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2025年12月28日日曜日

年末の静けさ、安全さ

昼、食事に出かけた。仕事納めの翌日(12/27)から、街の様子が違う・・・シンとして実に静かなのだ。正月を間近にした、落ちついた風情を感じる。そんなとき、遠くで走る電車の音が小刻みに聞こえてくる。

食後になって、あることに気づいて慌てた。デジカメやポケット図鑑など小間物を入れたショルダーバックを、或る場所に置き忘れて入店していたのだ。急いで支払いを済ませ、置き忘れた場所に戻ったところ、ショルダーバックは紛失することなくそのまま置かれていた。30分近く置きっぱなしにしていたのに。
Youtubeで、日本を旅した外国人の驚きの感想として、忘れ物が無事に返還されたとか、スタバなどのコーヒー店で飲み物を受け取りに行くのに、日本の客は自分のテーブルの上にスマフォを置くという光景とか、そういった話題が取りあげられる。今回、わたしの迂闊さだったが、あらためて日本の安全さに感謝した。

ところで、「東日本大震災」(2011年3月11日)のころ、我が家の前の路地を、木箱に弟を乗せてゴロゴロと引きずって遊んでいる小さな兄弟がいた。地震で、大谷石の塀が倒れたとき、もしかしてあの子たちが下敷きになっていたらどうしようと焦って玄関を飛び出した。幸い何事もなかったが。

住宅街の奥手に、あのときの子どもたちの家がある。久しぶりに近くを通ったとき、ひとりの少年がオートバイのカバーを外して洗浄していた。オートバイは、16歳から乗れるそうで、大地震のとき、小学校入学前の5歳くらいだったのだろうか。今、立派に育っているように見えた。

2025年12月27日土曜日

野鳥観察(92)

早朝、野鳥観察会(探鳥会)へ向かう途中、どんよりした雲が連なっていた。住宅街を通り抜けるとき、照明を落としたように薄暗く寒かった。気温は1℃未満で、これほど寒いと耐えるしかない・・・それでも、西の空の下に明かりが差し始めていた。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

厚い冬着に、カメラ、手帳、ポケット図鑑をバッグに入れて肩にかけると、ずっしりと重く鈍重になる(昼過ぎ、冬着で再び外出したとき身の軽さに気づいた)。
公園に到着して、園内の散歩道を進むと、ところどころにできた水溜まりに氷が張り付いていたし、小川*の一部も水面が凍っているのに気付いた。
(*)このところ雨天に恵まれないため、小川の水位は低目である。

また、公園の枯れ草はほぼ刈り取られていた。見晴らしの良い景観になったが、そのことで冬鳥の「シロハラ」などがエサをとるのに無防備になって(寄り付かなくなって)しまう反面もあるそうだ。

今回も、野鳥写真のベテランの方から、<来年1月のカレンダー写真> がみなに配られた。私は、いろいろある中から、可愛らしい「カワセミ」のものをいただいた。

フィールドを巡る途中、会長からこんな話をうかがった。
公園に「フクロウ」の「ペレット」があると知らされたそうだ。そこで、ペレットについて質問したところ、<フクロウは、エサを丸呑みする。その後、未消化な骨などを塊りにして吐き出したものをいう>そうで、一般の猛禽類は、エサの肉を剝ぎ取って食べるため(フンになって排出する)、このようなことはないとのこと。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・シロハラ: 竹藪に舞い降りるのを目撃、そういわれて知ったのだが、あまりに一瞬のこと
・ツグミ: 樹上に1羽いた。その後グラウンドにも多数を観察。今回最大カウントされた
・メジロ: カンツバキの中を巡っているといわれた。正直ちらりと影を見ただけ
・イカル: まず、まことに可愛い鳴き声を聞く。樹上に1羽確認する
・アトリ: カワラヒワとの混群か? まわりで、アトリと判定の声を聞いて納得する
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・アオサギ: 枯れ荻の奥にじっと1羽がたたずんでいた
・カルガモ: 小川を挟んで向こう岸の奥に小池があり、数羽泳いでいた
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・カンツバキ: 名前はカンツバキだが、サザンカの花、花弁が散る
・ソシンロウバイ: 園内で、超早咲きの一木を教えてもらう
・ワルナスビ: 棘がなければかわいいのに春先の花は。冬の黄色の実もかわいい

ツグミ(写真左)、イカル(写真中央)、アトリ(写真右)
・いつもは地面にいる「ツグミ」を観察していたが、きょうは樹上のものを撮った。フィールドの観察路のUターン地点にあるグラウンド地面で、多数がエサ探しているのが見えた。
・よく見ると、「イカル」が黄色の嘴で小枝の実をついばんでいるように見える。鳴き声のあまりの可愛さに驚く。
・「アトリ」の黄色い胸元が分かる。こちらも、小枝の実をついばんでいるように見える。



アオサギ(写真左)、カルガモ(写真右)
・孤高の「アオサギ」が荻の枯れ茎の奥にたたずんでいる。
・公園の小川の対岸に、釣り人が釣りを楽しむ小さな池がある。早朝なので、「カルガモ」だけが悠々と泳いでいる。



カンツバキ(サザンカ)(写真左)、ソシンロウバイ(写真中央)、ワルナスビ(写真右)
・「カンツバキ」の名を持つが、サザンカのひとつ。上面から撮ったので、足元に花弁だけ散っているのが見える。
・超早咲きの「ソシンロウバイ」の花と蕾。黒いのは実・・・中身がどうなっているのか未確認。
・なぜか観察路の傍らにポツンと「ワルナスビ」の実がなっていた。緑色 → 黄色と変化するようだ。棘もあるし、実にも毒性があるとのこと。


<帰り道>
西の空に晴れ間が広がり、随分明るくなった。
仕事納めの翌日のきょう、駅につづく道筋で、乳児を母親が抱きかかえ、その後から父親がキャリー付きのスーツケースを2つ押して付き添う・・・微笑ましい光景を見た。初孫を連れての帰郷だろうか。

2025年12月26日金曜日

仕事納め(御用納め)

きょうが「仕事納め(御用納め)」と聞いて、「?」が浮かんだ。仕事納めからすっかり遠ざかった身には、カレンダーの日程を気にもとめなかったからだ。

(本ブログ関連:”仕事納め”)

官公庁の仕事納めは 12月28日と定められていて、「12月28日が土曜日、日曜日に当たるときは、それぞれ前日の12月27日、または前々日の12月26日が御用納めとなる。」(Wikipedia)。今年はそれにあたる。
さらに<正月休み>は、来年1月3日までだが、来年の同日は土曜日にあたるため、期間は明日の 12月27日(土)から来年1月日()までの9日間になる。

子どもがいる家庭は大変だろう。父親は神社への初詣、お年玉を楽しみにした年始挨拶などイベントを考えねばならぬし、母親は食事など日常の面倒を見なければならぬし。あっという間に過ぎてしまう正月休みなので、親は頑張ってほしい。

「はやく来い来い  お正月」と念を押す童謡「お正月」(作詞:東 くめ、作曲:滝 廉太郎、明治34年【1901年】)を聴いてみよう。

■ Youtube(登録:ひまわり [童謡・唱歌・日本のうた] )
「お正月🎍(♬もういくつ寝るとお正月~)byひまわり🌻歌詞付き【日本の歌百選】唱歌|Osho-gatsu|New Year」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=hghHqrYPALE

2025年12月25日木曜日

ジングルベル

週一定例の体操教室も、きょうで今年最後の回。いつも通りメニューをこなした後、この時期にふさわしい、クリスマスソング「ジングルベル」の歌に合わせた余興があった。

(本ブログ関連:”クリスマスソング”)

椅子に座って歌いながら、両手で振りをつけるのだが、なかなか苦心する。途中のある個所で何度も躓くのだ。最終的になんとか指導の通りできたかもしれない。
繰り返すうちに体が火照って、頭の中の血の巡りが良くなったような気がした。なにしろ、日常使わない体の動きをしたのだから・・・。

「ジングルベル」は、一頭立ての馬橇の馬に付けられた鈴とのこと。牧師*さんが作詞・作曲したが、宗教を意識した歌詞ではない。その意味で、クリスチャンでなくとも、この時期に歌える。
(*)1857年に、牧師のジェームズ・ロード・ピアポントが作った。当初、酒飲みの歌だったものが、数十年後にクリスマスソングになったとのこと。(Wikipedia

■ Youtube(登録: Super Simple Songs - Kids Songs)
「Jingle Bells | Christmas Song | Super Simple Songs」← アニメはハンドベルだが。
    ー https://www.youtube.com/watch?v=4YBGRGBj7_w

2025年12月24日水曜日

クリスマス・イブ 2025

今晩の「クリスマス・イブ」は、家族が団欒する祭事(パーティー)であるが、宗教的な要素は(クリスチャンでない限り)ほぼない。子どもたちにとって待ち遠しいのは、サンタさん(サンタクロース)に願いを込めたクリスマスプレゼントだ・・・今晩もらえるかもしれないが。大方は「クリスマス」の明朝、目覚めたときに枕元にプレゼントが置かれているのを発見したときだろう。

(本ブログ関連:”クリスマス・イブ”)

クリスマス・イブが家族の祭事になる以前は、サラリーマンが仕事が終わって街に出て、遊びまくる行事(どんちゃん騒ぎ)だった・・・それがいつの間にか家庭に場所を移した。いまでは、この夜に街に出かけるのは恋人同士か、それともあぶれた若者たちだろう。

ところで、地元の商店街に、LED照明に輝くクリスマスツリーが据え付けられ、さらには、近くの広場の外部と仕切る金網の柵に、LEDのチューブを巡らして光の演を競っている。この時期の街々は、クリスマスのイルミネーションに飾られ華やいでいる。平和でよい時代だ。

きょうの空模様は芳しくなくて、小雨の寒い一日だったので、暖かい気分になってみたい。冬に生まれた、雪のように白い「白雪姫」が成長して歌う恋の曲「いつか王子様が」を聴いてみよう。ところで、見慣れたつもりでいるディズニーの名作アニメーションを、実際に何処で見たか確信ない。もしかしたら、小学校の畳が敷かれた裁縫室で、みなと一緒に鑑賞したかもしれない・・・。

■ Youtube(登録: Disney UK)
「DISNEY SING-ALONGS | Someday My Prince Will Come - Snow White Lyric Video | Official Disney UK」(2019/06/16)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=Qg73_Yt_F2I

2025年12月23日火曜日

(Gemini 他)フィンランドの歴史

スカンディナヴィア半島の基部に位置するフィンランドについては、童話「ムーミン」のアニメの普及(初期のアニメは原作者の主張で再放送できていない*)、社会福祉制度の研究者たちの発言(いまだに「ではのかみ」として紹介が多い)などでよく知られている。多くの日本人は、北欧の一画に位置する美しい国と想い描いている。
(*)再放送できない元々の経緯について、Wikipediaは曖昧にしている。ちなみに原作者はスウェーデン語話者。

(本ブログ関連:”フィンランド”)

最近、彼らの本質的な価値観が露わになった。深く触れるつもりはないが、ネットの時代だからこそ衆知された。(過去、先住民のサーミ人に対して行なった行為が倫理的に解消されずフィンランド人の奥に残っている・・・ある意味。長期にわたるスウェーデン支配の裏返しのようなものかもしれない。差別は差別を生み、その一番弱いところで暴露された。)

■  Google検索の生成AI Labs 
フィンランドの言語環境、それに伴う歴史について、「(検索)フィンランドの国内の話者 言語の割合」の結果を転載する。
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フィンランドの公用語フィンランド語スウェーデン語で、フィンランド語が約87〜90%、スウェーデン語が約5%**を占めます。その他、ロシア語(約1.5%)やエストニア語(約0.9%)なども話され、北部の自治体では先住民族のサーミ語も公用語(準公用語)として扱われています。 

主要言語の割合(概算)
・フィンランド語: 約87〜90%(圧倒的多数)
・スウェーデン語: 約5.2%(約5%)
・ロシア語: 約1.5%
・エストニア語: 約0.9% 

その他の言語
・サーミ語: ラップランド地方の一部自治体公用語。話者数は少ないが、先住民族の言語として尊重されています。
・カレリア語: フィンランド南東部の自治体で話されています。 
フィンランドでは、母語以外に最低2つの言語を学ぶことが義務付けられており、バイリンガル教育が盛んです。 
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(**)スウェーデン語が約5%使われているそうだが、潜在的話者は、40~50%いるともいう(Geminiによる)。過去(「12世紀頃の北方十字軍から、1809年にロシア帝国に割譲されるまでの約600年間」)、スウェーデンに支配されていた結果かもしれない(Wikipedia)。


そこで、フィンランドにおけるサーミ人の歴史について、生成AI Gemini とQ&Aした結果を記す。

■ Google生成AI Gemini

Q.フィンランドの原住民であるサーミ人に対して、 今のフィンランド人 白人種はどこから来たのですか? それはいつごろのことですか? ラップランドに住むサーミ人に対する人種隔離があったのですか?
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A.フィンランドの歴史、そしてサーミ人とフィンランド人の関係は非常に複雑で、長い年月をかけた移動と文化の変遷が含まれています。

ご質問の「今のフィンランド人はどこから来たのか」「人種隔離があったのか」という点について、歴史的・学術的な視点から解説します。

1. フィンランド人の起源と移住時期

現在のフィンランド人(フィン人)は、人種的には「コーカソイド(白人種)」に分類されますが、遺伝的・言語的には他のヨーロッパ諸国とは異なる独特のルーツを持っています。

  • どこから来たのか?: 主なルーツは、現在のロシア・ウラル山脈周辺からボルガ川流域にかけて住んでいたフィン・ウゴル系民族だとされています。彼らは西へ移動し、現在のエストニアやフィンランドへと定住しました。

    • 遺伝的特徴: 現代のフィンランド人は、西欧的な遺伝子と、シベリア方面(東方)から引き継いだ遺伝子が混ざり合っています。

  • いつごろのことか?: フィンランドの地に人類が住み始めたのは氷河期明けの約1万年前ですが、現在の「フィンランド人」の直接の祖先となる人々がまとまって移住してきたのは、紀元前3000年〜紀元後500年頃にかけての数波にわたる移動と考えられています。

2. サーミ人との関係

サーミ人はフィンランド人よりもさらに古くからフェノスカンディア(北欧北部)一帯に住んでいた先住民です

  • 居住地の変化: かつてサーミ人はフィンランド全土に住んでいましたが、後から来たフィンランド人が南部に定住し、農業を広げるにつれて、狩猟採集やトナカイ遊牧を営むサーミ人は徐々に北部のラップランドへと押し上げられていきました。

  • 「白人」という区別: 現代ではサーミ人も白人種と見なされますが、19世紀〜20世紀初頭の擬似科学(優生学)の影響下では、フィンランド人やスウェーデン人は自分たちを「より高度な白人」、サーミ人を「アジア的で劣った人種」と区別して見ていた歴史があります。

3. 人種隔離や差別の歴史

アメリカや南アフリカのような法的な「人種隔離(アパルトヘイト)」という形ではありませんでしたが、サーミ人に対しては <「同化政策」> という名の深刻な人権侵害が行われていました

  • 強制寄宿学校***(19世紀末〜20世紀): サーミ人の子供たちは親から引き離され、寄宿学校に入れられました。そこではサーミ語を話すことが厳しく禁じられ、フィンランド語とフィンランドの文化を強制されました。これにより、多くのサーミ人が自身言語アイデンティティを失いました

  • 人種生物学的な調査****: 20世紀前半フィンランドスウェーデン研究者がサーミ人の集落を訪れ、人種的な特徴」を調べるために全裸にして写真を撮ったり、頭蓋骨の測定を行ったりするといった、屈辱的な調査が行われました

  • 土地の奪取: フィンランド政府による森林開発やダム建設により、サーミ人の伝統的なトナカイ遊牧の土地が奪われてきた歴史があります。

現在の状況

現在、フィンランド政府は過去の過ちを認め、サーミ人の権利を守るための <サーミ議会(Sámi Parliament)> を設置しています。しかし、今なお土地の権利や、先住民としての自治権をめぐる議論は続いています

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(***)カナダでも、白人移植者は、先住民の子どもたちを同化政策の寄宿学校に集めた。カナダの場合、跡地から多数の子どもたちの骨が見つかった。(下記 BBC)
(****)人体測定といった優生学は、北欧諸国(スウェーデン、ノルウェー、デンマークなど)で20世紀前半に発展した。(検索 Labs)

■ BBC
「ローマ教皇、カナダ先住民に『深くおわび』 同化政策の寄宿学校は『悲惨な誤ち』」(2022年7月27日)
    ー https://www.bbc.com/japanese/62302763


フィンランドの言語の紹介に、必ずスウェーデン語が顔を出す。またロシア語との関係からも複雑。昇華されない歴史感情が見えてくる。多分、永遠に続く課題だろう(電子化され翻訳される時代になったことで・・・)。



(参考)

■ Youtube(登録: UNRAVEL - 未来をほどくラジオ) ←「北欧幻想」について・・・
「フィンランド議員の差別騒動を読み解く:北欧の『完璧なブランド』に隠された脆さと、欧州に潜む無意識の選民思想」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=E1e_Km6noI8

2025年12月22日月曜日

冬至 2025、休園の自然観察園

きょうは二十四節季の「冬至」、<1年間で太陽高度(太陽の位置)が最も低くなる日であり、太陽が南回帰線上にあるため、北半球では昼が最も短く夜が最も長い>(Wikipedia)。きょうの最高気温は、13.0℃(12:32)だった。

(本ブログ関連:”冬至”)

家にこもると、屋外に関心が向かないので、陽光の具合に気づかずにいる。風の子の、子どもたちなら気づいているはず。彼らに冬至の料理、かぼちゃのかたまりが入った小豆の汁粉を食べさせてやりたい・・・冬至と合わせて、忘れられないものになる。

わたしも、冬の寒さに慣れてきたのだろう、陽射しがあれば(日向であれば)十分暖かいと感じるようになった。そんな昼過ぎ(13:30ころ)、街に用事があったついでに、公園併設の自然観察園へ出かけた。

ああ、またやっちまった。
いつもそう。月曜は休園日なのに・・・これまで何度だろう、休園日の月曜日に来てしまうことは、実は、きのう(第3日曜日)、植物を主とした観察会が実施されていたが、(このところ)欠席してしまっている。その埋め合わせ(良心の呵責から)だろうか、よく翌日の月曜日に観察園に出かけて来ては、閉門の前でやっと気づく次第。
(園内では、工事関係者が入って環境整備の各種工事を行なっている。 工事が長引いているのは、週一回閉園の月曜が中心(安全のため)だからだろう・・・やっと気づいた。)


結局、遠回りしてホームセンターに寄り、必要でもない日用雑貨を買物したりした。

(余談)
寒いと体が固まる。そんなとき、次を気づいた。有線テレビは、Youtubeのサービスがある。PCのディスプレイと違い、大きなテレビ画面で、体操教室でやっている基礎運動を自宅でもやれる。教室で繰り返し慣れたので、長目の運動も苦にならない。これなら、気が向けばパソコン机の横で毎日やれそう。

2025年12月21日日曜日

シャボン玉ホリデー

日曜に夕方になると、日本テレビの「シャボン玉ホリデー」*を楽しみにしていた。あのころ絶頂のクレイジーキャッツのギャグと、ザ・ピーナッツ(双子のデュオ)の歌で構成された音楽バラエティーショーだった。植木等の「お呼びでない? こりゃまた失礼致しました!」の決まり文句が、どんなタイミングで口にするのか期待した。
(*)同番組は第1期、2期とあったようだが、私の記憶にあるのは第1期のもの。

(本風呂不関連:”シャボン玉ホリデー”)

また番組の終わりに、ザ・ピーナッツが「スターダスト」を歌い始めると、ハナ肇が彼女らの後ろに近づき、気取った言葉を語るのだが、お決まりの無視(肘鉄だったり)される落ちがあった。これもまた面白かった。

そういえば、あのころテレビは家族全員で番組を見ていたし、家庭の中心にいた。
・上記の番組は、初回からカラー放送だったという。(生成AI Gemini)
・私の記憶では、モノクロで見たような・・・我家の受像機がカラーテレビじゃなかったのか?

久しぶりに Youtubeで、ザ・ピーナッツの「スターダスト」を聴いた。透明感あふれて実にスマート、むかしの歌手はまことに素晴らしかったとつくづく思う。優雅な歌詞の中で、次の部分が耳に残っている。
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Beside a garden wall
When stars are bright
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■ Youtube(登録: cafe asile)
「スター・ダスト(Stardust) - ザ・ピーナッツ (The Peanuts)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=olhmZH0v5d8
    ー(歌詞)Youtubeの概要欄に記載

2025年12月20日土曜日

(資料: Gemini)北方画家ブリューゲル・フェルメールの日本での普及

中学生のころ、学校の図書館にあった美術全集(十数巻の大部で、古代から現代まで)を1冊ずつ借り出して、興味が湧かぬ授業のとき、こっそり膝の上に置いてながめていた。有名な絵画や彫刻の写真を通じて、美術史を僅かだが知ることができた。
当時、「泰西名画」*という言葉がまだ残っていた。美術全集には、カラーとモノクロのページが混在した美術全集が発行された最後の時代だったのかもしれない。
(*)泰西名画の言葉から、滲んで粗悪なカラー印刷のイメージしか浮かばないのも事実。

日本絵画も含めて、主に西洋美術を中心にした本だった。その中でも、北方ルネッサンス絵画(ファン・アイクなど)を出発に、ブリューゲル(1525年~1530年頃)やフェルメール(1632年~1675年)を知った。また、彫刻について、ドイツ中世の宗教彫刻に関心がいった。天邪鬼だったせいもあって、イタリアルネッサンスの芸術には感心を持つことがなかった・・・。

(本ブログ関連:”北方ルネッサンス”、”ブリューゲル”、”フェルメール”)

高校生になって驚いたのは、(ある程度)リーズナブルなフルカラー美術全集が各出版社から競うように発行されたことだ。ますます絵画に近づいた気がした。

現在、ブリューゲルとフェルメールは大流行していて、Youtubeにもたくさんの解説動画ある。これほどポピュラーになったのは、フルカラーの美術全集が出版されたからに違いないと思い、生成AIの Gemini に確認してみた。


■ Gemini

Q.北方絵画の画家「ブリューゲル」や「フェルメール」が、日本で一般的に知られるようになったのはいつごろで、どんなきっかけだったのでしょうか? 例えば、カラー版美術全集の出版ブーム時代とか・・・。
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A.ブリューゲルやフェルメールが日本で一般的になった時期やきっかけについて、ご推察の通り「カラー版美術全集」の出版ブーム(1960年代後半〜70年代)は非常に大きな役割を果たしました。

それぞれの画家の普及プロセスを紐解くと、以下のようになります。

1. 普及の土壌:カラー版美術全集のブーム

1960年代、高度経済成長とともに日本の家庭に <「カラー版美術全集」> が普及しました。

  • きっかけ: 当時、平凡社や小学館、集英社などが競って豪華な全集を出版し、中流家庭のステータスシンボルとして応接間などに置かれました。

  • 影響: これにより、本場の美術館へ行けなくても、日本人は自宅で高精細な(当時の技術での)北方絵画のディテールに触れることができるようになりました。

2. ピーテル・ブリューゲル:1970年代に「知的な発見」

ブリューゲルが広く認知されたのは、1970年代に入ってからです。

  • 1972年の版画展: 日本初の本格的な紹介は、1972年に鎌倉近代美術館で開催された版画展と言われています。

  • 文学・思想界でのブーム: 1970年代、作家の森鴎外堀辰雄などの文脈から離れ、改めて「中世ヨーロッパの庶民の暮らし」を活写した画家として再発見されました。特に澁澤龍彦などの幻想文学や、歴史家たちが彼の絵を「社会資料」として紹介したことで、知的好奇心の強い層から一般へと人気が広がりました。

  • 現在の立ち位置: 「バベルの塔」などの象徴的なモチーフにより、現在は子供から大人まで知る人気画家となっています。

3. フェルメール:1960年代の初来日と2000年の爆発

フェルメールの認知度は、数回の大きな「波」を経て現在の国民的人気に至っています。

  • 第1波(1968年):初来日

    「レンブラントとオランダ絵画巨匠展」で、フェルメールの作品が初めて日本にやってきました(『ギターを弾く女』など)。しかし、当時はまだ「レンブラントの影に隠れた名匠」という扱いでした。

  • 第2波(2000年):社会現象化

    大阪市立美術館で開催された <「フェルメールとその時代」展> が決定的なきっかけです。初めて「フェルメール」を冠した大規模な展覧会で、60万人以上を動員。ここから「寡作の天才」「光の魔術師」というイメージが定着し、爆発的なブームが始まりました。

  • なぜ日本で人気?: 静謐な室内画や、控えめな光の表現が、日本人の感性(侘び寂びや私小説的な世界観)にフィットしたことも一因と言われています。

まとめ

画家一般化の時期     主なきっかけ
ブリューゲル      1970年代〜美術全集での紹介、1972年の版画展、文学・歴史文脈での再評価。
フェルメール2000年代〜2000年の大阪での大規模展覧会(それ以前は、美術愛好家の間での人気)。

美術全集は、いわば彼らの「予習」の場となり、その後の展覧会ブームで一気に実物の人気が爆発した、という流れがあります。

当時の美術全集のラインナップや、特定の作品についての詳細な解説などもお手伝いできます。何か気になる作品はありますか?

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2025年12月19日金曜日

ペチカ

子どものころ歌った唱歌に、冬の夜にふさわしい「ペチカ」(作詞 北原白秋、作曲 山田耕筰、初出 大正13年:1924年)がある。夜の部屋に暖かい炎が灯る「ペチカ」を想像しながら歌った。ペチカって、「暖炉」のようなものとイメージして・・・。

(本ブログ関連:”ペチカ”)

実際は、炎の見える暖炉と、炎が見えず壁に煙路を巡らして部屋を暖めるペチカといった違いがある。暖炉は燃料を燃やしたときだけ働く暖房装置であるのに対して、ペチカは(壁に)蓄熱する暖房装置ということになるようだ。

したがって、サンタクロースは、暖炉の幅広の煙突から入り込めても、ペチカは壁の中にある狭い煙路を伝う必要があるので難しい。ペチカのロシアでは、欧米風のサンタクロースでなく、ジェド・マロース(森のじいさん/寒さの精霊)がプレゼントを渡しにドアをノックするそうだ。

一方、日本には煙突がないので、目を覚ましたときクリスマス・プレゼント発見した子どもたちは、サンタクロースが訪れたことを知る。大人は、サンタがどうやって部屋に入ったのかを考える必要がないように、プレゼントに話題を集中させる・・・それでよいのだ。

ところで、ペチカの歌の始まり「雪の降る夜は 楽しいペチカ / ペチカ燃えろよ お話しましょ / 昔むかしよ 燃えろよペチカ」は忘れられない。唱歌の世界は別にあるようだ。

■ Youtube(登録:童謡チャンネル こどものうた いはら よしのり)
「ペチカ(雪のふる夜はたのしいペチカ) 北原白秋作詞・山田耕筰作曲 うた: いはら よしのり ピアノ: いのこ あんな」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=e74WF0eeoS4

2025年12月18日木曜日

理髪

体操教室の帰り道、理髪店に寄った。耳の周りに髪が伸びてうるさくなったからだ。髪の毛は、歳をとっても変わらず伸びる。爪もそうだけど。気付いてないが体の細胞も入れ替わっている*。若いときは<新陳代謝>といって活気があったが・・・。
(*)体の細胞も入れ替わっている(検索AI Labs)
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部位によって周期は異なりますが、胃腸の粘膜は数日で、皮膚は約1ヶ月、血液(赤血球)は約4ヶ月、骨は数年、脳の神経細胞は生涯更新されない
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頭を刈りあげるとスッキリする。<大晦日>近くだと、あまりの冷気に躊躇する。実際、このところ家から外へ出ていない。それでも、<年の瀬>ともなれば、気分一新したいもの。この区切りに整髪することにした次第。

子どものころ、床屋に行った記憶がおぼろ。親に刈ってもらっていたのだろうか・・・、いやいやそうじゃない、社宅の坂道をくだった、商店街の近くに床屋があった。でも、緊張していたのだろう、理髪師と会話した覚えがない。

大人になってからも、住む場所で、下町、住宅街ごとに通った店があった。それでも、他の客が理髪師と会話しているのを横で聞いていただけだったが。結局、髪を切るとき、髪型を聞かれるが「普通で、少し刈り上げて・・・」というぐらい。

2025年12月17日水曜日

(資料)ライト兄弟の初飛行

相変わらず、大きな金属製の船が浮かび、飛行機が空を飛ぶのか信じられない。科学者や技術者たちは、不可能と思われるものを可能にするブレイクスルーを導き出し積み重ねてきた。

122年前のきょう(1903年12月17日午前10時35分)*、アメリカのライト兄弟は、ノースカロライナ州キティホーク近郊にあるキルデビルヒルズにて、「ライトフライヤー号」によって有人動力飛行に成功した。小型12馬力エンジン✖1 + レール**・小型トロッコ(離陸時)+ 橇(着陸時)を利用パイロット1名が腹ばいの姿勢で操縦。(Wikipedia、Gemini 他)
(*)時代はまさに「日露戦争(1904年~05年(明治37年~38年)」直前のころ。
(**)初飛行で使用しなかったが、 初速確保のため重力利用のカタパルトも準備された。

■ 生成AI Gemini ← カタパルト方式について
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・ライト兄弟が初めて動力飛行に成功した1903年12月17日の飛行(キティホークでの初飛行)では、カタパルトは使用されず、強い向かい風の力を借りて離陸しました。
・この重り式のカタパルトが実際に使用され始めたのは、翌年の1904年からです。これは、風に頼らず、より安定して離陸するための改良でした。
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ちなみに、現在、大いに気に入っている有人超小型飛行機「MC-15 CRI-CRI (コオロギ)」は、15馬力エンジンを2基搭載している。ライトフライヤー号は、それよりもずっと小さな馬力***で、歴史の幕を開けたことになる。
(***)下記の通り、「12馬力は、現代のゴーカート小型の農耕用機械の出力に近い」。

(本ブログ関連:”飛行機  コオロギ”)

■ 生成AI Gemini ← 12馬力のエンジンとは
Q.ライト兄弟の『ライトフライヤー号』は12馬力だったそうですが、ボート、オートバイ、自動車でいうとどの程度の性能ですか?
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A.ライト兄弟の『ライトフライヤー号』に搭載されたエンジンは、1903年当時の技術で自作された水冷直列4気筒で、公式には12馬力(HP)の出力を持ち、最高速度は約48 km/hでした。
これは現代のボート、オートバイ、自動車と比較すると、非常に低出力であると言えます。

12馬力の性能比較(現代の目安)

乗り物の種類12馬力相当のイメージ特 徴
オートバイ原動機付自転車(原付)や小型スクーター現代の125ccクラスの小型バイク一般的に10馬力前後ですが、ライトフライヤー号のエンジンは排気量が約3.3リットル(4,000ccとの情報もありますが、3.3リットルが有力)と非常に大きく、<トルク(回転力)> を重視した設計であったと考えられます。
ボート小型の漁船やレジャーボート用の船外機現代の小型ボート用船外機(アウトボードモーター)では、10~15馬力クラスは、比較的軽量なボートを滑走させるために使われます。
自動車現代の一般的な乗用車と比較すると圧倒的に非力軽自動車でも約50〜64馬力、一般的なコンパクトカーなら100馬力以上が普通です。12馬力は、現代のカート(ゴーカート)小型の農耕用機械に近い出力です。
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機体の構造・動作、操縦方法について

■ Youtube(登録:Sabin 機械工学)
「ライト兄弟による革命的エンジニアリング」← 画面の初飛行時期は音声で修正している。
    ー https://www.youtube.com/watch?v=U3I_peLpFhc

■ 生成AI 検索Labs
検索「パイロットの操縦姿勢」・・・ パイロットは腹ばいの姿勢
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・操縦方法:  ウィング・ウォーピング(翼のねじり)という方法で方向転換するため、パイロットは機体中央の寝台に「腹ばい」になって横たわります。
・操作:  操縦桿を操作するのではなく、腰を左右に傾けて胴体をひねり、翼のねじれを変化させることでロール(横転)を制御しました。 
この画期的な「腹ばい姿勢」での操縦と、体重移動による制御(3軸制御の原型)が、ライト兄弟の成功の鍵でした。
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■ 追記: 初の有人動力飛行について
ドイツ生まれのアメリカの航空技師グスターヴ・ホワイトヘッドという説もあるが・・・。
WikipediaGemini、ショナル ジオグラフィック)
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W: (初飛行)記録が不十分という批判もあるが、ライト兄弟より前の1901年8月14日に、コネティカット州フェアフィールドで世界初の有人動力飛行に成功したとされる。
G: 現在のアメリカでは、<「公的な教科書や国立博物館レベルではライト兄弟」だが、「コネチカット州においては法律でホワイトヘッドが一番」> という、ねじれた二重構造が続いています。
ナ: https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7930/
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2025年12月16日火曜日

(Youtube)「海外生活で気づいた、科学が強い国の共通点」

とても興味深い Youtube動画「異国見聞録 Lina's Journal」*がある。

■Youtube(登録: 異国見聞録 Lina's Journal)
「海外生活で気づいた、科学が強い国の共通点」(2025/11/09)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=dcATQ4psakg

(*)登録者Linaさんのプロフィール(「no+e」より)
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早稲田大学卒業後、新卒でフリーランスとして通訳・翻訳、そして執筆業を開始。海外移住後は、YouTubeチャンネル「異国見聞録」でも情報を発信中(登録者数 2.12万人)
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欧州を例に、母語で科学を学べる国にノーベル賞受賞者数が多いという。← 新鮮な分析!
・自国の文化を自国の単一言語で語られる国と、そうでない(複数の言語使用の)国
・海外の情報を自国の言語で語られる国と、そうでない(英語原文のままの)国

また、欧米以外の国でノーベル賞受賞者数が多いのは日本であることを見聞・考察をされている。そのなかで、ノーベル賞受賞者 白川英樹氏の「母国語で学ぶということができるということは、本当にありがたいことであり、深い思考が可能となる。」との言葉を紹介している。また、研究への経済的支えの必要性・課題についても触れている。

(雑談)
学生時代、書店の丸善で英語の教科書を探したとき、オリジナルの書籍とリプリント版の書籍があった。リプリント版は凝縮したような体裁で安価だった。版(edition)は同じではなかったが。印刷はシンガポールで行なわれていたようだった。発展途上国の学生向けに出版していたのだろう。そのときは、わたしは日本の大学もリプリント版を使って英語で講義をやれば早道じゃないかと想像した・・・でも、そうじゃないんだよね。

(本ブログ関連:”リプリント版”)

2025年12月15日月曜日

(雑談)同じこと・・・

歳をとって、忘れることが多いのに、楽しむことは少なくなっている。
なにか興味・関心ごとを見つけようとしても、結局おなじことにしか思えなくなっている。

そういえば若いころ、両親が若者のテレビ番組に全く興味を示さないのを理解できなかった。
いま考えれば合点がいく。一つに、新しい文化を知らないし馴染めないということ。実はもう一つあって、こんな感じだったのではと想像する・・・形は変わっても、やってることは結局は同じなんだと。

強烈なサウンドを求めても、後年になって、思い出すのはスローなバラードしかない。
若者の熱気は <かりそめ> のようなもの。いずれ振り返って若いころをながめても、それは本当の姿じゃなくて、心のスクリーンに思い描いたもう一つの若いころでしかないのかもしれない。

最近思うのは、なにごとも同じことの繰り返しでしかないと。進歩したのは。科学・技術しかないのではと。繰り返し・・・そこだけ見ると、<既視感> しか浮かんでこないのだ。

それでも、こんな想像・心配をする。
・入れ墨(タトゥー)をした若者は、老人・老婆になった姿を想像できているのだろうか?
・美容整形した女性は、老婆になったときの顔かたちを想像できているのだろうか?
・ヒップホップに入れ込んだ若者は、老人・老婆になってそれを懐メロの一つにするのだろうか?
まだまだあるんだけどなあ、それが思い出せない。

2025年12月14日日曜日

「3I/ATLAS」を非自然的と推論したハーバード大学アヴィ・ローブ教授の名前

きのうの天気予報で、きょうは次の順だった。
    ⇒「湿雪(しっせつ) みぞれ 小雨 弱雨 雨 小雨 曇り 晴れ」
きょうの結果は、次の通りだった。思ったほどではなかった。
    ⇒「みぞれ 曇り みぞれ 弱雨 曇り 晴れ」

予報に出てきた、「湿雪」の言葉に慣れていない。検索AIの Labs によれば「水分を多く含んだ重たい雪のことで、地面に落ちるとすぐに水っぽくなるのが特徴」とのこと。タイミングがなかったのか、早朝見た限り外の様子は、雨上がりのように湿っているだけだった。


アヴィ・ローブ教授の名前

ところで、恒星間天体「オウムアムア」、「3I/ATLAS」を非自然的と推論したハーバード大学のアヴィ・ローブ(Avi Loeb)教授が、アメリカのYoutube*のインタビュー番組に登場した。その際、教授の風貌からユダヤ的な雰囲気を感じなかったけれど・・・、名前についてヘブライ語としてどんな意味がああるのか、生成AIの Gemini にたずねてみた。(難解な宇宙物理学への理解はありませんが!)
(*)Youtube: The Endless Void with Kristin Fisher
「ハーバード大学のアヴィ・ローブが3I/ATLASにすべてを賭ける理由」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=3YIXobFV-jU&t=187s


(雑談)
よくSF界隈で語られることだが、地球上の生物は炭素(C)で構成される有機化学物質で形作られている、4つの価電子を持つことから、同様な元素にケイ素(Si)があって、他の世界にケイ素生物がいるのではないかという想像がある。

上記の、インタビュー中、教授がこんなことを言っていた。(構造化学では、分子の立体構造で鏡合わせのように2つの異性体がある)地上に存在するのは、その一方の型が多い。他の世界から来た生命が、人類と反対側の構造(鏡像体)でできていたら、ウィルスも異なるだろうから、とても危険で握手なんかできないというのだ・・・。


■ Gemini
(ヘブライ文字は、右から左へ読む)

Q.ハーバード大学の教授、「ברהם (אבי) לייב」の名前に、ヘブライ語としてどんな意味がありますか?
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A.ハーバード大学の教授である「ברהם (אבי) לייב」氏のお名前をヘブライ語として解釈すると、各部分に以下のような意味があります。

ברהם (アブラハム / Abraham)
・旧約聖書に登場するイスラエル民族の祖の名前です。
・ヘブライ語で <多数の父>(多くの人々の父)という意味を持つとされています。元々は「高められた父」を意味する「アブラム」でしたが、神の命令で「アブラハム」に改名されました。

אבי (アヴィ / Avi)
・「アブラハム (Abraham)」の愛称として使われることがあります。
・また、ヘブライ語の <私の父>を意味する「アーヴィー」から来ており、人名の一部としても使われます。

לייב (レイブ / Loeb)
・この名前自体がヘブライ語の語彙というよりは、ヨーロッパ起源の姓で、特にアシュケナジム・ユダヤ人に多い姓です。
・ヘブライ語由来の「レヴ」(לב, Lev - 心臓を意味する)や、あるいはイディッシュ語で「ライオネル」や「ライオン」を意味する語に由来すると考えられることもあります。

したがって、フルネームの「ברהם (אבי) לייב」は、ヘブライ語で、<多数の父(アブラハム)>、または「私の父(アヴィ)」を名前の核に持つ、伝統的な名前であると言えます。
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(追記)reddit掲載の情報より    ー https://www.reddit.com/r/AskHistorians/comments/1uc1xc/how_did_berg_and_stein_become_jewish_last_name/?tl=ja

■ Google
「Namen der Juden: Eine geschichtliche Untersuchung」
    ー https://books.google.fr/books?id=4LssAAAAYAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

■ SLATE
「[CORRECTED] Jewish Surnames Explained」(Jan 08, 20141:02 PM)・・・ 不確かさに注意
    ー https://slate.com/human-interest/2014/01/ashkenazi-names-the-etymology-of-the-most-common-jewish-surnames.html



その後、

■ Wikipedia(Avi Loeb > 3I/ATLAS
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独立した評価は、3I/ATLASが彗星以外の何物でもないという考えを強く否定している。NASA科学ミッション局のニコラ・フォックス副局長は、「彗星以外の何物でもないと思わせるような技術的特徴や証拠は全く見ていない」と述べた。同様に、NASA副局長のアミット・クシャトリヤ氏は、「すべての証拠が彗星であることを示している」と述べた。

ローブ氏は、このように証拠が積み重なる中、3I/ATLASは「おそらく」彗星であると認めたものの、それでもその技術的な性質については推測を続けた。
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2025年12月13日土曜日

グッド・ナイト・ベイビー

若いころ、リズム&ブルース(R&B)風の曲に日本語歌詞を乗せた歌が流れたとき、きっと原曲はアメリカの何処かだろうと思い込んでいた。それでも耳に残り、鼻歌にしたりしたものに、「グッド・ナイト・ベイビー」(歌手:ザ・キングトーンズ(THE KING TONES)、作詞:ひろまなみ、作曲:むつひろし、1968年)があった。純然たる和製R&Bだった。

ドゥーワップスタイルのコーラスで、黒人風のアレンジが飛び抜けていた。メインの内田正人さんのサングラス姿が実に格好よかった。だから、ますます勘違いしてしまったのかもしれない。実際、歌詞*は、いかにもアメリカンな感じがする(もしかしたら和製ポップか)・・・作詞家ならどう解釈するか知らないけれど。よく歌われた次の歌詞が忘れられない。
(*)なじみの歌詞とは別に、物語性の強い長いバージョンもあるようだが。

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グッド ナイト
グッド ナイト ベイビー
涙こらえて 今夜は このまま
おやすみ グッドナイト
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とにかく、今は懐かしい。通りの塀の向こうにアメリカの香りを想像しながら聞いた曲だ。

■Youtube(登録: deepool254)
「ザ・キングトーンズ グッド・ナイト・ベイビー Goodnight Baby / The Kingtones」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=AQImm7grV7w
    ー 歌詞(Uta-Net): https://www.uta-net.com/song/89413/

2025年12月12日金曜日

(地震)茨城県南部、自然観察園

夕方(午後7:06ころ)、PCをながめていたら軽くグラッと揺れた。先日(12/8)の「青森県東方沖地震」の余震ではと思い、あわててテレビをつけた。実際は、茨城県南部を震源とする地震だった。

(本ブログ関連:”茨城県南部地震”)

■ 気象庁
「地震情報:詳細情報」
    ー https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/quake_detail.html?eventID=20251212190931&lang=jp
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地震検知日時            2025/12/12 19:05
緯度・経度               北緯36.2度・東経140.1度
マグニチュード         4.9
震源の深さ               50km ← 震源の深さの分類
震央地名                  茨城県南部
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最大震度は4だった。茨城県笠間市・他(4)、栃木県真岡市(4)、埼玉県春日部市(4)、千葉県野田市(4)と広い範囲で揺れた。なお武蔵野の当地も 震度2 と報じられた・・・先日(12/8)と比べて数秒長く続いた



自然観察園

昼(12:30ころ)、公園に併設の自然観察園へ出かけた。久しぶりに訪れて、景観がだいぶ変わったのに驚いた。落葉樹は、ほぼ葉を落とし、下草がこまめに刈られて見晴らしがよくなっていた。陽射しがあるとはいえ、きょうは寒く風が強い。

サネカズラの実
入り口から右に進むと、竹で組んだ柵に、常緑つる性木本の「サネカズラ」が赤い集合果を実のらせている。探せば次々見つかる。


カエデの紅葉
まだ若いのだろう、幹は細く低く広がるカエデが紅く葉を染めていた(樹種について未確認)。園内の奥に高く伸びた「イロハモミジ」とは、違うように思えたが・・・。

2025年12月11日木曜日

むくろ

動物への愛情が、いまほど語られることのなかった時代、子どもたちは怖いもの見たさに探検に出かけた。近所の大きな土手の横腹に穴蔵があって、そこに山羊の死体があるというのだ。入り口まで近づいたが、暗闇の中をのぞく勇気がなかった。というのも、入って左に曲がって、右奥に空洞があった。
なぜ山羊なのか、推測だが、土手の上で牛を飼っている農家があったので、勝手に連想したのかもしれない。

何度か探検をチャレンジするうち、ついに穴蔵に潜り込んだ。入り口から微かに差し込む明かりを頼りに進んだ。足元にはゴツゴツした石ころが転がっていて、壁も粗削りのまま、随分大きな空洞だった。もちろん、山羊の姿はなかった。さらに奥へ進むと、土手を突き抜けて小さな出口に達した。それを見極めた瞬間、ホッとして力が抜けた。誰からともなく、そこが「防空壕」跡だったと聞いた。

小学校の南に小さな貯水池があって、周りを雑草と木立に囲まれた、子どもたちの探検場所だった。あるとき、友だちから、そこに犬の死骸があると聞いて、みなで出かけた。夏の日差しを受けた遺体が、草むらに横たわっているのを見つけた。好奇心のまま近づくと、辺りに異臭が立ち込めていた。生き物は、皮膚の薄い部分から白骨化するのを知った。動転して、誰も口をきかず、その場を逃げるように去った。

むかしは、動物に対する尊厳が薄く、草はらに簡単に遺棄したのだろう。あちこちで、動物のむくろを目にすることがあった。

2025年12月10日水曜日

ポケット手帳

むかし(30数年前のこと)、サラリーマンの間で分厚い「システム手帳」(B6サイズくらい*)が流行った。<スケジュール管理>から<メモ帳>まで各種カテゴリーに分けて記入する、6穴バインダーの手帳だ。会議のとき、誰もが持参してテーブルに置き、その厚さから自身の持つ情報量の多さを(暗黙のうちに)競った。
(*)「バイブル(聖書)サイズ」(約 W95mm × H170mm)というそうだが・・・。

その後「携帯電話」のカレンダー機能が充実して、スケジュール管理の役割を果たすようになると、システム手帳は次第に消えていった。スマートフォンは、簡易なプロジェクト管理アプリまで揃っていて、かさばるシステム手帳はお荷物になった。今では、システム手帳を持っている人を見かけない。

ところで、電子化した情報は、それを保存する機器が進展すると、捨てるように消えていく。一方、紙に記したものは、紙がある限り残る。電子化といった便利さに、情報の保存方法を忘れていたようだ。一番いい例が、写真だろう。デジタルカメラで膨大な量の画像を撮りながらも、むかしのアルバム写真のように、見直す保存スタイルがない。同様にVHSビデオテープに残された映像もどうなっているだろうか。

わたしは、極薄のポケット手帳を、毎年100円ショップで買っている。日ごろのことはブログに記し、ちょっとした外出先を極薄のポケット手帳に記録している。そのとき役に立つのが、レシートだ。店でもらうレシートには、時刻が印字されているので、行動した順番(順路)を確かめることができる。(レシートをもらい損ねた店は、Google地図で確認する)

先日、2026年の手帳を購入した。

2025年12月9日火曜日

甘酒

寒い夜、甘酒は体をよく温める。甘酒に二つの作り方がある。

一つは、米麹(こめこうじ)を原料にしたものだ。若いころ、3月12日に奈良東大寺の二月堂で行われる「お水取り」の晩の火祭りに何度か訪れた。堂の舞台から舞い散る火の粉を浴びると縁起が良いといわれて、できるだけ接近したものだ。
祭りが終わって、上気した気分も、奈良公園を抜けて帰る途中冷えてくる。園内に小さな売店があって、米麹の甘酒を売っていた。生姜の香りがして、冷えた体を温めてくれた。

(本ブログ関連:”お水取り”)

もう一つは、酒かす(酒粕)を原料にしたものだ。地元の酒屋で、冬になると店先に酒蔵特製の金色と銀色の袋に入った二種のものを並べる。袋の色の通り、金色のものは値段が少し高いが真っ先に売り切れてしまう。
鍋に酒かすと水を入れてゆっくり温め、米粒を感じられるようにほぐしながら溶かす。後半に砂糖と少しの塩を加えると、実にまろやかで上品に仕上がる。(この酒かすは、温めるとき、スーパーなどで販売しているものと比べて、絞りカスのような独特な匂いがしない)

ところで、子どものころ、和菓子の甘さについて父から教わったことがある。和菓子屋の息子だった父がいうには、塩の塩梅が和菓子職人の腕の見せどころだというのだ。結局、サラリーマンになった父から、どのような塩梅か、厳密な量目やタイミングを聞きそびれたが。酒かすで、甘酒作りに塩分を入れるとき、親父の言葉をいつも思い出す。

(小豆で汁粉を作ることがある。そのとき、塩分により甘みが増すのに気付く。)

2025年12月8日月曜日

青森県東方沖地震、 今年最後の小春日和、後は北風が吹くだけか

朝の冷え込みは厳しかった(最低気温: 1.0℃、06:47)。昼になると穏やかになり(最高気温: 19.7℃、14:22)、テレビの気象予報の解説で「今年最後の小春日和」と言っていた。昼過ぎ街に出た・・・いわれるほどの温もりを感じたわけではないが。

これから、ぐんと本格的な冬の寒さになるようだ。日ごとの気温を AccuWeather で調べると、年末年始の最高気温は、12℃ ⇒ 11℃ まで冷えるようだ。たしかに、小春日和の波はない。

風が吹くと、子どものころのテレビ番組「風小僧」を思い出す。テレビ漬けだった時代、九州のRKB放送で放映されたものを見た。ところが、子供番組が増え、新しく代変わりすると、ストーリー展開がおぼろになる。ただし、歌詞は忘れがたい。「ひゅうひゅう ひゅうひゅう」や「それ吹け やれ吹け どんと吹け」のリフレインは記憶に残っている。

「風小僧」 (作詞:小笠原久夫、作曲:山田栄一)
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木の葉がさわぐ 風が吹く 
俺(おい)らは風の子 風小僧
ひゅうひゅう ひゅうひゅう
風を呼ぶんだ 火の風を
それ吹け やれ吹け どんと吹け
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地震・津波

上記のブログを記していたとき(23:18ころ)、不意に(数秒間のことだったが)、PC画面に吸い寄せられるような揺れを感じた。地震と直感して、急いでテレビをつけた。

青森県東方沖で発生した地震(県別の最大震度)は、青森県八戸市(6+)、岩手県軽米町・他(5+)、宮城県登米市(5-)、北海道函館市(5+)、なお武蔵野の当地も震度2と報じられた。下記地図のように、揺れの範囲が広いのが気になる。
結果、3mの津波警報が発せられた。

■ 気象庁
「地震情報:詳細情報」
    ー https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/quake_detail.html?eventID=20251208231959&lang=jp
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地震検知日時                2025/12/08 23:15
緯度・ 経度                  北緯41.0度・東経142.3度
マグニチュード           7.2
震源の深さ                   50km  ←  浅い地震の場合、津波が発生するか可能性が高いそうだ!
震央地名                      青森県東方沖
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先月、9日(日曜日)に「三陸沖地震」が東北の沖合で発生している。また、25日(火曜日)に「熊本県阿蘇地方地震」が発生している。

(本ブログ関連:”三陸沖地震”、”熊本県阿蘇地方地震”)

2025年12月7日日曜日

大雪 2027、クマ

きょうは、二十四節季の「大雪(たいせつ)」で、雪が降り積もるころをいう。

(本ブログ関連:”大雪”)

江戸時代の「こよみ(暦)便覧」*の書(国立国会図書館で公開)によれば、
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雪いよいよ ふ(降)りかさ(重)ねる折からなればなり(也)
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(*)書誌情報
    ・著者: 太玄斎 校訂
    ・出版者: 蔦屋重三郎【ほか1名】
    ・出版年月日: 天明7年(1787年)
    ー https://dl.ndl.go.jp/pid/2536637/1/7

連日、最低気温がマイナス2℃ に近く、公園の草木は霜に覆われ、小川に薄氷が張る初冬とはいえ、降雪までにいたってないし、霙(みぞれ)もない。もし雨が降れば、氷雨の気分になるかもしれないが。

七十二候
二十四節季「大雪」の間を3つに分けた、雑考「七十二候」**は以下のとおり。
(**)七十二候の3侯
    ・初候: 閉塞成冬(そら さむく ふゆとなる)  天地の陽気ががり、真冬となる
    ・次候: 熊蟄穴(くま あなに こもる)  が冬眠のため、穴に入り冬ごもりする
    ・末候: 鱖魚群(さけのうお むらがる)  が群をなして、川をさかのぼる

クマ
七十二候で、<クマ>のことが気になる。かれらの出没が、冬眠時期のいまも騒がれているからだ。このところの暖かさで遅れているのかもしれない。クマは山奥のエサ不足から、人里をエサ場と学習してしまい、常在化している。雑食性なので農作物の方が、鹿狩りよりも容易で食べるに十分だからだろう。しかし、人と遭遇すると、動物の本能が出て襲撃する。彼らは、人の顔を狙う。その傷は凄惨なものという。

テレビのニュースで知ったことだが、クマの捕獲装置(箱罠)を妨害する人がいて、その様子(映像)が放映された。浅い正義感の結果、山里の人びとの命を奪うことにつながるのに気づかないのだろうか。以前、イヌとの関係でも触れたが、人と動物の間にしっかりと境界を据えた方がよいと思う。動物園で、肉食獣を檻の外から覗いても、中に入って観察しようとは誰も思わないのだから。


(余談)
精密電子機器の修理を扱うYoutubeチャンネルがある。今回見て、なるほどと思ったのは、まず分解過程を映像に残しておいて、元に戻すとき、その分解した時の映像を確認すれば再構成に間違いがないということだ。さらに登録者の繊細な技量に感心するばかり。私ときたら、知識も技量も全くないので、ただ傍観させていただくだけだが。

電子化社会は、簡単に動画を撮影でき、その情報を永遠に残せる。素晴らしい。

2025年12月6日土曜日

野鳥観察(91)、まだ丸いお月さま

早朝、野鳥観察(探鳥会)に合わせた <目覚まし時計> が鳴ったとき、まだまだ寒く、しばらく布団にこもった。寝起きの洗顔時、頑張って冷たい水でやっていたが、きのうから温水に替えた・・・日ごと寒さが深まる。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

きょうの外気は底冷えして、<最低気温>が、きのうの -1.5(03:32)につづき、きょうは -1.8℃(06:24)だった。(ちなみに、おとついは -0.6℃ で、今月に入って零下になっている)

家を出ると門前の道が薄黒く湿っていた、霧雨*でも降ったのだろうか。東を向くと朝陽が高く眩しい、思わず手で日影を作った。西を向けば青い空に真白でまんまるお月さん**が浮かんでいた(次写真)。
(*)もしかしたら霧雨のせいか、観察フィールドの草木の葉先が<霜>で縁どられていた。
(**)きのうの満月の名残りか。米国の農事暦で、「コールド・ムーン」と呼ぶ。


集合場所で、野鳥写真のベテランの方が月ごとに配布されるカレンダーから「オオタカ」の写真をいただいた。朝焼けにまさに飛び立たんとする光景だ。
公園を東西に横切る小川の表面に、氷が薄く張っていた(陽の当たる部分では、水鳥が動き回っていたが)。

会長から、樹木の<落葉のメカニズム>についてうかがったが(以前にも)、複雑多様でメモ内容を記す自信はない。関連の資料を探し、調べてみたい。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ:フィールドの入り口でお出迎えするほど、観察数上位ランクをキープしている
・シジュウカラ:小鳥が樹間をサッと飛び回る姿を見て、鑑別する自信はいまだない
・モズ:1羽、樹上から辺りを睥睨していた
・キセキレイ:1羽、公園の小川に浸っていた
・カワセミ:1羽、小川岸の枯れ葦の上にたたずんでいた。指差されてやっと確認できた
・アトリ:指差された木立にやっと1羽見つけた(記録では30羽を超えていたが)
※ドバト:最大数観察されたのに、観察の移動に遅れて、どこで見た?の状態・・・
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・カルガモ/マルガモ:2羽見つけた後に多数が飛来。葦の影に隠れてしまう
・コサギ:1羽、足先が黄色であることを確認
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・ポプラ:落葉した高木の一番上の枝先に、ぽつぽつと黄色の葉が残っていた
・ドウダンツツジ:日陰に茂る赤い葉先が霜で縁どられている。葉の奥には緑の葉が残る

ドウダンツツジ(写真左)、紅葉(写真右)
・ドウダンツツジ:日陰に茂る赤い葉先が霜で縁どられている。葉の奥には緑の葉が残る
・朝陽を受けた紅葉の見映えがよくて、遠くから撮ったが、樹名は未確認(カエデ?)



ヒヨドリ(写真左)、モズ(写真中央)、アトリ(写真右)
・樹上に、木の実が好きな「ヒヨドリ」がたたずんでいる。頭頂が特徴的な乱れたような冠羽状。多勢を誇りうるさく鳴く。
・正面を向いて特徴的なくちばしがはっきりせず、朝陽を背にシルエット状に見えるが「モズ」。彼らは樹のてっぺんにいて見渡す。
・野鳥写真のベテランの方が配信する、本日の写真は「アトリ」が満載。一方、私にしたら、初めて撮影できた。胸元のオレンジ色が特徴。



キセキレイ(写真左)、カワセミ(写真右)
・朝陽を受けた腹部の黄色が一層映える「キセキレイ」が、小川の中に入って岸辺の葦の奥に頭を入れてエサを探しているように見えた。
・指差された先にようやく見つけた「カワセミ」は、おとなしく、すぐに飛び立たなかった。冬支度かずいぶんふっくらしている。



コサギ(写真左)、コサギとカルガモ(写真中央)、カルガモ(写真左)
・「コサギ」が後頭部から飾り羽が垂れ、足先が黄色を示している。繁殖期との関係は?
・最初「カルガモ」が2羽、小川を漂っているのを見つけたが、その後、多数が飛来。なかに1羽、カルガモと「マガモ」の交雑といわれる「マルガモ」が混ざっていた。

2025年12月5日金曜日

いぬ、鉱物採集、そして12月の満月(コールド・ムーン)

いぬ
むかし、鉱物採集で山に入るとき、農家の横を通ることがあった。そんなとき、庭先の飼い犬、すなわち番犬が吠え立てた。私たちが山奥に消えるまで、それはつづいた。

犬の本来の役目を思い返した。子どものころ、飼い犬ブームで人気があったのは「スピッツ犬」*だった。庭で鎖につながれていた。当時は、それぞれの家庭に狭いながら犬を飼えるほどの庭があった。合わせて不用心な時代だった。鍵をかけていない玄関に入り込む<押し売り>が来たり、<コソ泥>が侵入したのに気付かないほど呑気な時代だった。だから、よく吠える番犬は必要だった。それに白い毛並みのスピッツは、ちょっと洒落ていて、それまでの雑種犬に飽きた人々に受け入れられた。
(*)スピッツ:「神経質で吠えやすい個体が多く、それが悪評につながった」(検索AI Labs)

いまの犬に、飼い主は番犬の意識はないだろう。愛情を与え、愛情を受ける愛玩動物だ。ロボットでもよかったのだが、それは長続きしなかった。

鉱物採集
今朝、テレビのニュースで、山地の鉱物採集による(ズリ場での落石)事故と、(法的な所有権の観点から見て)採集禁止の情報(県条例)が伝えられた。かつて、鉱物採集に明け暮れた経験をしたが。厳しい時代がついに来たと思った次第。
むかしも、ほんの一部だったが、鉱山跡地で鉱物採集するのに入場料を徴収する鉱山跡所有者がいた・・・所有権の問題が、全面的に広がる(常識化する)ようになった。
今は卒業して、(体力的にもきついので)、野鳥観察の会に入り、お世話になっている。

■ テレ朝NEWS
「お宝ザクザク水晶盗掘騒動 金山跡侵入しフリマ転売? 土砂崩れで死亡事故【詳細版】」(2025年12月5日 10:01)
    ー https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900179277.html
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石川県小松市は2016年に条例を制定し、鉱物を所有者の許可なく不法に持ち出す行為を禁止し注意を呼びかけています。

●川崎フォース法律事務所:小川敦司弁護士 
住居侵入罪軽犯罪法違反窃盗罪、それから森林法の森林窃盗罪他人に売却して経済的利益を得るという目的で窃盗したということが明らかになっていますので、より犯情としては重いと言える」

森林窃盗罪が適用された場合、1カ月以上3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金が科される可能性があります。
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■Youtube(登録: ANNnewsCH)
「お宝ザクザク水晶盗掘騒動 金山跡侵入しフリマ転売? 土砂崩れで死亡事故【詳細版】【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年12月5日)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=J9TfRw6j-8U&t=1s



(追記)
きょうの月は。今年最後の「満月」( 午前8時14分頃、月齢 14.8、国立天文台)だった。
観察できる時間だったのに、家にこもってチャンスを逃していたとは・・・。
今月の満月を米国「農事暦」で、「コールド・ムーン」(寒月)と呼ぶそうだ。

(本ブログ関連:”コールド・ムーン”)

2025年12月4日木曜日

シュトーレン

ドイツのクリスマス菓子に「シュトレン/シュトーレン(der Stollen)」がある。ドライフルーツやナッツを練り込んで焼き、粉砂糖を薄くまぶした、断面が「山」の字型で横長*のケーキだ。クリスマスまでの間(4週間の準備期間:アドヴェント(Advent)【待降節】)に、薄くスライスして食べるのだが、ついつい口にしてしまい、そのうちになくなってしまう。
(*)「シュトーレンは『キリストの幼子をくるむおくるみ』を象徴」している(ChatGPT/Wikipedia)。

(本ブログ関連:”シュトーレン”)

日持ちがよくて、1~3か月ほどもつそうだ。その間に、ラム酒やブランデーに漬け込んだ、ドライフルーツやナッツの風味がしみこんで熟成するというが・・・それほど長く保ち続けたことはない。あっさり食ってしまうからだ。

冷蔵庫に入れておくと、しっとり感がつづく。すこし乾燥を感じてきたとき、赤ワインに浸したりする(ドイツでは、そんな食べ方はしないそうだが)。

以前は、近隣街のドイツパン屋に出かけて買ったりしたが、最近は小ぶりのものがどこでも手に入るようになった。近々購入してみよう。

2025年12月3日水曜日

(雑談)ブログの下書き

このブログは、2009年の2月に書き初めて以来、一時中断したことがあったが、今日まで何とか続けてきた。日々浮かんだよしなしごとを中心に、いろいろな疑問や、思い出ばなしを語る<日記替わり>である。

実は、<下書き>のまま終わっているものがある。表示の件数に対して1割弱ある。部を超えるものは遠慮している・・・書いている途中で気づくのだが。
<下書き>のまま寝かす効用もある。考えが煮詰まらなかったり、不足情報を探し回ったりして未完なものだ。そのうち、いいアイデアが出てくるかもしれない。

最近、頑張る力が足りなくなってきて、生成AI(Gemini、ChatGPT、Perplexity)に頼ったりすることがある。

テレビでこんな話題があった。学生がレポート作成に生成AIを使っているらしい。大学教師がいうには、結果的にレポートの質が上がっているという・・・はたして合点がいかないけれど。

やったことはないが、同じ質問を時間をあけて生成AIに繰り返し質問したら、回答の質が上がるかもしれない。生成AIは、回答した内容をデータベース化しているからだ。つまり、質問に対する回答が、次の質問の<下書き>になっていることになる。

2025年12月2日火曜日

ドクターペッパーの風味

先日(11/16)のブログに「ドクターペッパー」について触れた。風味というか香りが独特で、喉薬に通じるような薬品臭がする。そんな経験は、コカ・コーラに始まったが、ドクターペッパーに出会っていっそう癖になり、はまってしまった経験がある。

(本ブログ関連:”ドクターペッパー”)

最近、あの味覚(1880年代のアメリカの薬剤師が発明)を思い出し、現象は一体何なのだろうと思いつつ、店頭で見つければ再び購入するようにしている。残念ながら、自販機でしか求めることができないでいる・・・。

■ Gemini/Wikipedia
「ドクターペッパーとコカ・コーラの発売時期」・・・ドクターペッパーの方が1年早い。
    ・ ドクターペッパー: 1885年 (米国テキサス州で発明 ⇒ 同年、アリゾナ州ケーブ・クリークで販売)
    ・ コカ・コーラ: 1886年 (米国ジョージア州アトランタで販売)

そこで、ネット上で、ドクターペッパーの独特な香料を探してみることにした。Youtubeに、再現をトライしている方もいるが・・・。


■ Youtube(登録: 絶望!まくらちゃん) ← すごい行動力に感服。
「【選ばれし者の知的飲料】“ドクターペッパー”をゼロから作る。」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=RlkQ2Jt2jQo


■ 日本コカ・コーラ株式会社のサイトより
「ドクターペッパー 原材料・成分について」
    ー https://www.coca-cola.com/jp/ja/brands/drpepper#accordion-9ba7e9f5aa-item-63db9fc2e9
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・果糖ぶどう糖液糖/ 炭酸
・カラメル色素
・香料 ← 23種類のフレーバー 
・酸味料
・保存料 (安息香酸Na)
・カフェイン
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■ Google生成AI Gemini  
Gemini に直接 Q&A を試みた結果、次の表形式の「想定」を得た。

23種類のフレーバーの想定内訳

カテゴリ推測される具体的なフレーバー(例)役割と特徴
主要な果実・ベリー系・チェリー (最も特徴的)
・アーモンド* (チェリーと相乗効果)
・バニラ
・プラム
・ブラックベリー
・ラズベリー
ドクター・ペッパーの核となる甘く複雑な風味を構成します。
柑橘・トロピカル系・レモン
・オレンジ
・ライム
・パイナップル
・アップル
爽やかさ酸味、そして全体の味の「明るさ」を加えます。
スパイス・ハーブ系・アニス (またはクローブ)
・コリアンダー
・ジンジャー
・キャラウェイ
・リコリス (甘草)
わずかな <「薬っぽい」、あるいは「スパイシーな」> 深みと複雑な後味を与えます。
その他・甘味系・キャラメル
・メープル
・コーラ
・サルサパリラ
・マルベリー (桑の実)
全体のコク甘さを強化し、独特の「ドクター・ペッパーらしさ」を完成させます。

(*)「杏仁 - 本来はアンズの種子であるが、風味が似ているため、杏仁豆腐にアーモンドを用いたり」(Wikipedia)する。

上表から、本来企業秘密であるが、想定のフレーバー21種(23種に満たないが)について、どのような比率でミックスすればよいか分からない。そんなことなら、ワインにいろいろな生果物を漬け込んだ「サングリア」の方が試しやすい・・・。


(余談)
寒い朝、冷たい水で顔を洗うとシャキッとするが、洗面所専用のラジオが故障して、シャキッとしない。そこで、隣街の電気屋に行って新しいのを買ってきた・・・ネットで購入した方が安かったと見込み違いを悔いた。

(追記)
■ Youtube(登録: 食べ物雑談2ch)← 知らなかった話題豊富。
「【2ch民大激論】ドクターペッパーって好き?嫌い?賛否両論!【ゆっくり解説】」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=1NXLuIT18u4

■ Youtube(登録:Art of Drink)
「How to Make Dr Pepper from Scratch」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=r17FnfT4cn0

2025年12月1日月曜日

ヘボンとヘプバーン、最もエレガントな皮肉といわれるスピーチ。

日本語の文字は、漢字(音読み・訓読み、多音字:複数の読み方)、ひらがな、カタカナ、ローマ字などさまざまな表記・表現がある。外国の方には面倒なところだろう。

逆の場合もある。日本語のローマ字表記を定めたヘボン博士と、映画女優で知らぬひとのないオードリー・ヘプバーンの英語名が、Hepburnである。ヘボンは、外来語(英語)をカタカナ表記して、更に日本語化したといった変化だろう。

■ ヘボン
ジェームス・カーティス・ヘボン(James Curtis Hepburn、1815年3月13日 ~ 1911年9月21日)
・宣教師であり医者だったヘボンは、人びとにわかりやすく自らを「平文」と記した。
・医師として、眼病にも、整形外科に通じ、日本の近代医学の基礎を築いたといわれる。
・眼病患者だった岸田吟香(画家の岸田劉生の父)の協力を得て、辞書「和英語林集成」を著した。

■ ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn、1929年5月4日 ~ 1993年1月20日)
・オードリー・ヘプバーンは、映画「マイ・フェア・レディ」の主役(ロンドンの下町娘)イライザを演じた。
・「メリーポピンズ」でゴールデン・グローブ賞(ミュージカル/コメディ女優)を受賞したイングランド出身の ジュリー・アンドリュース(同作品でアカデミー賞の主演女優賞も受賞)のスピーチ*は有名。すなわち、映画「マイ・フェア・レディ」の役がヘプバーンになったことを意識して、(ワーナーに対する)最もエレガントな皮肉といわれるスピーチ。
*)Youtube(登録: Broadway Classixs)
「Julie Andrews - Golden Globes Acceptance Speech - Mary Poppins (1964)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=HeBCcfwWpug&t=5s
    ー 同映像に対するコメントをぜひとも参照されたい

ところで、米国のHepburnの名を持つ人びとは、ヨーロッパのいずれの地域の出身なのだろうか、生成AIの Gemini にたずねてみた。

■ Gemini 抜粋
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アメリカの国勢調査データによると、Hepburnという姓を持つ人々の間で最も一般的な祖先はイギリス系およびアイルランド系 (British & Irish) であり、これはスコットランドとイングランドを包括しています。
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きょうで11月も終わり、残すところ後1か月

きょうで11月が終わり、カレンダー上の「秋」も終わる。今年も残すところ1か月。
壁掛けのカレンダーから、11月を切り取れば、12月分が顔を出し、ぺらぺらと横揺れする。その背後に、来年のカレンダーを掛かっていて、どしりと構えている。

さてさて、もっともらしく歳月の流れを諦念するのは恰好よすぎるわけで、ここでは植木等流に、パアッと行きましょうということになる。

大岡信の「折々のうた」*(巻1、岩波新書)の <冬のうた> の項に、近世室町歌謡(「閑吟集」)の小歌の、
    なにせうぞ くすんで 一期は夢よ    ただ狂へ
がある。「なんだなんだ、まじめくさって。人生なんぞ夢まぼろしよ。狂え狂え」と解説している。享楽と無常感が背中合わせということになる。

言い過ぎると寒々しくなるので、ほどほどにだが、時の流れはしょせん <棒の如きもの>(虚子)というではないか。しかつめらしく語るも、思うも恥ずかしい。最近、何事にも既視感に囚われる。

2025年11月29日土曜日

いいにく(1129)、脂身

きょうは、11月29日なので、「いいにく」と洒落てみよう。

すき焼き」*の調理の最初に、熱く焼いた鍋底に油をひくため、牛の脂身(牛脂)を使う。白い塊りを鍋底にこするうち、薄煙りのなか油分が溶け出して柔らかく半透明になる。
(*)鉄鍋で焼いて食うことから、使い古した鋤(すき)を利用した説が理にかなっている。
子どものころ、仕上がって小さくなった脂身の争奪戦があった。口にいれると、柔らかく、とろけるような風味がして、さあこれからすき焼きの始まりだといった喜びがあった。肉好きの子どもたちにとっては合戦の狼煙のようなものだった。

今どきの肉屋の店頭には、脂身の塊を必要な分だけ自由に持って行ってと置いてある。脂肪の甘みやこく(深み)の効用よりも、むしろ健康上不要という考えが広がっている・・・。
テレビの料理番組で、購入した肉から脂身を徹底的に削ぎ落す場面を見るが、残念でしょうがない。肉本来の旨味は、脂身とともにあるのに。何でもかんでも脂身を取り除くのは、大袈裟にいえば心外だ。

とんかつ」でもそうだ。特に、「ロースかつ」で、縁にあるべき脂身の部分がわずかしか見当たらないのはどうしたことだろう。パン粉で揚げたころもをさくっと突破して口にする、脂身の甘みと、溶けるような口当たりがなくなっている・・・、善意で脂身を取り除いたのだろうが、これではロースかつとはいえない。

焼き鳥」の脂質も大事。定番の「皮」を食べると、何故かほっとする。無理してパリパリに焼く必要はない。ぐにゅっと嚙んだとき、脂分が口に広がるのがうれしいのだ。

いい肉は、脂身・脂質とともにある。(健康診断で、油分の多い食べ物は控えるよう注意されているが)

2025年11月28日金曜日

暖かだったのにストーブをつけていた、雪女

アメダス(正式には「地域気象観測システム」)を見て驚いた。晩秋のきょうの最高気温が、20℃ を突破して、きのうと比べて 4℃ も暖かだったのだ。しあさってから12月(カレンダー上「冬」)となり、気分は寒い冬と思い込んでいた・・・。

月日    最高気温 時刻
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11/28 20.7℃ 12:42
11/27 16.6℃ 13:46

それなのにストーブをつけて、がんがん部屋の暖をとっていたのだ。20℃ 超えとはねえ、気付かなんだ。これから、しばらく気温の上がり下がりがあるようだ。

暖かくて寒い、こんな気分のとき、いっそ寒々しい「雪女」の物語を想い浮べてみる。
雪女といえば、雪深い北国の山中を想像してしまうが、(ハーンの「雪女」の原話)伝説の舞台は意外や意外、「多摩川(たまがわ)縁(べり)になった調布(ちょうふ)の在」(田中貢太郎「雪女」)という。

(本ブログ関連:”雪女”)

寒いのが苦手な私だが、なぜか彼女を一目見る誘惑にかられたい思いがないでもない。冷たい息を吹きかけて男たちを凍死させるイメージがあるが、柳田国男の「遠野物語」に登場する雪女は、童子をたくさん引き連れて橇遊びするという。

■ 青空文庫
「遠野物語」(柳田国男)
    ー https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/52504_49667.html
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一〇三 小正月*の夜、または小正月ならずとも冬の満月の夜は、雪女が出でて遊ぶともいう。童子をあまた引き連れてくるといえり。里の子ども冬は近辺の丘に行き、橇遊そりっこあそびをして面白さのあまり夜になることあり。十五日の夜に限り、雪女が出るから早く帰れと戒めらるるは常のことなり。されど雪女を見たりという者は少なし。
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(*)小正月(こしょうがつ): 正月15日(本来旧暦)