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2010年12月12日日曜日

歌謡祭からシュースケまで

e-Today(이투데이)の以前の記事「大学歌謡祭からスーパースターKまで...オーディションの変遷」(11/25)に、歌謡祭と現在の音楽状況について次のように述べられている。

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・1977年に始まったMBC「大学歌謡祭」は、スター登竜門だった。ペ・チョルス(배철수)、シム・スボン(심수봉)、ノ・サヨン(노사연)、シン・ヘチョル(신해철)などを誕生させて、スター登竜門としての名声が徐々に大韓民国初の公開オーディション番組として定着した。
・MBC「江辺歌謡祭」(1979年~2001年)でデビューしたイ・ソンヒ、チュ・ヒョンミ(주현미)、パク・ミギョン(박미경)、チャン・ユンジョン(장윤정)などは、卓越した歌唱力とスター性で大衆の支持を着実に受けている。
・歌謡番組の関係者は、「以前の歌謡祭は、音楽トレンドがわずか10年の間に大きく変化しながら、昔の名声は消え失せているのが現実だ」としながら、「(その)代わりに、その席をスター性と多様なトレンドに合わせ《シュースケ(슈스케:(Mnet)スーパースターK》が、青少年から青年に至るまで多様な年齢を抱えこんで、オーディション番組の新しいジャンルを開いた」と語った。
・続けて、「過去の歌謡祭は、本人が創作した歌のみ参加が可能だったという点で、《シュースケ》とは明確に区分しなければならない」として、「《シュースケ》は、スター性だけを追求して真の音楽家を探す悩みは以前ほどない」と付け加えた。
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モーフィングを使って多数の女性写真を合成すると、いわゆる美人画像ができあがる。つまり、美しさはバランスのとれた究極の平均値である。スター性は、その時代の平均値かもしれない。ところが、時代を変える力は、全く別の場所から出現する。時代が求める美と、時代を変える美は、自ずと異質なのかもしれない。オーディションする側の感度が試されることになる。

(本ブログ関連:”大学歌謡祭”、”江辺歌謡祭”、”スーパースターK”)