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2022年3月31日木曜日

自然観察園散歩

きょうで3月が終わる。今年も あっというまに<4分の1> が去った。壁に掛けた大判のカレンダーや、PCデスク脇に吊るした「日めくり暦」は、未だ重量感が残っている・・・。でも、なんだか歳を追うごとに、時間はますます加速する。

膝痛のリハビリを終えた後、外歩きを強く勧められた。最高気温が21.9℃、気分も軽く出かけた。

3月下旬に晴れ間が続き、公園を走る小川が涸れて水位が低く(浅く)なり、春休みの子どもたちの最高の水遊び場になっている。(子どもたちの姿が多いのを見て、ようやく春休みと気付いた)

公園併設の自然観察園も、好天に誘われてそれなりの人出だった・・・年配者たちが主だが。観察園の入口に掲示があって、今時期に咲く花について、写真と園の地図上に所在を示している。
まずは「ゲンゲ(レンゲソウ)」の花だ。木橋の観察路から、レンゲソウの小さな白い花弁が、先を紅紫色に染めて群生しているのが見える。子どものころ、家族と一緒に山里に出かけて、花飾りを作った記憶がある。(Youtubeには、この花を集めてリースを作るものがある)

今年の2月最終日(2/28)のブログには、3月から始まる「春」の暦について触れた。合わせてフォークユニット「ビリー・バンバン」(兄弟)の少々センチメンタルな「れんげ草」の歌をYoutubeからエンベッドさせていただいた。

(本ブログ関連:”レンゲソウ”)


木橋を進むと、夏場にホタルが遊ぶ場所のそばに <ほたる池> がある。水紋がして、目を澄ませば、「カルガモ」がゆっくり浮かんでいた。奥にもう一羽いて番(つがい)だろうか。彼らが静まれば、水面はふたたび鏡面になる。


その後、がく片が白い花弁に見える「イチリンソウ」の小さな花や、軽やかな「オドリコソウ」に比べて重そうな着飾りする「ヒメオドリコソウ」を眺めた。

2022年3月30日水曜日

「花桃」かもしれない

去年の本ブログ(2021/3/26)に、「近所の畑地の一角に、枝の垂れた小さな『さくら』があって」紅白の花が咲くと記したが、今回、念のためネットで再検証してみたところ、「桜」ではなくて「ハナモモ(花桃)」かもしれない?・・・と思えるようになった。


きょう、地元の <さくら巡り> して帰る途中、去年観察した上記の紅白の花が咲く桜(と思った樹)を再び見に行った・・・。見事に開花して、花弁は、白色と(ソメイヨシノの薄紅より)紅色が濃い<紅白> の花が咲いていた。「ウメ」には、一つの樹に紅白の花が咲くことがあるが、桜の場合はどうだろうか。

ネット検索したところ、モモの(花持ちをよくした)園芸種に「ハナモモ」があって、さらに(源氏と平氏の旗の色に因んでか)「源平」の名を冠した紅白2色の花を咲かす「源平花桃(ゲンペイ ハナモモ)」があるという。

この樹が畑地の隅に2本あって、ともに2m強程度の低木で、枝先が枝垂(しだ)れている。


実は、去年、この花の開花を興味深げに眺めている若い二人連れと出会った。彼らなら知っているかもしれないと思い聞いてみたところ、サクラではないか・・・ということになった。根拠はそれだけの素人判断ゆえ・・・ネットで再確認したのだが。

(追記 2022/4/2)探鳥会の集合場所に、何と「花桃」があり「源平花桃」と教えられた。

2022年3月28日月曜日

(雑談)雑誌「BIRDER 4月号」ー 特集「カワセミ類 完全攻略」

月1回、歩くことを含めて近隣の大型書店へ出かけている。野鳥専門の月刊誌「BIRDER」を購入する目的だ。それ以外に、野鳥や野草ついて(写真や絵説きの)書籍がないか探したりしている。

(本ブログ関連:”BIRDER”)

きょう求めた「BIRDER」4月号は、特集「カワセミ類 完全攻略」で、身近な「カワセミ」だけでなく、仲間の(見だことのない)「アカショウビン」や「ヤマセミ」について触れている。まさにカワセミ図鑑だ。

入門的楽しみなら、
・鉱物は「黄鉄鉱」・・・母岩にサイコロ状の造形の不思議、子どもならそうだろう。
・野鳥は「カワセミ」・・・瑠璃色の輝き、私は見るたび驚嘆している。
・釣りは、何の魚だろう?・・・(砂浜海岸、汽水域の河川どこでも「ハゼ」はよく釣れたが)

云われることに、
・鉱物趣味でいえば、「水晶に始まって水晶に終わる」・・・という。
・釣りなら、「ヘラ鮒に始まってヘラ鮒に終わる」・・・という。
・野鳥観察では、何の鳥だろう?・・・(好きな野鳥は「ジョウビタキ」の雌だが)

ところで、今回絵説きで楽しい野鳥の読みものを見つけた。おいしく読みたい。
「身近な『鳥』の生きざま事典」(一日一種著、SB Creative)

そうそう書店歩きは、気分として遠出したつもりだが、電車に乗って、エスカレーターで階を上がり下りしていては、万歩計の数字が増えない。


(付記)
知る人ぞ知る桜並木の花は満開で、わずかだが道ばたに薄紅の花弁が散り始めた。もしかしたら、あっという間に花見の時期が終わってしまうかもしれない。
散った花びらのなかに「ハナニラ」の花が咲いていた。なるほど、どこにでも咲くと実感した。

2022年3月27日日曜日

さくら ハナニラ 飛行場

桜を見に、薄日射す公園(および併設の自然観察園のそば)と、一昨日に続き飛行場へ出かけた。昼過ぎの気温は20℃近くだが、微かに風もあり少しだけ涼し気で、おかげで桜はほぼ満開の状況、散る気配はない。

公園は、横切る幹線道路を挟んで北側と南側に分かれていて、両所の人出が違った。北側は意外に人影がまばらで・・・年配者ばかり目についた。一方、南側は子ども連れの若い家族であふれて、活気づいていた。どちらの桜も、枝々を薄い紅色で飾っていたが、不思議なことに子どもたちの声に反応した、南側の桜は花びらを輝かせていた・・・そんな風に感じた。


ところで、公園の北側にある自然観察園の柵の外に沿って進んでいたら、柵の足元に「ハナニラ」の淡紫色の花がひっそり咲いていた。昨年4月(4/1)にもブログに記した(当時、観察センターのパークレンジャーに教えていただき、Wikipediaで補足した)もので、なんとも愛らしい花である。

(本ブログ関連:”ハナニラ”)

見た目にもかわいいこの花について、入門用の植物図鑑に解説がない。外来のもので勝手に生えるとのことゆえ扱いが雑なのだろうか・・・なんて考えてしまう。


実は、飛行場東側にある桜並木は、この時期まさに長い「花の道」が続き圧巻である。ただ道路の交通量が多いこと、歩道の幅が狭いため、残念ながら花見にはそぐわない・・・だろう。
桜を眺めながら南へと進むと、飛行場に「ドルニエ228」機が複数翼を休めているのに出会った。

(本ブログ関連:”ドルニエ228”)


2022年3月26日土曜日

野鳥観察(32)

今週、寒暖のうねりがあって、途中随分と冷え込んだ。そこへ、先週(3/16)の「福島沖地震」による電源施設の被災が重なり、電力不足といった停電騒ぎ(3/22)が発生した。

最高気温の変化
・3/20(日):15.0℃
・3/21(月):13.4℃
・3/22(火):10.1℃ ← 首都圏の停電騒動
・3/23(水):  9.8℃
・3/24(木):14.7℃ 
・3/25(金):17.6℃
・3/26(土):19.1℃  ← きょう

寒いときに電気が遮断されると、エアコンやコンロといった熱源を失うだけでなく、「電気自動車」も含めて交通・運搬まで危ういことになる。自然災害だけが原因でないのを、今の東欧世界の状況を見て深く気付く。

辺りが温み始めると、忘れたように日常に戻る。

早朝、外気は 10℃くらいで、野鳥観察(探鳥会)へ出かけるのに少し着込んだ。集合場所近くにカワセミの巣があって、人だかりしているのが見えた。写真を撮る人が多い。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

自分の目や双眼鏡で観察できた鳥を次に記す。(居場所を指し示してもらったりしながら)
・カワセミ: 朝陽を受け、瑠璃色の背を輝かせながら飛び去るのが見えた。
・ムクドリ: 圧倒的多数の群れの中に、小川で水浴びしているものもいた。
・ツグミ: 遠くの草地の彼らを、双眼鏡で覗いてもなかなか判別できない・・・。
・アオゲラ: 幸運にも、双眼鏡の視野いっぱいに観察できた。随分とふっくらしている。
・アオジ: 腹の黄色が見えた(もし一人で観察したら、そこに居るのに気付けたろうか?)
・カルガモ: 川下から2羽が飛来して、目の前の小川に着水する。

観察結果を、望遠機能が十分なカメラに収めたいが、双眼鏡と一緒だとかさばらないか心配だと会員仲間に話したところ、高倍率のカメラこそ望遠鏡・・・とのこと。なるほど。

<会長の解説から>
シデコブシの木: 「コブシ」より花弁の数が多く、白い花の中央が淡紅色して華やかな感じがする。園芸用に造られたものでなく、日本の固有種とのこと。木の丈も高くなく、そばに寄って見入ってしまう。
カンヒザクラ: こちらも木の丈が高くなく、そばで観察できる。一見、紅梅に間違えそうな色合い(濃い紫紅色)だが、園芸用に造られたものでない。

2022年3月25日金曜日

桜 ドルニエ228

今週の「桜(サクラ)」の花模様は、一日で大きく変わりそう。きのう(3/24)、枝先に芽を膨らませているだけと思ったのに、きょうは、並木道入口の樹が驚くほど変化していた。まぶしく白い花が青空を覆っていたのだ。陽の当たり具合がよかったのだろうか・・・並木道を進むと、他の樹々は未だでこれからといった風だ。あすには見違えるほどになっているかもしれない。

(本ブログ関連:”サクラ”)


昼間の桜は、空の青と対照に光が透き通る。観桜の賑わいは、明るく軽やかな人の声であふれ、とても健康的である。他方、夜桜も見てみたい。薄明りに照らされた桜の花びらが、薄紅の舞台をつくる錯覚に陥りそう。皆が美しく見えるときだ。

桜並木からさらに遠出して、調布飛行場そばにある「プロペラカフェ」で昼食をとった。とても混んでいて、滑走路を眺められる窓際の席は取れなかったが、カフェと隣接する格納庫にある仏機「Socata TB-9 Tampico」をおかずにしながら食事した。

調布飛行場といえば、ここを拠点にする「新中央航空」の旅客機「ドルニエ228」を目にしなければならない。食後の帰り道、空港の柵に寄って駐機中のドルニエ機を眺めさせてもらった。いつか、同機に乗って、日帰りで三宅島か新島に出かけて海の幸を食してみたいと思っている。

(本ブログ関連:”ドルニエ228”)


2022年3月24日木曜日

連翹は咲いたが 桜はまだかいな

ここ連日の「寒の戻り」に萎えて、外出の機会もなく過ごしていたが、久しぶりに暖かさが戻ってきたようだ。今週の最高気温を次に列記する。
・3/20(日):15.0℃
・3/21(月):13.4℃
・3/22(火):10.1℃
・3/23(水):  9.8℃
・3/24(木):14.7℃  ← きょう

以前(2/28)、春らしさに気付く寒暖の境界を(体感で)14℃と記したが、きょうの最高気温 14.8℃ で再び納得した。

はなやかな八重桜はあちらこちらに咲いている。春本番をしめす「ソメイヨシノ」の方はどうだろうか・・・それを確かめに出かけてみた。

近所に、知る人ぞ知るソメイヨシノの並木道があって、天を覆うほどの大木がつづく。満開なときに人びとであふれることはなく、静かに楽しむことができる場所だ。散るときはさらに美しい。花吹雪を遠慮なく浴びることができるのだ。
きょうは残念ながら,寒の戻りもあってか、枝先に新芽しか見えない。


「梅は咲いたか、桜はまだかいな」といった梅から桜へせっかちな願いはないけれど。サクラの木の下には、低落葉樹「レンギョウ(連翹)」が、すでに黄色の花を身一面に飾っていた。

(青空を背景にレンギョウの黄色の花が咲く)

2022年3月21日月曜日

春分の日 2022

きょうは二十四節気の「春分」であり、祝日の「春分の日」でもある。昼と夜の長さがほぼ同じ(昼の方が微妙に14分ほど長い)になる。これから、昼間がぐんぐん伸張して活動範囲が増えそう。気分まで明るくなるはずだが・・・。
 
(本ブログ関連:”春分”)

きのうの <自然観察会> を頑張り過ぎたからか、きょうはずっと家にこもってしまった。少々冷えを感じたせいもある。最高気温は、きのう(3/20)の 15.0℃ から、きょうは 13.4℃ へと下がってしまった。
あすの「天気予報」(日本気象協会)によると、最高気温が 6℃、最低気温が 5℃ で、高低の差が 1℃ しかない・・・おまけに、冷たい雨が降ったりやんだりで、関東北部には雪が積もるとも。

温暖化?しているとはいえこの寒気。幕末の「桜田門外の変」(安政7年3月3日)は、新暦の1860年3月24日で、3月この時期のこと。当時、雪中の門外で彦根藩総勢60名ばかりの行列に、水戸藩士など18名が切りこんだ。(襲撃の惨状は、Wikipediaに詳細に記述されている)

あすは、真冬並みの厳しい寒さという。

2022年3月20日日曜日

自然観察(9)、東京の桜開花

第3日曜日のきょう、月例の自然(おもに植物=野草・樹木)を観察する会に参加した。膝痛も限りなく快方してきたので、この機会に歩数を確保しようと・・・結局 3,500歩ほど歩いたが太ももの筋肉がへとへとになった・・・成功と思う。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

観察場所の公園にある「桜」の幹に、花が咲いているのが見られた。本日、東京管区気象台から <靖国神社にある桜の標本木(ソメイヨシノ)の開花>が発表されたと、日本気象協会は次のように報じた。

■ 日本気象協会(2022年03月20日14:02)
「東京で桜が開花 平年より4日早く 昨年より6日遅い 16年連続で関東(地方で)一番乗り」
   https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2022/03/20/16581.html#sub-title-a

午前中実施の観察会は、始め少し寒かったが、次第に陽がさしてきたものの、気温14℃くらいで、もう少し厚着しておけばよかった。きょうの最高気温も15.0℃(13:35)に終わった。

ところで、今回の観察会では、春らしく多数の植物を紹介・解説いただいた。以下の記述は、観察会指導者の方の解説を聴き耳たてたもので、聴き間違いがあるかもしれない点をご容赦。

ジンチョウゲ(沈丁花):樹
・「ミツマタ」の仲間で共に香る。樹皮が丈夫だが、ミツマタのように紙作りに適さない。
・根が弱く移植がむつかしい。基本的に、人為的な挿し木で増やされたもの。
・「花弁」に見える花は、「(がく)」でできている。


アカシデ(房):樹
・雄花の茶色の房が垂れさがっている。(シデ:しめ縄の紙垂(しで)に由来とのこと)


ペンペングサ(ナズナ
・「春の七草」(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の「ナズナ」に当たる。当然、茹でて食べられるとのこと(チャレンジャブルな会員の方が、花の部分を生のまま試食した)。
・「ぺんぺん草も生えない」といった言葉の方が耳に馴染んでいるが・・・。


カントウタンポポ(Wikipediaも参照)
・花のつけ根にある、緑色の総苞の外片が反り返らずに垂れ下がらない。
・自家受粉できない(自家不和合性)・・・昆虫による花粉の媒介が必要。
・外来の「西洋タンポポ」に負けて絶滅の危機がある・・・大切にしたい。
  - 西洋タンポポは、自家受粉でき、年中発芽できる。


ダイサギ
・観察途中、小川に「ダイサギ」が舞い降りたとのこと、慌てて撮りに行ったがピンボケ。
・(付記: 野鳥望遠鏡を通して「オオタカ」の若鳥をみた。「ウグイス」の声を聞いた)


ソメイヨシノの開花:樹
・多分、ソメイヨシノのはず。
・上記の、都心での「開花宣言」が出るだろうと、みなで語り合った。


フキ
・以前(3/3)観察したフキノトウの丈が伸びて雑草風に成長。
・根元の葉がやがて大きくなり、その葉柄を採集して茹でれば食用になる。子どものころ経験した食感は忘れられない。


・薄紫色の花が愛らしい。群生していたので、次に2つの画像を載せる。
・小さなスミレというわけでもなく、やがて葉が大きくなるそうだ。




(付記)
観察会で、次のような解説をいただいた。
・「花弁」は学術用語だが、「花びら」は学術用語でない。

<花の進化> 
・海 ⇒ 陸上(コケ → シダ: 花がない「隠花植物」)⇒(花ができる「顕花植物」)
・花(および萼)は、葉から進化した。

<花冠(複数の花弁)の開き方>
・閉鎖花:花冠が開かずに終わる。「ホトケノザ」の花の一部が閉鎖花(自家受粉)。
・開放花: 多くの花は花冠が開く。

<「コブシ」と「ハクモクレン」の花弁> 共にモクレン科
・枚数: コブシ(6枚)、ハクモクレン(9枚)
・形: コブシ(広げるように平たく咲く)、ハクモクレン(上向きに包むように咲く)

・「単葉」と「複葉(複数の葉で1つの葉となるもの)」の違い。

2022年3月16日水曜日

地震(福島県沖)

深夜、PC利用中に「緊急地震速報 by Extension」のアラーム音が鳴った。まさかと思いながら、なぜか部屋を見まわしているうちに、揺れが始まった。小さな波が次第に強さを増して押し寄せてきた。いやな思いがした・・・まさに、11年前のそのそれだ。

地震は家屋をきしませるように揺らす。これがいつまで続くのか不安になるが・・・、無力だ。ただ任せるしかない。やがて、これがピークと願うころ、揺れはすっと引いていった。

気象庁の「震源・震度情報」(発表日時: 2022/03/16 23:40)によれば、
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・震源: 福島県沖
・検知日時: 2022/03/16 23:36
・深さ: 60Km
・M(マグニチュード): 7.3
・最大震度: 震度6強
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東京23区は「震度4」、東京都多摩地区は「震度3」(=体感として「震度4」)とのこと。

テレビをつければ、各局とも地震特番の臨時放送に切り替わって、津波注意報(予想高さ:1m)、原発、停電、交通などの情報を伝えた。
都内各地で停電が発生しているが、わが家の地区は幸いなことに明かりがついている。


(追記)
・気象庁 報道発表(令和4年3月17日01時30分 地震火山部)
  「令和4年3月16日23時36分頃の福島県沖の地震について」
    https://www.jma.go.jp/jma/press/2203/17a/kaisetsu202203170130.pdf

・気象庁 「緊急地震速報(警報)発表状況」(抜粋)
    発生日時                 震央地名     観測最大震度
    2022/03/16 23:45         (福島県沖) 4.9 ---
    2022/03/16 23:36         福島県沖 7.3 6強
    2022/03/16 23:34         福島県沖 6.1 6強

社日(しゃにち)

季節のポイントを知るために暦日が設けられている。ブログでフォローしているものに「二十四節気」や「節句」がある。それ以外に「雑節」があって、記したりしなかったりしている。雑節のひとつに「社日(しゃにち)」があって、きょうに当たる。

社日は、Wikipediaによれば、春と秋にそれぞれあって <産土神(うぶすながみ:生まれた土地の守護神)を祀る日> とされている。春には新しい芽吹きがあり、秋はそれらを収穫する。そんな自然の営みを支える、大地の守護神に感謝するのは当然のことであるが、農作業を通じて実感する機会がないものには、言葉でしか理解できない(残念ながら)。

きょう、初詣に参拝した小さな社へ参った。境内には社日の特別な様子はなかった。祭神に対してみなの平安を願った後、春になると白い花を咲かせる「コブシ」を眺めに公園へ行った。「ハクモクレン」と違って、すべてにおいて小振りな感じがする、おとなしい樹だ。

(本ブログ関連:”コブシ”)


西日がまぶしい。水涸れしつつある小川の土手に、カルガモの群れがひと休みしていた。やおら一斉に動き出した。彼らが何をするのか聞くのを忘れた。日向と日陰の寒暖の差がやはりきつい、おまけに風が強い。


2022年3月14日月曜日

八重桜

連日、最高気温が20℃を超えている(3/12:21.3℃、3/13:20.0℃、そしてきょう3/14:24.1℃)。昼過ぎに街を巡れば、民家の塀越しに「八重桜」が満開だ。明るい日射しを受けた花弁は、光が透き通り桜色がいっそう軽やかに見えて輝きを増す。観梅とちがい、観桜の視線は高くなる。花の奥に青空が広がり爽快だ。 




おまけに、きょうで膝痛のリハビリが終了した。気分が前向きになってきた。穏やかな空気に誘われて、公園散歩を完全復活したいと思っている。

2022年3月11日金曜日

梅林

体調がよくなると、もっともっと出歩きたくなり、きょうは思いっきり遠出した・・・以前ならどうという距離ではないのだが。養生の甲斐あって気分がすぐれ、昼間に少し遠くにある公園の「梅林」を覗いて見たくなったのだ。<観梅>という風流な気分で出かけた。

梅林
梅の花の見ごろは2月上旬~3月上旬。この時期、白梅、紅梅のすべてが咲きそろっている。公園の案内によれば、「春の気配感じる2月、28種、約100本の白梅・紅梅が咲き競い、園内を華やかに彩ります」という。大勢の年配者たちが訪れて静かに観梅するのに対して、この後に通り抜けた「わんぱく広場」の元気さと比べ驚くことになる。

(本ブログ関連:”梅林”)



ジンチョウゲ(沈丁花)
子どもたちの熱気にあふれた「わんぱく広場」の前を通ったとき、垣根のようにして「ジンチョウゲ」が植わっているのに気づいた。薄紫色を感じさせるジンチョウゲの花は、元気な遊び声に圧倒されることなく、甘い香気を漂わせていた。

(本ブログ関連:”沈丁花”)

2022年3月10日木曜日

昼下がりの観察園

昼下がり、公園に併設の自然観察園へ行った。入園ゲート脇にある駐輪場に幾台もの自転車が並んでいたが、園内は実に閑散としたものだった。昼下がりとはいえ、春の感が深まるこの時期に陽射しが明るい。おまけに最高気温となる13.9℃のころ。

午前中のリハビリ(残すところ来週のあと1回)の復習をかねて、園内を散策した。今回は園の西側奥。観察が遅くなってしまった「スイセン」の群生を見る。残念ながら、見ごろを遠に過ぎたようだ。

(本ブログ関連:”スイセン”)


リハビリ効果を期待して歩いたつもりだが少々疲れる。スイセンの群れはまばらで、衰えて最後の一花を咲き誇ろうとしているように見えた。心意気を感じるものの、弱々しく風に揺れる姿をあからさまにする西陽がまぶしい。歳をとるとつい感情移入したくなる。

(余聞)何処やらに鶴の声聞く霞かな

先日(3/7)、テレビ東京の番組「Youは何しに日本へ」*は、以前カナダから訪日した老夫婦の参加したバードウォッチングツアーに一部同行取材したものを再放送した。夫婦は野鳥観察のベテランのようで、北海道で「オオワシ」と踊るツル(丹頂鶴、「タンチョウ」)を見たいという。幸い、タンチョウの求愛ダンス**を観察できたようだ。
(*)価格コム: https://kakaku.com/tv/channel=12/programID=33235/page=171/
(**)ばんび: https://mobile.twitter.com/bmb1202/status/1500773799553540097

たしかに、タンチョウが互いを確かめ合いながら、からだ全体を使って舞う姿は美しい。一度その光景を目にしたいが、武蔵野のこの地で、短い探鳥会の経験では、サギ(主にダイサギやアオサギ)を見ることができるくらい。タンチョウは見たことはない。昔、江戸時代には三河島村あたりでタンチョウを見られたという。

ところで、俳人井上井月(いのうえ せいげつ)***がボロをまとって行き倒れたのが、きょうと同じ3月10日(1887年、明治20年)だった。村人は、扱いが厄介なことになると、彼を戸板に載せて一山越えた遠地に運んだ。結局、井月はたらいまわしされて息をひきとることになる。辞世の句に次のものがあるという*。
  「何処(どこ)やらに鶴(たず、寉)の声聞く霞かな」

(***)「井月という俳人について」(一ノ瀬武志氏、一般社団法人 井上井月顕彰会)
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~sak/seigetsu/index.htm

美しいツルの舞いもあれば、もの悲しいツルの声もある。

2022年3月6日日曜日

殺生石が割れた

本ブログは、歌手イ・ソンヒの歌(「僕のガールフレンドは九尾狐」)にちなんで、曲の題材になったキツネに関連する「九尾の狐伝説」、「稲荷神社」、「キツネの家畜化」などの話題をネットや書籍などから情報を収集している。

(本ブログ関連:”僕のガールフレンドは九尾狐”、”九尾の狐”、”稲荷神社”、”キツネの家畜化”)

栃木県 那須町 那須湯本温泉近くにある、「九尾の狐」伝説(美女に化けた九尾の狐が追い詰められて石に変じた)で知られる国指定の名勝「殺生石(せっしょうせき)」が <真っ二つに割れている> のが(昨日)見つかったと、次のように報じられた。

(本ブログ関連:”殺生石”)

■「とちぎテレビ - 県内ニュース」
・「九尾の狐伝説 那須町の『殺生石』割れる」(2022年03月06日) 抜粋
    https://www.tochigi-tv.jp/news2/page.php?id=73060
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・「九尾の狐」伝説で知られ、松尾芭蕉の「おくのほそ道」にも記された国指定の名勝、栃木県那須町の「殺生石」が割れていることが分かりました。
殺生石は真ん中付近から真っ二つに割れ周りを囲んでいたしめ縄も切れていました
・地元のガイドや隣接する那須温泉神社の関係者によりますと、石はここ数日の間に自然に割れたとみられています
・那須湯本温泉の近くにある殺生石は平安時代、美女に化けた九尾の狐が退治されて石になったという伝説で知られ、2014年に国の名勝に登録されて観光名所となっています。
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殺生石の後日談として、悔い改めた九尾の狐の化身(玉藻前、たまおのまえ)の願いをうけた玄翁(げんのう)和尚の読経と呪文の力により、殺生石は <霜柱がくずれるように、ぐさぐさといくつかに小さくわれていきました>という。この和尚の名にちなんで、石や岩を割る(頭部両端が平らな)金槌を「玄翁」という。

今回の殺生石が割れたのは、玄翁和尚のとき以来のこととして不吉でなく、むしろ(窮地からの解放として)前向きに捉えた方がよいかもしれない。

2022年3月5日土曜日

啓蟄 2022、 野鳥観察(31)

きょうは、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」、冬眠した虫が這い出るころをいう。街なかで、小っちゃな子どもならしゃがんで地面を見つづけるだろうが、大人は奇異に見られるのではと気をまわして、普通そこまでしない・・・。とはいえ、フキノトウ(蕗の薹)も咲き、暖かくなってきたのは間違いない。

(本ブログ関連:”啓蟄"、”フキノトウ”)

(参考)WeatherNews(2022/03/05 04:00 )
・「二十四節気『啓蟄』 虫も山も笑顔になる時季!?」
     https://weathernews.jp/s/topics/202202/280125/
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啓蟄の「啓」は「開く」の意で、「蟄」は「冬の間、地中に閉じこもっている虫」のことです。この場合の「虫」は昆虫に限らず、ヘビやトカゲ、カエルなども含みます。つまり「啓蟄」は「冬ごもりをしていた昆虫などが地上に這い出ること」を意味します。
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早朝、定例の野鳥観察(探鳥会)へ出かける。空は朝陽に満ちてすっかり明るいけれど、寒さは残っている。それでも、探鳥の開始のころには寒気を忘れ、終わりごろには、双眼鏡の焦点ダイヤルを回すのに手袋が邪魔になり、ポケットにしまった。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

観察路にある小川の水が涸れかけている。そんななか、健気に群れているカルガモを見ながら、彼らの羽の色について会長さんにたずねた。図鑑のカルガモに、青とか緑色の羽があることについて、次のような解説された。
⇒ それは、「翼鏡(よくきょう)」といって、< 主にカモ類に見られる、「次列風切」(翼の構成名称)付近の金属光沢のある部分 > を指す。光の角度(見る角度)によって色合いが変わる(チョウチョの鱗粉による光の干渉もそうだが)といって、携帯された図鑑のカルガモの図譜に色違いがあるのを例示された。入門者には知らないことばかり。

自分の目や双眼鏡で観察できた鳥を次に記す。ぐっと身近で見ることのできたものがいる。
・ムクドリ: 群れているものもあれば、1羽だけ(この時期に目にする)のものもいる
・シロハラ: 見つからないと思いきや、1羽を間近に目にする(双眼鏡に溢れんばかり)
・イカル: 遠く樹上にとまる彼らは、双眼鏡の中で冬らしく太って見えた
・コゲラ: 気付けば観察路わきにある間近の樹上にふっくらした2羽が動き廻っていた
・カルガモ: 「翼鏡」について教えてもらった


エサかごのオレンジジュース
庭に吊るした野鳥のためのエサかごのオレンジジュースを、彼らはやっと飲み干してくれたようだ。実は、以前エサかごの容器に少し高価な100%濃縮還元のオレンジジュースを入れたところ、野鳥たちはすぐに何度も飲んでくれた。その後、同様な100%濃縮還元で少々安価なものに替えたところ、さっぱり見向きもされなかった。しばらく我慢比べしてどうやら勝つことができた。ジュースは、安価なものを私が飲み、野鳥のためには以前の少し高めのものに戻そうと思う。

2022年3月3日木曜日

桃の節句 2022

きょうは3並びの3月3日の「桃の節句」であり、はなやかな行事の「雛祭り」の日でもある。しかしながら祭事と縁遠いわたしには、膝痛のリハビリに通う日であって、あと残り3回となり・・・順調に快癒に向かっている。

(本ブログ関連:”桃の節句 雛祭り”)

膝の調子が順調なため、外歩きの歩数を増やしたく公園併設の「自然観察園」へ行く。(一部工事中の)園内は人影もまばら、穏やかな陽射しのせいかのんびりした空気が漂っていた。気温は13.4℃と温いのに、真冬並みの防寒着のままで、うっすら汗ばんできた。

昼過ぎの園内をゆるりと巡る。この時間帯をハシブトカラスが妙に集結してうるさい。ヒヨドリが一羽飛び抜けていく。日向ぼっこのまま昼寝したいほど。園の東側で見つけたものを写真にして次に記す。

園内の観察路脇をよく見れば、あちこちにコバルトブルーの小さな花が足元に咲いている。目をこらして見れば、がかわいい花だ。和名の「イヌノフグリ」と違い、サイズは大きい。


「春の七草」(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)でいう <ホトケノザ> は「コオニタビラコ」であって、写真のものとは違う(Wikipedia)。写真では、周りの草がかぶさっているが、取り除かずありのまま写した。


通路補修の工事のため、通行止めになっている場所の手前に群生している。「フキ」の <早春の花茎をフキノトウ(蕗の薹)という> とのこと(薹=花茎)。子どものころ、空き地に生えたフキを刈って、その葉柄をゆでて(あく抜きして)食べたことがあるが、フキノトウは大人になって数回食した記憶がある・・・わたしにしたら、葉柄よりもこちらの方に苦味を感じた。