KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(6/20)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、「スクテモリ(쑥대머리、髪が乱れた様子を指す)」ほかについての話を紹介した。
始めに、1930年代に人気のパンソリ歌手「林芳蔚(임방울、1904年~1961年)」について次のように紹介された。
・伝統芸能「パンソリ」は、もともと庶民の音楽だったが、朝鮮時末になると王も楽しんだという。有名な歌い手を各地から宮廷に集め、王の前で披露した歌い手を、国で認めたの意で「国唱(국창)」と呼んだ。例外もある。後に1930年代当時、有名になった「林芳蔚」も「国唱」と呼ばれた。林芳蔚は、首都で活動したが、朝鮮戦争のとき故郷の光州に避難した際、北側の検問に遭ったが、歌を歌って釈放されたという。そのとき歌った曲が「スクテモリ」だった。
▼ 「スクテモリ」(林芳蔚の生前録音したものに伴奏をのせた曲)を聴く。コラボして、今様に。
次に、朝鮮半島の南北を流れる「臨津江(임진강)」に臨んで歌ったとわれる曲について次のように紹介された。
・「朝鮮戦争」を記憶する、6月25日になると、南北を流れる「臨津江」の曲が浮かぶ。この曲は、北側に渡った詩人「朴世永(박세영、1902年~1989年)」が、故郷を想いながら作った詩に、「高宗漢(고종한)」が作曲した。
▼ 日本でも(かつて「ザ・フォーク・クルセダーズ」によって)歌われた「臨津江」を聴く。団塊世代の歌だった・・・。
最後に、「非武装地帯(비무장지대)」の歌について次のように紹介された。
「非武装地帯(DMZ)」とは、軍事衝突を避けるため、国際条約などで武装を禁じた場所で、韓国の場合、現在、軍事境界線からそれぞれ2キロの地帯が指定されている。
▼ 「非武装地帯」(文益煥(문익환、1918年~1994年)詩)の歌を聴く。「トンマッコルへようこそ」を思い出す。