ミュージカル映画「マイフェアレディ(My Fair Lady)」(1964年)の一部を通信の講習に使ったことがある。オードリー・ヘプバーンが演じる勝気な主人公イライザが、ヒギンズ教授に関心を持たれたのは、そのロンドン下町訛りだった。
ヒギンズ教授は、音声の矯正の専門家であって、この映画の中に少しだけだが矯正装置が登場する。その映像をもとに、電話の発明家アレクサンダー・グラハム・ベル(通称アレック)にまで話をつなげる工夫をしてみれば、グラハム・ベルの一族が聾唖の矯正にかかわりがあったことまで面白おかしく膨らませることができる。
通信の説明と関係ないが、このミュージカルに「運が良けりゃ(With A Little Bit Of Luck)」の歌がある。空耳でも日本語タイトルとどんぴしゃり。全く調子がよくて納得する。
「運が良けりゃ」、つくづくそう思うのは、先祖がつなぐ命を守ってくれたこと。運が良かったからこそ。そして、今日生きていて語っている。運が良かった。すべては「神様のおぼしめしでさあ」と聞こえてくる。
ところで、この映画が制作された1964年に、イ・ソンヒが誕生した。実に、運がいいなあ。
(Youtubeに登録のrosen88kavalierに感謝)