏場)で開かれた。
 
(本ブログ関連:”大衆文化芸術賞 ”)

2010年11月21日日曜日

龍角散

龍角散は、仁丹や太田胃散に通じる懐かしい漢方薬だ。小さじですくうと、まるで煙のように薬粉が舞う龍角散のCFに、イ・ソンヒが登場していたことを先日(11/17)記した。

ブログ「日本へ食べに行こう(일본에 먹으러가자.)」では、その龍角散が顆粒(細粒)になって、分包を振ると音がすることを問わず語りしている。当然、イ・ソンヒのCFも載っていて、次のように述べている。

・どことなく奥ゆかしい(有名人モデルによる)証言式広告(증언식광고)ですね... だが、当時の薬広告が大部分こういう感じでした。

ところで、龍角散は同社の沿革によれば、江戸中期に秋田・佐竹藩の家伝薬として伝えられてきたとのこと。関ヶ原の合戦のいきさつから江戸初期に、佐竹氏は常陸から秋田に転封されたが、その際、常陸に抱えていた沢山の金山をつぶしたということを聞いた。また秋田においては、秩父鉱山に関わったとされる平賀源内を通じて、秋田蘭画の勃興がある。どうやら佐竹藩は、伝統的に本草学(博物学)の気風があるように思える。

(追記)
スポーツ韓国の記事「イ・スンギ、3時間にわたって沸きたつ」(11/21)によれば、本日の「2010 イ・スンギ希望コンサート」にて、イ・ソンヒが「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST「狐の嫁入り(여우비)」を歌った。

孫の入院(3)

今日も孫を見舞った。面会開始時刻直ぐに病室に入ると、孫はベッドの柵を握って立っていた。わたしの顔を見てニッコリと笑った。
母親が到着するまでの20分間を独りじめだ。その間、孫は十分甘えてくれたし、ウンチのおしめを初めて交換させてくれた。一昨日に比べて、随分と元気になった。回復した分、一人遊びの方がよくなったようだ。抱きかかえられるのは、お気に召さなくなったというわけだ。

母親が来れば、孫はもう安心。夕方に父親が来れば、もっと安心。というわけで、孫のバイバイに見送られて帰宅した。それでも、また明日行くことにする。

2010年11月20日土曜日

大衆文化芸術賞

先日(11/15)記した、イ・ソンヒの国務総理表彰の詳細が、京郷新聞の記事「俳優シン・グ(신구)ら 『大衆文化芸術賞』に宝冠文化勲章を受ける」(11/17)に次のように掲載されている。
・文化体育観光部(=省)は、「大衆文化芸術人の社会的地位向上と士気高揚」のため新設された、大韓民国の「大衆文化芸術賞」の最初の受賞者を17日発表した。
・最高の栄誉である宝冠文化勲章は、シン・グ氏ら3名が受賞。
・大統領表彰、国務総理表彰、文化部長官表彰などがあり、イ・ソンヒは国務総理表彰を受賞。
(その他、コンテンツ振興院長表彰などがあるようだ
・授賞式は、やはり今年初めて制定された『大衆文化芸術人の日』の11月22日に開かれる。

ところで、この表彰制度は従来(韓国)の「文化勲章」とどのような関係になるのだろうか。
勲章制度に追加されたものなのか、あるいは文化体育観光部独自の制度なのか。

(参考)ブログ「韓国語 今日の重要表現」に、韓国の勲章制度について紹介がある。感謝。

2010年11月19日金曜日

孫の入院(2)

今日も、面会時間に合わせて、孫のいる病室を訪れた。四方を柵に囲まれたベッドの中で、孫はスヤスヤと寝息をたてていた。これから、母親のいない3時間と少しの間を一緒に過ごすのだ。
体温計を脇の下に入れたとき、孫は目を覚ました。それ以降、わたしからひと時も離れなかった。ベッドの白い敷布に足を触れるのも嫌がった。一歳八ヶ月の孫は、お茶を飲むときも、おやつを食べるときも、ずっとわたしの腕の中にいた。(おしめの取替えなどは看護師さんに助けていただいた)

わたしとしてはこの上ない時間である。孫は、わたしを受け入れてくれるのだから。
でもねえ、母親を見るや孫は、直ぐに身をゆだねて、暖かさを確かめて心安らいだようで、ベッドの上でぴょんぴょんと飛び跳ねだしたのだから。母と子の絆ほど素晴らしいものはない。
 
安心安心、この後、韓国語教室へ向かうことにした。

2010年11月18日木曜日

孫の入院

孫は可愛い。その孫が、風邪で入院したとメールの知らせが届いた。しかも、一昨日から入院しているというのだ。なぜ早く知らせてくれなかいのかと思ったが、病状から若夫婦なりに判断したのだろう。
今日の午後、息子と二人で病室に孫の見舞いに行く。寝覚めた孫は、父親を片時も離そうとしない。食事をするときも、テレビを見るときも。
やがて母親の顔を見て、孫は少し落ち着いたが、夜は完全看護のため孫を置いていかなければならないという。そのため、すっかり寝付くまで時間をかける必要がある。夜分10時過ぎに寝かしつけ、それから若夫婦はようやく帰宅するという。今しばらく、親と子の我慢が続く。

明日の午後、また面会に行くことにした。何ができるかわからないが、孫との貴重な時間を過ごすことができる。

2010年11月17日水曜日

カーネギーホール公演

カーネギーホールのカレンダーに、イ・ソンヒの公演が次のように記載された。

・プログラム: ”Sun Hee Lee, Korean Pop Music
・日時: 2011年2月3日、8PM
・舞台: Stern Auditorium / Perelman Stage(同ホール最大のクラシック演奏会場:2,804座席
・提供: KOREAN RADIO BROADCASTING (ニューヨーク市唯一の韓国語ラジオ局) ←未確認

CF

イ・ソンヒは、公共団体や大手企業、金融機関の催すイベントにたびたび招請されているが、テレビCFについても、昔から「HERSHEYチョコレート(허쉬초콜릿)」、「七星サイダー(칠성사이다)」、コカコーラの「チェリー・コーク(코카콜라 '체리 코크')」、ロッテの「ピビッコル(비비콜)」など多数に登場しているようだ。
(ところで、「ピビッコル」の味は如何なのだろうか)

なんと、Youtubeに「龍角散」のCFが登録されていた。

(Youtubeに登録のにkcanari謝)

(本ブログ関連:”CF”、”CM”)

2010年11月16日火曜日

イ・ソンヒのカーネギーホール公演と全国ツアー

京畿道民日報の記事「イ・ソンヒ 米ニューヨーク カーネギーホールで公演」(11/16)に、イ・ソンヒの公演日程が次のように報じられている。
・16日、(所属事務所の)フック・エンターテイメントによると、イ・ソンヒは、来年2月3日(木)のカーネギーホールで単独公演を行う。
・(カーネギーホールで)韓国の歌手としては、パティ・キム(패티김)、チョー・ヨンピル(조용필)、イン・スニ(인순이)などが公演した。  
(Youtubeに登録のにmine391感謝)

⇒公演日程が明らかになったが、なお現在、Carnegy hallのカレンダーの2月3日は空白である。

連合ニュースも同様の記事を載せており、さらに来年の全国(韓国)ツアーについても次のように報じている。
・(フック・エンターテイメントによると)「この公演を皮切りに、来年5月に国内での全国ツアーを開く計画」と紹介した。
・所属事務所は、「イ・ソンヒ氏が自身の舞台に完璧を期するうえ、カーネギーホールの公演会場規定が厳しく、2ヶ月余残った時間の間、公演準備に時間を過ごす」と付け加えた。

(本ブログ関連:”カーネギーホール”、”フック・エンターテイメント”)

小惑星イトカワの微粒子

日本経済新聞の記事「小惑星イトカワの微粒子と確認 はやぶさ回収物」(11/16)によれば、「宇宙航空研究開発機構JAXA)は16日、小惑星探査機『はやぶさ』のカプセルに、小惑星『イトカワ』の微粒子を確認したと発表した」とのこと。

根拠として、微粒子の成分比率が隕石(普通コンドライト)と一致し、地球上の岩石のそれと合わないこと。および地球上の一般的な火成岩(玄武岩や安山岩やデイサイトなど)が見つからないこと。その他あげられている。

小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)は、太陽系の起源解明に真に貢献したことになる。

(本ブログ関連:”はやぶさ”)

2010年11月15日月曜日

キム・ジョンウンのチョコレート

昨日(11/14)SBS放送の、音楽トークショー「キム・ジョンウンのチョコレート(김정은의 초콜릿)」で、イ・ソンヒとイ・スンギによるワールドカップ応援歌「Smileboy」(歌詞)のデュエット映像がさっそくNATE動画に登録されている。

(参考)
毎日経済の記事「[師弟]イ・ソンヒ-イ・スンギ、放送初『デュエット』熱唱…『拍手喝采』」(11/15

イ・ソンヒの11月予定(続)

イ・ソンヒのファンサイトSunnylovecarrotに公開の「Sunny's Important Schedule」に、彼女の11月予定が次のように追記されている。

大衆芸術国務総理授賞式(대중예술 국무총리 시상식)
・日時: 11月22日(月)、16:00~
・場所: ソウル 新羅ホテル

大信証券(대신증권)フォーラム2011 
・日時: 11月23日(火)、12:40~
・場所: セントラルシティ  ミレニアムホール6F

▲以上詳細未確認

2010年11月14日日曜日

孫と飛行機

久しぶりに、孫との時間を持つことができた。昨夕、孫は風邪で両親を地元の医院や大学病院まで走らせたが、今日は回復しつつあるというので無理をして出かけたのだが。
昼食を家族と一緒過ごした頃までは、孫も元気で飛行機の絵本に夢中になっていたが、次第に声がかすれ、咳き込んできた。母親から離れなくなったのだ。いつもなら、孫を抱いてさらっていきたいほど可愛いという冗談が、今回はいえなくなってしまった。無理させたのではと悔やんでいる。

先日、羽田飛行場で旅客機の姿に興奮した孫は、その後も多摩川上空にジェット機の編隊飛行を見上げてますます飛行機が気に入ったようだ。そんな孫と一緒に旅客機に乗ってみたいが、いざ命をあずけるのは心配だ。
昔、飛行機好きの紹介で調布飛行場からパイパー双発機に幼稚園の息子と一緒に乗って、東京上空を巡ったことがある。旋回時の急傾斜に、息子は景色どころではなかったらしく、その後飛行機への興味を示さなかった。

孫には、羽田にあるANAの機体工場見学から始めるのがよいかな。それには、も少し大きくなってくれるのを待つことにしよう。(年齢制限に小学生以上とあるので、これ以外の方法も考えなくては)

イ・ソンヒの総演出

スポーツ韓国の記事「〔スターインタビュー〕イ・スンギ『睡眠・友人・家族あきらめましたよ』」(11/14修正)は、「歌手で俳優として、広告モデルとして、芸能人として変身を遂げている」イ・スンギの人気と多忙振りを紹介している。記事中、近日予定の彼のコンサートをイ・ソンヒが総演出すると次のように記している。
・イ・スンギは、(11月)21日(日)にソウルのオリンピック体操競技場で<2010 イ・スンギ希望コンサート>を開く。コンサートは、イ・スンギがファンと近くで歌う場を用意しようと、一年に一回ずつ進める例年行事だ。イ・スンギは、このコンサートでファンに今までと違った姿を見せる計画だ。イ・スンギを発掘した歌手イ・ソンヒが、イ・スンギのコンサートの総演出を引き受ける。

イ・ソンヒがどのような演出をおこなうのか、その様子をYoutubeで紹介されるのを楽しみにする。

2010年11月13日土曜日

蟻の街のマリア

広尾駅のそばにある大学ホールで演じられた、芝居「蟻の街のマリア」(Wiki)を観にいく。「蟻の街のマリア」という言葉を、むかし聞いたことがあるが、その実体は今日初めて理解した。
隅田川の言問(こととい)橋近縁にあったバタヤ集落を舞台に、そこに身を投じたある若き女性クリスチャンの物語だ。
(ストーリーは、「goo映画」が紹介の同名映画の<あらすじ>が参考になる)

外部から、ある土地に根ざした問題にかかわった者は、突き詰めていくと、その土地への同化、土着化に帰結することがある。以前に、土地収用や公害などの問題で、それに対する運動の結果、そうした例を見ることができる。このドラマの主人公も結果的に、そのことに29歳の命を費やしたのだろう。

時代背景が戦後に近いためか、モンテンルパにある刑務所に戦犯として収容されたひとびとと手紙による交流があったという。純粋に宗教的な自己犠牲のうえで活動することのできた、戦後の一時期だったのかもしれない。その後の高度経済成長の時代に発生した問題へのかかわり方は、このドラマとは随分と違うスタイルになった。

ところで、今の若者はこの芝居を見て、戦争の傷そのもののモンテンルパの戦犯から「ああモンテンルパの夜は更けて」(Wiki)を、傷跡をひきずるパンパンから「星の流れに」(Wiki)を思い浮かべることができるだろうか。生きたい、行き続けたいという時代が戦後もあったことを。

(注)(Wiki):Wikipediaの解説

(Youtubeに登録のsabusan678、akiraplastic3に感謝)

2010年11月12日金曜日

ステキなタイミング

ジミー・ジョーンズの「Good Timin'」(1960年)は当然耳にしたが、「この世で一番かんじんなのは/ステキなタイミング」と歌う坂本九の「ステキなタイミング*」の方が記憶に残っている。アメリカン・ポップスの原曲はラジオの深夜放送で聴き、それを日本人歌手が日本語で歌うヒットパレードは夜のテレビで視聴した。
*Youtubeの映像(1963年放送)に、三代目古今亭志ん朝の姿が現れたのにはおどろいた。
(Youtubeに登録のdalkey130388、liratに感謝)

戦前、東京発のファッションが長崎に流行るのに、一ヶ月ほど遅れがあったという話を身近に聞いた。60年代のアメリカと日本の、ポップミュージックはどれくらいの時間差があったのだろうか。中学生の子どもは、ラジオから流れる「ビルボード」や「キャッシュボックス」のヒットチャート情報を聞いているだけで、距離が縮まったような気がしていた。

ところで、11月11日という”1”並びのきのう、近所の自家製パン屋で買い物をしたら”777円”だった。その帰り道、ある家に駐車していた車のナンバープレートに”55-55”の数字が並んでいるのが見えた。縁起がよさそうだ。
ステキなタイミングに今日は巡り合わなんだが、何か良いことがあるだろう。そうそう、明後日の日曜日に、孫と久しぶりに会うのだ。

2010年11月11日木曜日

黒い牡牛

Youtubeに、映画「黒い牡牛(The Brave One)」(1956年:予告編)が登録(9/22)されているのを、ついに見つけた。
(登録者のBraveone2012に感謝)
当時、この映画を見たわけではない。ラジオから流れるサウンド・トラック(「映画音楽」かな)を聞いて、初めて買ったEPレコードに、映画予告編に繰り返される曲がおさまっていた。懐かしい思い出深い旋律である。
ストーリーをどうやって知ったのだろう。EPレコードを入れたポリエチレン袋に同封の、「黒い牡牛」のタイトル紙片の裏側に解説があったのだろうか(真っ白だったような気がするが)、それとも後で知ったのだろうか。
予告編の最後に、ビクター・ヤングの名前が大きくクレジットされている。

(本ブログ関連:”黒い牡牛”)

2010年11月10日水曜日

イ・スンギ、”イ・ソンヒ先輩、最も尊敬します”

韓国経済の記事「イ・スンギ、”イ・ソンヒ先輩、最も尊敬します”」(11/10)に、「国民の息子」と呼ばれる愛弟子イ・スンギと並ぶイ・ソンヒの写真が掲載され、次のように記している。
・歌手であり俳優のイ・スンギが9日、ソウル瑞草洞のSamsung本館多目的ホールで開かれた、SamsungのZipelアサク*の「スンギのおいしい招待状」イベントで、歌手のイ・ソンヒに拍手をしている。
  *Zipelアサク:キムチ冷蔵庫
・この日、「スンギのおいしい招待状」イベントは、イ・スンギのライブ・パフォーマンスやトークショーだけでなく、お母さんに手紙を朗唱、イ・ソンヒの祝賀公演などが開かれ、現場に参加した600人余りのファンたちと楽しい時間を持った。

(Youtubeに登録のleeseunggi01に感謝)
 
(本ブログ関連:”イ・スンギ”)

(追記)
Youtubeに早速、当日のイ・ソンヒの映像#1#2が登録されています。
(登録者leeseunggiworld02、526apolloに感謝)

国民歌手

朝鮮日報の「美味しい教育」の記事「〔幸せな投資〕国民歌手 vs 一時(一発屋)歌手」(11/9)に、国民歌手を例えに、実績のある揺るぎない企業を見出すべき要件を、コラムニストのカン・ビョンウク(강병욱:韓国証券新聞の紹介)教授が述べている。
さて艱難な投資活動における徳目はさておき、国民歌手について具体的に次のように語られている。

・チョー・ヨンピル(조용필)、イ・ミジャ(이미자)、パティ・キム(패티김)、ヒョンチョル(현철)、ソン・デカン(송대관)、テジナ(태진아)、ソル・ウンド(설운도)、そして筆者(カン教授)が一番好きなイ・ソンヒとキム・ゴンモ(김건모)まで、彼らは、それでも韓国を代表する国民歌手として十指に数えられる人たちである。 彼らの特徴は、倦(う)まず弛(たゆ)まず活動し、また、人々の胸の中にいつも位置しているということだ。

(Youtubeに登録のkece3、Keepingtabs03、sAxy604、spoofkorea、themblanに感謝)

2010年11月9日火曜日

都電荒川線

昔、通勤に都電荒川線の三ノ輪橋駅から東池袋駅の間を利用したことがある。地下鉄利用の通勤が息苦しくて、わざわざ時間をかけて、都電に換えて通った。なにより良いのは、朝の車内に心地よい陽光が差し込んできて、清々しい開放感を味わえたことだ。また帰りのチンチン電車の揺れは、心地よい眠りを誘ってくれた。
利用した当初、行き帰りに乗車した7000形、7500形、8500形の車体番号を、毎日メモしたものだ。ポケットサイズのノートに書き続けることが楽しみだった。
荒川線の途中の大塚駅には、鉱物標本店があったりしたが、途中下車の思い出はあまりない。ただし年末に、荒川車庫で都電カレンダーをもとめた。
軒先をちょっと借りるように走る荒川線は、平凡で静かな光景を毎日与えてくれた。

ところで、新しい車体8800形2009年4月26日開始)にはまだ乗っていない。一瞬ライトレールを思わせるデザインは、従来のチンチン電車のものと隔絶しているように見える。荒川線の乗客は高齢者が多いが、この車体にすっかり馴染んでいるだろう。
いつか孫と一緒に、この都電荒川線に乗ってみたいと思っている。

(Youtubeに登録のにKITAKIKENTA感謝)

2010年11月8日月曜日

百万本のバラ

百万本のバラ」といえば、加藤登紀子の歌しか知らなかった。歌声喫茶風の旋律に少々戸惑いを覚えたが、いつしか耳になじんだ。でも、歌詞は今でも照れくさい。

できれば、画家が一晩で百万本のバラの絵を広場に描いて欲しかった。翌朝あのひとに窓から見せた広場のバラは、いつもの人ごみに消されたとしても・・・と。どちらにしても照れくさい。

韓国では矢張り、シム・スボン(심수봉)の1997年にゴールデン・ベストアルバムになったのが代表でしょうか。
シム・スボンがチャン・ギハ(장기하とともに歌う「百万本のバラ(백만송이 장미)」はいいな。彼女は存在感があるし、落ち着いた母性的なビロードのような声に、この歌はとてもよく合っている。

* チャン・ギハ: ブログK-POP(KR2JP)にプロフィールが紹介されている。

この「百万本のバラ」の原曲が、ラトビアの「マーラは与えた(Dāvāja Māriņa)」**であることを、Wikipediaで初めて知った。

** ブログ「のすたる爺や」に、この歌について世界に広まった経緯や、ラトビヤ語歌詞などの詳細な解説がある。感謝。

なお「バラ」に連れて、趣はことなるが、イ・ソンヒには「バラ(장미)」の歌がある。

(Youtubeに登録のsanninmusume2、1985obj、burkaaninjsh、2kilometerに感謝)

2010年11月7日日曜日

(資料)韓国の鉱物資源

先日、韓国語の教室で、韓国の鉱山が話題になった。現在操業中かどうか別にして、韓国の鉱物資源について、「地質ニュース」(発行:産業技術総合研究所 地質調査総合センター)に報告があることを、本ブログに次の通り記している。
(注)本日、産業技術総合研究所のサーバーはメンテ中のようです?

韓国の金鉱床
韓国の金属鉱床
韓国の非金属鉱物資源

また、インターネットで、韓国地質資源研究院(KIGAM)の地質博物館による、「鉱物の世界(광물의 세계)」の展示を見ることができる。
中央日報は、同館の展示の化石見学に訪れた子どもたちの姿を載せている。(2009/1/9


★★★★★ 孫と従兄弟が、江戸東京たてもの園に展示の都電の前に、母親と一緒の写真が届いた ★★★★★

SBS創社特集20周年記念番組

11月14日、ソウル江西区登村洞のSBS公開ホールから生放送される、「SBS創社特集20周年記念番組」に、イ・ソンヒが出演する。
文化日報の記事「[AM7] “私いま震えているの”」(11/5)によれば、同記念番組に登場予定の彼女について、次のように報じている。
・「SBS創社特集20周年記念番組」には、アイドル・グループが大挙出演して20年の歌謡大賞を振り返る。20年前、SBS開局祝賀ショーに出演した歌手のイ・ソンヒは、(今回の)20周年記念の舞台にも上がる。イ・ソンヒは、「美しい江山」と「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST「狐の嫁入り」を歌う予定だ。

(本ブログ関連:”九尾狐”)

知りえた情報だけでの判断だが、今年後半のイ・ソンヒは、なにかとSBSとの縁が深いようにみえる。

(追記)
14日当日の生放送は、午後4時30分から約3時間30分をかけて、1、2部に分けて中継するようです。

2010年11月6日土曜日

(資料)走れハニー

朝鮮日報の記事「〔ユンジュ姉さんのキャラクター旅行〕ハニーの陸上選手成長記」(10/31)には、テレビアニメ「走れハニー」の誕生などにまつわる話題が載っている。そのなかにイ・ソンヒとの関わりを含めて次のような部分がある。

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「走れハニー」を構成するもう一つの面白味は、助演キャラクターの活躍です。
個性あるキャラクターと充実した物語で多くの人に愛されたし、1988年には漫画映画(アニメ)も製作されています。
わが国初のシリーズ漫画映画(アニメ)でした。(KBSテレビの)「走れハニー」は、他にも多くの話題をまきました。
鼻声混じりのホンドゥケ(홍두깨)先生の独特の声の演技、そして、「私はねぇ/ママが世界一大好き/空と地ほど〜♬」で始まる、イ・ソンヒの主題歌などが大変愛されました。
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(本ブログ関連:”走れハニー”、”走れハニー1”、”走れハニー2”)


(父親の仕事の都合で、孫家族は先日、誕生日祝いをした)
★★★★★ 孫が、父親の誕生日祝いに、ディズニーランドで一緒に遊んでいる写真が届いた ★★★★★

2010年11月5日金曜日

イ・ソンヒの2011年予定

イ・ソンヒのファンサイトsunylovecarrot.comに公開情報によれば、(来年)2011年のライブ予定を次のように紹介している。
・2011年2月: ニューヨーク、カーネギーホール
・2011年5月: ソウル、世宗文化会館

その他詳細未確認。

Carnegy hall : "Go to Month : Select(Feb 2011)"
http://www.carnegiehall.org/SiteCode/Events/MonthCalendar.aspx

Sejong center
http://www.sejongpac.or.kr/performance/performance.asp#searchVal=&startDate=20110501&endDate=20110531

東京でのライブを待望しています。

2010年11月4日木曜日

カレンダー・ガール

先日、新宿の紀伊国屋書店1階にある鉱物・化石標本のコーナーで、小さな鉱物標本ケース(マイクロマウント)をもとめた。三川鉱山で見つけた、母岩を含めて親指の爪サイズの藍銅鉱をおさめるためだ。
現地で採集したとき、藍銅鉱の結晶は、それは綺麗な濃青色の美しい結晶を見せてくれた。マイクロマウントに練りゴムで固定すると、標本ぜんとして、ズリで見せてくれたあの清々しい輝きが足りないのはどうしてだろう。

ところで、同書店で来年のカレンダーが多数展示販売されていた。
去年もそうだったが、今急がなくてもと思っているうちに、購入の機会を失ってしまい、しまいには満足できるものが残っていないことになる。
ということで、二ール・セダカの「カレンダー・ガール」(1960年)を聴いてみる。小学生の子どもに、この曲はアメリカ、アメリカ、アメリカだった。でも、16歳のカレンダー・ガールなんて想像もできなかったし、毎日想い続けるなんてこともね。

(Youtubeに登録のbega1947に感謝)

2010年11月3日水曜日

イ・ソンヒの11月予定

イ・ソンヒのファンサイトsunylovecarrot.comに公開の、彼女の重要スケジュールに、SBSの音楽トークショー「キム・ジョンウンのチョコレート(김정은의 초콜릿)」の放送録画および放送が次の通り記されている。
・出演: イ・ソンヒ、イ・スンギ
録画: 本日(11月3日)
・場所: SBS登村洞(등존동)公開ホール
・放送: 11月14日(日)、深夜 12時20分~ (12時10分?~)

その他詳細未確認。

大物

SBSドラマ「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST参加につづき、イ・ソンヒは、SBSドラマ「大物(대물)」のOSTパート5で「去らないで(떠나지마)」(歌詞)を熱唱している。
導入部を静かに語るように、やがて彼女らしい抑制をきかせながらも、ドラマチックにバラードを盛り上げている。

このドラマは未見だが、ドラマの女性大統領について与党議員の間で、そのモデルを想定して期待などが話題になっているという新聞記事を見たことがある。

(Youtubeに登録の526apolloに毎度のことながら感謝)

NHKテレビでハングル講座

今日からといっても、実質昨晩の24:00に放送されたNHKの「テレビでハングル講座」は、新しいスキット・ドラマ「ソウルの恋人(서울의 연인)」を開始した。第一回は、久しぶりに帰国した主人公が、ソウルのCDショップでアドバイスをしてくれた女性店員と、別の場所(書店)で再び出会うという、物語の始まりである。

ところで、CDショップの陳列棚が映ったとき、なんと画面の中央に、イ・ソンヒの14集「愛よ...(사랑아...)」のジャケットがしっかり見えましたよ。ディレクター、カメラマンの皆さん、本当に感度がよいですね。
(本ブログ関連:"14集(1)"、"14集(2)")

それから、ドラマのなかで推奨されたCDは、イ・ウンミ(이은미)の「恋人がいます(애인 있어요)」で、このドラマのメイン曲になるのだろうか。
(本ブログ関連:"イ・ウンミ")

(Youtubeに登録のkorgaiago、RoleTripleDicesに感謝)

★★★★★ 孫が、従兄弟と一緒にカメラを気にしないで、仲良く遠くを見ている写真が届いた ★★★★★

2010年11月2日火曜日

ウ・ウンミ(2)

e-Today(이투데이)の記事「ウ・ウンミ、新しい歌『捕まえて(잡아줘요)』ちゃんと見て~」(10/27)は、「カリスマに満ちたイソンヒ先輩のような歌手になりたい」の書き出しのもとに、ウ・ウンミの二番目のシングル・アルバム「Evolution」と彼女の今後の計画について紹介している。
そのなかで、イ・ソンヒについて、次のようにリスペクトしている。
・「どのような歌手としてファンに記憶されたいか」と尋ねると、「イ・ソンヒ先輩のようなカリスマに満ちた歌手になりたい」と力強い抱負を明らかにした。
・イ・ソンヒと世代間のギャップが多少あるけれど、彼女は「いつも先輩の歌をよく聴いて歌う。『Jへ』、『私はいつもあなたを』、『美しい江山』などが好きだ」と述べた。

(Youtubeに登録のJuhonnaに感謝)

(本ブログ関連:”ウ・ウンミ”、”ソロ歌手”)

2010年11月1日月曜日

神田古本まつり

何年振りだろうか、神田古本まつりに行ってきた。連日の雨のため、開催が影響されるているのではと案じたが、杞憂だった。昔は、靖国通りに面した舗道に設置の古書露店だけでなく、古書店もくまなく巡ったものだが、今回は露店だけ三分の二位しか覗けなかった。
古書露店で、「鉄のシルクロード」(窪田藏朗著)を手に入れた。モンゴル・中国から中近東を訪ねて、鉄の古代史を探る見聞記である。自称、鉄の歴史に転んだアマチュアの著者は、鉄の考古学、文化史など多数の著作がある。
その他古書を探し歩いたが、自分に合ったものを見つけることはできなかった。

そこで、新刊書店の三省堂を訪れて、「標高0メートルから山岳地まで 地形図の読み方・歩き方」(渡辺一夫著)を購入した。都内を東(海抜0mの江戸川区篠崎)から西(海抜2,017.1mの雲取山)まで、25,000分の1の地図を基に、写真も多数掲載した横断ガイドブックといえる。

2010年10月31日日曜日

ラジオの時間

ラジオからテレビの移り変わりを知っている。子どもの頃はラジオ中心の生活だった。
何代目かのラジオだったか、緑色に発光するマジックランプでチューニングするときの楽しさを忘れられない。ランプがすべて緑色に全開したとき、選局ができたわけで、子どもにとっては何ともいえない充実感があった。
マジックランプは、マジックアイともいう。チューニング時に緑色に発光するランプが、まるで瞳孔の開閉を想わせて、なぜかSF的な妖しさを感じたものだ。

随分と幼い頃、部屋の奥から流れてくるNHKラジオ「ひるのいこい」の長閑なテーマ曲を聞きながら、日向の庭で蟻(アリ)と格闘していた記憶がある。日本各地の農事放送通信員と呼ばれる方からの、地方の穏やかな日々の便りのようなものが紹介されていた。
驚いたことに、Wikipediaの解説によれば、いまもつづいているとは知らなかった。
(Youtubeに登録のakiraplastic3に感謝)

それと同時に、同じNHKラジオ「尋ね人の時間」を耳にしていた。戦地や外地にいた人々の消息を尋ねる番組だった。子どもながら、普通のひとびとの心がいまだに癒えずにいることを感じていた。
ニコニコ動画に、仮名を使って音声合成音によるサンプルがある。

幼い頃に聞いたラジオのテーマ曲や言葉は不思議と鮮明に、頭というよりも心の中に、いつでも呼び覚まされるように残っている。

そうそう、NHKラジオ「お父さんはお人好し」は楽しみだった。季節によってアイスキャンデーを売ったり、焼き芋を売ったりする気のよいお父さん役の花菱アチャコと、それを暖かく見守る女房役の浪花千栄子の関西弁が心地よかったなあ。

2010年10月30日土曜日

三川鉱山(大谷金山)

鉱物の会の鉱物採集に参加する。昨日、深夜に目白駅前をバスで出発して、今日、新潟県東蒲原郡阿賀町にある三川鉱山(大谷金山)に行く。同地は、1999年以来2回目の採集地であるが・・・。
夜行バスで眠りにつくのはむつかしく、そのまま朝になった。そのため、採集中ハンマーを握りながらうつらうつらしてしまう恥ずかしい様を晒してしまった。

2台の小型バスに分かれて2班になり、2つのズリを各班が交互に採集した。一方のズリは、道路に面してすぐに採集できる。もう一方のズリは、きつい藪こぎをして斜面を登りやっと辿り着いた。

鉱物採集の結果は、いただきものを含めて次の通りである。
・方鉛鉱、閃亜鉛鉱、黄銅鉱、黄鉄鉱、菱鉄鉱、孔雀石、藍銅鉱、硫酸鉛鉱、ブロシャン銅鉱、硫黄、銅アルミナ石 等
・藍銅鉱は、小型ながら明るい濃青色の美しい結晶である。
・幹事さん提供の硫酸鉛鉱を、参加者のジャンケン勝ち抜きで幸いにもいただいた。

帰路、空模様が怪しくなり、関東平野に入ると雨天になった。自宅に戻っても雨は止まず降りつづけている。

2010年10月29日金曜日

孫とあいさつ

息子が休みをとったので、「子ども(孫)に会いに来ますか」という誘いがあった。一も二もなく誘いに乗る。田無駅前の商業ビルにある、おもちゃ売り場で待ち合わせた。エレべーターのドアが開くと、父子の姿が見えた。孫はわたしの顔を遠くに見るや、両手を挙げて走り寄ってきた。そして、そのまま、そばを走り抜けたのだ。わたしの後ろにある、人形を目ざして「あんぱんま~ん」といいながら。
あいさつをしながら、自分の興味に集中する孫は、本当に賢い。

今日、孫と楽しい時間を過ごした後、あわただしかった。武蔵小金井の韓国語教室で授業を受けて終了するやいなや、JR目白駅前で待機中の鉱物採集会の夜行バスに駆けつけた。

2010年10月28日木曜日

イ・ソンヒの日本公演

イ・ソンヒの公式ホームページの公演活動(HOME>Biograph>공연활동)年表に、「1999年5月28日~30日、日本YMCAチャリティー基金コンサート、於:日本YMCA」と記載されている。
上記コンサート開催場所の日本YMCAとは、水道橋にあるYMCAのことだろうか。そして、どのような曲目を歌ったのだろうか。日本語曲「空がくれたもの」や「見せたいけしき」を歌ったのだろうか。
(日本語曲について:本ブログ2009年の6/28
なおコンサートを終えた後、彼女は大きな衝撃と直面することになる。

(追記)
ブログK-POPストリートは、イ・ソンヒが参加した「韓国大衆文化芸能祭@1999」を次のように紹介している。 感謝。
・名称:「韓国大衆文化芸能祭」
・時期:5月8日から6月6日の1ヶ月間、歌手別(イ・ソンヒは5月28日・29日)に担当
・場所:韓国YMCAスペースワイ文化センター(水道橋)
・出演:イ・ソンヒ、イ・スンチョル他
・主催:KNTVエージェンシー

2010年10月27日水曜日

ローラ・インガルス

テレビドラマ「大草原の小さな家」の主人公は、本来はインガルス家のひとびとだろうが、愛らしくて優しい、それでいて負けん気の強い、結構お転婆な娘ローラ(Laura)になるのだろう。見るからにつぶらな瞳で、白い歯の愛くるしい少女である。
Youtubeに彼女のファンビデオがある。(Season 1Season 2Season3
(Youtubeに登録のCherryFrog321に感謝)

今日、お嫁さんからお腹の赤ちゃんについて検診の結果、「ローラのように可愛く、優しく育てたいと思います」と、ほぼ女の子であるとのメールが届いた。孫は、来年にはお兄ちゃんになる。そして、可愛い妹ができるのだ。
ローラが着たような服を、女の子の孫が着たらきっと良く似合うに違いない。もう既にわたしには分かっている。

(本ブログ関連:”大草原の小さな家”)

(追記)
夜中の23:55に、0:00を迎えてアート小品を毎日発表し続けるNHK教育の番組「2355」がある。
そこで歌われる「お休みソング」の一つに、静かに心に滲み入るような曲「あなたんちで遊びたくないわ(I don't want to play in your yard)」(歌:Peggy Lee、作詞:Philip Wingate、作曲:Henry W.Petrie)がある。
それこそ、ローラではないが、すぐに仲直りできる幼い頃の喧嘩を懐旧するように、ペギー・リーが、言葉一つ一つを味わい深く歌う。

2010年10月26日火曜日

ジョージ・ウィンストン

今日は、昼過ぎから急に気温がさがっている。Weathernewsによれば「今日の北風には沢山の人が木枯らしを感じています。」とのこと。西高東低の冬型の気圧配置になっている。

80年代に、四季をシンプルな奏法でピアノアルバムにおさめた、ジョージ・ウィンストンの数々の曲をあちらこちらで耳にした。ニューエイジミュージックと呼ばれるジャンルに区分されたようだが、今風のヒーリングミュージックの扱いではなかったと思う。
とはいうものの、彼のアルバムを求めるのに若干躊躇した記憶がある。やはり、癒し系の音楽ではあったためだ。癒されたいわけではないよ、というエクスキューズを入れて見得をはったような、そんな納得をしながら手にしたのが、アルバム「DECEMBER」(Joy)だったというわけだ。

硬質のピアノの音色が一層、イメージをかきたてる。まるで素朴画(Naïve Art)を思わせる、素朴で繰り返しのある旋律に、不思議に次第に感応してくるのだ。
同じアルバムに収められた「ThanksGiving」の叙情的な旋律も忘れられない。

(Youtubeに登録のrobertosromero、intheHailarに感謝)

(追記:10/27
時事通信のjijicomの記事「東京でも木枯らし=26日深夜、昨年より7日早く-気象庁」(10/27)によれば、「気象庁は27日、東京地方の『木枯らし1号』を26日深夜に観測したと発表した。・・・東京都千代田区で同日午後11時12分、最大瞬間風速17.7メートルの北西の風を記録した。」とのこと。

2010年10月25日月曜日

イ・ソンヒの思い出の<ビッグショー>

イ・ソンヒの映像は、もっぱらYoutubeを参照しているが、最近つづけて彼女の貴重な舞台映像が登録されている。
その中に、CMC家族娯楽(가족오락)TVが放映した「思い出の<ビッグショー>(추억의<빅쇼>)」がある。フルバンドを背景に歌うイ・ソンヒの表情は、何と自信に満ちて、充実していることでしょう。いつ頃の収録だろうか・・・。
上記映像に収録のメドレー曲は次の通り。
・葛藤(갈등)
・ひとしきり笑いで(한바탕 웃음으로)
・私はいつもあなたを(나항상 그대를)
・思い出のページをめくれば(추억의 책장을 넘기면)
・ああ!昔よ(아! 옛날이여)
(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

調べて見ると、チョン・ジヘ(천지해)のブログに、1996年のKBS「ビッグショー」に同じスタイルで「雨の中の女(빗속의 여인)」を歌うDaumTVpotの映像*が載っている。ソースのDaumTVpotにも、熱唱する彼女の美しさへの賛美が添えられている。
*残念ながら映像を再生できない。

なお同年、イ・ソンヒは、10集アルバム「First Love」(代表曲:「ライラックが散るとき」)をリリースし、年末にはKBS「今年の歌手賞」を3回連続受賞している。

(本ブログ関連:”ライラック”)

2010年10月24日日曜日

大草原の小さな家

以前、NHKテレビで「大草原の小さな家Little house on the Prairie)」(1975年~1982年)が放送された。いつも見ていたわけではないが、インガルス家のいつくしみ思いやる夫婦と、親の慈愛に包まれながら成長していく子どもたちのドラマに心がなごんだ。
わが家の子どもはみな男だったが、もし女の子が生まれるのなら、このドラマのローラなのように心優しい娘を願ったものだ。男(兄)たちにとって映画「男はつらいよ」の<さくら>が永遠の妹であるように、親にとっては<ローラ>は理想の娘かも知れない。
もうじき孫はおにいちゃんになるだろう。妹が生まれるかもしれないよ。

(Youtubeに登録のThe1970sChannelに感謝)


今日の孫は結構忙しかった。
★★★★★ 孫が、お祭りで母親と人力車に乗り、カンガルーの子のように抱かれている写真が届いた ★★★★★

★★★★★ 孫が、保育園の芋掘り行事に参加して、掘った穴の中に友だちと並んでいる写真が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫が、芋掘り行事に疲れたか、プレゼントのプラレールを持ったまま寝ている写真が届いた ★★★★★

2010年10月23日土曜日

プラレール

吉祥寺の大型電気店のおもちゃ売り場に行った。最近のプラレールの蒸気機関車は、何と汽笛を響かせたり煙(水蒸気)を出したりするものがある。また中央線と総武線の電車の車体はあったが、孫が日ごろ使っている西武線の車体が置いてないのが残念。
(Youtubeに登録のclubrevolverに感謝)
サンロードの書店では、都内を走るJRや私鉄各線の列車の写真集を見つけた。
これらを揃えれば、孫も喜ぶだろう。明日、渡しに行こう。

ところで帰路に中央線の車内テレビを何気なく見ると、ひとくち韓国語教室の番組(「HENA先生の韓国語レッスン」)が放送されていた。駅の案内に英語、韓国語、中国語が付されている時代である。

2010年10月22日金曜日

韓国農漁村公社「秋のコンサート」

韓国農漁村公社のブログ「国民と共に開いていく活気に満ちる農漁村」(10/21)は、今月20日に開催された(地域住民と職員家族が共に過ごす 韓国農漁村公社)「秋のコンサート」で、イ・ソンヒが歌ったことを次のように紹介している。

・歌手ソル・ウンド(설운도)、イ・ソンヒさんと共に過ごした「秋のコンサート」は、韓国農漁村公社の本社大運動会場で盛況のうちに開催され・・・
・そして、行事の終わりは、世界的歌手イ・ソンヒさんがいっぱい満たしてくださったんです。

(追記:再リンク
さっそく、舞台で「ああ!昔よ(아! 옛날이여)」を歌うイ・ソンヒの姿がYoutubeに登録されている。この歌の後、アンコールに応えて、会場の客と一緒に「美しい江山(아름다운 강산)」を歌った映像があるのでしょうか。
(Youtubeに登録の526apolloに感謝: 撮影ソース:wany)

(追記)
さらに同舞台で、SBS水木ドラマ「僕のガールフレンドは九尾狐」のテーマ曲を歌う彼女の姿がYoutubeに登録されている。
(Youtubeに登録の526apolloに感謝)
(本ブログ関連:”狐の嫁入り”)

★★★★★ 孫が、高熱から回復した元気な姿で、カメラに向かい「お休みなさい」という動画が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫が、機関車が並んでいる写真を見せながら、「機関車に乗りたい」という動画が届いた ★★★★★

2010年10月21日木曜日

フィップラッシュ

1797年以来、ロンドン監獄から流刑された者たちの終の棲家であった、乾いたオーストラリアの大地を舞台に、駅馬車のテレビドラマシリーズがあった。「唯一の法は拳銃、唯一の逃げ場は野の茂み(wildbush)」という厳しい1860年代の人間模様を描いていた。
子どもの頃に見た番組で、題名*は忘れていたが、主題曲のはじめに鞭を意味する「Whiplash」を繰り返していたのを覚えている。フィップラッシュの言葉が、駅馬車の馬を鞭うつ音に聞こえた。

シリーズの中で、子ども向け?番組にもかかわらず、シリアスな内容のものがあったことを記憶している。
あるとき犯罪者を捕らえて見ると、彼は牧師だったのだ。いや、元牧師だったといえる。宗教的な志に導かれてオーストラリアの地に来た彼は、生活の厳しさだけでなく、他の人々から忘れられていく孤独に次第に絶望したというのだ。その展開は、ちょっとした衝撃だったが。
(Wikipediaのあらすじ紹介に、その点は触れられていない・・・記憶違いでないと思うが)

*題名:ブログ「アメリカ テレビ映画・テレビドラマ ふぉーえばー」に、「ムチと拳銃」(1962年)と紹介されていて、Youtubeへのリンクもある。

2010年10月20日水曜日

イ・ソンヒの本歌取り

短歌には「本歌取り」があって、昔の歌に優雅に余情をもって新しく歌に彩る。本歌取りされた歌が古歌であれば、その作者が新しい歌に対してどのような評価するかを聞くことは難しいが、同時代の歌謡曲・POPなどのカバーの場合はそれも可能だ。もと歌をいかに解釈したか、自家薬籠中の物にしたかなどの力量が問われることになる。

シム・スボンは、自分の曲「愛しか私はわからない(사랑밖엔 난 몰라)」を歌ったイ・ソンヒについて、「後輩歌手たちが歌った中で、イ・ソンヒの歌が最も印象に残る」と評価している。
(本ブログ:2009年の4/24
イ・ソンヒは、「"Jへ" 20周年記念コンサート」(世宗文化会館大劇場:2004年)で歌った。シム・スボンのジャズ風歌謡曲調と比べると、随分としっとりと訴えるようなバラードになっている。
(本ブログ:”20周年”)

ところで、イ・ソンヒの歌う、この美しく幻想的な舞台照明に対して賞が与えられたという記事を、インターネットのどこかで読んだような気がする、記憶違いかもしれないが・・・。

(Youtubeに登録のJunJunTeam、rosamin2に感謝)

(追記)
韓国文化院のハンマダンホールで、韓国語教育者の野間秀樹氏による「ハングルの世界」特別講演を聴く。ハングルの世界を愉快なジョークをまじえて、ご自身の世界のように情熱的に語っていた。

2010年10月19日火曜日

5大歌姫

dcinside.comの「思い出ギャラリー(추억거리 갤러리)」(2008.7.4)に登録された、思い出の歌手の書き出しに、「80年代後半から90年代初期まで、わが国の女性歌手は5人(5大歌姫)に絞られます」として、次のように紹介している。
・まず絶対的な歌唱力とカリスマで、チョー・ヨンピルと共に唯一歌謡界で小さい巨人と呼ばれたイ・ソンヒ
・韓国のマドンナ、ダンスクィーンなど(と呼ばれた)、キム・チュジャ(김추자)以後、軍人(군바리)たちの最高の人気歌手キム・ワンソン(김완선)
・長身に腕白小僧のようなイメージ(で)「タムダディ(담다디)」(を歌った)イ・サンウン(이상은)
・アンチ・ファン*が、こういうことなんだねとはっきり見せた愛と憎しみの美少女ハイティーン・スターのイ・ジヨン(이지연)
・そして、その時まではなかった、ちゃ可愛さと保護本能の至尊カン・スジ(강수지)

(本ブログ関連:”キム・ワンソン”、”イ・サンウン”、”イ・ジヨン”、”カン・スジ”)

(追記:10/26)
*Newsenの記事、「『清純スター』イ・ジヨン告白 “カン・スジ デビューに嫉妬感情捕われた”」(6/24)に、イ・ジヨンが当時の状況について述懐している。現在五つ星ホテルのシェフとしてひとり立ちし、将来料理の事業家になることを考えているようだ。

2010年10月18日月曜日

チャン・ジェイン

TV読み(티비 읽기)の記事「SSK(スーパースターK)脱落したジェイン、しかし真のスーパー歌手」(10/16)によれば、挑戦者のチャン・ジェイン(장재인)が、「スーパースターK」の準決勝で脱落したことから、現在の音楽状況を次のように報じている。
・「非主流音楽の限界」という疑問を提示した言論もあるように、わが国の大衆音楽界はものすごい偏食現象(편식현상)に閉じ込められている。
・本当に優れた音楽性と歌唱力などを持った、歌手らしい歌手たちがいるにもかかわらず、アイドル・ダンスグループが勢力を伸ばした以降、その他ジャンルの歌手たちはやっと隙間市場を占めるのに満足しなければならない状態になった。
・果してこんな環境で、過去のチョー・ヨンピルやイ・ソンヒみたいなソロ歌手たちが誕生することができるかが疑問である状況だ。

なお、同記事は最後に彼女について、音楽関係者の発言を踏まえて次のように評価している。
・チャン・ジェインは、(彼女の実力において)「スーパースターK」のスタイルではない。 しかし本物の音楽活動する歌手だ。

(追記)
休みのとれた映画好きの息子と、シルヴェスター・スタローンの主演映画「エクスペンダブルズ(Expendables)」を有楽町の「丸の内ピカデリー1」で観た。
アメリカの公開で、シルヴェスター・スタローンの監督および主演作品として、最高の興行成績だったそうだ。これでもかと暴力と銃の乱射が連続するこの映画が、果たして日本でどの程度受け入れられるだろろうか。

2010年10月17日日曜日

ウ・ウンミ

どんなに優れた歌唱力であっても、Mnetの「スーパースターK」の判定は、「家にお帰りになってもかまいませんよ」と厳しい。
TVREPORTのウ・ウンミ(우은미)とのインタビュー記事(10/2)のタイトルは好ましいとは思えないが、彼女への応援記事であることには間違いないだろう。インタビューの終わり近くに、彼女がなりたいと望むスーパースターを次のように伝えている。
・「イ・ソンヒ先輩を見れば、本当に驚きです。小柄な体から出てくる爆発的な歌唱力と、カリスマで舞台を掌握されるじゃないですか。イン・スニ(인순이)先輩には、特に完璧な状態でもずっと発展しようと努力する熱情的な姿が本当に素敵ですよ。私も、ぜひそのような歌手になりたいです。『スーパースターK』では、チャン・ジェイン(장재인)お姉さんがそのような存在です。」

(Youtubeに登録の1sportskhan、mine391、yp0chocoに感謝)

(追記)
今日、新大久保のコリアタウンでしばし感じたこと。それは、女性客層の世代がどんどん若くなってきていることだ。やっぱり、若い人に頑張ってもらわなくてはと得心した。女性客で混雑するコリアプラザのCD、書籍売り場には、男性客も負けずに増えてきているが・・・。

★★★★★ 孫が、地元の「市民まつり」で、おもちゃの機関車に緊張して乗っている写真が届いた★★★★★
★★★★★ 孫が、「忍たま乱太郎」の「きり丸」役の着ぐるみから、逃げようとしている写真が届いた★★★★★

2010年10月16日土曜日

ソロ歌手の復活

NEMOPANの演芸イシューに掲載の「アイ・ユーを中心に行きましょう!」(10/15)には、例えば「スーパースターK」ブームの背景にあるような女性ソロ歌手の復活を望む声に応えて、IU(아이유)が登場した要因を詳細に説明している。

女性アイドルグループ全盛の2010年現在とは異なり、女性ソロ歌手のポジションを、「韓国歌謡界を主導したのは伝統的にソロ歌手だった。 特に、女性ソロは、その時代の『歌姫(DIVA)』であり、『女神』と呼ばれ、大衆文化界では特別の位置を占めてきた」と述べて、変遷を次のように記している。
・1980年代前半期は、歌唱力で勝負する模範生イメージのイ・ソンヒ。
・1980年代〜1990年代中期は、カリスマ的なセクシーな美しさを誇ったキム・ワンソン(김완선)。
・1990年代後半期は、優雅なジャズ風のイ・ソラ(이소라)...セクシーさを前面に押し出したオム・ジョンファ(엄정화)などが代表的だ。
・そして、2000年を前後しては、歌唱力、或いはセクシーさを前面に打ち出したBoA(보아)、チャン・ナラ(장나라)、イ・スヨン(이수영)、イ・ヒョリ(이효리)などが抜きつ抜かれつの舞台を掌握してきた。

イ・ソンヒは、その正統的な、健全なイメージを歌唱だけでなく、生き方にも努めてきた。今も、ソロ歌手としての地位は不動であり、多くの聴衆をひきつけていることを誰も知っている。

2010年10月15日金曜日

我が心のオルガン

Youtubeで「我が心のオルガン」を「내 마음의 풍금」で検索すると、最近のミュージカル版しか見つからない。著作権もあってのことだろう、チョン・ドヨン(전도연)が演じた映画版がヒットしないのだ。英語タイトルの「HARMONIUM IN MY MEMORY」でようやく探すことができた。

ところで、生徒と先生をつなぐLPレコードに、コニー・フランシスのジャケット「Connie Francis  my greatest songs」が登場する。「我が心のオルガン」のOSTのCDには、コニー・フランシスの歌「DON'T BREAK THE HEART THAT LOVES YOU 」が最後に収録されているようだ。

(本ブログ関連:”チョン・ドヨン”、”コニー・フランシス”)

2010年10月14日木曜日

五百円札

以前、息子夫婦が上野駅に行ったところ、いわゆるイメージとは違って、洒落た構内だったという。昔、わたしも通勤帰りに上野駅をしばしば利用したことがあるが、当時も改装が進んでいた。リニューアルに随分時間をかけたのだろう。
ただし、駅ガード下から入る地下道には、映画「男はつらいよ」の場面を彷彿させる一角がある。そこには、昭和の臭いがそのままに残っている小さな食堂があった。いつものように啖呵を切って柴又を飛び出した寅さんを、追ってきた妹さくらが、別れに五百円札を渡す場面を思い出す。岩倉具視の青いしわくちゃな五百円札を、さくらが手で伸ばしながら、寅さんの手に握らせたのだ。それは、妹の生活のなかから捻出したものだった。一瞬見えた、その場面を今も忘れられない。
(記憶違いがあったら容赦を)

そんな思い出の場所が、今も残っているはずと話したが、五百円の価値が余りにも小さくなっていることにとまどった。五百円札はとうに消えて「ワンコイン」となって、不景気の今、サラリーマンの昼食1回にしか相当しない時代になった。

2010年10月13日水曜日

秋の音楽旅行 - センチメンタル・ロマンス

「韓国経済(한국경제)」の記事「秋の音楽旅行-センチメンタル・ロマンス」(10/10)によれば、KBS2TVの番組<ハッピーサンデー、1泊2日>(10/10)で、「秋の音楽旅行」をテーマに過去の思い出の歌が登場して話題だそうだ。(10/17にも放送が続くとのこと)

江原道の襄陽の河趙台海水浴場に(旅)発った「1泊2日」チームは、上記テーマのように旅行中、昔の歌と共にいて、郷愁を呼び起こす歌の大饗宴だったとのこと。
・イ・ムンセ:「詩のための詩(시를 위한 시)」
・ユ・ジェハ:「僕の心に映った自分の姿(내 마음에 비친 내 모습)」
・ホン・ソンミン:「思い出すその日がきても(기억날 그날이 와도)」
・キム・ドンギュ:「10月のある素敵な日に(10월의 어느 멋진 날에)」
・サン・ウルリム:「おまえの意味(너의 의미)」
・パダセ:「海鳥(바닷새)」
・ノブウンウムザリ:「海辺に横たわって(바다에 누워)」
イ・ソンヒ:「葛藤(갈등)」
・プハル:「愛するほど(사랑할수록)」、など
(Youtubeに登録のpops8090に感謝)

(追記)
韓国文化院ハンマダンホールで開かれた、「ことばの達人・トークセッション ~NHKとKBSのアナウンサーが語り合う、日韓の「ことば」の今、そして未来~」に出かけた。
「NHKことばのおじさん」で知られる梅津正樹アナウンサーと、KBSのイム・スミンアナウンサーによるトークセッションである。
・韓国の若い世代(10~20代)に、「かっこいい」、「センスがよい」の意で、日本語の「感じ」につながる「간지나다」が流行っているとのこと。(参考:韓国文化院「韓国語ひと言」)
・(英語など)外来語に対して、KBS(바른말 고운말)は韓国語(固有語?)に置き換えを提案している。
なお本セッションの内容は、NHK国際放送で放送されるとのこと。

2010年10月12日火曜日

孫と「いやだ~」

保育園に孫を迎えた息子からメールがあり、「田無駅(前)で孫に会いますか」という甘い誘いがあった。無論、すぐに駆けつけた。
駅前の大型スーパーで、孫の守りをしながら買い物に付き合った。今日は湿度が高いせいか汗だらけになった。孫の動きは素早くて、しっかり自己主張できるようになっていた。それに、最近覚えたという「いやだ~」を連発していた。

久しぶりに孫宅で、孫との楽しい時間を過ごした。帰宅時に、息子はサッカー観戦でテレビの前から離れなかったが、お嫁さんと孫が通りまで送ってくれた。いつまでも手を振ってくれている母子の姿に感謝。
そうそう、孫は別れ際に「いやだ~」の代わりに、すぐに「バイバイ」といってくれた。本当に孫は可愛くてたまらない。

イ・ソンヒの童謡集

イ・ソンヒには、童謡集「愛唱童謡(애창동요)」(1993年:9曲+9曲)がある。
ブログ「ウンイと本当にいる隣人たち(웅이와 정있는이웃들)」に、上記童謡集と音源が同じかどうかはわからないが、10曲(実質9曲?)の童謡を聴くことができる。
青い心白い心(파란마음 하얀마음)
(등대지기)
・島の赤んぼう(섬집아기)
・若葉たちだ(새싹들이다)
・雨傘(우산)
・木の葉船(나뭇잎배)・・・再生?
・兄を思うと(오빠생각)
・秋の夜(가을밤)
・半月(반달)
・ぽちゃんぽちゃん(퐁당퐁당)

(本ブログ関連:1/42/187/187/27

2010年10月11日月曜日

ピノキオ

人の形をしていても、木彫りのピノキオは少し落ち込んでいる。どこかちぐはぐなのだ。ダニエル・ビダルの歌「ピノキオ」は、童話のピノキオのことではなくて、少女の心なのかもしれないが。
あこがれる秋が教えてくれたことは、それはこわれやすい小さなもの、こころを大切にするということだ。ダニエル・ビダルの愛らしい声が、秋の陽をうけて落ち葉の上で踊っているようだ。そうそう、過去なんてこれっぽっちもない、どこまでもあどけなくて天真爛漫に聞こえる。
(Youtubeに登録のtengokuemakiに感謝)

連休終わりの今日、孫はどうしているのだろうか。孫は、泣くことと笑うことはあっても、怒ることを知らない。今は、まだ愛情の中で生きている。そんなことを思い浮かべていたとき、「海ほたる」の上で東京湾をバックに、両親に抱かれている写真のメールが届いた。
これから、羽田空港の新空港に行って、孫が好きな飛行機を見せると書き添えられていた。

(追記)
羽田空港で、孫が、飛行場の飛行機を眺めている写真のメールが届いた。
「たくさんの飛行機に大きな声をあげて喜んでいました。・・・帰ろうとすると号泣。」とのこと。どうやら、帰宅後も興奮冷めやらぬようだ。
今日は、巨大な船や飛行機を見たわけで、動くものが好きな男の子には最高の一日だっただろう。

2010年10月10日日曜日

江戸東京たてもの園

天気が良ければ、地元の小金井公園を散歩して季節を楽しむのだが。公園には、江戸東京たてもの園があって、会員になっているので、しばしば展示室を訪れ観覧している。現在、同園の収蔵品が展示されていて、その中で「土製耳飾」(縄文時代晩期)のデザインの流麗さに驚く。美意識は時代を超えている。

ところで、江戸東京たてもの園では、「東京お勧め観光名所」のハングル版ガイド冊子(p.18)を配布している。江戸東京博物館から江戸東京たてもの園まで、10箇所の東京都文化施設を紹介している。同冊子から、江戸東京たてもの園の紹介を次の通り一部コピーしてみる。

에도도쿄 건축정원(江戸東京たてもの園)
<실제로 사용해 온 에도시대(江戸時代)부터 쇼와시대(昭和時代) 까지의 주택과 상점 등을 둘러보며 살아있는 역사를 배울 수 있습니다.>
에도도쿄 건축정원은 도립고가네이공원(都立小金井公園) 안에 위치하고 있으며, 에도시대부터 쇼와 초기(1600년대부터 1940년대) 까지의 27동(棟)의 복원 건조물이 줄지어 서 있습니다. 여기서는 현지보존이 불가능하게 된 문화적 가치가 높은 역사적 건조물을 이축하여 복원, 보존,전시함으로써 귀중한 문화유산으로 차세대에 계승시키는 역할을 하고 있습니다. 이 건물들을 통해 에도도쿄의 역사와 생할 문화의 변천을 되돌아 볼수 있음은 물론 사계절 철마다 다양한 이벤트를 즐기면서 옛 생활로 체험해 볼 수도있습니다.

(参考)ブログ「くろはな 東京日和」は、展示建物を写真とともに紹介している。

(追記)朝方の空模様とは異なり、昼にはかっと陽が指してきたので、小金井公園を巡ってみた。

  公園西側に位置する、江戸たてもの園入り口(ビジターセンター)、両側に先日記した金木犀の巨木が佇んでいる。

公園東側に位置する、子ども向けのユーカリ広場に、金木犀が林立していて辺りに甘い香りを漂わせている。
 
公園の北側にある、つつじ山広場のふもとに広がる原には、コスモスの花が満開している。