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2018年6月30日土曜日

イ・ソンヒのコンサート<Climax>始まる

昨日から明日までの3日間(6/29~7/1)、ソウルのオリンピック公園にある「オリンピックホール」で、イ・ソンヒのコンサート <Climax>が開かれる。この後も、米国サンディエゴや韓国の水原、大邸などの各都市でコンサートツアーが続く。

(本ブログ関連:”Climax”)

ソウル : 6/29~7/1
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米国: 8/11
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水原: 9/8~9/9
大邸: 9/29
仁川: 10/20
大田: 11/3~11/4
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(参照: Interparkチケット

(追記) 7/1のコンサートの様子・・・ 「あ! 昔よ」で始まったようだ

(Youtubeび登録の우리비に感謝)

これまで彼女のコンサートの始まりに、ソウルへ出かけていた。基本的に一泊二日だが。そのためソウル以外の都市に足を延ばすことはなかった。イ・ソンヒ以外に、韓国について知ることがなかった。

(本ブログ関連:イ・ソンヒのコンサート ”2009年2011年2014年2016年”)

前回(2016年)のコンサート翌日、ソウル市内の中古レコード街を徘徊したが、9月とはいえ汗だくになりえらく消耗した。そろそろ潮時かなと感じた。そして今回、湧きあがるべき活力が出ず・・・残念ながら見送ることにした。

いずれ、今回のコンサート模様をYoutubeなどで垣間見ることができるだろう。・・・もしかしたら、彼女の韓国内ツアー会場のどこかの席で、ステージを見ているかもしれない。そのとき初めて、ソウル以外の街への旅になるだろう。

近頃、日常の行動範囲が、同心円状に次第に狭まっているのに気付く。

2018年6月29日金曜日

梅雨明け2018

昨日、「梅雨明けしたのではないか」という放送キャスターの発言をブログに記した。もうちょっと、様子見かなと思った矢先、何と本日、気象庁から関東甲信の梅雨が明けたと発表されたのだ。

日本気象協会のtenki.jpの記事「関東甲信 早すぎる梅雨明け 6月は初めて」(6/29)は、関東甲信の梅雨明けが、(観測史上)一番早いと次のように報じている(抜粋)。
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6月の梅雨明けは初めて
・きょう29日、気象庁は関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。平年(7月21日ごろ)より22日早く昨年(7月6日ごろ)より7日早い梅雨明けです。関東甲信地方が6月に梅雨明けするのは初めてのことです。(これまで関東甲信地方で最も早く梅雨が明けたのは2001年の7月1日でした。)
梅雨の期間(梅雨入りした6月6日から梅雨明け前日の6月28日まで)の日数は23日と、1978年(6月11日から7月4日まで)に並んで1番の短さです。
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(参考)関東甲信の「梅雨入り」
・6月6日ごろで、平年(6月8日ごろ)と比べて、平年差は2日早く、昨年(6月7日ごろ)と比べて、昨年差は1日早い。

(参考)今年(平成30年)の「梅雨明け」
地方平成30年平年差昨年差平年昨年
沖縄6月23日ごろ同じ1日遅い6月23日ごろ6月22日ごろ
奄美6月26日ごろ3日早い3日早い6月29日ごろ6月29日ごろ
九州南部7月14日ごろ7月13日ごろ
九州北部7月19日ごろ7月13日ごろ
四国7月18日ごろ7月13日ごろ
中国7月21日ごろ7月13日ごろ
近畿7月21日ごろ7月13日ごろ
東海7月21日ごろ7月15日ごろ
関東甲信6月29日ごろ22日早い7日早い7月21日ごろ7月6日ごろ
北陸7月24日ごろ8月2日ごろ
東北南部7月25日ごろ特定しない
東北北部7月28日ごろ特定しない


ところで、サッカーのワールドカップで、(昨晩深夜を境に昨日と今日に続いた)「日本対ポーランド戦」は、0-1で敗退したものの、第3戦(決勝トーナメント)への切符を、他チーム(コロンビア対セネガル戦)の試合結果から入手できた。イエローカードやレッドカードの数(ファエプレーポイント)により、最終判定されたからだ。

にわかファンにとって、試合が次へ進めば楽しみも増えるわけで、子どものころ美味しいおかずを残す習性を持った私は、第3戦を展開できることに大満足している。

2018年6月28日木曜日

春期イディッシュ語 2018-12th

梅雨をすっかり忘れたような晴れ間が続く。7月初まで、この暑い陽ざしが続くようだ。天気予報の解説者は、せっかちなキャスターの「もう梅雨明けしたのではないか」という問いかけに慎重だ。例年、梅雨明けは7月下旬なのだから。

(本ブログ関連:”梅雨入り”、”梅雨明け”)

少しの風に救われた気がするけれど、やっぱり暑い。イディッシュ語辞書(重い)をお守りがわりにショルダーバッグに詰め込んで、「イディッシュ語教室」へ通へば、やっぱり汗が出る。イスラエルに行って空いてしまったクラスメイトの席を埋めるように、席を移動した(授業で答える順番が早くなり、こちらは冷や汗)。

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”)

今日も工夫された授業が展開された。

① テキストの単元7
  ① ー1.会話1を輪読
   ・引越しする女性が友だちの女性に自分の色々な服を譲るという。その中に、どこかで見たような・・・。
  ① - 2.命令形:命令の対象(単数と複数)別に、動詞語幹に付く語尾を変化させる
  ① - 3.人称代名詞:人称ごとの主格、予格、対格の区別
  ① - 4.宿題「די עלטערן פֿונעם בעל ־ שם ־ טובֿ און אליהו הנבֿיא」(Ba'al Shem Tov の両親と予言者Elijah
② 先生がイスラエルで入手したテキスト「ייִדיש  צום נײַעם לערן ־ יאַר」(続き)
  ② - 1.新学期(新学年)に向けて、子どもたちにイディッシュ語学習の歓びを伝える
          (参考)先生解説のイデシッシュの格言
                    「いいお父さんは本をくれる。いいお母さんは歌を歌ってくれる。

2018年6月27日水曜日

探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へ到着

(後付記載)

本日(6/27)、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へ到着したと、JAXAのウェブリリース(プレスリリースじゃなくて!)「小惑星探査機『はやぶさ2』の小惑星Ryugu到着について」は次のように報じている(抜粋)。

次の内容から分かる通り、現在、はやぶさ2とリュウグウとの距離は20Kmであり、その間を維持できているという。(今後の着陸予定について早く知りたいところであるが)

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・国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」小惑星Ryugu(リュウグウ)への到着を確認しましたのでお知らせします。

・JAXAは平成30(2018)年6月27日の「はやぶさ2」の運用において、「はやぶさ2」の化学推進系スラスタを噴射して軌道制御の運用を行いました。

・JAXAは、「はやぶさ2」から取得したデータから、
   「はやぶさ2」の化学推進系スラスタの噴射が予定通り行われたこと
   「はやぶさ2」と小惑星リュウグウとの距離が約20㎞であること
   「はやぶさ2」が小惑星リュウグウとの距離を維持できていること
   「はやぶさ2」の状態が正常であること
を確認しました。これにより、「はやぶさ2」が9時35分(日本時間)に小惑星リュウグウに到着したことを確認しました。
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⇒ JAXAの6/29付け記事に、ランダー・ローバ(着陸小惑星面の探査ロボット)について告知している。「今後の探査結果をご期待ください。」とのこと。

KBS WORLD「国楽の世界へ」「スクテモリ」ほか

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(6/20)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、「スクテモリ쑥대머리、髪が乱れた様子を指す)」ほかについての話を紹介した。

始めに、1930年代に人気のパンソリ歌手「林芳蔚임방울、1904年~1961年)」について次のように紹介された。
・伝統芸能「パンソリ」は、もともと庶民の音楽だったが、朝鮮時末になると王も楽しんだという。有名な歌い手を各地から宮廷に集め、王の前で披露した歌い手を、国で認めたの意で「国唱(국창)」と呼んだ。例外もある。後に1930年代当時、有名になった「林芳蔚」も「国唱」と呼ばれた。林芳蔚は、首都で活動したが、朝鮮戦争のとき故郷の光州に避難した際、北側の検問に遭ったが、歌を歌って釈放されたという。そのとき歌った曲が「スクテモリ」だった。

▼ 「スクテモリ」(林芳蔚の生前録音したものに伴奏をのせた曲)を聴く。コラボして、今様に。

次に、朝鮮半島の南北を流れる「臨津江(임진강)」に臨んで歌ったとわれる曲について次のように紹介された。
・「朝鮮戦争」を記憶する、6月25日になると、南北を流れる「臨津江」の曲が浮かぶ。この曲は、北側に渡った詩人「朴世永(박세영、1902年~1989年)」が、故郷を想いながら作った詩に、「高宗漢(고종한)」が作曲した。

▼ 日本でも(かつて「ザ・フォーク・クルセダーズ」によって)歌われた「臨津江」を聴く。団塊世代の歌だった・・・。

最後に、「非武装地帯(비무장지대)」の歌について次のように紹介された。
非武装地帯(DMZ)」とは、軍事衝突を避けるため、国際条約などで武装を禁じた場所で、韓国の場合、現在、軍事境界線からそれぞれ2キロの地帯が指定されている。

▼ 「非武装地帯」(文益煥(문익환、1918年~1994年)詩)の歌を聴く。「トンマッコルへようこそ」を思い出す。

2018年6月26日火曜日

全国地震動予測地図2018年版

例年、政府の「地震調査研究推進本部」から「全国地震動予測地図」が公表されている。最新の2018年版について、読売新聞の記事「30年内に震度6弱以上、千葉85%横浜82%」(6/26)は、「政府の地震調査委員会(委員長=平田直なおし・東京大教授)は26日、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布を示した2018年版『全国地震動予測地図』を公表した。」と報じた。

(本ブログ関連:”全国地震動予測地図”、”地震”)

地震調査研究推進本部の「発表資料」から ・・・(青色の矢印はブログに後から追加した)
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・(下の図は)30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が例えば3%あるいは26%であることは、それぞれ大まかには約1,000年あるいは約100年に1回程度、震度6弱以上の揺れに見舞われることを示します。
・(地震に)見舞われる可能性が相対的に高いところ(濃い赤色)低いところ(黄色)がある。

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地震動予測地図を見て、いつも気になる場所がある。東海、東南海に面した太平洋岸が、将来震度6弱以上が「必須」に見えるのに対して、確率の最も低い地域に自然と目がいく。

2016年版予測地図のときもそうだったが、< 一番薄い色の「黄色」で示される、北海道のオホーツク海沿岸地域小樽・札幌地域、および岡山県の新見地域 > がある。(当然ながら、地震保険費用に連動する)

安全を考えて引っ越すなら、岡山県の新見地域(上記地図に青色の矢印で示した)を選択したいと空想する。北海道は少し寒いからなどとわがままから妄想したけれど。でも、全国規模の地震が発生したら、そんな呑気なことをいってられないだろう。
いつでも、どこでも地震被害が最小であるのに越したことはない。そのための予測(=準備)地図なのだから。

2018年6月25日月曜日

あまりの暑さに・・・思うもの

肌寒い雨降りが続いたと思ったら、昨日今日と陽射しの強さに驚く。いささかうんざりする。元来寒いのは苦手、だから冬より夏の方がよいといったものの、この暑さには閉口する。

豪雨を「バケツを引っくり返したような」という表現があるが、今日の暑さを何としょう。韓国語教室でおじさん同士で話し合ったが、「じりじりと暑い(熱い)」だろうということになった。

わたしとしては、「いか(烏賊)」をプレスに掛ける「姿焼き」の暑(熱)苦しさ何んてどうだろうかと思った次第。電熱プレス機に、高熱と強圧力で上下から挟まれた様子が浮かんでくる。プレス直後、一瞬にして沸騰し、悲鳴のような音を出しながら蒸気を放ち固まる。この拷問から解放されたとき、いかはあっけない煎餅の形になっている。

暑い夏の陽射しに思いついた、いかの姿焼きに人生を感じてしまう。とはいえ、いかの煎餅は、独特で懐かしい香りがするし、駄菓子風の味わいがなんともいえず楽しい。

陽射しに悩んだ末、猛暑も満更悪くないといった結論に落ち着かせよう。


(Youtubeに登録の透森に感謝)

2018年6月24日日曜日

(資料)はやぶさ2 「リュウグウ」へ予定通り到着へ

サッカーのワールドカップの日本第2戦も気を揉むが、探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」への到着も気になる。どちらも素人のにわか関心とはいえ、無事進展することを願うばかり。

(本ブログ関連:”はやぶさ2”、”はやぶさ”)

夜中の11:50現在、JAXAの紹介図によれば、はやぶさ2とリュウグウの距離は、33.7Kmという。JR東海道線*でいえば、「東京駅」と横浜市の「保土ヶ谷駅」間くらいの距離である。意外と近くにいる。(*距離情報の登録者に感謝)

探査機はやぶさ2が、 「リュウグウ」へ予定通り到着するため、軌道制御を行なったと毎日新聞の記事「はやぶさ2 予定通りリュウグウ到着へ 軌道制御に成功」(6/24、永山悦子記者)は次のよう報じている(抜粋)。

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・小惑星リュウグウへの到着が間近となっている探査機はやぶさ2は、24日午前に到着に不可欠な軌道制御(修正)に成功した。リュウグウへ向かう速度は秒速11センチから8センチ*へ減速され、到着まであと2回の小幅な軌道制御を残すのみとなった。・・・ リュウグウ到着は予定通り27日ごろの見込みだ。

(* 秒速8cm=時速288m、ゆっくりと! < 人の歩行は一般に時速4Km)

・はやぶさ2がリュウグウへ接近するための軌道制御は、計10回実施する
この日(6/24)は8回目だった。
ー この後、26日に9回目を実施してリュウグウに対する速度をほぼゼロまで落とし
27日の最後の制御でリュウグウから約20キロの地点に到着する
また、はやぶさ2の位置を詳細に分析した結果、24日正午現在のはやぶさ2とリュウグウの距離は約37キロと分かったという。
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(NHKのニュースのようです)

(Youtubeに登録の news8に感謝)

(余談)
今日も、調布飛行場巡りをして、ドルニエ228を間近に、タキシングから離陸するまでの様子を見て楽しんだ。考えてみれば、ドルニエ機のエンジンが意外と小さいのに驚く。

2018年6月23日土曜日

再(案内)2018 夏期間「イディッシュ語教室」

本ブログに案内した、夏期間「イディッシュ語教室」が、東京外国語大学の府中キャンパスで開催されます。日頃忙しい方も、夏休み期間のコースなので体験してみてはどうでしょうか。

すでに本ブログに掲載した「コース案内」で概略知ることができますが、具体的には東京外国語大学「オープンアカデミー」の次の「イディッシュ語」案内をご覧ください。
・「超入門」コース : 7月31日(火)~8月2日(木)
・「初中級」コース : 8月28日(火)~8月30日(木)

(雑談)
・イディッシュ語文学の第一世代の3大作家といわれる人物に、「ショーレム・アレイヘム」(1859年3月2日~ 1916年5月13日、NY没)、「イツホク・レイブシュ・ペレツ」(1852年5月18日~1915年4月3日、ワルシャワ没)、「メンデレ・スフォリム」(1836年1月2日~1917年12月8日、オデッサ没)がいます。
・彼らは、イディッシュ語による(ユダヤ)文学を普及したひとびとで、「ロシア革命」以前に没しています。彼らの作品を通して、イディッシュ文化の「原形」を知ることができるのではないでしょうか。そんな読書の機会を持てたらと、いつも思っています。
・イディッシュ文化の原形を、さらに「民話」の中で読み取れれば、(いわゆるユダヤジョークと違った意味で)楽しいことと思います。

2018年6月22日金曜日

小惑星「リュウグウ」の最新(6/20)映像

探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へ接近しつつある。27日頃到着予定とのことだが、現在の状況について「JAXA」のホームページに、リュウグウまでの「距離」、航跡図、および「打ち上げからの経過時間」などが表示されている。

(本ブログ関連:”はやぶさ2”、”はやぶさ”)

素人の関心といえば、リュウグウの姿かもしれない。前回、「はやぶさ」が到着した「イトカワ」は、捻れたピーナッツのようだったのに比べて、今回のリュウグウは等軸晶系?のように見える・・・はたして、その姿はいかに。

「はやぶさ2」撮影の写真から、リュウグウの姿を「お団子より少し角張っている」、「表面が大きく角張っている」、「表面がコンペイトー(金平糖)のように大きく角張って凸凹になっている」と順次表現されてきたが、今回(6/20の映像)は「そろばんの玉のような形で、表面に多くの凹凸がある」(産経新聞、6/21)と解説されている。JAXAの記者会見で、リュウグウの大きなクレーターについて、同チーム中で、(スター・ウォーズの)「デス・スター」(のスーパーレーザー砲の基部)が話題になったそうだ・・・確かに、そう見える! JAXAの技術陣は上手いことをいう。


(Youtubeに登録のANNnewsCHに感謝)

2018年6月21日木曜日

夏至 2018

二十四節気の「夏至」というに、一日陽の照りを知らず終わった。日中が最長となる夏至が「梅雨」にあるのは、考えてみれば落ち着かない。例年どうだったか、どんな気分だったのか思い返したくなる。

(本ブログ関連:”夏至”)

天気は、澄み渡る晴空のとき、雨の日の憂鬱を忘れているし、雨に濡れれば、汗が乾く爽快さを知らない。そんな忘れっぽさに、天気予報は天候にさまざまあるのを、当り前に気付かせてくれる。

今日は、曇天ながら雨降らずしめたもの、湿気も忘れて「イディッシュ語教室」へ出かけた。

春期イディッシュ語 2018-10&11th

それは驚いた、「イディッシュ語教室」のドアを開いたとき、みなが揃って授業を受けていたのだから。スケジュールが変更されていたのを、教室に入ってようやく思い出したのだ。

実は家のカレンダーに、今日は昼から始まる2コマの授業と記していたのに失念して、いつも通り(早目だが)教室へ出かけたつもりでいた。大失態を言い訳しながら席についたけれど・・・。結局、1コマ目の授業の最後を少しだけ後追いして、2コマ目からは、いつも通り学ぶことができた。そんなわけで、今日のブログタイトルは、<10&11th>である。

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

① 超正統派の「レベ(Rebbe、רבי)」の解説
 ・テキストの「文化の視点」の項で、超正統派「レベ」(指導者)の系譜概要を知る。

② 捕捉テキスト「プラハのゴーレムדער גולם פֿון פּראָג)」の伝承
 ・ラビが川辺の泥で泥人形「ゴーレム」を作る。ゴーレムは人々を危機から救いやがて泥に戻る・・・輪読。

(映画「ゴーレム」の簡略版 ⇒ Full film版は別Youtube映像にある)
(Youtubeに登録のRavenwood2008に感謝)

③  先生がイスラエルで入手の新入生用テキスト「ייִדיש  צום נײַעם לערן ־ יאַר」から
 ・「איך בין אַ ייִדיש ייִנגעלע」、「קומט אַלע אין שול」を読む。
 ・「דער רעגן(雨)」を読む。
    (追記) 鴨志田先生の「ブログ」に本テキスト「雨」の詩の美しい訳が紹介されています!

今日の授業を最後に、クラスメイトのひとり(アーティスト)がイスラエルにイディッシュ語を学びに行くことになった。神様は容易に人に二物を与えるようで、若くて才に恵まれた人が新天地に出向くのは素晴らしい。流暢なイディッシュ語が次に聞かれるのを楽しみに待っていますよ。

KBS WORLD「国楽の世界へ」 「春香歌」ほか

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(6/13)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、パンソリ「春香歌」ほかについての話を紹介した。

(同回番組を聞き逃したため、放送された内容のみ記す)

▼ パンソリ 「春香歌」から、春香が「ブランコに乗っている場面(그네 뛰는 대목)」
  ・그네=ブランコ

徐廷柱(서정주)の詩(1956年)に旋律を付けた、2001年初演の「鞦韆詞(추천사)」の歌と演奏(カヤグム)
  ・鞦韆(しゅうせん)=ブランコ
  ・Youtube:歌い手は同じ

▼ 巫俗音楽「プノリ(푸너리)」をベースにした前衛的な演奏
  ・Youtube:同曲でないが奏者が同じ

2018年6月20日水曜日

イ・ソンヒの「いつも愛してる」

少しの間、陽が射したと思ったら、やがて雨がポツポツ降り続く。梅雨だからしょうがないのだろうけれど、からりと陽を浴びて、晴れやかな気分になりたい。

こんなとき、イ・ソンヒの明るく健やかな声を聴きたくなる。心が晴ればれして自然に振舞える美しい曲。イ・ソンヒの8集に所収の 「いつも愛してる(언제나 사랑해)」(1992年、作詞・作曲キム・ヨンドン)は、心穏やかにする。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「いつも愛してる」”)


愛してる、私の愛する人
あなたは、日ごとまぶしい光で私へ近づいてるのね

愛してる、う~ん~
永遠(とわ)に、一緒に私たちの幸せな人生の夢見るのね
貴方の、愛の香りが私にいっぱい飛んでくるのね

(トゥル~ル~、トゥルットゥ ルルットゥ ルルットゥ ルル~ル~ル~)

私の魂、私の愛する人
貴方は、私にいつも新しい光で現れるのね
その光は、いつも虹の色をして私に近づくのね

愛してる、私の愛する人
愛してる、私の人生


(Youtubeに登録の도미정に感謝)

2018年6月19日火曜日

(にわかファンのワールドカップ) 初戦相手のコロンビアを突破

ワールドカップ、初戦相手のコロンビアを突破・・・なんて書くと、サッカーを少しでも知ったようで気が引ける。正直、サッカーについては馴染む機会もないまま、相変わらず分からぬまま。なにしろ、今もって「オフサイド」を理解できぬままいる。

事前の予想では、スポーツ解説者がいうには、コロンビア戦は、1-1ならベスト、0-3の可能性すらあると聞いた。どうみても不安な評判のため、ひやひやしながらテレビ観戦した。結果、2-1で勝利したのだ。

今回のワールドカップ初戦の舞台で、日本が南米の強豪コロンビアに勝利したが、他にもドイツがメキシコに0-1で、ブラジルがスイスに1-1と強豪チームが苦戦しているそうだ。日本チームはこの気運に乗って、今後、連勝を願う。

にわかファンで、な~んにも知らないくせ、勝ち気分を味わいたくて口にした。
それにしても、本当に、おめでとう!


(Youtubeに登録のFM24/7 HDに感謝)

2018年6月18日月曜日

大阪北部地震

今朝方、大阪府北部で大きな地震があったと、気象庁が次のよう発表した。大阪府の大阪北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市の周辺を「震度6弱」の地震が襲った。

(本ブログ関連:”地震 ”)

気象庁発表(6月18日08時07分)
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・18日07時58分ころ、地震がありました。
・震源地は、大阪府北部(北緯34.8度、東経135.6度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は5.9と推定されます。
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地震は、普通、直接感じて記憶されるものだ。今日の「大阪北部地震」の揺れは、当地まで及ばなかったが、小学校の塀が倒れて幼い命が失われたことをTVニュースで知った。合わせて、「東日本大震災」(2011年3月11日)の苦い記憶が思い出された。3.11のとき、強い揺れにわが家の大谷石塀が倒れたのだ。塀のそばに、近所の子どもがいたかもしれないと思い浮かべた瞬間、手が震えだしたことが、今日のニュース画面を見てよみがえった。運よく不幸は発生しなかったが・・・考えても恐ろしい。

最近、群馬県南部、千葉県南部・東方沖(「スロースリップ(ゆっくりすべり)」)などで発生した地震を一部体感したが、それも微かだった。今日の大阪北部の地震にいたっては、全く気付かなかった。「阪神・淡路大震災」(1995年1月17日)のときもそうだった。ニュース映像がなかったら、どれほど驚きを持てただろう。

でも、自分の経験に照らし合わせて、積極的に意識して思い出せば、遠い地震だと留め置いてしまうことはないだろう。

2018年6月17日日曜日

「リュウグウ」が見えてきた

今から8年前(2010年6月13日)、オーストラリア上空に探査機「はやぶさ」が帰還して最後の姿を見せたときの感動を忘れられない。「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」から微粒子を採取して持ち返った。

その4年後(2014年12月3日)、「はやぶさ」の後継といえる「はやぶさ2」があらたに小惑星「リュウグウ」を目指し接近しつつある。最新の様子を、毎日新聞の記事「はやぶさ2 『リュウグウ』自転の動画公開 画像から作成」(6/16、池田知広記者)は次のように報じている。

(本ブログ関連:”はやぶさ”、”はやぶさ2”)

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・宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、小惑星探査機「はやぶさ2」が撮影した目的地の小惑星「リュウグウ」の画像を連続表示した動画を公開した。表面が大きく角張り自転している様子がうかがえる。
・動画は14~15日に撮影した52枚の画像から作った。まだ約650~700キロ離れているため不鮮明だが、クレーターのようなくぼみも見てとれる。
・はやぶさ2は今後、さらに鮮明な画像を撮影しながらゆっくりと接近。27日ごろにリュウグウから高度20キロの地点に到着する予定
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JAXAは、小惑星「リュウグウ」の52枚の画像から、自転動画像を作成して次のように解説している。(6/16


JAXA作成の「リュウグウ」自転動画像 (Youtubeに登録の毎日新聞のニュースに感謝)
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・この動画からは、表面が大きく角張っているようすやクレーターのような窪みが見られます。また、自転の軸がこの画像で上下方向に近い(黄道面に垂直に近い)ように見えます。自転の向きは逆行です。これらの情報は探査にとって非常に重要です。今後、さらにはっきりと表面が見えてくると、より正確なことが分かってきます。
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ちなみに、浦島太郎が時間を忘れて滞在した「竜宮(りゅうぐう)」と違って、その形体がいろいろ表現されているのが面白い。
・毎日新聞(6/15):「お団子より少し角張っている」(吉川真・JAXA はやぶさ2ミッションマネジャー)
・JAXA(6/16):「表面が大きく角張っている」(上記)
・産経新聞(6/17):「表面がコンペイトーのように大きく角張って凸凹になっている」

2018年6月16日土曜日

イ・ソンヒ コンサート〈Climax〉韓国内・外の予定

イ・ソンヒの2年振りのコンサート「Climax」ツアーは、6月末のソウル公演をかわきりに、韓国内公演場所が決まりつつある。また、海外についても、8月初旬の米国公演について、開催場所「PECHANGA RESORT」の公演サイトに案内された。

(本ブログ関連:”Climax”)

① 韓国内ツアー
   ・「水原」および「大邸」公演が確定したようで、「interpark」のチケットサービスに案内されている。   
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   ・6/29~7/1 - ソウル ・・・ オリンピック公園
   ・9/8~9/9 - 水原 ・・・ 水原室内体育館
   ・9/29 -  大邸 ・・・ エクスコ1階
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② 海外ツアー(米国)
   ・南カルフォルニアのワインカントリーにある「PECHANGA RESORT」で開催。
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   ・8/11 - PECHANGA RESORT & CASINO (夕方7時より)

   (参考)サンディエゴ韓国人向けポータルサイト記事「国民の歌姫 イ・ソンヒコンサート、8/11日 Pechanga」(6/11
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2018年6月15日金曜日

イ・ソンヒのリメークアルバム「le dernier amour(最後の愛)」CD到着

雨の日の夕方、以前注文していたイ・ソンヒのリメークアルバム「le dernier amour(最後の愛)」が郵便受けに入っていた。早くて今日の15日、遅くとも17日までには到着するという通知があり、本日予定通り、ちゃ~んと届いたのだ。

うれしくなって、早速、アルバムほかを写真に撮り、収録曲を聴きながら、このブログにしたためている。下記写真の通り、バラードの定番というべきか、窓のガラスが雨に濡れている・・・。こんな雨の晩にぴったりの曲集かもしれない。

(本ブログ関連:”le dernier amour(最後の愛)”)

アルバムをAmazonに発注した際、初期受注分について、アルバムおよびポスターも発送するといった案内があった。封を開けてみると、折りたたまれているものの、ちゃんと同封されているではないか。ポスターは、アルバムケース(ハードカバーの書籍スタイル)の表紙と同じ構成だが、迫力があって大いに満足する。彼女がカバーした曲目は次の通り。

1.ナオル(나얼)の「風の記憶(바람기억)」
2.フィソン(휘성)の「ぜひ(제발)」
3.イム・チャンジョン(임창정)の「焼酎一杯(소주한잔)」
4.BUZZの「弱虫(겁쟁이)」
5.キム・ボムス(김범수)の「最後の愛(끝사랑)」(タイトル曲)
6.Aileeの「初雪のようにあなたに行く(첫눈처럼 너에게 가겠다)」

これら収録曲ごとの解説、およびCREDITなどについて、韓国オンラインミュージックストア「MelOn」に詳細に掲載されている。(いつかその内容をブログに紹介したい)

ところで、アルバムは書籍の装丁風で、いってみればイ・ソンヒの写真集である。いつもながら、日常の感覚に溶け込んでしまう・・・そんな彼女ならではの表情がいい。

2018年6月14日木曜日

春期イディッシュ語 2018-9th

このごろ、天候がせわしく変化する。同じ日、同じ空でも方位(半天)によって異なることがある。北の空は雲間に青空が見えるのに、南の空一面どんより曇っていたり、あるいは、東の空が晴れているのに、西の空は雨雲で覆われていたりする。「イディッシュ語教室」の今日もそうだった。行きはちらちらと晴れ間が見えたのに、帰り道は鈍色の雲が重く垂れていた。

イディッシュ語教室の始まりは、先日(6/10)の「みわぞう祭り」の話題で大いに盛りあがった。ミュージシャンと一緒に机を並べてこそできる・・・こんな経験はめったにない。

今日も授業は、たくさんの工夫(テキスト以外に映像もまじえて)されて進んだ。

①  先生がイスラエルで入手した新入生用テキスト「ייִדיש  צום נײַעם לערן ־ יאַר
  ①-1.表紙の解説と、始めの数ページ(イデッシュについての子ども向けの歌)を読む。

Beyle Schaechter-Gottesman(1920年~2013年)の最初の詩集「מיר פֿאָרן(We travel)」*(1963年)から「(蒸気)機関車」、「(プロペラ)飛行機」を読む。

(*)Yiddish Book Centerに収録

③ (復習)Dialogue のロールプレイ
      ・風邪をひいた青年と、それを心配する女性友だちの会話。(例によって変なロジックが展開される)

2018年6月13日水曜日

Jポップの日本語研究

先日、書店に行ったら、AI関連書の特設コーナーがあった。AIについては、素人ゆえさっぱり分からない。それに、私が生きている限りに、アンドロイドの「ターミネーター」に殺戮される時代が来ることはないだろうから、まあいいやといった感じでいる。

AIについて恐れるなかれと、元高級財務官僚が刺激的な書籍の中で発言している。AIが動く限り、前提にプログラミングがあり、それは言語の(つまり人間の)延長でしかない。AIに特別なワザや神域があるでもないだろうから納得する。それにしても、天才は秀才と違うんですね。感心するばかり。

さて、上記の特設コーナーに、J-POPを言語分析して、作詞の自動化を狙った日本語研究の書籍「Jポップの日本語研究 創作型人工知能のために」(伊藤雅光、朝倉書店)があった。出版社からして理化学系の出版社であり、芸能関連書じゃないことがわかる。内容は、実際のJ-POP歌詞を分析して、語彙の傾向や差異をまとめたものだ。難しいAI技術書ではないので、楽しめそう。

(本ブログ関連:”J-POP”)

地元図書館(本館)が蔵書していることを知り、本日、さっそく借りることにした。日本のポップスがなぜ洋楽離れして、「日本語回帰」しているのかから始まり、「中島みゆき」と「松任谷由実(ユーミン)」の作詞分析(語彙の豊富さ、語りの構造など)へと進む。(ちなみに、図書館でこの書を「J-POP」で検索したら見つからない・・・館員さんから「Jポップ」表記と教えてもらった)

(本ブログ関連:”中島みゆき”)

昔、中島みゆき派と松任谷(荒井)由実(ユーミン)派といったファン層の大きな隔たり、深い谷底があったことを思い出す。これについては、あまり喋らない方が身のためのような気がする。(同書の著者がどっちよりかなどと推測するのも面白い)

2018年6月12日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 「君のための歌」ほか

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(6/6)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、亡なった人への追想の儀式や歌についての話を紹介した。

始めに、平安な時代を追想し、いしずえになった人々を追悼する日について次のように紹介された。
・善良な王の治世に「尭舜の時代」(中国古代の帝王、尭と舜の時代)がある。聖人と言われた王の尭が、老人が次のよう歌うのを見た。< 太陽が昇ったら働き、沈んだら休むという平和な生活では、王が徳をもって国を治めることなど、自分とは関係のないこと >(「撃壤歌」) 。尭は、これこそ平和な時代と満足した。しかし、歴史には平和な時代があまりなかった。韓国近代史も、苦難の中にあった。今日(6/6)は、メモリアル・デイにあたる祝日「顕忠日」(戦没者追悼の日)である。

▼ 「シッキムクッ(씻김굿)」の歌詞から「君のための歌(그대를 위해 부르는 노래)」の歌を聴く。死出の旅遠く、今様に。

次に、この「シッキムクッ」の儀式と、その鎮魂の意味について次のように紹介された。
・「シッキムクッ」は、全羅道地方で、死者の魂をあの世に導く儀式に歌う。一生涯、悔いのない人生はないだろう。残された家族も名残惜しい。今生に対する未練や恨みを洗い流す意の「シッキム」と、巫女シャーマン)が行なう儀式の「クッ」から、儀式を「シッキムクッ」と言う。合わせて、残った家族の心も共に洗い流す意もある。

▼ 珍島「シッキムクッ」から「ヒソル(희설)」の歌を聴く。土着 →(土着+仏教)→ 仏教、・・・その混合か?

最後に、この土着的儀式の「ヒソル」と、仏教儀式の「霊山斎(영산재)」について次のように紹介された。
・「ヒソル」は、「シッキムクッ」の儀式の一つで、死者が問題を乗り越えて極楽へ行くことを祈願する歌だ。「シッキムクッ」の儀式は、全羅道全域で行われたが、今は、珍島や小諸島の村を中心に受け継がれている。巫女の歌と踊りなどに芸術性が認められ、国の無形文化財になっている。一方、仏教では、人が亡くなると「四十九日」の法事を行なう。この儀式に「霊山斎」(同じく国の無形文化財)がある。この儀式は3日間行われ、各地から優秀な僧侶が集まったという。

▼ 僧侶の歌で、仏教音楽「伏請偈(복청게)」を聴く。伏請大衆 同音昌和 神妙章句 大陀羅尼・・・長々と歌う。

・国の無形文化財は、年に一度、全ての過程を一般公開する。ソウルの新村にある、「奉元寺(봉원사)」では、毎年6月6日、「霊山斎」を行っている。

(本ブログ関連:”韓国仏教”)

2018年6月11日月曜日

イ・ソンヒの「雨降る街に立って」

(二十四節気の「入梅」の今日も)昨日から雨がやまない。「韓国語教室」の往復、片手に持った傘に霧雨が舞い込んで、詰め込んだカバンが濡れるのではないかと気遣う。カバンがいっそう肩に食い込む気がする。

まるっきり詩情はないけれど、こんな雨の夜道にどんなイメージが浮かぶだろうか。中島みゆきの「元気ですか」(歌詞)の濡れネズミの惨めさは避けたい・・・(雨降りと限らないけど)、探り合い・鞘当ての心理ゲームは似つかわしくない。やっぱり、一方的かもしれないけれど、物語に転化したバラードの方が聴くに楽のようだ。

小雨そぼ降るこんな夜には、イ・ソンヒの9集所収の「雨降る街に立って(비오는 거리에 서서)」(1994年、作詞・作曲イ・スンジン)は、ぴたり当てはまる。

(本ブログ関連:”雨降る街に立って”、”中島みゆきの「元気ですか」”)


雨降る街に立って、あなたを待っているのね
行き交うたくさんの人たちの中で、私は立ち続けるのね
降る雨の中で、たたずんで、あなたを待っているけれど
どこにも見つからないあなたは、雨に濡れた私の心が分かるの
*
雨降る街に立って、あなたを思っているけれど
みすぼらしい私の姿は、私にも、どうしょうもできないの
消えていく、あなたの悲しい後ろ姿のように一人でここに

雨降る街に立って、あなたを待っているのね
暗い夜は更けていくのに、あなたは見えないのね

(*以下繰り返し)


(Youtubeに登録のkoreanballadsに感謝)

2018年6月10日日曜日

「みわぞう祭り Lomir tantsun!」

今夕、小雨の中、吉祥寺のライブハウスで開かれた「みわぞう祭り Lomir tantsun!」に出かけた。14名のミュージシャンによる、クレズマーミュジックの歌と演奏を楽しんだ。みわぞうさんのコンサートに行ったのは、本年1月以来、今回で2回目である。

(本ブログ関連:”みわぞう(MIWAZOU)”)

早過ぎるといわれるかもしれないが、今回ノリノリ状態になった。音楽というのは不思議なもの、会場の雰囲気にすっかりシンクロして、血流が濾過されるような気がしたのだから。なにしろ、コンサートのサブタイトルである「Lomir tantsun!(Let's dance!:!לאָמיר טאַנצן)」の通り、会場は大いに盛りあがって、イディッシュ・ダンスの列ができたほどだ。

クレズマーミュージシャンのお二人が「イディッシュ語教室」に、参加されたことがきっかけで、こんな楽しい経験をできたのは幸いだ。今回は、イディッシュの歌にも焦点を合わせて、いくつも歌われた。そのことがあって、イディッシュ語教室の鴨志田先生による「イディッシュ語ミニ講座」が組み込まれ、先生直々に説明された。さらにクラスメイト2人も来られたので、イディッシュ語つながりの多数が集ったことになる(勝手な自賛、聞き流してください)。

それに、会場には知る人ぞ知る著名な春遍雀來氏(漢字研究者)も来られた。コンザートは、開放的な雰囲気して最後までますます、本当に、盛況だった。

2018年6月9日土曜日

(案内)2018 夏期間「イディッシュ語教室」

今夏も、東京外国語大学オープンアカデミー「府中キャンパス」で、「イディッシュ語教室」が、① 7月末、② 8月末に分けて、2種のコースが開催されます。申込受付け期間は、今月中(6月1日 ~ 6月29日)で、コースの詳細は、コース名に付したリンク先を参照願います。(リンク先より一部掲載いたしました)

① イディッシュ語超入門(鴨志田聡子先生)
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・開催日時:2018年07月31日(火)~08月02日(木)、10:00 ~ 13:20
・会場: 東京外国語大学 府中キャンパス
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・受講対象者
  - 全くの初心者の方が対象で、ヘブライ文字の学習から始めます。
・講座内容
  - ヘブライ文字に触れ、簡単な会話を覚えることが目標です。

 イディッシュ語初中級(鴨志田聡子先生)
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・開催日時: 2018年08月28日(火)~08月30日(木)、10:00 ~ 13:20
・会場: 東京外国語大学 府中キャンパス
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・受講対象者
  - イディッシュ語の文字と文法を一通り学んだ方。ヘブライ文字を読める方。イディッシュ語でお話を読みたいという方。
・講座内容
  - 20世紀半ばのアメリカに住んでいたユダヤ人の兄と妹「セレレとベレレ」のお話を読みます。(テキスト:コピー配布)

2018年6月8日金曜日

(雑談)自然の中で読書する楽しみ

図書館の締め切った読書室を出て、新鮮な空気を味わえる公園で読書にひたるのは、ちょっと風流な気がしてよいものだ。そして、日向を離れて緑陰緑風の木陰に楽しむもよし、あるいは、公園の芝草の上で横になって耽るもよい。

見た目に景色に溶け込んだ文人画の世界のようだが、実際、そんな真似をすると大変なことになる。緑の葉が揺れる樹下にしばらくいると気付くだろう。さまざまな虫が落ち、やがてヤブ蚊が飛び回って来るのを。芝草にしても同じこと、いつのまにか、ダニが這い上がっている。始末に悪いのは、それに気付かず、彼らを家に持ちかえってしまうことだ。

公園で読書するのに一番安全な場所といえば、廻りに木立や草のない、見晴らしのよい散歩道に並んだベンチがよい。風通しもよく、虫やダニに襲われることがないからだ。刺されたところが腫れて、痒くなって初めて気付く心配がないからだ。

そんな見えない虫やダニの襲来から逃れられる場所も、初夏の陽射しには気をつけたい。老眼鏡にかえて読書をする際、アタッチ型のサングラスを眼鏡に付け加える。ただ頭上から太陽光がもぐりこんでくるので、頭の角度を変えなければならない。そんな工夫も必要だ。

初夏のこのごろ、自然の中で読書する楽しみを味わっている。(でも、眩しいし暑いしで長居できない)

2018年6月7日木曜日

春期イディッシュ語 2018-8th

「イディッシュ語教室」は語学以外にも得るものが大きい。今日も授業の始まる前、クラスメイトが持ち寄った江戸以降の和綴じ古書(為永春水ほか)を見せてもらった。変体仮名をすらすらと読んで聞かせられて、楽しくなる。

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

春期コースの後半、クラスメイトが入れ替わり、イスラエル、英国、そしてポーランドへ行く。おじさんは、しっかり日本で留守番する(羨ましい)。

さて、今日も授業は順調に進んだ。
① 前回(5/31)の文法のまとめ(主格:Nominative、与格:dative、対格:Accusative、および形容詞の接尾辞)
  ①-1.復習
  ①- 2.Exercise(イディッシュ語の綴り順)
      ・名詞(性)+ 定冠詞 + 前置詞 + ・・・
      ・名詞(性)+ 形容詞 + 定冠詞 + 前置詞 + ・・・
② Dialogue の読み取り
      ・風邪に苦しむ青年を心配した女性の友だちに対し、青年は心配いらない・薬はちゃんとあると言い訳する・・・。
③ (定冠詞 + 前置詞)の「縮約」(イディッシュ語の綴り順)
  ③-1.名詞(性)+ (定冠詞 + 前置詞)
④ 先生の訳例
  ④-1.ショーレム・アレイヘムの「嘆きの壁כּותל-מערבֿי:Koysl-Maarovi)」から
      ・イスラエルの地を踏んで「嘆きの壁」に接した人から話しを聞いたラビは、感激の余り子どもたちへの授業が中断する・・・

(付記)
地下鉄の乗り換え駅に、毎週、日本各地の物産展が開かれている。そのたび、ちょいちょい覗いては(主として食品だが)名産品を買ったりする。今日は、南九州の物産展で、特産品の「ボンタンアメ」と「甘夏みかん(砂糖)漬け」*を購入した。ボンタンアメには、すぐに昭和へ戻ることのできる懐かしさがある。

(*)砂糖漬けは、「ボンタン」が名産だが、今回は横に並んでいた「夏みかん」にした。

2018年6月6日水曜日

梅雨入り 2018

気象庁発表によれば、とうとうというか、ついにというか、今日、東京を含む <関東甲信地方>が「梅雨入り」した。合わせて、近畿、東海地方も仲良く一緒に梅雨入りした。

(本ブログ関連:”梅雨入り”)

関東甲信地方は、ほぼ昨年・平年なみの入梅だ。そんな小雨パラパラの中、歯科治療に行って、ドクターから教えてもらった次第。何年ぶりの虫歯治療、神経に近いという・・・痛かった。(痛いのと寒いのは苦手だ)

■ 気象庁「平成30年の梅雨入り」(更新日:平成30年6月6日)
地方平成30年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月8日ごろ1日早い5日早い5月9日ごろ5月13日ごろ
奄美5月7日ごろ4日早い6日早い5月11日ごろ5月13日ごろ
九州南部5月26日ごろ5日早い11日早い5月31日ごろ6月6日ごろ
九州北部5月28日ごろ8日早い23日早い6月5日ごろ6月20日ごろ
四国5月28日ごろ8日早い23日早い6月5日ごろ6月20日ごろ
中国6月5日ごろ2日早い15日早い6月7日ごろ6月20日ごろ
近畿6月6日ごろ1日早い14日早い6月7日ごろ6月20日ごろ
東海6月6日ごろ2日早い15日早い6月8日ごろ6月21日ごろ
関東甲信6月6日ごろ2日早い1日早い6月8日ごろ6月7日ごろ
北陸6月12日ごろ6月25日ごろ
東北南部6月12日ごろ6月30日ごろ
東北北部6月14日ごろ7月1日ごろ

KBS WORLD「国楽の世界へ」 「瀟灑園」ほか

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(5/30)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、自然を楽しむ建物「瀟灑園(しょうしゃえん、소쇄원)」ほかの話を紹介した。

始めに、全羅南道の潭陽地域にある、景色の美しい「東屋」の「瀟灑園」について次のように紹介された。
・暑く感じる日が多くなった。そんな昼、景色の良い東屋が浮かぶ。そこに座り、小川の流れる音を聴けば、どんなに心安らぐだろうか。山水のあるところ、多く東屋がある。有名な園に「瀟灑園」がある。全羅南道の潭陽地域にある同園は、最高の園林と評される。瀟灑園は、美しい自然を最大限残し、東屋などいくつもの建物がある。所々に風景を楽しむ小さな東屋を配置している。中でも、「光風閣(광풍각)」、「霽月堂(せいげつどう、제월당)」が有名。

▼ 管楽器の大笒(テグム:대금)の演奏で、園林の趣きを表現した「瀟灑園」を聴く。空気が流れるように、今様に。-

次に、江陵地域にある、五つの月が見られるという楼閣「鏡浦臺(경포대)」について次のように紹介された。
・自然を楽しむ所に建てた小さい建物が東屋。少し規模が大きいものが「楼閣」。韓国東岸の江陵地域に、楼閣で有名な「鏡浦臺」がある。海と湖があるこの地は、五つの月が見られるという。「空の月」、「海に照らされた月」、「湖に沈んだ月」、「杯の中の月」、そして「愛する人の瞳の中の月」だ。そんな鏡浦臺の趣きを表現した歌があるんです。十二の欄干が設置された楼閣に上がると、と始まり、鏡浦臺とその周辺の美しい自然を歌う曲です。

▼ 漢詩にリズムをつけた詩唱(시창)、「十二の欄干(십이난간)」の歌を聴く。文字毎に対応なので詩吟に似る。

最後に、パンソリ「春香歌(춘향가)」の、若い春香(춘향)と李夢龍(이몽룡)について次のように紹介された。
・東屋や楼閣は一人でも楽しめるが、愛する人と一緒なら、より幸せなはず。妓生の娘「春香」と、両班の御曹司「李夢龍」の身分を越えた恋物語、パンソリ「春香歌」にも、温かい春の日の楼閣が登場する。ある朝、遠く山霧がかかる中、木と花で囲まれた美しい楼閣が描かれる。その楼閣の前には、カササギ(烏鵲)が「牽牛」と「織女」に橋を作ったという「烏鵲橋(오작교)」がある。若い李夢龍は、牽牛と織女の物語を思い浮かべる---  もし自分が牽牛であれば、織女は誰れなのかと。そのとき、遠くでブランコに乗った春香を見つける。美しい女性との出会いを夢想した彼の前に、美しい春香が現れたのだ。

▼ パンソリ「春香歌」から、(李夢龍が「広寒楼」で歌った)「赤城歌(적성가)」を聴く。朗々と張りのある声。

2018年6月5日火曜日

イ・ソンヒのCD「le dernier amour(最後の愛)」

イ・ソンヒの初めてのリメイクアルバム「le dernier amour(最後の愛」(5/30リリース)を、Amazonを通じて購入できる。(∴ 他の流通と比べて、比較的リーズナブルと思われる)

(本ブログ関連:”le dernier amour(最後の愛)”)

韓国のオンラインミュージックストアの「MelOn」に、アルバム収録曲ごと曲目解説、CREDITなどが詳細に掲載されている。かつ、ファンからのコメントも多数寄せられており、今の時代、彼女がどのように受け入れられているかを知る、一読の価値があるだろう。



2018年6月4日月曜日

イ・ソンヒの「この歌をかりて」

想いを伝えるのに、果たせないことがある。直接声に出して言葉にすれば、精霊に仮託して言霊となり成就するかもしれない。情念というべきか、発露というか、心の奥深くで言葉に伴うものがあるだろうから。逆に、言葉がなくても想いは伝えられるだろうか。

イ・ソンヒの12集所収「この歌をかりて(이 노래를 빌려서)」(2001年、作詞カン・ウンギョン、作曲ユ・ヨンソク)は、それが可能になることを願った歌だ。聴覚に問題をかかえたゆえに、伝えることが難しく悲しいストーリーを背景にして、主人公の想いが伝わることを祈っている。

(本ブログ関連:”この歌をかりて”)


分かってよ、多分私もそうしたわ
私に反対の家族は もう許してくれたの
あなたもおそらく親になれば、その心分かるわ
あなたを惜しんで そういうのを

幸せでなければならない、私の掌(てのひら)に書かいて
走って行ったあなたに 電話しようとしたの
そんなにも あなたのために練習した言葉
あなたを愛してる、私の声で

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

*私は祈って、またこの世に来るなら
その時は このようにどうか生まれないように
誰かをただ愛することさえ
罪にならねばならぬ自分が嫌いです

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

(*以下繰り返し)

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ


(Youtubeに登録のP Chan Wooに感謝)

2018年6月3日日曜日

金井宣茂宇宙飛行士の帰還

JAXAの金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士(海上自衛隊医師出身)は、ISS(国際宇宙ステーション)第54次/第55次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして、2017年12月17日~本日2018年6月3日まで(168日、約6ヶ月間)滞在した。

(本ブログ関連:”金井宣茂宇宙飛行士”、”宇宙飛行士”)

本日午後9時39分(日本時間)ごろ、ソユーズ宇宙船(53S/MS-07)は、カザフスタンの草原に着陸した。(計画は午後9時40分)

(ISS長期滞在概要)
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・ソユーズMS-07宇宙船(53S): 2017年12月17日 午後4時21分(日本時間)
・ISSへのドッキング日時: 2017年12月19日 午後5時39分(日本時間)
・ISSからの着陸日時: 2018年6月3日 午後9時39分(日本時間)ごろ
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産経ニュースの記事(6/1)に、「先月31日に行った地上との最後の交信イベントでは『宇宙は別世界ではなく、人間が活動領域を広げた海や空と同じ。地上の延長として仕事をしてきた』と実感を込めて語った。」と報じられている。宇宙が、着々と現実世界になりつつあるわけだが、宇宙への夢は尽きることはないだろう。

それにしても、ロシアのソユーズ帰還技術の安定感、なんて素晴らしいことだろう。普段通りに見ていて驚く。

普段がいい

近所の公園を横断する小川を、昼下がり、段差の付いた少しばかり高い位置から写真に撮ってみた。とりとめもない、草むした河原がのんびり広がる。

撮影場所の背後には遊歩道があり、その傍に並ぶベンチに座って写してみた。ごくありふれた、初夏の河原だ。(実は。図書館の帰り道、リラックスしようと寄ってみた)

草繁る河原に低い潅木が並び、その奥(対岸)に直線の遊歩道が見える。小川はその間を、湧水を集めてちょろちょろと流れる。水音は風に消されて、なかなか届かない。

頬をなでる風に、手前の雑草が少し揺れる。遠くから、野球グラウンドの少年たちの声援が聞こえる。

遊歩道を散歩する親子連れ、スケボー遊びする若者、サイクリングを楽しむ年配者たちがときどき通る、そんな日曜の午後、初夏の陽射しいっぱい受けて時を過ごす。普段の景色に心が休まる。

2018年6月2日土曜日

イ・ソンヒのリメイク曲「最後の愛」のメイキング・フィルム

イ・ソンヒの公式ホームページのindexに、今回リリースされたリメイクアルバム「le dernier amour(最後の愛、끝사랑)」の < ミュージックビデオのメイキング映像 > が載っている。それを、Youtubeからこのブログにエンベッドしてみた。

彼女の印象には、街の人混みに、地下鉄の混雑の中に溶け込むような普段さがある。そして、じわりと心に響かせる歌唱力がある。最大の魅力だ。

この映像で、今回のアルバムのため、ミュージック・ビデオ作りに参加する彼女の自然な姿と出会える。そんな背景を垣間見て、関わるプロの世界の大変さを知る。

(イ・ソンヒの姿に、大袈裟にいえば、来し方過ぎし人生を感じます)

(Youtubeに登録のJongrip Yeoに感謝)

2018年6月1日金曜日

イ・ソンヒのリメイクアルバム「le dernier amour」(最後の愛)

イ・ソンヒのリメイクアルバム「le dernier amour(最後の愛)」が、5/30にリリースしたと、KBS World日本語版記事「イ・ソニ カバーアルバムをリリース」(5/30)は、下記のように紹介している。

(本ブログ関連:”リメイク・アルバム ①”)

記事中、イ・ソンヒの名をリエゾンした表現の「イ・ソニ」が使われている。(短縮表現だが、失礼でないそうだ。このブログは「イ・ソンヒ」の表現に統一している)
ちなみに、「最後の愛」という詞は、彼女の曲「神がまた許すなら」の歌詞にもある。聖堂に響くような美しい曲である。(끝と마지막:”けじめ”と”なり行き”の差はあれど)

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・女性歌手、イ・ソニが30日、(先輩および)後輩歌手の名曲をリメイクしたカバーアルバム『Le dernier amour』を配信リリースします。

・アルバムのリードトラックは「Last Love(끝사랑)」で男性歌手のキム・ボムスが歌って愛された曲です。この他、アルバムには男性歌手、NAULの「Memory Of The Wind(바람기억)」、男性歌手、イム・チャンジョンの「a glass of soju(소주 한 잔)」、女性歌手、Aileeの「첫눈처럼 너에게 가겠다(I will go to you like the first snow)」など、イ・ソニの歌声でリメイクされた6曲が収録されました

・イ・ソニは「6曲すべて良い歌で、すでに原曲歌手が十分にその価値を輝かせた歌です。だから、今回のアルバムを制作している間中、『ただ私の心を込めよう』という気持で臨みました。子供の頃、ボーカリストを夢見て、多くの歌と歌手に心ときめかせ、夢中になっていたように、その時のように歌ってみたかったんです」と述べました。

・なお、CDの発売は6月7日です。また、イ・ソニは6月29、30、7月1日の3日間行われるソウル・オリンピック公園オリンピックホールでのコンサートを皮切りに来年初めまで全国ツアーを開催します。
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イ・ソンヒが歌えば、すべてが彼女のためにあったような錯覚をしてしまう。


(Youtubeに登録の1theK (원더케이)に感謝)