ブログ本文&資料

2021年12月31日金曜日

袖の赤い口布

このブログは、タイトル「MileStone Sunny fan」の通り、歌手イ・ソンヒの動向をフォローしているつもりだが、久しくご無沙汰していた。最近、彼女のオフィシャルサイトを覗いたところ、新曲を来年1月1日(午後9時半から)に韓国MBCで放送されるテレビドラマ「袖(そで)の赤い口布(くちぬの)」(옷소매 붉은 끝동:2021年11月12日~2022年1月1日)の最終回で聴くことができると知った。イ・ソンヒの歌「あなたの手を離してください」(그대 손 놓아요)がエンディングに流れる(5年ぶりのOST)というのだ。

ちなみに、ドラマの名にある「口布(끝동)」は、「(女性のチョゴリで)色違いの布きれで袖先に足しつけた部分」(ネットの「Naver辞典」)を指すとのこと。また韓国ドラマの音楽曲をOST(Original Sound Track)と呼ぶが、一般にサウンドトラック(サントラ)にあたるもの。このドラマに流れる曲(OST)一覧が韓国サイト「ナム(木)Wiki」に紹介されている。(最終回は、8、9話まとめて放送)

テレビドラマを見ていないため、同じく「ナム(木)Wiki」で原作本の紹介を参照したところ「宜嬪 成氏 德任の人生と正祖との愛*を描いた史劇ロマンス小説。実はロマンスを扱った歴史小説に近い。」とのこと。テレビの方はもっぱらラブロマンスのようだが・・・。
(*)德任は国王正祖の側室となり、その後最高位に達する。彼女は4歳に満たぬ長子を亡くした年に没する。イ・ソンヒの歌は、残された正祖の思いを描く。


(Youtubeに登録のTOON STUDIOに感謝)

2021年12月29日水曜日

年賀状デザイン

来年の正月が目と鼻の先にやって来たきょう、ようやく年賀状を作成してポストに投函した。大晦日近くに送るのは、枚数が多いからではない、ただ不精、子どものころの夏休みの宿題のよう、切羽詰まった感がないと手が付けられないのだ。繰り返す困った性分である。

年賀状のデザインは、来年(2022年)の干支が「」なので、昔の絵本「ちびくろサンボ」からヒントを得ようと思案したが、今どきいろいろ考えねばならないことが多くて自粛した。せめてトラの気分だけ残したく、ひらがなの「とら」に見立てた。なんの変哲はないが、草っぱらに虎が2頭いるようなつもりだ・・・どうだろう。


隣り駅前の書店で、正月をのんびり過ごすため手ごろな脳トレ本を選んでいたとき、文庫本の棚に或る分野のアンソロジーを見つけて思わず求めた。家に帰って妙な思いがして、積んどく本の文庫本カバー(書店が包んでくれる)を剥がしてみたところ、同じ本を購入したのに気付いた。この前に買ったばかり・・・こんなことなら、脳トレ本を買って物忘れしないよう記憶力を高めるべきだった。

2021年12月26日日曜日

都心で初雪

きょうの日付に変わった深夜、都心で初雪が観測された。最高気温がきのうと比べて急落(12/25:14.0℃ → 12/26:7.5℃)してしまい、外出する気にならず一日中家に居た。

■WeatherNews(ウェザーニュース)(2021/12/26 00:25)
「東京で初雪を観測 平年より8日早い冬の便り」
https://weathernews.jp/s/topics/202112/260005/
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今日12月26日(日)、(午前0時10分に)東京都心(港区虎ノ門)で初雪が観測されました。平年より8日早く昨季より17日早い観測です。
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ところで、上記の通り都心に初雪が降った深夜、昨夜につづきNHKテレビでウォルト・ディズニーの生涯を放送した(海外BSドキュメンタリーの再放送)。ついつい見てしまい、おかげできょう一日中睡魔と格闘した。
番組で、ディズニーに経営者として強権と支配という気質(体質)があったと紹介され・・・彼固有のものと解されてしまいそうになるが、当時の他の経営者たちはどうだったであろうか、評伝者(歴史家)たちはそこまで語らない。彼らの歴史を振り返る目(焦点のあて方)が、未来ひとびとの目とどのように整合するか誰も分らない。わたしたちは、メディアに対する耐性が、大分ついてきたと思うようになったが・・・。

ちなみに、東京都心での初霜・初氷について気象サービスのニュースを検索したところ、11日前の今月15日に次のように観測されていた。

■tenki.jp(日本気象協会)(2020年12月15日 10:53)
「東京都心 今季一番の寒い朝で初氷・初霜を観測」(日直主任日本気象協会 本社日直主任)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2020/12/15/10808.html
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東京都心では、今朝10時までの最低気温は2.0℃を観測。さらに、初霜や初氷の観測もありました。
・初氷: 平年より2日早く昨年より53日早い観測(初氷は北の丸公園)
・初霜: 平年より5日早く昨年より7日遅い観測(初霜は虎ノ門)
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2021年12月25日土曜日

野鳥観察(26)

日の出の前、野鳥観察(探鳥会)に行こうと玄関ドアを開ければ、薄明かりの通り道が今しがた雨があがったように濡れて光っていた。かすかに雨粒を感じるほどで、傘をささず出かけた。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

集合場所でも小雨がぱらついた。結果、正式な探鳥会は中止の方向となったが、それなりに参加者もあり非公式のかたちで実施された。早朝の雑木林は、まるでシルエットの世界だった。それでも路を進むうち景色は明るみ、落ち葉や下草の色が次第にはっきりしてきた。やがて雨も止んだ。

枝先に新芽のようにたまった水滴は、朝の明かりを受けて輝いた。通り過ぎて、自然の妙に気づき、戻ってカメラにおさめた。


今回も膝が万全でなくて、みなの後を追うことになったが、以前より少しマシになった気がする。回りの方々の話しを聴きながら、見たもの・知ったものを補い次に記す。
・シジュウカラ: 群れで飛び、今回一番多くカウントされた・・・でも私の眼力では力不足
・スズメ: 原っぱの端に立つ枯れ木の枝々に、ふっくらした冬スズメが点々ととまっていた
・キジバト: 多く群れで飛ぶ
・ヒヨドリ: 樹間を巡る間中、あちこちから鳴き声が続いた
・カルガモ: 1羽が小川を流れていたが、そのあと大群が川下へ向かい飛来した

達者の方々の目に映るアオゲラ、コゲラも、私の目に入ってこないのはどうしてなんだろう・・・。

2021年12月24日金曜日

自然観察園と人影

ここ数日、膝の按配がおもわしくなく、それを口実に家の中にこもっていた。部屋を移動するに不都合を感じずとも、いったん外歩きすれば不自由さに気づく。歩行するうち膝を守るようになり、次第にすり足になる。

動かないことには始まらない。そこで、久しぶりに公園に併設の「自然観察園」へと出かけた。外出は陽の温もりが感じられる時間帯にかぎると、ぎりぎり3時過ぎに到着した。

なんと観察園に誰もいない。師走のこの時期、訪れるのは稀なのだろう。珍しい光景と感心したが・・・いやいや、お前こそと自問する。野草は冬枯れして、まるで刈り取られたように平坦になっていた。おかげで園内の見通しがよくなり、規模感が変わってしまった。いつもは、観察順路の中から選択していたが、今回はがらがら状態で一周することにした。

例によって、観察センターに寄り、配布の資料「12月の自然観察園の花だより No.2」を片手に園内を巡った。

ガマズミ:落葉広葉低木 (本ブログ関連:”ガマズミ”)
花は白いが実(一般に9~10月)は赤い。図鑑(「樹木大図鑑」平野隆久著)によれば、「実は(赤く)熟すと(白い)粉をふき食べることができる」。観察園の資料「レンジャーミニ図鑑」によれば、「熟した実は甘酸(あまず)っぱく、そのまま食べたり、果実酒の材料としても使われます」とのこと。

スイセン: 
手持ちの野草図鑑を探したが載っていない。野草扱いされないのだろうか。スイセンの花は一般的に早春に咲くそうだが、<冬にも咲く>とネットで紹介されている。
牧野富太郎の小冊子「植物知識」(講談社学術文庫)に、「スイセンは水仙を音読した、そのスイセンが今日本の普通名となっているが、昔はわが邦(くに)でこれを雪中花(せっちゅうか)と呼んだこともあった。元来、水仙は昔中国から日本へ渡ったものだが、しかし水仙の本国はけっして中国ではなく、大昔遠く南欧の地中海地方の原産地からついに中国に来たり、そして中国から日本へ来たものだ。中国ではこの草が海辺を好んでよく育つというので、それで水仙と名付けたのである。仙は仙人の仙で、この草を俗を脱している仙人に擬(なぞら)えたものであろうか。」と紹介されている(これに続く植物の詳細は、初心者には???で難しすぎる)

ロウバイ:落葉広葉低木 (本ブログ関連:”ロウバイ”)
黄色の花の周りに香りが漂う、ちょっと年季の入った香りだが。花は冬のゆるい明かりを透き通して輝く。自然観察会で、何度も見る機会があって、葉を触ったり、蕾をなでたり、香りを嗅いだり・・・今回もやってみた。ところで、花の内側の花被片が赤茶色(暗紫色という解説もあるが)であるロウバイに対して、すべて黄色なのが次記の「ソシンロウバイ」だ。ロウバイとソシンロウバイの木が、観察園の両端にあるため、園内を一周することになった。

ソシンロウバイ:落葉広葉低木 (本ブログ関連:”ソシンロウバイ”)

ムサシアブミ:(本ブログ関連:”ムサシアブミ”)
観察会で赤い実を見たことがある。草葉のときの姿は、乗馬の鐙(あぶみ)に似ているというが、蛇が威嚇するような、食虫植物に似て気色悪い(サトイモ科であり、同科の他の植物写真もそのようで・・・)。今回は、赤い実を支える茎がしぼんで地面に横になっている。


<不思議な話>
誰もいなかった観察園の最後、園の東側にあるソシンロウバイの蕾(つぼみ)をカメラにおさめていたとき、モニターの端に青色のヤッケ姿の人影(男性か女性か不明)が見えた。おやっと思いながらシャッターを切った後、被写体先の遠く木立をながめたが誰ひとりいなかった。蕾の写り具合がピンボケで、画像を削除したため記録は残っていない。
その場を立ち去るとき、何度も振り返って見たが人の気配はなかった。観察園の出口に向かっていたとき、私と反対側奥の巡路を、青色のヤッケ姿の人が、私の元いた場所へ向かって来るのが見えた。ということは、あのときはまだいなかったはずでは・・・。

2021年12月22日水曜日

冬至 2021、民間信仰

きょうは、二十四節気の「冬至」で、日の出から日の入りまでの昼(日照)時間が一年中で最も短い日だ。東京天文台から見た日の出は 6:47、日の入りは 16:32になり、昼時間は 9時間45分となる。一方、昼時間が最も長い「夏至」(6月21日)の場合、日の出は 4:25、日の入りは 19:00になり、昼時間は 14時間35分となる。

(本ブログ関連:”冬至”)

冬至の昼時間が夏至のときと比べて、約5時間も短いのは驚きだ・・・一年中、昼時間が長ければ活気あふれそうだが、北極圏の「白夜」のように日没がないのはどうなんだろう。逆に冬至の前後に起こるという「極夜」では一日中太陽が昇らないわけで・・・憂鬱なことだろうなんて想像するが、そんなことをいうとトナカイを飼っている民族や、子どもたちへのクリスマスプレゼント準備に忙しいサンタクロースに失礼になる。

幸い、ほどよい緯度に住んでいるおかげで、冬至が生活の一区切りになる。これも体調が揃ってのことで、このところ右膝の調子がおもわしくなく日常の範囲が狭まった。外出も野外散歩から、座ってできることへと移っている。

■ 民間信仰
先日、2回(12/11、18)に渡って市民講座「日本人の民間信仰 - その起源と八百万(やおよろず)の神たち」(久保田裕道氏、東京都文化財研究所 無形民俗文化財研究室長)が開催された。民間行事や芸能、信仰などの精神的な回路(位置取り)として、次のような図解を中心に解説された。(柳田国男の「遠野物語」や折口信夫の「まれびと」の考えも紹介されつつ)

    集落(民間信仰の主な場所) - 田畑里山(神がいる、山岳信仰の場所)

網羅的に整理・理解できないしろうとは、ある局面について関心がいくもの。本ブログでは、民間信仰に近いテーマの一つとして「お稲荷さん(稲荷信仰)」の話題を渉猟したりしている。稲荷信仰について、どのように触れられるか期待しつつ出かけた。

「家の神」として、<屋敷神>の紹介で久保田氏が調査対象にした東京都東村山市の例として「屋敷内に祠が設けられる(屋敷神は)、300軒以上で稲荷神。弁天・霊神が2ケタ、1ケタ台で水天宮・御嶽・八幡・観音・地蔵など」とのこと。
① 圧倒的に「稲荷神」が多い。屋敷神は転居してもそこに残るという。経済と結びつきの多いことから、東村山市は繁栄していたのだろう(稲荷神が武蔵野の新田開発時代のものか、維新以後の商業関連のものかうかがわなかったけれど)。

(本ブログ関連:”稲荷信仰”)

② 「地蔵」が1ケタ台というのもうなづける気がした。土地柄がよければ、疫病とも縁が薄いだろうし、子どもを捨てたり水子にすることも少なかったのだろう。(地蔵は、屋敷より地域の境界や外れに置かれたろうから)

(本ブログ関連:”地蔵”)

その他、「鬼」と火の関係など、しろうとにとって偏ったことだが興味・関心がうずうずと湧いてくる話題が多々あった。

2021年12月7日火曜日

大雪2021

きょうは、二十四節気の「大雪(たいせつ)」。大雪(おおゆき)のイメージがするが、それより「木枯らし」(風速8m以上の北風で、10月半ば~11月末までの間に限る)すら吹いてない。早朝の冷え込みに身が凍みるようになったものの、降雪の気配もまったくない。

(本ブログ関連:”大雪(たいせつ)”)

さて、冬はなぜ寒いのだろう。夏が暑いのに対して・・・。

以前、ブログ(2017年5月22日)に記したが、むかしの東欧にユダヤ人の村「ヘルム」があって、長老が <夏は暑く、冬が寒い分け> を講釈する滑稽話しがある。落語の粗忽長屋の話しと思って聞けばうなづける。
(イディッシュ語作家、アイザック・バシェヴィス・シンガーの児童書「まぬけなワルシャワ旅行」(工藤幸雄訳)に所収の短編「ヘルムの長老とゲネンデルの鍵」より)


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(ヘルムの村の大長老グロナムが言った)
「ゆうべはまんじりともできなんだ - 夏がどうして暑いのか、そのわけを考えあぐんでな。やっと答えは出たが」
「して、どんな」と長老連が声をそろえた。
「つまり、冬のあいだ、村じゅうが暖炉をたく、するとその熱がヘルムぜんたいにたまる、おかげで夏は暑い、こういうわけじゃ」
長老連はうなずいた、ただぼんくらレキッシュだけは別で、こう聞きかえした。
「なら、冬が寒いわけは?」
「わかり切っとる」とグロナムは答えた。「夏場は暖炉に火をくべない、だからせっかくの暑さも冬まで残らん、ただそれだけのことよ」
長老連はグロナムのどえらい知恵をほめそやした。
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ところで、シンガーの児童書・絵本に「ヘルムのあんぽん譚(たん)」(関憲治訳、篠崎書林)があって、上記ヘルム(ここでは町だが)の統治者としてグローナムが登場する。物語は長老と取り巻きたちのそそっかしくて滑稽な語りが展開するが、顛末がいささか生々しい。ヘルムと他所の争いごとに、政治風刺を効かせ過ぎて児童書の枠を超えているように感じられる。せっかくの挿絵(ユーリ・シュレビッツ画)が、ストーリーに引きずられてしまい、勿体ないことになっている。

やっぱり、ヘルムの場所は日々の生活で精いっぱいな住民が織りなす、ときに素っ頓狂でお間抜けな阿呆村でいつづけて欲しい。そこに私たちを見つけてしまうのだから。

2021年12月4日土曜日

野鳥観察(25)

きょうは、早朝の野鳥観察(探鳥会)に同行した後、いったん帰宅して歯の治療に出かけた。午後には或る講演会へ行こうとしたが、午前中で体力を使い切ったようで、膝の痛さにもかまけて断念した。元気なころなら、どうということもなかったのに残念。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

さて、探鳥会へ向かう道すがら、畑地にうっすらと霜がかかっているのが見えた。集合場所の原っぱでは、草々が霜に覆われて肉厚葉の野草に見間違えられそう。葉の縁に朝陽が輝いた。原っぱ中ほどにあるマウンテンバイク・コースのため掘り返された地面に霜柱を見つけたりした。

今回も膝の調子が完全でなく、みなの後を追うのではないかと気にしたが、前回よりは少しマシだった。わたしの野鳥観察は相変わらず乏しいものだったが、ベテランの方の話しを聴きながら、見たもの・知ったものを補い次に記す。
・ヒヨドリ: 多数いて、観察路のいたるところで群れに出会った思いがする
・オオタカ: じっと高木の枝にたたずむ姿があった、成鳥とのこと
・シロハラ: コロコロとさえずりを一瞬聞くも、教えてもらわねば・・・
・アオジ: しっかり見えた(正直いうと、曇ったメガネを恨む)
・シジュウカラ: しっかり特徴をつかめる、素早く飛び去る
・モズ: 遠くの樹上に一羽いるのをながめる
・スズメ: 一羽が飛び立つや、わっと一斉に残りが追いかける
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・アオサギ: 小川にカルガモの群れと一緒に一羽を間近に見る、クァーと飛び立つ
・カルガモ: カウントされた総数はなんと39羽とのこと
・カイツブリ: 外に小型で、すぐに小川に潜った

探鳥会には学年のちがう小学生たちが参加している。あの子どもたちの能力(吸収力、動体視力)を少し分けて欲しいものだ。自然をわがものとする子どもたちがうらやましい。

普段使用している中倍率の双眼鏡(視野が広い)が重くて、今回高倍率の小型軽量なものを持って行ったがやっぱりダメだった。視点の位置が定まらないし、焦点を絞るのに手間取る。次回から、かさばるがいつもの双眼鏡に戻そう。それにしても、マスクの隙間から出る息のせいで接眼レンズが曇ってしまう・・・みなはどうしているのだろう。

2021年12月3日金曜日

(地震)山梨県東部・富士五湖

先日(10/26)、公民館主催による地震・火山噴火を中心にした「自然災害」についての講演会があって、「山梨県富士山科学研究所」の研究者の方々が講師として来られた。講演会スケジュールには、同研究所をうかがう日が設けられたりした・・・といっても、一般客としての見学内容だが。

(本ブログ関連:”山梨県富士山科学研究所”)

研究所の展示室にある富士山の立体地図をながめながら、周辺に大きな広がりがあるが、そこに大規模な他の火山群がないのが気になった。解説者から「富士山はフィリピン海プレートとユーラシアプレートとの間の沈み込み境界」*にあるという話をうかがった。

(*)資料:「 『富士山はどうしてそこにあるのか』 首都大学東京 名誉教授 山崎晴雄氏 」
https://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/center/seminar/documents/20180519koukai.pdf
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・伊豆諸島の東側にある太平洋プレートが、ユーラシアプレートやフィリピン海プレートの下に沈み込んだために作られたマグマは、東北の奥羽山脈から中部山岳、八ヶ岳、富士山、伊豆半島、伊豆諸島の火山として線状に連なって噴出している。
・つまり富士山はプレート沈み込み境界と、それとは直接関係しない火山帯(弧)の交点に位置している.これは世界の他地域には存在しない。
・火山は通常基盤の高度の高い地域に噴出しているが、富士山はプレート沈み込み境界という沈降地域に、より地下深部で形成された玄武岩質マグマが噴出したため、広い裾野をひろげることができ、それが美しい山容を形成したと考えられる。
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地図上で見れば、スケールは違うがカムチャッカ半島の大型火山群の連なりと似た部分もあるものの、プレート境界といった特殊性があるということになるのだろう。

ところで、講演会では富士山が噴火したら火山灰などの影響で、首都圏のライフラインに多大な影響が出ると話題にされて、このところの軽石騒ぎなども重なって、富士山が脳裏にあった。そんなとき、きょうになって富士山近くの「山梨県東部・富士五湖」で地震が連続発生した**。

(**)資料:気象庁「地震情報 一覧」
https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/index.html?lang=jp

■#1.気象庁「震源・震度情報」(2021年12月03日02時22分発表)
きょうの日付になった深夜のこと、当地の震度は「1」だった。どうりで、眠っていて気付かなかったはず。
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地震の発生日時:12月03日02時18分頃
震央地名:山梨県東部・富士五湖
(北緯35.5度 東経139.0度)
深さ:20km
マグニチュード:M4.1
(最大震度:4)
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■#2.02:23にも山梨県東部・富士五湖地震が、同地点(深さ:20km、マグニチュード:M3.6)で続いた。

さらに、きょうの早朝、当地をきつく揺らす地震がきた。

■#3.気象庁「震源・震度情報」(2021年12月03日06時42分発表)
当地の震度は「2」とのことだが、揺れで目覚めたときの体感は「3」と思ったほど***。
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地震の発生日時:12月03日06時37分頃
震央地名:山梨県東部・富士五湖
(北緯35.6度 東経139.0度)
深さ:20km
マグニチュード:M4.9
(最大震度:5弱)
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(***)資料:気象庁「報道発表」
「令和3年12月3日06時37分頃の山梨県東部・富士五湖の地震について」
https://www.jma.go.jp/jma/press/2112/03a/kaisetsu202112030840.pdf

気になる富士山の火山活動との関連について、報道発表は「なお、富士山の観測データには特段の変化は認められていません。」といった、富士山の火山活動と関連なしというあっさりしたものだった。

結論、今回の地震は富士山の火山活動と関連なし!

2021年11月27日土曜日

野鳥観察(24)

先月末(前々回)の野鳥観察(探鳥会)を、膝の痛みで途中脱落して以来一度休んだものの、きょうは何としても参加したく出かけた。念が通じたのか、起床時に足の動きがスムーズに動いたからだ。

集合場所に生えた雑草は、露に濡れて濃い緑色した葉を、朝陽に輝かせていた。ほぼ5週間振りの参加となり、辺りがすっかり紅葉した景色に変わったのに驚く。多分、朝の光のうっすらした色合いがフィルターのような効果をもたらしたからかもしれない。

そんなわけで、いざ出発して森に入ると、黄葉した樹々の葉を透かして朝陽がさしてくる。早朝だからこそ経験できる、一瞬のパノラマ(むかし風にいうと、総天然色シネマスコープ)を見ることができた。


園内をほぼ一周して出発地点に戻るとき、小川に沿った小道をモミジの紅葉が覆っていた。驚くほど鮮やかさで、以前、遠くから眺めたときの受けとめ方と大きく違う。それは、まるで上空に紅を散らしたようだった。


今回も十分な体調でなく、みなの後を追うといった態で、記録に乏しいものになったが、ベテランの方の話しを聴きながら、見たもの・知ったものも補い次に記す。
・ヒヨドリ: 樹間を飛ぶ姿を見た(鳴き声も聴く)
・メジロ: 随分遠くを2羽が飛ぶ(教えていただいて・・・)
・シジュウカラ: 声はすれども(教えていただいて・・・)
・ツグミ: 太い枝の上で動かずにいるのを、目視・双眼鏡の両方で観察できた
・ハクセキレイ: 本当に人慣れした小鳥で、歩く人の前に舞い降りては遊ぶよう
・カルガモ: 小川の水面に・土手に18羽まで数えられたが(最終的に30羽カウントされた)

結局、膝をかばいながら遅れて付いて行くことになった。次回は、別の場所でも観察を予定されているようだが、膝痛関係者はここに留まることになるだろう。

2021年11月22日月曜日

小雪2021

二十四節気の「小雪(しょうせつ)」、まだ雪の気配はないものの、昨夜来の雨で冷えたのか早朝の冷え込みに寒さがひたひたと迫るのを感じる。ちなみに、昨日の最高気温14.5℃に対し、きょうは予報(19℃)とちがって16.6℃と下回った。今後はこれ以降下り進むようだ。

(本ブログ関連:”小雪”)

<小雪>の文字のイメージから雪降る景色が浮かぶが、Google検索のトップにWikipediaの二つが表示されていて、二十四節気の「小雪」よりも、伝統的な日本の女性美を感じさせる女優の「小雪(こゆき)」さんが優先されている。むべなるかな。

(本ブログ関連:”女優の小雪”)

昨日の「植物観察会」へ参加したかったが、膝の痛みで観察の列から遅れるのではと気をもんでしまい結局欠席したが、次回の探鳥会には復帰したいと思っている。

ところで、Wikipediaの解説で初めて知ったことだが、小学唱歌の「」(1911年:明治44年)について、
・歌詞の「1番と2番を間違えて歌ったり・・・」する人が多いという。まさに私もそうで、2番から歌い始めていた。
・歌の始まりの「雪やこんこ」を、私は「雪やこんこん」と歌っていた。
・この歌の「作詞者、作曲者ともに不詳」とあるが不思議なことだ。

(本ブログ関連:”雪やこんこん”)

2021年11月20日土曜日

(地震)東京都23区

朝方、なにかを感じた次の瞬間、ドドと部屋が揺れた。いきなりの地震だ。先行き不安になったが直ぐに止んだ。急いでテレビをつけ、地震情報を探したが関連テロップが出ない。ようやく、NHKの番組画面に地震速報が表示された。震源が「東京23区」というのだ。

気象庁の地震情報サイト地図上で、震央場所を探した(下図)。それは、杉並区のJR西荻窪駅の近辺ということになるが・・・。震源の深さが100Kmというのも気になる。幸いあっという間のできごとで、当地の震度は「2」に過ぎなかった。体感もそんなものだろう。

気象庁:「震源・震度情報」(2021年11月20日09時01分発表)
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地震の発生日時:11月20日08時57分頃
震央地名:東京都23区
深さ:100km
マグニチュード:M4.6
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■日本気象協会のサイト
同サイトに、2008年以来の「東京都23区を震源とする地震情報」がある。
https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/center/350/
・マグニチュードについて、今回「M4.6」の次のクラスにあたる、2010年5月9日の「M4.0、深さ約40km」の震央が、今回と同様(北緯 35.7度、東経 139.6度)だった。・・・ということで他の事例も参照したところ、みな同じだった。これってなんだ?


(付記)
きょう、駅近くの歯科で治療してもらった足で近隣駅の大型書店に行った。足をとにかく動かしたいためもあるが、野鳥の写真をながめたいという思いもあった。次の二点を購入した。
・雑誌「BIRDER」(12月号)、特集「”映える”野鳥写真を撮りたい!」
   巻頭の「紅葉に映える鳥たち」(江口欣照)は、まさに色あざやかな日本の秋を背景に美しく鳥たちを浮き彫りしている。
・写真集「庭や街で愛でる野鳥の本」(大橋弘一、山と渓谷社)
   77種類の野鳥をできるだけ原寸表示している。双眼鏡の彼方にある野鳥もまじかで見ればその大きさの意外さに驚く。

2021年11月18日木曜日

久しぶりに観察園

きょうの膝注射は痛かった。2週に一度の通院が次第に気が重くなりそう。他に膝の痛みを抑える方法はないものかとYoutubeを探すと、腿(もも)や脹脛(ふくらはぎ)の筋肉のこわばりを鎮めるストレッチが紹介されている。日ごろ家にいるときは足をこまめに動かしたり、ストレッチしたりしている。
(今まで気が付かなかったことだが、深夜テレビの通販広告に膝痛対策の飲み薬がオンパレードなのだ。世の中けっこう膝痛で困っていると知った次第)

注射した帰り道、足をもっと動かそうと公園併設の「自然観察園」へ行く。どんよりした空模様、少し肌寒い。例によって、観察センターに寄り、配布の「11月の自然観察園の花だより」を片手に園内を巡った。

シロハナアブラギク
一昨年の11月にも観察したが、今回の写真は前回よりよく撮れていると自賛してしまう。
(本ブログ関連:”シロハナアブラギク”)


アワコガネギク
今回、写真がうまく撮れていない。一昨年の11月に観察したときの写真の方が鮮明。
(本ブログ関連:”アワコガネギク”)

シロヨメナ
今回、写真がうまく撮れていない。一昨年の10月に観察したときの写真の方が鮮明。
(本ブログ関連:”シロヨメナ”)

シュウメイギク
観察センターで教えてもらった。Googleの写真検索ではいずれも花弁が幅広く見えるが、Wikipediaや図鑑「野草ハンドブック・3」(冨成忠夫、山と渓谷社)に掲載の写真では細長く分かれて見える。キクの名があるが「アネモネ属」の仲間で、むかし中国からの外来種とのこと。花の色はもっと赤みが強い。


アキノタムラソウ
今年の9月に参加した玉川上水緑道観察会で紹介されたが、当時ひざが痛くて忘れかけていた。薄紫色の小さな花弁が並ぶ、とても地味な感じのする花。ひっそりとしたたたずまいに万葉集にとりあげられそうと想像をするが、そうでもないようだ。



公園の紅葉
公園を見渡して紅葉を楽しめる場所。紅、黄に木々が染まり、それを常緑樹の緑が際立たせる。陽射しが鈍いあいにくの空模様だったが、小川にカルガモの群れが元気に泳いでいた。2羽のペヤ、あるいは4羽、近くの水が溜まった水田では3羽と、あちこちで見かけた。
小川にサギが一羽飛来した。ダイサギを見たとの情報をいただいている。口ばしが黄色、脚が黒色だ・・・ただ随分と小さく見えた。

2021年11月7日日曜日

立冬 2021

二十四節気の「立冬(りっとう)」、冬の気配を感じるころなれど、最高気温20℃に迫る日がつづく。このまま暖冬かと思いきや、気象庁の<2021~2022年冬>の予報では、4:3で寒くなりそうとのこと。まあ、先行きは分からぬが・・・。

(本ブログ関連:”立冬”)

冬になればかわいらしい唱歌があって、これまでいろいろとブログに記してきたが、今回はちょっと乙に構えて江戸気分にひたってみよう。「江戸端唄集」(倉田喜弘 編。岩波文庫)に、冬の夜に降る雪を境に男女の恋情をうたう「わがもの」がある。

(本ブログ関連:”唱歌 冬”、”端唄”)

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一九 わがもの

我ものと  思へばかろし  かさの雪  恋の重荷をかたにかけ  いもがり*ゆけば  冬の夜(よ)の  川風寒く千鳥なく  待(まつ)身につらき  置(おき)ごたつ  実にやるせが  ないわいな
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(*)いもがり: 女性の許(もと)

SPレコード「勝太郎市丸十八番集」(ビクターレコード)から:
「わがもの」 歌:市丸、三味線:才香、番号:KI-1、mat:9427、発売:1938年、区分:端唄
(参照)78Music: http://78music.jp/victor.html

ラジオ世代にとって、市丸の歌声をいつか聴いていたかもしれない。
(Youtubeに登録のkotyavideoに感謝)

(付記)
上記の端唄に出てくる「千鳥」については、よく紀貫之の和歌が参照されるが、俗謡に踏み込まない範囲で、同志社女子大の吉海直人教授(日本語日本文学科)が、掌文の<教員によるコラム>で触れられている(2017/11/16)。
https://www.dwc.doshisha.ac.jp/research/faculty_column/2017-11-16-09-40

2021年11月5日金曜日

(雑談)レシートの効用

私用で飲食や買い物をした際に、店のレジでレシートを必ず受け取るようにしている。以前は、家計簿をつけるわけではないので、不要と思い断ったりしたが、最近、レシートに思わぬ効用があるのに気付いた。

若いころ、その日の自分の行動を漏れなく思い返せたものだが、歳をとると、ひとつでも曖昧な点あると不安というか自信がなくなる。それを防ぐ手立てをしてくれるのがレシートだ。
どんな買い物(コンビニや文具店など)でも、レシートには、店名と日付・時刻、そして商品名などが記載されている。それを帰宅して見直せば、その日の行動を再確認できる。行動の意図の整理立てにもつながる。(もちろんレシートを発行しない交通機関のケースもあるが)

ところで、わたしは一日の記録(行き先や順番)を、ポケット手帳にメモ書きしている。さらに連用日記に雑感を記している。別途、ブログに諸々のテーマをもって登録している。これらのルーチンが途切れないようにするため、レシートは具体的で必須の記録(資料)になる。

残念なことに、新型コロナ騒動で外出がままならなくなって、自宅に籠っている日が増えて、家の中でレシートの役割をするものがない・・・どうしたらよいのだろう。

2021年11月1日月曜日

(地震)茨城県北部、「衆議院選挙」

早朝、目が覚めてしまい、PCの前に座って昨日の「衆議院選挙」情報を見る。このところ、事前投票しているので、選挙結果についてのんびり気分でながめているのに気づく。それでも、一部選挙区で意外な当落選があったりして興味を引く・・・ネット時代を反映したうねりというか、新陳代謝を感じる。

(今回の選挙結果について、メディアがどのようなスタンスで報道するか関心がもたれる)

そのとき、うっすらと揺れが続くのを感じた。直感的に、こんなもの(この程度)だろう、先行き激しく増幅することはなかろうと思った。

気象庁によれば、震源は「茨城県北部」。茨城県北部一帯(東海村周辺)が最大震度「4」、当地の震度は「2」とのこと(体感では「1」に近い「2」といった感じだ)。

気象庁:「震源に関する情報」(2021年11月01日06時17分発表)
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地震の発生日時: 11月01日06時14分頃
震央地名: 茨城県北部
深さ: 60km
マグニチュード: M5.2
最大震度: 4
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2021年10月28日木曜日

(地震)茨城県南部

最近、家の中を動くとき、家具や壁に手を伝って歩いているのに気付く。家の外では、他人さまから頼りなく見えているのではないかと気兼ねしてしまう・・・というのも、先日の健康診断で検査室を移動するとき、看護師さんからフラフラするようなことはありませんかと問われた。自分の思いと違って、実際の歩行は怪しいのかもしれないと・・・何とも心もとない、そんな思いがよぎる。

朝食後、椅子の背にもたれていたとき、ぐらぐらと小さく揺するような感触がした。老化のせいで体が震えているのではと嫌な想いがした。揺れが少し続いて、やっと地震と気づく。いそいで気象庁のネット地震情報を見たが、まだ掲載されてなかった。テレビをつけると、NHKのニュース番組に地震速報の字幕が流れた。

気象庁によれば、震源は「茨城県南部」という。この地域(千葉県北部との県境を含めて)に、地震が頻発するのが気になる。最大震度は茨城県坂東市の「4」、当地の震度は「2」とのこと(体感でもそんな感じだ)。

気象庁:「震源・震度情報」(2021年10月28日09時59分発表)
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地震の発生日時: 10月28日09時55分頃
震央地名: 茨城県南部
深さ: 50km
マグニチュード: M4.6
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2021年10月26日火曜日

富士山の麓

公民館で、<火山噴火と地震による災害>について、市民向け講演会が開催されている。座学スタイルが中心で、野外を歩く(巡検する)ことがないのはありがたい。
今回は、富士山麓にある「山梨県富士山科学研究所」*へうかがい、富士火山による土砂災害や火山灰による影響、ハザードマップによる情報入手などの解説を聴講した。合わせて、同所内にある自然観察路を巡るということになり・・・勝手ながら膝の痛みを理由に、観察巡りからはずさせていただいた。このような緑奥深い環境で、軽快に歩けたらどんなに素晴らしかっただろうとくやんだ。
(*)山梨県富士山科学研究所: https://www.mfri.pref.yamanashi.jp/


ところで、公民館からバスに乗って研究施設へ向かう途中、昨日の雨に濡れた山々の山腹から朝陽に照らされた白雲が沸きあがっているのが見えた。神仙風にいえば、山自身が雲を産む光景かもしれない。朝のいっとき、貴重な情景を見ることができた。

(本ブログ関連: ”山 雲 石”)



また、研究施設に近づくにしたがい、真っ白に冠雪した富士が姿をあらわした。バスの車内で、その雄姿を撮ろうとみながカメラ(あるいはスマホ)を向けた。わたしにしても、このような雪化粧した富士山を間近に見た記憶がない・・・講演の始め、研究員の方から、晴天のもと白冠雪の富士の姿を眺めることができるのは、この時期に貴重だと語られた。


2021年10月23日土曜日

霜降 2021、野鳥観察(23)

二十四節気の「霜降(そうこう)」、<霜>が降り始めるころという。きのうは、最高気温が13.5℃(平年12月の平均最高気温は12.2℃)で思いっきり冷えた。そんなわけでメディアは、今年は春・夏の次に秋がなく、いきなり冬だと冗談っぽく語ったりする。きょうは、持ち直して最高気温が19.3℃になった。20℃を切ったとはいえ心地よい一日だった。これから行きつ戻りつしながら、冬が迫って来るのだろう。

(本ブログ関連:”霜降”)

ところで、気象庁(福岡管区気象台)は先日(10/20)、阿蘇山で「11時43分頃、噴火が発生しました。」と報じた。テレビは阿蘇山噴火の映像をすばやく放送した。その後も、山麓の街の道路や駐車の車のボンネットの上に火山灰が薄く積もっている様子を紹介した。こちらは火山灰であり、<霜>のように溶けてはくれない・・・シャレにならない。

さて、今朝の探鳥会に参加した。前回(10/2)以来の間、主に植物を対象にした自然観察会が2度催されたがいずれも欠席している。雨を言い訳にするも、膝の按配がよくないせいもあった。しかし今回は出かけてみようと思った。
いつものように集合場所に到着して、会員の方々とひとしきり世間話(膝の治療もふくめて話題に)して開始を待った。さあ出発と、ゆるい斜面の小道を歩き始めたとき、急に自信を無くした。やっぱり膝が痛む。苦やしいながら言いわけするように断念を伝えた。

帰り道、畑地の一画に丈の低い「ヒマワリ(向日葵、ひまわり)」が植え付けられていた。鑑賞用なのか、今どき不思議な感じがした。朝陽を受けて大方は私に背を向け咲いていたが、明るい黄色の花が眩しくて、気分を和らげてくれた。


(本ブログ関連:”ヒマワリ”)

2021年10月21日木曜日

(地震)東海道南方沖

このところ雨を口実に、自然観察会などへの参加をはばかっている。本当は、膝の痛みがまさっているのだが。きょうも地元の整形外科医院で診てもらい、膝に溜まった水を注射で抜いてもらう。これも歳のせい。

歳をとると、あちこちにひずみが出る。他人事と思っていたものがわが身にも起こる。あらがいたいが、こればかりはどうしようもない。せめて身ぎれいにしておきたいもの。

今の時代、野良犬を身近に見ることはない。子どものころ、家から遠くにあった貯水池の野原に犬の死骸がよく捨てられていた。どこから骨になり始めるかを知っている。あるいは、衰えた野犬を見ることもあった。彼らの毛並みは、使い古された蓑(みの)傘のようでボサボサで哀れだった。そんな生き物の姿を、わたしの世代は間近に見た経験がある。なぜか、それを思い出す。

ところで、夕方ゆらりとした。気象庁の地震速報によると、当地の震度は(体感と同様の)「1」だった。震源(東京の島嶼部、伊豆諸島南部にある青ヶ島の南西)の深さは380kmだが、揺れが関東・東北南部に偏っているのが気になる。最近、深いところで発生する地震(深発地震)に遇うが、気のせいだろうか。

(本ブログ関連:”深発地震”)

気象庁: 震源・震度情報(2021年10月21日17時43分発表)
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地震の発生日時: 10月21日17時37分頃
震央地名: 東海道南方沖
深さ: 380km
マグニチュード: M5.8
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2021年10月8日金曜日

寒露 2021、自然観察園

二十四節気の「寒露(かんろ)」だ。”かんろ”の音から、小魚を甘く煮つけて黒い照りが特徴の「甘露煮(かんろに)」とか、むかし懐かしい薄茶色した飴玉の「カンロ飴」を思い出すが、二十四節気の寒露は、寒さが押し寄せる気配をしめすもの。
晩秋にいたり気温が下がりつつあるが、強い寒気にさらされることもなく、ここ数日、半袖姿で外出したりするくらい。

(本ブログ関連:”寒露”)

きょう、明るい日射しに誘われて公園併設の自然観察園へ出かけた。運動不足で弱った膝のリハビリを兼ねてのこと。いったん動き出せば問題なく・・・滑らかに歩を進める。直射日光を避けるようにして木陰を探す。次第に額に汗がにじんでくる。

観察センターで配布の今月の「花だより」を片手に、木の実や花を中心に探した。

コムラサキ(樹):
以前この実についてブログに記したが、写真に撮ってなかった。

ガマズミ(樹):
この実も以前ブログに記したが、写真に撮っていなかった・・・。

クサギ(樹):
この実について以前ブログに記している。

ミズヒキ(草): 
この花について以前ブログに記している。

ホトトギス(草):
花弁に紫色の斑点を散らした、一見カモフラージュ風の姿に異様さを感じるが、それが鳥のホトトギスの胸の模様に似ている(Wikipediaによる)といわれても戸惑うばかり。迷彩風の斑点模様が、花弁の色・形は異なるが「ヒオウギ」と似た感じがする。
キンモクセイ(樹):
公園の門(オートバイなど進入防止柵を設けている)の脇に一本立っていて、オレンジ色の小さな花を群れ咲かせている。花の香りが特徴的でポピュラーな花だけに、以前ブログに何度か記している。今回、マスクをしていたので、香気を感じることはなかったけれど・・・。

2021年10月7日木曜日

(地震)千葉県北西部

夜分Youtube*で、神戸市内の民家を覆いかぶさる巨木の伐採を見ていた。まるでパズルのようにチェーンソウを巧みに使って、枝や幹を切断していく。それらが直下の屋根に落ちないよう、ロープを巻き付けて地上と連携しながら吊りおろすのだ。息がつまる展開がつづく。終盤にさしかかったとき、いきなり縦揺れの地震に襲われた。
(*)大木の特殊伐採: https://www.youtube.com/watch?v=vr7ipZxKB7Q

いつもと違う、来たのか? やばいと慌てる。

(本ブログ関連:”地震”)

携帯電話から地震発生の緊急情報発信の音声が聞こえてきた。ますます不安になる。幸いなことに家具が倒れることなく、短い時間で揺れはおさまった。
いそいでテレビをつける。千葉市方面を震源にした画像が映っていた。

ネットで、気象庁の緊急地震速報を閲覧したところ、当地の震度は「4」とのこと・・・短時間ではあったが、まさに体感の通りだった。
(追記)今回の都心での震度「5強」は、2011年「東日本大震災」以来とのこと。

気象庁「震源・震度情報 2報」(2021年10月07日22時50分発表)
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地震の発生日時: 10月07日22時41分頃
震央地名: 千葉県北西部
深さ: 80km
マグニチュード: M6.1
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揺れが続くことなく一息付けそうと判断したわたしは、何と、中断した上記Youtube映像を再び見始めたのだ。いまブログに記しながら、何をやっているやらと自問してしまう・・・。

とりあえず、ことが大きくならずホッとしている。

2021年10月2日土曜日

野鳥観察(22)

公園を巡る野鳥観察(探鳥)会は、新型コロナウィルスの「緊急事態宣言」下でも雨天を除き、ほぼ月2回実施されてきた。昨年8月末に入会して以来ほぼ出席してきた。今回で22回目になる。

昨日の雨空とうって変わって、きょうはすっかり晴れ上がり朝陽がまぶしい。とはいえ、路肩に雨のシミがまだ残っていたり、民家に駐車の車の表面がうすく露で覆われていたりして少々ひんやりする。そんな中も、初心者の謙虚さを忘れず元気に出かけたのだが・・・(相変わらず右膝に鈍痛がある)。

今回は十分な実視というか確認もできず、情けない結果に終わった。
・メジロ: さっと飛んでいくのを指し示された・・・
・カワラバト(ドバト): 大群が白い腹に朝陽を受けながら飛ぶ姿を見た
・モズ: 鳴き声を教えてもらうも・・・
・シジュウカラ: 鳴き声を教えてもらうも・・・
・ヒヨドリ: 鳴き声を教えてもらうも・・・
・コゲラ: ウワサを聞く(小さな観察者はしっかり見つけていた)
・カルガモ:3羽が小川で泳ぐのを見る(別の公園でヒナを見かけたという話を聞く)
・アオサギ: カルガモたちの上を「グワッ」といいながら飛んで行った

本日の教訓
自然観察に「あまり関心を広げ過ぎないこと」というベテランの方の金言である。最近、野鳥も野草も樹木もと、観察会があれば見境なく参加しているが、収受が付かなくなっている。外歩きの健康のためと、いいわけもあるのだが。

2021年10月1日金曜日

今年も残り4分の1

新型コロナウィルスに対する「緊急事態宣言」が、第5波の収束をもってようやく昨日(9月30日)解除された。わたしは、すでに(6,7月に)2度のワクチン接種していたので、わが身への不安はわずかだが、世間もひと息ついたようだ。

(本ブログ関連:”コロナウィルス”)

COVID-19 Dashboard

昨年末からずっと続いてきた新型コロナウィルスの騒動が沈静化して、ふと気付けば今や年末へまっしぐら。これからハロウィン、クリスマス、年賀状作り、そして大晦日へ・・・。テレビじゃ正月のお節料理の予約広告がたけなわ。

10月初日のきょう、数えてみれば年末まで3か月しかない。一年の4分の3が終わっているのだ。毎年、一年をリンゴの実に例えてどれくらい食ってしまったかを見る。わずか4分の1しかないのに驚く。

(付記)
先日(9/26)、玉川上水の2つの橋をはさんだ両岸の緑道を観察する会に参加した。あいにく膝が痛く、みなに追いつくのに難儀した。帰宅して直ぐにブログに記すことができなかったので、タイムスタンプを調整して当日付で登録している。

(本ブログ関連:”玉川上水緑道観察会”)

2021年9月29日水曜日

日本海中部の深さ約400kmを震源とする地震

夕方になって、わずかだがユラリと揺れた。地震かな?と思い、とりあえずテレビをつけて確認した。日本海中部の深さ約400kmを震源とする地震が発生したという。気象庁の「地震速報」を検索したところ、当地の震度は「1」とのこと・・・体感と納得する揺れだ。

(本ブログ関連:”地震”)

不思議なことに、震源に近い日本海側地域で揺れはなく、太平洋側に集中している。この地震による津波の心配もないとのことだが・・・。

気象庁「地震情報」(震源に関する情報:2021年09月29日17時41分発表)
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きょう29日17時37分ころ、地震がありました。
震源地は、日本海中部(北緯38.8度、東経135.5度)で、震源の深さは約400km、地震の規模(マグニチュード)は6.1と推定されます。
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先日(9/14)も、深発地震が東海道南方沖(深さ450Km)で発生している。そのとき、ぐっと距離が離れた茨城県方面で揺れが生じた。

(本ブログ関連:”不思議な地震”)

2021年9月26日日曜日

玉川上水緑道観察会

午前中、玉川上水の2つの橋をはさんで両岸沿いをたどる「玉川上水緑道観察会」に参加した。帰宅して直ぐにブログに記すことができなかったため、後日、タイムスタンプを調整して当日付けとして登録した。

自然観察会の会長であるベテランの方からの指導解説を聞きながらメモした。その情報があまりに膨大なため、植物(野草・樹木)の名だけ次に記す。聴き間違いで、誤記の場合は容赦を。
他に、植物の基本知識(葉脈・葉序など)や、玉川上水、寺院、石碑などの歴史についてもくわしく語られた。

カラスウリ
ヤマイモ
(オニドコロ)
アオツヅラフジ
ヒガンバナ
スイカズラ
カクトラノオ
イヌガヤ
ミズヒキ
ヘクソカズラ
ウコギ
オニドコロ
シロダモ
チャノキ(茶の木)
カニクサ
ノブドウ
フタリシズカ
ムクノキ
(エノキ)
イロハモミジ
アザミ
アキノタムラソウ
ツリガネニンジン
アキカラマツ
アカメガシラ
アブラススキ
ツユクサ
シラヤマギク
シラカシ
トウネズミモチ
ミズヒキ
カラムシ
ムクノキ(黒い実:かすかに甘みがする)
ナツメ(赤い実:リンゴのような味がする)
ケヤキ
ヤマゴボウ
クサギ

虫こぶ(虫[ちゅう]えい)
クモ

2021年9月25日土曜日

野鳥観察(21)

公園南側をおもに巡る探鳥会の集合時刻は、日の出時刻とのころ合いで、4月から9月にかけて(春・夏中心に)6時半だが、10月から翌年3月にかけて(秋・冬中心に)7時になる。きょうは、9月の最後の探鳥会にあたり6時半集合だった。次回から7時集合になる。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

集合時刻の15分ほど前に到着したとき、ベテランの方がひとり広い野原を観察しているだけだったが、時間とともに大勢(新しい方も含めて)参加された。そして長い隊列になって深い木立の中を進んだ。

この時期、観察路に落ち葉が重なり、樹々の隙間からうっすら空が見えるようになった。それとともに、森を騒がせたセミの声はすっかり消えてしまったようだ。かわり、これから木の上で「アオマツムシ」が鳴くようになると、ベテランの方が解説してくれた。

今回も、入門者として気になった鳥についてのみ記す。
・コゲラ: 双眼鏡でしっかり観察できた。(日本で一番小さなキツツキ・・・とのこと)
・モズ: 数か所で、樹頂上や避雷針のてっぺんから睥睨しているのが見えた。
・アオゲラ: 皆さんに指し示された木又を探すが見つからず、ただ飛び去るのを見ただけ。
・カワセミ: 小川の岸辺にある柵にとまってピクリとも動かずいた。
・カルガモ: 4羽が小川の流れに身を任せるようにゆったり揺れていた。

図鑑で見るモズは、奇怪な「はやにえ」の行動とは裏腹に、一見かわいらしい小鳥に見える。それが樹上高くにいてじっと見おろしているのを見ると、この鳥の捕獲の場面や、「はやにえ」の生態を実際に見たわけではないのに少々恐ろしく感じてきたりする。また、高所からの鳴き声が、意外に直下付近の地上でよく響いたりする。

付記:
初心者には、高倍率より6倍×30mm程度の双眼鏡がよいとのことで購入したが、それが最近なんだか重く感じるようになってしまった。探鳥会に参加して1年+αなのに、そんなに力が衰えたのか? 鳥の姿が葉影に隠れることが多かったので、初めて購入した小型双眼鏡10×22を使ったりしている・・・。いずれ、秋深く葉の落ちるころには、6×30に戻そうと思う。

2021年9月23日木曜日

秋分の日 2021

祝日「秋分の日」のきょうは、二十四節気の第16の「秋分」にあたる。二十四節気の名をとって祝日としているものに、「春分の日」がある。ともに、昼と夜の長さがほぼ等しくなる、季節の羅針盤である。

(本ブログ関連:”秋分の日”)

春分の日に「ぼたもち」を、秋分の日に「おはぎ」を食べる。同じあんこ餅なのに、ぼたもちの方は「牡丹」の花に、おはぎの方は「萩」の花にちなんで、季節花によって区別される。わたしにしてみれば、ぼたもちはあんこの包(くる)み方がどこかボテッとしたような感じだし、おはぎは漉しあんでサラリと包(くる)んだようなイメージがする。

ところで、古代遺跡に必ず取りあげられる、こちらも季節の羅針盤といってよい「夏至」と「冬至」は祝日にあたらない。わたしたち日本人の祖先にとって、夏至よりも同じ時期の梅雨の方が農耕に重要だっただろうし、冬至のころにはひと休憩が先だったのかもしれない。

最近気づくこと

・日めくりカレンダーが軽くなって、日ごと一枚剥がすたび、フラフラと揺れるようになった。なんだか心もとなくなり、先日、近隣の街の大型書店で来年度2022年版を購入した。それを、現在の日めくりカレンダーの後ろに一緒に吊るし支えるようにし揺れを抑えている。

・日没の時間が早くなってきた。日が暮れるのは寂しいものだ。子どものころ、夕方になると遊び場の原っぱを囲む家々に明かりが灯り始め、あちこちから夕飯だと親が呼びかける。一人抜け二人抜けして、さっきまでの熱気が急に衰えてくると、みな合図したようにボソッと別れのことばを口にしながら散らばっていく。

2021年9月21日火曜日

ゲーム:神経衰弱(3rd)

ネット上のゲームサイト「ゲームのつぼ」にある、横8列、縦4行のマス目で競う「神経衰弱」ゲーム*の初級レベルでだが、ついに 32対0 という完全勝利を収めた。(前回:30対2 だった)
(*)神経衰弱ゲーム: https://www.afsgames.com/mind.htm

だからどうなんだといわれると困るが、ついにやったということをブログに残しておくことにした。記憶力の衰え防止のため始めたけれど、正直、改善にはつながっていないが・・・。

(本ブログ関連:”ゲーム:神経衰弱”)

2021年9月20日月曜日

今年最後の3連休

今年(2021年)最後の3連休が終わった。旅行情報を提供するサイト「Trip-prep(トリプレ)」に掲載の「2021年カレンダーで3連休以上をまとめてみました」*を参照したところ、きょうは最後の3連休の最終日になる。今年は、3連休以上が6回あったとのこと。
(*)トリプレ: https://www.trip-prep.com/consecutive-holidays-2021/

敬老の日」といっても、歳を重ねた者にとっては、背に齢の重さをずっしりと感じるばかり。子どもたちの「こどもの日」のような浮き立つ気分になれるはずもない。それでも、休日の賑やかさに誘われて、昼過ぎの公園を巡ってみた。

(本ブログ関連:”敬老の日”)

いつもの探鳥会の観察路にしたがい歩いてみたが、最高気温28.4℃の暑さに負けてハーフコースに切り替えた。園内に植木畑の区画があって、代表的な樹木を間近に見ることができる。そのなかに「ヤブツバキ(ヤマツバキ、ツバキ)」がある。球形の実が熟して褐色になったものもあれば、同じ木から紅色を帯びたものまである。


以前、テレビの番組で、ツバキ油を海の向こうに送ったとの話が紹介された・・・と記憶していて、ネットであらためて確認したところようやく、長崎県にある椿油製造会社の五島椿本舗**のサイトで次のような紹介を見つけた。
(**)https://www.gotohtsubakihonpo.net/category/history/
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日本原産の貴重な椿油は1000年以上も前に、海を渡っているんです。
・7~9世紀に、日本の朝廷が唐(今の中国)に派遣していた遣唐使で、唐皇帝に椿油を献上したと伝えられています。
・797年に編さんされた「続日本記」には、光仁天皇宝亀8年(777年)に渤海国の使者に海石榴***油を贈ると書かれています。
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(***)海石榴
ツバキを、その実がザクロ(石榴)に似ているので、「海石榴」と名付けられたのだろうか。ネットには、異国の現行の発音をもって、古くからの名称に結び付ける怪しげな説を披露するサイトもあるが、Wikipediaは次のような紹介をしている。
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「椿」の字の音読みは「チン」で、椿山荘などの固有名詞に使われたりする。なお「椿」の原義はツバキとは無関係のセンダン科の植物チャンチン(香椿)であり、「つばき」は国訓、もしくは、偶然字形が一致した国字である。
歴史的な背景として、
・日本では733年『出雲風土記』にすでに椿が用いられている。その他、多くの日本の古文献に出てくる。
・中国では隋の王朝の第2代皇帝煬帝の詩の中で椿が「海榴」もしくは「海石榴」として出てくる。海という言葉からもわかるように、海を越えてきたもの、日本からきたものを意味していると考えられる。
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ところで、家族連れでにぎわう公園の小川で子どもたちが水遊びに興じていた。さぞやカルガモもあわてたことだろう。岸辺の葦の茂みに隠れるように2羽が、雨上がりで豊かな流れに浮かんでいた。


2021年9月15日水曜日

ヒガンバナ、シュウカイドウ

小学校の校庭を囲む(土手状の)低い石垣塀の上に、小型の草木が植えられている。この時期、目立つのは葉を持たずに白緑色の花茎と紅色の花弁だけの「ヒガンバナ(彼岸花)」(別名:曼殊沙華)だ。だれが育てたのか、年々その数を増やしている。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ”)

ヒガンバナといえば、埼玉県日高市の巾着田にある「曼殊沙華の里」の「曼殊沙華まつり」が有名だろう。高麗川の蛇行によりできた、巾着のような形をした平地の川岸一帯に咲くヒガンバナは圧巻だ。何度か訪れたことがあるが、今年はどうだろうとネットを参照したところ、「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、曼殊沙華を開花前に刈り込むこととした」ため、イベントは中止となったようだ。

ところで、連日、地元公園の探鳥会のベテランの方が、鳥や植物の様子をメールに写真を付して知らせてくださる。ヒガンバナがすでに咲き始めていると紹介があった。そこで、公園に併設の自然観察園の「ヒガンバナ群生地」がどうなっているか気になり出かけた。

木立のなか、木漏れ陽を受けた紅色のヒガンバナが、ぎっしりと寄せあうように咲いていた。ヒガンバナが、緑の樹林を背景に敷き詰められているのを見るや、引き込まれていくような錯覚を覚えてしまう。
そして、ヒガンバナの姿は妖しく妖艶である。この花を見るたび、石川さゆりの「天城越え」の歌が迫ってくる・・・ような気がする。歌詞に「小夜時雨」の詞があるので、場面は秋末のことだろうけど。




群生地の近くに「シュウカイドウ」の花が咲いている。こちらは、淡紅色の色合いからして中国の南画風である。掛け軸から漂う白檀の香りがするよう。シュウカイドウの和名は「秋海棠」で、秋に咲く「ハナカイドウ」の樹の花に似ているからだそうだ。図鑑を見て初めて知った。


2021年9月14日火曜日

不思議な地震

朝方、PCデスクの前に座っていたら、なにやら揺れだした。Chromeの拡張機能「緊急地震速報 by Extension」(震度3以上に設定)からの通知はない。いそいでテレビをつけると地震速報が出ていた。

気象庁の地震情報を見たところ、当地の震度は1とのこと。体感的にそんなところだろうと納得したが、NHKの渋谷スタジオでは揺れがしばらく続いたという。

気象庁発表
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発生日時: 09月14日07時46分頃
震央地名: 東海道南方沖
深さ: 450Km
マグニチュード: M6.2
最大震度: 3
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ところで、震源が、東海道南方沖で、しかも深さ450Kmという。最大震度になった茨城(取手、笠間)、栃木(鹿沼)、東京(大手町)といった所から随分離れているし、深さだって450Kmと深い。表面的に何事もないように見えるけど気になる。専門家から、今回の地震のメカニズムを解説していただけるとありがたい。


■ Weathernews(抜粋)
「東海道南方沖の深発地震で異常震域」(2021/09/14 08:23)
https://weathernews.jp/s/topics/202109/140075/
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今回の地震は非常に深い所で発生する「深発地震と呼ばれるものです。

多くの地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、今回の地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となりました

今回の地震は、震源の深さが速報値で約450kmと、かなり深い地震でした。日本海溝/伊豆・小笠原海溝から西に向かって沈み込む太平洋プレートの周辺で発生した地震とみられます。

一方、一般的な「南海トラフ巨大地震」はフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む境界付近で発生する地震で、想定される震源の深さは10kmから40km程度とされています。今回の地震の発生メカニズムは、南海トラフ巨大地震とは別要因と考えられます
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2021年9月10日金曜日

カリガネソウ

冷えびえした日が続いたのとうって変わって、きょうの最高気温は29.8℃。真夏日ぎりぎりの暑さとなった。用心して長袖で出かけたものの、額に汗がにじむ始末。

右ひざにこわばりと痛みがまだ残る。このまま家にこもって安静にするのもよいが、むしろ少し無理しても動かした方がよかろうと、公園併設の自然観察園を巡ることにした。いつものように「観察センター」に寄って、今月9月度の観察園内に咲く野草の所在を紹介するパンフレットをいただき、それをもとに初心者にもわかりやすい花を探した。

セミの鳴き声が充満する観察園は、暑い日射しと湿気でむせ返るようだった。私にとって見やすい目立つ花は、次の写真の青紫色した「カリガネソウ」くらいだった。(地味な花はつい素通りしてしまう)

(本ブログ関連:”カリガネソウ”)

カリガネソウの名の由来は、「日本の山野草」(岩瀬徹:監修、安藤博:写真、成美堂出版)によれば、「和名は花形から かりがね(ガン【雁 】のこと)を連想したもの 」とのこと。なかなか雁の姿を想像するのは難しい。素人目には、むしろ蘭の花をイメージしてしまうのだが・・・。




その他、観察園内に茂った雑草の中に、盛りを過ぎた「ヤブラン」や「ヤブミョウガ」の花があちこち点在しているのが見えた。

公園からの帰り道に使う坂の上で咲き誇っていた「サルスベリ(百日紅)」の花も力が衰えたようだ。例年、サルスベリの花が長々と咲いているのを見て感心していたのだが。

2021年9月7日火曜日

白露 2021

(二十四節気について、もれなく触れることを旨としたのに書き落としてしまった。タイムスタンプを調整して記す)

9月7日は、二十四節気の第15の「白露(はくろ)」。大気が冷えて露が出るころという。たしかに一昨日、昨日の最低気温は18℃、17℃代へと下がり、本日にいたっては14℃代となり、朝の洗面に湯を出すようになった。

(本ブログ関連:”白露”)

白露の字から、白玉(はくぎょく)のような露、まさに輝く澄んだ玉・・・、キレれの良い日本酒が浮かんでくる。そういえば、酒の銘柄に「白露」を使ったものが多々ある。あいにく酒豪でも酒通でもないし、呑兵衛でもないので、酒瓶のラベルでからでしかうかがえないが・・・。

百人一首に、覚えがあいまいであるが次の歌がある。(三七番、文屋朝康:ふんやのあさやす)
  白露(しらつゆ)に
  風の吹きしく
  秋の野は
  つらぬきとめぬ
  玉ぞ散りける

秋といえば、野に吹く風音で知る。冷えびえとしてすさぶ風に、葉の上にとめる糸もない白露がまるで玉のようにきらきらと散っていく。ここ数日の気温の低まりに連れて、昔の人の思いが響いてくる気がする。

いつのまにか湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲むようになったし、除湿器から出る温風が部屋にこもることもなくなった。秋はますます深まっていくんだな。

2021年9月6日月曜日

転寝

先日(9/4)の天気予報で、早朝の探鳥会の開始時刻のころ、雨天から曇り空になると報じていた。その気になって準備していたのだが、玄関先で空を見上げれば小雨模様のため参加を断念した。休んだ理由には、膝に痛みを抱えていたこともあった。
ところで、その日の夕方になって、いつも探鳥会の調査結果を会員にメールいただく幹事さんから、ベテランの方数名で探鳥会を実施したという通知をいただいた。驚いた、ベテランの方の熱心さと継続力に敬服するだけだった。入門者にはなかなか真似できない。

前々回(8/28)の探鳥会以来ずっと足を痛めている。探鳥会でもたもた歩いているうちに膝をねじったのだろうと思っていたがそうではないのに気づいた。原因は、このところしょっちゅうPCの前で転寝(うたたね)することにあるようだ。最近、テレビを見ていて転寝することが多い。残念なことに、情報源と思っているPCを見ながらも転寝するようになってしまった。

PCデスクの前の回転椅子に置いたドーナツ形の円形座布団に座って、不安定なまま腰をひねった状態で転寝してしまい、それを支えようと足に無理をしたのかもしれない。しばらくPCから遠のいた。一週間ほどかかって膝の痛みも和らいできた。歩く動作も落ち着いた。そしてPC前の椅子を四角形の固定椅子に変え、円形座布団も外した。

転寝といえば昔、会社の帰りにオフィス近くの地下鉄を利用しないでバスに乗って遠回りして東京駅に出た。その間、バスの揺れが実に心地よくて転寝した。疲れたときによく利用した。さらに電車が始発なので座席でも寝入ったものだ。(外国人には、交通機関で寝る日本人の姿が奇異に映るらしい)

そういえば学生時代に図書館で自習しようとしたとき、まさに転寝しそうになる直前にわれに返り、その瞬間、頭の中に爽快な風が吹き込むような気がして、快調な滑り出しをすることが多々あった。ある意味、それを狙ったようなことをしていた。

それに比べて歳をとると、容易に転寝に落ちてしまい、反転して爽快な風を経験することもないのが残念。

2021年8月28日土曜日

野鳥観察(20)

今月に入って、都心で「猛暑日」(最高気温35℃以上)が2度あった。8月10日の36.8℃と、8月26日の35.7℃だ。ウェザーニュースの都心の天気予報を見れば、以降今月末(あす29日)~ 来月初旬ころ(9月7日)へ経るにしたがい、最高気温は32℃から26℃へ降下するという。だから、蒸し暑さに閉口しながらも、やがて来る秋の冷気を予感している。秋はそこにいる。

今朝の探鳥会は、公園の原っぱ全体を覆うようにたまった湿気のなかで開始した。この時期、鳥の種類も限られているそうだ。私にとってきっちり知る機会なのに、次の中で識別できたのは「アオサギ」くらい(それも指差されて教えてもらった)。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

今回も、入門者として気になった鳥についてのみ記す。
・シジュウカラ: ベテランは葉の茂る木に4羽いるという(チラッと見えて、パッと小鳥が飛ぶ?)
・キジバト: ベテランは鳴き声を聞き分ける(どこから聞こえて来るのだろう?)
・ドラミングの音: ベテランには遠くの音でも聞こえるという(コゲラカかアオゲラか?)
・アオサギ: 小川そばの木の樹上にとまっているのが見えた(子どもたちはすぐ見つける)
※キジバトとカラス: 長い高圧線の一点にキジバトとカラスが1羽ずつ隣り合ってとまっていた。

ベテランの方から、野鳥以外にもいろいろなことを教えてもらう。
・オオミズアオ(蛾): 腹を食われた状態で多数見つかる。アオバズクのエサになるとも。
・ナンバンギセル: 葦の下かげに薄紫の花をひっそり咲かせていた。思ったより小柄でかわいらしい。
・トチ(樹木)の実: せんべいにしたり、饅頭に混ぜたりして食べる。たくさんの郷土菓子がある。
・ホルトノキ: 平賀源内がオリーブの木(ポルトガルの木)と間違えて名付けたそうだ。
・サルスベリ: 紅色の花弁の中に黄色く見えるものがあるが、雄しべだそうだ。


(付記)
きょうの探鳥会に、小学生のお子さんを連れた数組の親子が参加した。あの子たちにとって、今回の探鳥会は夏休み最後のものなんだ。この夏休みは楽しく過ごせただろうか、思い出深いものになっただろうか。そう、東京オリンピックを直接(いずれかの機会に、遠くからでも)観戦できただろうか、新型コロナの感染広がりに窮屈な思いをしただろうか。

おじさんは、むかしの東京オリンピックのとき、高校の体操部員(幽霊部員)だったおかげで日本の体操選手の練習光景を見学することができたし、馬事公苑で開かれた乗馬競技を学校に割り振られたチケットで観戦することができた。今も忘れられない。

(本ブログ関連:”東京オリンピック”)

今度の東京オリンピックで残念なのは、子どもたちが直接(間近に)見る機会を逃したことだ。一生の思い出、自信につながるのだから。ただし、パラリンピックについては、関係者の判断にもよるが観戦のチャンスが残っているといわれるけど・・・。

2021年8月23日月曜日

処暑 2021

きょうは二十四節気の「処暑(しょしょ)」。8月も下旬となり、暑さも次第に落ち着き、あるいはとどまる。盛夏を過ぎた公園に行けば、ツクツクボウシの鳴き声に、子どもたちは夏休みの残りが僅かなことに気づくだろう。

(本ブログ関連:”処暑”、”ツクツクボウシ”)

たしかに、先週の大雨を境に空模様は変わった。いまだに最高気温が 30℃を超えているとはいえ、熱暑は徐々に静まった。ただ、うっとおしいほどの湿気がつづく。

今朝はあいにくの曇り空だが、数日前の「日の出」時刻(am5:00前後)のころ、朝焼けに窓が薄紅色に染まった。誘われるようにして急いで外に出たが、わずかの間だったようで、見上げれば空は白んでいた。そんなことが数度あった。

子ども時代に聞いた、夕日に照らされた庭先で鳴くツクツクボウシの声は、夏のしまいを知らせてくれた。惜しいような残念なような気がしながら、夕餉の準備の音と一緒にぼんやりと聞いていた。

2021年8月7日土曜日

立秋 2021、野鳥観察(19)

盛夏、真っただ中のきょう、二十四節気の「立秋」になった。秋の気配が立ちはじめ、このあと残暑ということになるそうだが、暑さは当分つづくだろう。

「夏休み」の今月いっぱい、子どもたちにとっては楽しい「夏」だが、大人はそうはいかない。季節の先を読まなければならないからだ。とはいえ、立秋といわれて心は「秋」に傾くことになる。

(本ブログ関連:”立秋”)

台風(10号)接近による影響を心配したが、早朝の探鳥会に影響はなかった。ただ、雲の動きが怪しいと話題になったりした。
(昼過ぎ、天気予報通り雨が降ったりした)

探鳥会はスタートしてうっそうとした林に入る。木立の下に広がる空隙で恒例のラジオ体操が行われていた。探鳥会のベテランは、気さくに挨拶をかわしながら通り抜ける。私はそのあとにつづくことになる。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

今回、入門者として気になった鳥について次に記す。
・アオサギ: 林の手前をカラスに追われるように滑空。ベテランによれば、カラスのひなを捕食するという。
・シジュウカラ: 地鳴き声は、ベテランにはしっかり聞き取れるが、私は苦戦する。
・キジバト: 遠くの高圧線上に一羽がとまっているのを見た。別場所にもいたようだが。

鳥の鳴き声に苦戦する。CDを購入して耳学問しているが、探鳥会のように動きながら素早く判定するなんて、とてもとても。実際、ベテランの方から10,20年たっても聞き分けるのに十分でないと、以前聞かされたことがある。

今回、鳥以外の話題をベテランの方からいっぱい聞いた。
・アカボシゴマダラ: 赤い斑紋が特徴の蝶。「特定外来生物」に指定の害蝶だそうだ。
・クマゼミ: シャカ~と聞き取れるそうだが、他のセミの鳴き声と混じって私は苦戦する。
・ヤマボウシ: 木の実が橙色に色づいているので、このあと熟せば食べられるとのこと。

探鳥会の集合時、ベテランの方のご厚意で野鳥観察の入門書「岩本流 野鳥観察手帳」(岩本久則著)をいただいた。著者は漫画家でもあるため、本文に愉快な図解説が豊富に掲載されていて、私のような入門者に最適で楽しそう。ありがたく読ませていただきます。

2021年8月6日金曜日

真夏の自然観察園

真夏の昼過ぎ、直射日光に跳ね飛ばされそうになりながら、公園の小川沿って巡った。虫刺されに気を付けて予防薬を腕に塗ったが、この暑さにヤブ蚊は気が滅入ったのか出てくることはなかった。木陰でのんびり涼をとろうとしたところ、そこへ熱気が追いかけるように押し寄せてきた。目前の木洩れ日の白い斑点は、まさに銃弾が撃ち込まれて開いた穴に等しく、逃げ場がない。あわてて緑濃い「自然観察園」へと離脱した。

木立が密集した自然観察園は、随所に小池があるためか、吹く風が爽やかだ。一昨日(8/4)に来たとき(ブログに未報告だが)と比べて、空気は穏やかに感じた。しかし気象庁の(時間別)観測データで比較したところ、気温差はむしろ真逆・・・気分だけじゃあ当てにならない証左か、それとも湿度のせいだったのだろうか。

(本ブログ関連:”自然観察園”)

セミの鳴き声がかまびすしい観察園には、今どき咲いている花と所在を紹介する案内(掲示板、パンフレットはセンターで配布)があって、今回もそれらをもとに廻ってみることにした。次は、何となく気分で選択して撮影したもの。
昨年7月30日にも観察園を訪れていて、ほぼ同じものを観察したのに気づいた)

① ヤブラン
自然観察園の木陰は、先々月の6月に「ドクダミ」の白い花で覆われていたが、きょうの園内は「ヤブラン」の淡紫色の花があちこちに咲いていた。地味な花だけど落ち着きがあり、その存在を主張するさまはゆるぎない。

① ヤブラン
② ヒオウギ
多く群れていないので、「ヒオウギ」はきゃしゃに見えるが、近づいて観察すると橙赤色の花弁の斑点模様はとても野生味がある。わたし的に(根拠なしに)は、アフリカのイメージすらするが、原産はアジアのようだ。

② ヒオウギ
③ キツネノカミソリ
ヒオウギの色合いに似た橙色の花弁を探した。名前は「キツネノカミソリ」といたって切れがよいし、実際細くシャープな花弁をしている。ヒガンバナの仲間のようで、キツネの名と云い、近寄るとケガをしそうなイメージがする。実際、有毒植物だそうだ。

③ キツネノカミソリ
④ ヤブミョウガ
小さな白い花が集まって咲く「ヤブミョウガ」は、他の花とは違うという、距離感がる。名前の一部に「ミョウガ」があるが、外見が似ているという(実際に比べた経験はないけれど)。ヤブミョウガはツユクサの仲間で、ミョウガはショウガの仲間だそうだ。・・・知らないことばかり。

④ ヤブミョウガ
⑤ その他
・セミの抜け殻が草の葉についていた。一体なんのセミなのかよくわからない。
・一昨日(8/4)、ハグロトンボ。オオシオカラトンボ(メス)を見かけた。ほかにバッタが多数いたが、昆虫の世界まで広げる余裕は乏しくて・・・。

⑤ セミの抜け殻