ブログ本文&資料

2023年12月31日日曜日

2023 大晦日

きょうは「大晦日(おおみそか)」。いつの間にか、今年最後の日になった・・・というのが正直なところ。年年歳歳、新年が待ち遠しいというより、また来るのかといった心境だ。「もういくつ寝ると お正月」(「お正月」作詞:東くめ、作曲:瀧廉太郎、1901年)と素直に歌っていたころが懐かしい。

そういえば、昨年(2022年)の大晦日に、来年(2023年)は仙人の境地で過ごしたいなどブログに記した。仙人の超越した力が欲しいというより、世間と距離を置いた生活にあこがれた。でも、ふらふらと街に舞い戻っていた。先月、映画「ゴジラ -1.0」を見に出かけたりもした。やっぱり街の賑わいは忘れがたい。

(本ブログ関連:”大晦日”)

ところで、Wikitionaryなどによれば、大晦日の文字「晦」の ”日”(意味:”日にち”)と、”毎”(音符:”呉音:ケ、漢音:カイ”)を合わせて <毎月末> を意味するという。さらに「大+晦+日」で「つごもり(月末)」、「くらい」、「みそか(旧暦の三十日)」 の意となるけれど、文字と意味がうまくつながらない。

旧暦(月の満ち欠け)の一日(ついたち)は、新月のとき「朔日(さくじつ)」にあたるわけだが、もっと古い日本の暦はどのように定めていたのだろうか。
中国伝来の暦法など以前、「弥生」あるいは稲作が開始された時期を含む「縄文」の時代に、農作は暦がなければ計画・準備がたたぬだったろう。もしかしたら、一年で一番わかりやすい、「夏至」や「冬至」*から何日目といった判断をしたのだのだろうか。

(*)冬至の太陽: (古代の人はどうやって判断したのだろう)
    ・真東(春分・秋分の日で判断)**から最も南寄りの方角から上がる。
    ・太陽の高さが最も低く、東京付近では12時ごろ約32°になる。
(**)方位の基準となる天文について、砂漠と違い、湿潤モンスーン帯は観望がよくない。

(本ブログ関連:”冬至”)

「一年の計は元旦にあり」というが、むしろ冬至だったかも知れないなんて思うきょうこのごろ。

2023年12月29日金曜日

(資料)月面探査機「SLIM」、月周回軌道へ投入成功

来年といっても直ぐ1月に、月面着陸予定の探査機(小型月着陸実証機)「SLIM」が、予定通り(12/25)、月周回軌道への投入を成功したと読売新聞は報じた。(遅くなったが、次に記す)

(本ブログ関連:”SLIM”)

■ 読売新聞
「日本の月面探査機「SLIM」、月周回軌道へ投入成功…1月20日に月面着陸挑む」(2023/12/25)
https://www.yomiuri.co.jp/science/20231225-OYT1T50223/
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、月面探査機「SLIM」が月の周回軌道に投入されたと発表した。SLIMは今後、徐々に月に近づきながら高度を下げ、来月(1月)20日未明に月面着陸に挑む。成功すれば、旧ソ連、米国、中国、インドに続く5か国目の快挙となる。

 計画では、来月(1月)20日午前0時頃に降下を始め約20分後に赤道付近にある「 神酒(みき)の海」のクレーター近くに着陸する。着陸時は、搭載されたカメラで撮影した月面の画像と、月面の地図データを照合することで、探査機の位置や速度を自動修正。誤差10メートル以内の「ピンポイント着陸」を世界で初めて試みる。
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月着陸の当日(1/20)は、二十四節気の「大寒(たいかん)」。寒い夜、空気はどうだろう。月齢8.6 の上弦の月が膨らみ始めたころ。月面の明るい部分に着陸する様子が見えたら最高だが。(Accuweather の月間天気予報では「おおむね曇り」とのこと)

月に降りたら、ウサギ、それとも宇宙人と会えたか伝えてほしいものだ。

2023年12月27日水曜日

(資料)米国初演の「ピーター・パン」の舞台と衣装(ファッション)

きょうは、スコットランドの作家ジェームス・バリーの戯曲「ピーター・パン」が、ロンドンで初演された日とのこと。あわせて、米国ブロードウェイでの初演についても、舞台女優「モード・アダムズ」とともに記す。

■「ピーター・パン」の舞台初演(ロンドン、ニューヨーク)
Wikipedia: Peter and Wendy
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この戯曲は、1904年12月27日にロンドンの「デューク オブ ヨーク ’s シアター」で、劇作家ディオン・ブーシコーの娘ニーナ・ブーシコーが、タイトルロール(題名役)を演じて初演された。1905年には、モード・アダムズ主演で、(米国)ブロードウェイ公演がおこなわれた。
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(本ブログ関連:”モード・アダムズ”)


■「ピーター・パン」の米国舞台と衣装(ファッション)
「モード・アダムズ: ファッション・アイコンであり、アメリカ初のピーター・パン」(Bowery Boys、2014年12月4日)
https://www.boweryboyshistory.com/2014/12/maude-adams-fashion-icon-and-americas.html
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彼女(モード・アダムズ)の演目は非常に人気があったので、不朽のファッション・トレンドのひとつとなった。

(芝居)ピーター・パンは、 1905年11月6日にブロードウェイ 41番街の「エンパイア シアター」で、ニューヨーク デビューを飾った。この劇場は、ニューヨークで最も強力なプロデューサーの一人である、チャールズ・フローマンが所有していた。アダムズは、彼の最大の発見の一人であり、彼女がまだ十代だったときにいくつかの作品に彼女をキャスティングした。
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(付記)
子ども向け芝居として、日本では歌手の榊原郁恵が、韓国では歌手のイ・ソンヒがかつてピーター・パン役を演じた。

2023年12月25日月曜日

ハクセキレイ

寒い冬は、体を温めてくれる熱い「かけ蕎麦(そば)」にかぎる。立ち食い蕎麦屋の定番、「かき揚げそば」を家で楽しみたくて、スーパーへ「かき揚げ」の惣菜を買いに出かけた。このスーパーのかき揚げは、ほかと比べて魚介類や野菜など具材が豊富で美味い(食感がよい)。

ついでに、ドイツ菓子「シュトーレン」*を買う。クリスマスの菓子(パン)扱いのため、クリスマスが終わるやアッサリ値下げされる。
(*)Wikipedia:「シュトレンという名前はドイツ語で『坑道』を意味し、トンネル型の形状から名称された」とのこと。

買い物を済ませて、近くの公園にある小さな池へ寄ってみた。もしかしたら「カルガモ」がいるかもしれないと期待したが、何と池の水を抜かれていて、底に浅く水が残っているだけだった。よく見ると、池の中央に「ハクセキレイ」が1羽立って、水紋を広げていた。(以前、「自然観察園」の古池の<岸辺>に「キセキレイ」を見たことがある)

(本ブログ関連:”ハクセキレイ”、”キセキレイ”)

ハクセキレイを見守っていると、そこへ子どもたちの集団が押し寄せて来たため、アッという間に飛び立った。次の写真は、小型カメラで撮ったためピンボケで解像度がよくないが・・・。


この後、隣り町の駅前広場で、2羽のハクセキレイと出会った。彼らを見つけた幼児よりも素早く、小走りしていった。目前の光景だったけど、カメラを取り出す暇もなかった。

2023年12月24日日曜日

Puff, the Magic Dragon

きょうの夜、子どもたちは大きな期待をして眠りにつく。あすの朝には、枕もとにクリスマス・プレゼントが置かれているからだ。それは、サンタクロースが運んで来てくれたもの。どんなにうれしいことだろう。私も幼いころ、サンタクロースが届けてくれた、小さな木製の機関車の記憶がある。私にもそんな時代があった。

子どもにとって、魔法やおとぎの国の夢は大切だ。ときには、部屋の隅の暗闇を恐れたり、天井の木目が気になったりする。いろいろな感覚が研ぎ澄まされる貴重な時代だ。通り過ぎなければならない。

中学生ともなれば、夢との境界を忘れてしまう。でも調度そのころ、フォークソングが流行り、ピーター・ポール&マリーの歌「Puff, the Magic Dragon」を歌ったものだ。幼いころに相手をしてくれた、心強い魔法のドラゴン「パフ」に、あるとき急に心の糸が途切れてしまう。子どもは大人に成長する、そんな歌詞だ。

(本ブログ関連:”パフ”)

ピーター・ポール&マリーが歌う「Puff, the Magic Dragon」
(Youtubeに登録のピーター、ポール&マリー - トピックに感謝)


(追記 12/26)
米大リーグで、所属チームをエンジェルズからドジャーズに変わる際、膨大な契約料で驚かせた大谷選手が、日本のすべての小学校に野球グローブ(1校に3つ)を寄贈すると話題になった。
12/25(月)*に、小学校に運ばれたようだ。当日は冬休みになる前日で、子どもたちに手渡す良いチャンスになったようだ・・・贈呈式の光景が、テレビ・ニュースで報じられた。思い出深いクリスマス・プレゼントになったことだろう。
(*)終業式が 12/22(金)のケースもある・・・間に合わなかったのかな?

2023年12月23日土曜日

野鳥観察(59)

きょうも朝から寒い。快晴、気温 -3.5℃ のなか、ダウンベストとジャンパー(ジャケット)を重ね着し、ホカロンも貼って防寒して、野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。途中、電線に「ドバト」が数十羽いるところに、カラスが2羽来て威嚇した。三、四十羽、あるいはそれ以上いたハトは、あっというまに蹴散らされた。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

公園の樹々はすっかり葉を落とし、集合場所にいたる散策路に薄茶色に色褪せた枯葉が積もっていた。冬が深まって、乾いた空気のせいか、遠く西南西に丹沢の稜線が浮かんだ。
園内の小沼に、「カルガモ」が7、8羽泳いでいた・・・普段この小沼は、釣り堀になったりする・・・早朝でしか見られない光景だろうか(初めて見た)。

きょうを含めて今年もあと2回、そのせいか参加者数が多い。集合場所から見る、東側の森の奥から、太陽がまぶしく射していた。開始早々、聞こえるのは「ヒヨドリ」の声ばかり。
観察の途中、青空をきらりと反射しながら、音も聞こえず飛ぶ機影をカメラにおさめた。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものの中から、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ: ”ヒヨ”と呼び捨てるほど。(住宅街でも圧倒的に多い)
・コゲラ: 指された先に、スッと飛び去る影を一瞬感じた(見たとは言えない)
・モズ: 樹上に1羽とまっていた
・ツグミ: 樹の上になぜか1羽とまっていた
・カワラヒワ:(みなに遅れて写真に撮って同定:自信ないが)樹上に1羽とまっていた
・カワセミ: 小川をまたぐ枯れ茎の上に、朝陽を受けて美しく輝いた
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・アオサギ: 小川の上空を2度ほど旋回してようやく岸辺に舞い降りた
・カルガモ: 岸辺に生えたアシの枯れ葉に隠れるように、群れになって泳いでいた
・マルガモ: カルガモの群れに、カルガモと「マガモ」の交雑で生まれた雄が泳いでいた
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・ソシンロウバイ: 一斉に蕾が膨らむ中に花が一輪咲いていた(複数咲いた木もあった)


ANA機
上空を飛行する全日本空輸(ANA)の「ボーイング787-9型」機の翼に、機体記号 ”JA936A”が標されているのを読み取れるとは、わが中古カメラに正直感心する。(探鳥会の仲間に、集中しろとお叱りを受けるかもしれないが)


ソシンロウバイ
観察路に、「ソシンロウバイ」の苗圃(びょうほ)があって、やがて「ウメ」の咲く初春に合わせて、黄色で半透明な花を咲かせ香りを漂わせる。その前ぶれか、きょう一輪の花が咲いていた。春が待ち遠しい。


モズ
樹上に1羽とまっていた。鋭くとがった鉤形(かぎがた)の嘴(くちばし)で判断できる。この鳥が1羽いる凄みが伝わってくる。


カワラヒワ
みなが撮影していた場所に遅れて来て撮ったもの。(参加者に確認してないので)同定に自信ないが、「カワラヒワ」の雌ではないだろうか。朝陽をうけてフックリ具合がかわいらしい。
以前、カワラヒワの写真を一枚とったことがあるが、いまも瞬時に同定できるか怪しいのが正直なところ。


カワセミ(写真左)、アオサギ(写真右)
いつもの通り、探鳥会で出会える水鳥。最近「カワセミ」が、私にのぞき見を許してくれるようになった気がする。朝陽を受けて、腹の橙色と背のコバルトブルーが映える。
「アオサギ」は、小川の上空を繰り返し旋回した後、水辺に降りた。
ところで、宮崎駿監督のアニメ「君たちはどう生きるか」の英題「The Boy and the Heron」にある、”Heron” はサギ(アオサギ)の意。


カルガモ(写真左)、マルガモ(写真右)
「カルガモ」の群れに、カルガモと「マガモ」が交雑して生まれた「マルガモ」が一緒に小川を泳いでいた。母親のカルガモに付いて、ここにいるのだろう。彼とはよく出会う。

(本ブログ関連;”マルガモ”)


2023年12月22日金曜日

冬至 2023

きょうは、二十四節気の「冬至(とうじ)」、北半球で「夜が最も長く、昼が最も短い日」(ウェザーニュース*)であり、
(*)ウェザーニュース: https://weathernews.jp/s/topics/202312/210085/
また、「1年間で太陽高度(太陽の位置)が最も低くなる日」(Wikipedia)である。

(本ブログ関連:”冬至”)

陽は、冬至(12月)を境に長くなる。その意味で一年の始まりであるが、生活上の区切りは
  ① 太陽暦(カレンダー)で見れば1月に始まる。
四季、春夏秋冬を一年として、春を始まりとして見れば、
  ② 二十四節気の「立春」は2月初であり、
  ③ 気象庁の「春」の期間は3月(~5月)に始まる。
どうやら一年の区切り、境い目は微妙である。
年度の起点をカレンダーの1月に見る以外、他は散文的に過ごしているようだ。

ところで、今週末の土曜日は「クリスマス・イブ」であり、かつ今年最後の「野鳥観察」(探鳥会)がある。あっというまに12月下旬、今年も終わる。でも・・・師が走るのせわしさを、今のところこれっぽちも感じていない。暖冬のせいだけではないようだ。

(冬至を四季の区切りとして、けじめとして意識せず)まま、ゆるりと進み、来年に流れていくんだろうな。

2023年12月20日水曜日

BIRDER1月号

野鳥観察がままならぬのは、足腰の按配のせいだけでない。子どものような素直な観察眼に乏しく、すっと溶け込むような定着もない。けれど探鳥会に参加して、自然と親しむ貴重さがありがたい。そんなわけで、2020年8月以来続けている。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

フィールドで何度見ても初見のような未熟さ加減を補ってくれるのがある。

探鳥会のベテランの方が毎日メール配信する、早朝に撮影した野鳥の情報だ。望遠レンズで撮った写真(ときに動画)を拝見しているうち、その場に居合わせたような、観察眼が付いたような気になってくる。(でも現場に行くと、実力をすぐに気付かされるのだが)

野鳥観察の専門誌「BIRDER」も欠かせない。きのう(12/19)、近隣街の大型書店に寄って、2024年1月号を購入した。表紙の全面に、両翼を広げて飛翔する一羽の「タンチョウ」(丹頂鶴)の写真が載っている。バックの青空との対比が清々しい、まことにおめでたい新年号である。
・特集は「これでわかる 野鳥撮影の 最新トレンド」。(多分シニア読者を意識して、重い)望遠レンズの紹介はほどほどに、撮影した野鳥についてさまざまコメントを付して並べている・・・賢明。
・連載の「BIRD CHALLENGE」は、微力な私に野鳥観察のポイントを教えてくれる。当月号に出題し、次号に解答を付すといった、甘くないトレーニングをする。(解答を見て、いまだにそうなんだと納得する)
・新年号の付録に「鳥見手帳 2024」がついている。ムムム、使い方に思案する。


(付記)
書店に行った後、「殿ヶ谷戸庭園」にでも訪れてみようとしたが、体力に自信がなく帰宅した。
同園は、東京都の庭園で、JR国分寺駅そばの<国分寺崖線>南側斜面にある。ブログには、冬(2月)と秋(10月)の2度訪れた記述がある(もっとむかしにも訪問した記憶はあるが)。

(本ブログ関連:”殿ヶ谷戸庭園”)

(資料) 国分寺市: 都立殿ヶ谷戸庭園【国指定名勝・都名湧水】
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/kouen/1005195/1004230.html

2023年12月18日月曜日

子どものころ分かった振りして口ずさんだ歌

むかし、若い男女の二人連れを何と呼んだのだろうか。草っ原で遊んでいた子どもにとっては、そんなこと気にもかけなかったけれど、ラジオのスピーカーから流れる歌謡曲で聞いたのは、「おふたりさん」だっただろうか。

そういえば、生意気に気になりだしたころ、世間で若い男女の二人連れを「アベック」と呼んでいたが・・・今は、昭和を感じさせる言葉のランキング上位にいるとのこと。懐かしの青春映画に出てきそう。当時の私にしても、「アベック」はすでに古風な気がした・・・否、乗り遅れていただけかもしれないが。

そこで「二人連れ」の呼称の変遷を勘を頼りに(考証なしで)並べてみればこんな感じか。

        二人連れ→ ご両人 → おふたりさん → アベック → ペア → カップル

ところで <昭和青春歌謡> に、歌手曽根史郎の歌「若いお巡りさん」(作詞:井田誠一、作曲:利根一郎、昭和31年/1956年4月発売)がある。子どものころに聞いて、分かった振りしてよく口ずさんだものだ。

(Youtubeの登録者 心赤誠2有我に感謝)

映像(歌詞)にあるよう、毎朝民家を頼りに納豆売りしていた少年がいた、そんな時代を知っている。少年に対して、きつい言葉を投げつけたおとながいたのも知っている。


(参考)Googleの検索AI(Search Labs)
Q.若い恋人の二人連れを「アベック」とか「ペア」と呼んだが、現在どのような呼び方になったか?
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A.若い恋人の二人連れを「アベック」や「ペア」と呼んでいたことがありますが、現在は「カップル」と呼ぶのが一般的です。

「アベック」はフランス語の「avec」が語源で、本来は「~と一緒に」という意味です。日本では恋人や男女の二人連れを指す言葉でしたが、英語由来の「カップル」に押され、1990年代からは死語と言われています。
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(付記)
男女が連れ立って歩く姿を、浄瑠璃・歌舞伎などの或るイメージ(情死行)を元にした「道行(みちゆき)」の言葉があてられることがある。

2023年12月17日日曜日

自然観察(19)

寒気の緩んだ晴れた朝、実に久し振り(あまりに以前の 6月18日以来)に、定例(毎月第3日曜日開催)の「自然観察会」へ参加した。十分厚着してのこと。集合時刻(9:00)の気温は 14.3℃ だった*。
(*)きょうの最高気温(16.3℃)は、17日の日付に変わった深夜(00:39)に記録されたもので、きのうと同様、変則的な動きをしている。

自然観察会は、定例会とは別に公開型のものがある。公開型は遠方地開催が多く、足腰がきつい私には少々辛い。そこで、きょうの定例型の観察会は頑張った・・・けれど観察の途中、フェイドアウトしてしまった。観察途中までの手帳のメモを頼りに次に記す。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視と写真で確認した草木や野鳥を整理した(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヌマスギ: 集合場所の背側に立つ、針葉樹ながら(メタセコイヤと同様)紅葉する
・モチノキ: 雌雄異株で、雌株に赤い実が生る。アオキ、サンショウも雌雄異株
・マユミ: 弓の材料から名付けられた。自然の枝振りが弓のように湾曲して見える
・コブクザクラ: 年2回白い花が咲く・・・そのため相当にエネルギーが費やされるようだ
・ハルニレ: 樹元の幹から出た小枝(ニシキギの枝に似た板状の翼)に春先葉が出るようだ
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・カントウタンポポ: 季節に関係なく、冬晴れの原っぱに小さな花を咲かせていた
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・ヤマガラ: 落葉の枝間を駆け巡り飛び去った。これほど目で確認できたのは初めて!!


■会長から解説いただいたテーマ(抜粋)
① イチョウ: 
・街路樹に使われたが、雌株が落とした実の悪臭のため、雌株は減らされているようだ。
・生命史は古く、恐竜も見た樹だ。過去は多様だったが、現在「一科一属一種」になった。
・銀杏の実は、古く縄文の時代から食べられていた。

② タンポポ(日本原産カントウタンポポ、帰化植物セイヨウタンポポ):
・「カントウタンポポ」と「セイヨウタンポポ」の交配が進み、冬場に咲くようになった。

③ 帰化植物:
・帰化の時期や地域性に諸説ある。
・「ヒガンバナ」(中国原産)のように、古くからあるものを「史前帰化植物」という。

④ サザンカとツバキ: 
・「サザンカ」は日本原産で白色の花が咲いたもの。一方「ヤブツバキ」は赤い花が咲く。
・夏目漱石の句に、「落ちざまに虻(あぶ)を伏せたる椿かな」がある。

⑤ 石炭: 
・石炭がいまあるのは、石炭紀(3億6000万年前~2億8600万年前までの古生代5番目の時代)に倒れた草木を分解する生物がまだ存在しなかったからだそうだ。


■ 写真
❶ ヌマスギ
これまで、「ヌマスギ」についてブログに記述がない。観察会の集合場所直ぐ後ろ、ICU構内にそびえる針葉樹、見慣れたはずなのに。針葉樹でも紅葉することを、正直初めて知る。


❷ モチノキの実
集合場所付近に、雌雄異株の「モチノキ」の両株が並んでいる。当然ながら、雌株に赤い実が生り、雄株にはない。

(本ブログ関連:”モチノキ”)


❸ カントウタンポポ
集合場所から早々、小川の橋を渡ると「カントウタンポポ」が広場の西端にポツンと咲いている(よく見れば広場中央でも見つかる)。花の裏側に、「セイヨウタンポポ」特有の総苞外片の反り返りがない。

(本ブログ関連:”カントウタンポポ”)


❹ コブクザクラ
公園には「コブクザクラ」と同様、年に2度咲く「ジュウガツサクラ」がある(今回、観察路に入らず)。写真にアップしたが、春のように木全体が満開となるわけではない。サクラはやっぱり春がよい。

(本ブログ関連:”コブクザクラ”、”ジュウガツサクラ”)


❺ ハルニレ
欧米のニレ(「ハルニレ」)は、ここ数十年でほとんど枯れてしまった。この木は、英国ジョン・コンスタブル(John Constable、18世紀末~19世紀初頭)の風景画によく登場した。彼はニレの幹を研究し、樹皮に着目した絵まである。
写真は、上段に示した幹から出た小枝に着目したもの。

(本ブログ関連:”ハルニレ”)


2023年12月16日土曜日

ゴジラ -1.0

きょうの日付に変わった深夜、最高気温が 21.1℃(01:43)になった。その後、ゆるりと気温が下がって再びピークを持ち直したのは 15時 19.7℃ のこと。実に変則な動きをした。

午前中に病院検査を済ませた足で、昼下がり近隣街にある映画館へ出かけた。最近話題の <ゴジラ生誕70周年記念> 作品の「ゴジラ -1.0」を見るためだ。興行収入が制作費(約21億円)の倍を越え、いずれ5倍にも達するだろうといわれている。

ゴジラ・シリーズとしては、「シン・ゴジラ」(2017年3月22日)を見て以来のこと。今回のゴジラ -1.0 は、CG(VFX)に磨きがかかっている。舞台背景に違和感が全くなく・・・アメリカの観客が怖いと感じるほど。遠くから怪獣が破壊・格闘する様を描くのではなく、逃げ惑う避難者が感じるだろう見上げる恐怖と、足元で感じる破壊力の凄まじさを(疑似)体験させてくれる。

(本ブログ関連:”ゴジラ”)

ゴジラ -1.0 の設定は、戦争で焼け野原になって立ち直ろうとする時代。舞台は、ゴジラが襲来する東京銀座、および決戦の相模湾。そして、シン・ゴジラでの政府の迷動に対して、戦争を生き抜いた(民間人になった)人びとが再結集して対抗するという構成だ。

映画評論する人は、どうやら2,3回は鑑賞するようだが、一度しか見ない私には率直な感想しかいえない。

それは、戦争を生き抜いた人びとが、どうやって(自らの)戦争を終わらせたのかということだ。

映画で、戦争経験者の民間人が多数登場する。映画館の観客に分かりやすくするため、年配者をあてているが、時代設定からいえば、多くは20代、30代の若手だったろう。
ついこんなことを考えてしまう。歴史においても戦後復興を果たしたのは、戦争経験者たちだったのだと。


(追記:12/18)
■ 産経新聞
「ゴジラ新作興収が米で1位 歴代邦画の実写作品で『子猫物語』抜く」(2023/12/7)
https://www.sankei.com/article/20231207-KCZDFCWSTRLSRDSJJSVJZW4ZHM/

■ Forbes japan
「『ゴジラ-1.0』アメリカでの大ヒットの理由は英語字幕とCGにあり」(米在住 長野慶太、コラムニスト、2023.12.15)
https://forbesjapan.com/articles/detail/67982
・ゴジラを形容詞化した「ゴジリアン(Godzillian)」の用法
・標題通り、<英語字幕>の工夫と効用・効果
・米国人から見た、日本の終戦直後の政治背景のポイント など

2023年12月12日火曜日

子どもの風景

昼、家を出るとき、朝方止んだ雨の湿りがまだ路面に残っているのに気づいた。それでも、きょうは晴れて思いのほか暖かく、最高気温は 17.8℃(13:51)だった。

街の飯屋で昼食を済ませたあとの帰り道、愉快な光景と出合った。下校時の小学低学年の子どもたちが、いろいろなグループになって、はしゃぎながら帰っていたのだ。

女の子たちは、互いの顔を見合わせて楽し気に会話をしながら歩いている。一方、男の子たちは例によって、てんでバラバラだ・・・、そんな中に、二人の男の子が、今朝雨だったので持参した透明のビニール傘を広げて、遊び道具にしていた。歩道にしゃがみこんで、街路樹の根元にある土をつまんでは、互いに相手の傘にかけ合っていたのだ。

透明なビニール傘の中から、かけられた泥がずり落ちる様を見るのがたまらないらしい。こんな喜びを、女の子は気付くことはないだろう。

(本ブログ関連:”ちいさな男の子は阿呆である”)

2023年12月11日月曜日

BIRDER 12月号

見たい映画があるが、きょうは近隣街の大型書店へ寄った。野鳥観察専門誌の「BIRDER」1月号が数日後(12月15日)に発売されるので、その前に12月号を購入しなければと出かけた。

最近、遠出から離れている。公開版の自然観察会(野鳥観察)が先日(12/9)実施されたが、足腰の按配がよくなくて欠席した。そこで観察会欠席を埋め合わせたく、野鳥雑誌を求めた次第。

BIRDER 12月号の特集は「辞書や図鑑が教えない 『鳥の名前』の秘密」で、きれいな写真や図版と一緒に楽しむことができる。そののっけに、漫画「和名って誰がつけたの」(漫画 一日一種)があって、鳥学会に「アホウドリ」が訪れて自分の名前「阿呆鳥」が不満で改名したいと申し出る。(結局、飛ぶのが上手い自信から、考えついた名前が・・・)

(本ブログ関連:”アホウドリ”、”阿呆”)

また、「鳥の名前 雑学」(柴田圭秀)では、一番長い和名を紹介している。それによると、「タイセイヨウシンリンケンバネハチドリ(大西洋森林剣羽蜂鳥)」(IOC World Bird List*)だそうだ。
(*)IOC World Bird List:
    - https://www.worldbirdnames.org/new/

<長い>ことについて、市民体操教室の余興で、グループ分けして、長い言葉(単語)をたくさんメモして、その文字数の多さを競う遊びがあった。体力以外に、脳活性の鍛錬?にもなるからだろう。
昔読んだ本に、英語で一番長い単語の例として、英国の駅名があったような**.....
(**)GoogleのSearch Labs:
イギリスのウェールズ(アングルシー島)にある「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwyllllantysiliogogogoch」(58文字)***で、駅名としては世界最長、地名としても世界で2番目とのこと。
(***)駅名(町名)にちなんだ歌がYoutubeにある:
    - https://www.youtube.com/watch?v=1BXKsQ2nbno

あらためてネットで「英語で一番長い単語」と検索すると、<タンパク質名>とか、<火山灰による肺疾患名>とかいろいろ出てくる・・・あまりに長いので、コピペもできない。

2023年12月7日木曜日

大雪2023

きょうは二十四節気の「大雪(たいせつ)」、本格的に雪が降るころ。ひとつ前の二十四節気は「小雪(しょうせつ)」だった。小雪から大雪へ寒気が増して、いよいよ降雪が本格化するを指すが、現状は暖冬(最高気温20.9℃、14:09)。雪の気配はさっぱりない。

(本ブログ関連:”大雪”、”小雪”)

こどもにとって、雪を使って遊ぶ「雪合戦」や、「雪だるま」作りほど楽しいものはない。一方、大人には「雪掻き」の手間や、屋根から雪が落ちる「雪ずり」の心配がある。歳をとると「雪道」で滑って転び、骨折なんてことになると目も当てられない。ますます家から出られない。

とはいえ、雪景色は世界を白一色に変える。深夜に降り積もって、朝目覚めたら景色が銀世界に一変したときの驚きはたらたまらない。


【国立西洋美術館 ギャラリートーク】
ピーテル・ブリューゲル(子)「鳥罠(わな)のある冬景色」
- [解説]国立西洋美術館 主任研究員 中田明日佳(撮影:2016年)

上掲Youtubeは、ピーター・ブリューゲル(父)の作品「鳥罠のある冬景色」を長子がコピー(複製)したもので、国立西洋美術館にあって、それを解説したもの。

(本ブログ関連:”ブリューゲル”)

北方ルネッサンス時代の主要画家は、工房(弟子を含めて)を立て作品作りしていた。名声を得た画家の場合、一族あげてその画術(画業)が引き継がれた。(ブリューゲル家系に、植物画に秀でた者も登場したりしている)
ピーター・ブリューゲル(子)のコピーは、おおかた平面的なものが多い中で、この作品は父親の持つふっくらした描写、質感を残している。

2023年12月5日火曜日

(資料)本年9月7日打ち上げの小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸予定

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、20年の研究をかけた月面着陸プロジェクトについて、下記の記者会見をした。
・探査機の小型月着陸実証機(SLIM: Smart Lander for Investigating Moon)
    ー 高精度なピンポイント着陸(斜面着地)
・月面を移動探査するローバ LEV1、2(Lunar Excursion Vehicle)
    ー 分離後 完全自律行動、LEV1:ホッピング移動、LEV2:変身半球を車輪にして移動

■ JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)
小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸の予定について」(2023年(令和5年)12月5日)
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 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年9月7日に打ち上げた小型月着陸実証機(SLIM)について、2024年1~2月の着陸予定としていましたが、現状、運用が順調に実施できていることを踏まえ、月面着陸について、以下のとおり実施することをお知らせいたします。

2024年1月20日(土) 午前0:00頃(日本標準時) 着陸降下開始
                           午前0:20頃(日本標準時) 月面着陸

 また、上記のタイミングで着陸を実施しない場合の着陸機会は2024年2月16日頃となる予定です。
 小型月着陸実証機(SLIM)は精度100m以内のピンポイント着陸を目標としています。月のような重力天体においては他に類を見ない高精度着陸となり、現在検討が行われている国際宇宙探査計画等においても成果の活用が期待されています。

参考:月面着陸までの今後の予定
 2023年12月25日 月周回軌道投入
 2024年1月中旬    着陸開始への準備開始(軌道調整)
 2024年1月19日   着陸前軌道移行完了

(配布資料)
SLIM: https://www.jaxa.jp/projects/files/youtube/ml_slim_lev1_lev2/jaxa_doc01_20231205.pdf
LEV-1: https://www.jaxa.jp/projects/files/youtube/ml_slim_lev1_lev2/jaxa_doc02_20231205.pdf
LEV-2: https://www.jaxa.jp/projects/files/youtube/ml_slim_lev1_lev2/jaxa_doc03_20231205.pdf
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「小型月着陸実証機(SLIM)及び小型プローブ(LEV)記者説明会」:JAXA Channel提供


(参考)
① 比較的新しく隕石が月面に衝突してできたクレーター*から、飛び出した「マントル」由来の岩石を今回探査する。
(*)クレーター: 今回対象のクレータ名「SHIOLI」(栞(しおり))**
    https://www.isas.jaxa.jp/topics/002261.html
(**)USGSの「惑星命名の地名辞典 - 国際天文学連合 (IAU) 惑星系命名法作業部会 (WGPSN)」に、女優 忽那汐里(くつな しおり、英: Shioli Kutsuna)が <参照> として記載されている。
    https://planetarynames.wr.usgs.gov/Feature/15851

② マントル由来の代表的な鉱物に「橄欖石(かんらん石、olivine)」がある。宝石名「ベリドット」で、結晶は褐緑色した上品な輝きがある。

(本ブログ関連:”かんらん石”)

2023年12月2日土曜日

野鳥観察(58)

日の出(東京、6:34)とともに街に明かりが広がるころ、野鳥観察(探鳥会)へ手袋を忘れず出かけた。驚くほど冷えていて、民家に留まる車の窓ガラスは霜で白く曇っていた。きょうの最低気温は、零度を切り -0.4℃(06:07)だった。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

集合場所から(6:50ころ)原っぱの東の空を見ると、太陽は高度 2°34’58” で、囲む森の樹上に輝いていた。公園は、太陽光のフィルター色に染まり、紅(黄)葉を際立たせた。
探鳥会を開始してすぐに森に入る。「カツラ(桂)」の樹の落ち葉が敷き詰められた斜面をあがるとき、甘い香りがするという。分かる人にはわかるようだ(残念ながら私の嗅覚は反応しなかった)。


今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものの中から、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ: 森を飛びまわり、さまざまな声で鳴く
・メジロ; 実をついばむとき、カメラにおさまりやすい(写真下)
・ツグミ: カメラの視野に、頭だけついばんでいる姿を見せてくれた(写真下)
・シジュウカラ: 運よく鮮明に、カメラにおさまった。数多く姿を見せてくれた(写真下)
・キジバト: 目の前を横切るように、バタバタと飛んだ
・カワセミ: 小川の上に飛び出た枝で、朝陽に輝いて見えた(写真下)
・ハクセキレイ: カワセミに注視したとき、反対岸に1羽が舞い降りて直ぐに飛び去った
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・アオサギ: 1羽いた。考えてみれば、岸辺にいて川に入らないように感じる(写真下)
・カルガモ: 飛んだり、流れたり彼らの姿が気ままに見えた(写真下)
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・カツラ(桂): 落ち葉から芳香がするという(葉の形、樹形を観察しないままだった)
ースポール: 園芸植物で、白い蕾(つぼみ)を付けて植えられていた(写真下)

メジロ(写真左)、ツグミ(写真中央)、シジュウカラ(写真右)・・・ ついばむ姿
・「メジロ」が下向きになって、柿の実をついばんでいた。
・「ツグミ」のついばむ姿を一瞬視野にとらえたが、カメラに完全収まる前に飛び去った。
・「シジュウカラ」も、何かをエサにしてついばんでいた。



アオサギカルガモ(写真左)、カワセミ(写真右)
・グェーという大きな鳴き声をたて、小川の上空を飛んだ「アオサギ」が、上流側の岸に立ちエサを探しているようだ。彼が孤高の士なら、カルガモは長屋のオッチャンよろしくプカプカと上流から流れついた。

・朝陽を受けて、「カワセミ」の茶色い腹と青い背が映えた。何かをくわえている。



ノースポールカンシロギク
公園の管理センター前の広場にある花壇に、白い蕾(つぼみ)をした可愛い「ノースポール」が植えられていた。Wikipediaによれば、「まだ寒い12月ごろから翌年6月までの長期間、マーガレット*によく似た白い花を付ける。」とのこと。
(*)マーガレットの花は「デイジー」より大きいそうだ。「不思議の国のアリス」は、デイジーで始まる。

(本ブログ関連:”不思議の国のアリス”)

2023年11月30日木曜日

今年も11月が終わってしまった

11月がきょうで終わる。一年の <12分の11> を食ってしまったことになる。今年のほとんどを消費してしまったけど、それもうつろでしかない。あっというまに過ぎたという感慨がない。ただ、ぼんやりとしているうちに今年が終わりそう。

昨年末に「年賀状じまい」の知らせ(ハガキ)を出した。だから、今年の12月は、年賀状作りの気ぜわしさもない・・・年賀状の枚数はわずかだったにもかかわらず。

(本ブログ関連:”年賀状じまい”)

きょう、壁掛けカレンダーから、11月分を切り取った。最後の12月がフラフラと揺れている。

100均ショップで、薄手の手帳を購入した。10月から開始できるようで、日毎どこへ出かけたかを記入した。以前にブログに記したことだが、買い物や飲食で受けとったレシートが役に立つ。日時が印字されているので、行動の順を正確にたどられる。

わが身の周りで、時は動いても空気は変わらない。今、平凡に生きて過ごすことができるのに、つくづくありがたさを感じる。

2023年11月27日月曜日

(資料)明治期に海外へ(官費・私費)留学した人は何人?

Google Bard の回答による

明治時代の日本から海外へ留学した人々がどれくらいいたのか知りたく、Google Bard に問うてみたところ、次のような回答を得た。

① 明治期の官費・私費留学生数は、官費約1万人、私費約1万人と推定されている。
② 明治期の人口(推計)は、明治6年(1873年)で約3,340万人、明治45年(1912年)には約5,093万人となった。

明治時期の総留学生2万人は、江戸時代にすでに熟成されていた知的水準によるもの。彼らを生み出した明治初期(明治6年、1873年)の総人口は約3.000万人だった。


Q.明治維新以降、明治政府の費用で海外へ留学した人は何人ぐらいいたのしょうか?
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A.明治維新以降、明治政府の費用で海外へ留学した人の総数は、1868年から1912年の明治天皇崩御までに、約1万人と推定されています。

明治初期は、政府が留学生の選考や派遣に積極的でしたが、明治中期以降は、留学費用の増加や、国内の高等教育機関の充実などから、官費留学生の数が減少しました。

明治初期の官費留学生は、主に医学、工学、法学、政治学などの分野で、欧米諸国に留学しました。明治中期以降は、文芸、芸術、社会学などの分野にも留学生が派遣されるようになりました。

明治政府の官費留学は、日本の近代化に大きな役割を果たしました。留学から帰国した人々は、日本の大学や官庁などで活躍し、日本の近代化を推進しました。

具体的な人数は、以下の通りです。
・明治6年(1873年):250人
・明治13年(1880年):560人
・明治22年(1889年):400人
・明治33年(1900年):250人
・明治43年(1910年):100人

なお、私費留学生を含めた明治期の総留学生数は、約2万人と推定されています
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Q.明治時代の日本人の人口はどれくらいだったのでしょうか?
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A.明治時代の日本人の人口は、明治6年(1873年)の推計で約3,340万人でした。その後、明治政府の近代化政策や、医療の進歩などにより、人口は急速に増加し、明治37年(1904年)には約4,613万人、明治45年(1912年)には約5,093万人となりました。

明治時代の人口増加率は、年間平均で1.2%と、世界でも有数の高率でした。この人口増加は、明治政府が推進した近代化政策によって、農業生産性の向上や、医療の進歩が進んだことによるものです。

明治時代の人口増加は、日本の近代化に大きな影響を与えました。人口の増加により、労働力が増加し、経済の発展が促進されました。また、人口の増加は、軍事力の増強にもつながり、日清戦争や日露戦争の勝利に貢献しました。

明治時代の人口増加は、日本の近代化を支える原動力となりました。
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2023年11月25日土曜日

野鳥観察(57)

月二回(土曜日)開催の野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。今月初(11/4)のフィールドワークを欠席したので、今回は何としても参加しようと頑張った(きょうの日付に変わった深夜のTV番組を見入ってしまい、睡眠不足がちだが)。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

防寒着を重ねたものの、外の空気は寒い。手袋をするべきだったと気づく・・・家に戻るのも面倒でそのまま進んだ(探鳥会で動くうち暖まって、その必要性を感じなくなった)。

公園に入って紅葉に驚く。先日と違い樹々が赤黄色に彩り、装いをあらたにしていた。この数日間ですっかり変わったようだ。一番乗りした集合場所から見た東の空、雲の奥から照らす太陽が、スタートの勢いを与えてくれた気がした。


探鳥会の最初に登場したのは「ヒヨドリ」だった。彼らは場所をわきまえず、飛翔し鳴く・・・元気で何より。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものの中から、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ:「ヒョ」と呼び捨てられるほどに五月蠅く飛廻る。彼らに何の咎もないのに・・・
・ドバト(カワラバト): 公園に来る途中、そして探鳥のさなか、上空を群れて飛んでいた
・ハクセキレイ: 1羽、小川の向こう岸の土手道に舞い降りる。人通り多く撮れず
・ツグミ: 2羽ほど、遠く樹上にたたずむ(撮るチャンス無く飛び去る)
・カワセミ:(伝聞だけで、見るチャンスすら無い)
・カワラヒワ: 1羽(実際は多数)、遠くの樹上にたたずむ。何とか撮ることができた
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・カルガモ: 小川の葦などに隠れて、その隙間から姿をのぞかせた
・アオサギ: 1羽、人通り多く小川に沿って飛び去る(カメラを構えた瞬間飛び、撮れず)
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・イチョウ: すっかり黄色くいろづいている
・トウカエデ: イチョウと並んで、こちらは紅く色づいている・・・その対比がおもしろい
・イイギリ(飯桐): 落葉高木、濃赤色の実(5~10mm)が葡萄房状にぶら下がっている


野鳥

1)カワラヒワ
今まで何度か名前をブログに記したが、写真に残すことができずにいた。今回、望遠一杯に(ブレながら)撮った写真だが、「カワラヒ」の背中(翼)の特徴が、私には見える気がする。


■紅葉の景観

1)イチョウトウカエデ
観察順路の途中、会員の方に指さされて振り帰り見あげると、イチョウの黄色とトウカエデの紅色が、紅葉(黄葉)の季節を彩って見せた。


2)イイギリ(飯桐)の赤い実
苗圃の木立の奥に立つ「イイギリ」の枝に、葡萄の房状に赤い実がぶら下っていた。Wikipediaによれば「果実は生食可で、加工して食べられることもある」とのこと。


3)紅葉風景
会長から紅葉風景について解説いただいた <紅葉は冷え込みにより急に変化する>。
太陽光が雲の合間から射すと、紅葉の景観は突然華やかになる。また、樹下で逆光に見るのも美しい。


2023年11月24日金曜日

滄浪泉園

きょうの最高気温(23.7℃、13:42)になったころ、JR武蔵小金井駅の西南西にある「滄浪泉園(そうろうせんえん)」に行った。「国分寺崖線」の崖地を利用した(大正時代に構えられた)旧別荘地で、現在小金井市が管理する、「アカマツ」、「スギ」などの樹々に覆われた自然緑地である。

(本ブログ関連:”滄浪泉園”)

同園斜面の石段を伝って崖下に降りると池がある。その水は「ハケ」と呼ばれる地形から湧き出る水*で補われている。池を周遊して、別の石段で上がる一周の順路に、30分弱の時間がかかった。
(*)「東京の名湧水57選」に選ばれている。
    https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/water/conservation/spring_water/tokyo/ 

石段は、(いってみれば古道の石畳のごとき)石塊を組み合わせてでできている。石段の脇に手摺が用意されている・・・この設備がなかったら不安だ。結果、脚力が弱まったことに気付かされた。以前(12年ほど前に)来園したとき、短時間で廻り、少々物足りなさを感じたが・・・きょうは違った。

木立の隙間から射し込む陽光は穏やかで、池の表面にゆったりと反射した。順路上に「キジバト」が1羽、散策者を気にもせずいたし、樹上では「シジュウカラ」が <ツィピー・ツィピー・ツィピー> と鳴き続けていた。どうやら足腰の按配が、私に園内の自然と親しむ時間を延ばしてくれたようだ。

崖の中腹から崖下の池をのぞむ

2023年11月23日木曜日

勤労感謝の日、江戸東京たてもの園での自然観察/自然観察会創立五十周年

祝日「勤労感謝の日」(新嘗祭)のきょう、小金井公園にある「江戸東京たてもの園」で自然観察会(特別)が開催された。祝日でもあり、公園・たてもの園は大勢の家族であふれていた。さらに海外(おもに東アジア)の人びとの会話まで聞こえてきたりした。

自然観察会は毎月、定例(第3日曜日)と特別のものがある。最近、足腰の按配がよろしくなくて、定例開催については今年6月18日以来欠席が続いている。特別開催についても同様。

今回、天気も良く(最高気温 20.5℃、13:27)、頑張って参加することにした。午前中、たてもの園の展示建物周囲に植えられた草木や、飛ぶ野鳥を観察した。午後には、別会場で自然観察会創立五十周年記念の集い(座談会)に出席した。

■ 江戸東京たてもの園自然観察会
今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
カクレミノ: 常緑広葉樹ながら黄葉もある。葉の形が稚樹:3裂→成長樹:全縁に変化
・ノムラモミジ: オオモミジの改良種(園芸種)
・アカマツ:山地に多く、葉は柔らかい。新芽・紅色 → 夏・緑色 → 秋・紅色。cf. クロマツ: 海岸、葉は固い)
ヒイラギモクセイ; ヒイラギとギンモクセイとの交雑種
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キバナコスモス: コスモスとは葉の形が違う園芸種(未確認)
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・エナガ: 植木の枝の中を駆け巡って飛び去った。尾羽をフリフリしているのを一瞬見た

1)ノムラモミジ(写真左:前川邸とモミジ、写真右: 紅葉を拡大)
オオモミジを品種改良した園芸種。葉はギザギザが細かく、紅くなる(実感としては、ちょっと黒味がかかった紅色)。


2)ススキ(写真左:農家・名主の家とススキ、写真右: ススキを拡大)
名主の家の前(乾いた場所)にススキの株が複数生えている。「オギにノギなし、ススキにノギあり」で、ノギのあることを確認した。
カヤブキ屋根の材料にススキが使われる。ワラ屋根より腐りにくい。カヤブキ屋根の葺き替えは40年ぐらい。


3)樹木の景観: 
農家の生活とつながる山(里山)の上側には乾燥に強い「マツ」の木が多い。一方、小川など湿気のある山裾には「スギ」の木が多い。マツとスギの中間帯(中腹)には「ヒノキ」が多い。

4)綿花の綿は何か: 
綿花の種についている毛が集まって白いかたまりに見える。

5)ヒイラギモクセイ
白い花から芳香が漂うとのこと・・・女性陣は芳香を感じるようだが、男性陣はムムッといったふう。私にいたってはサッパリだった。


6)こも巻き
冬の樹木の幹を麦わらで巻く*ことがある。害虫が寒気を逃れて麦わらに入ってきたのを閉じ込めるというが、益虫まで道連れにしてしまいかねない。結局、あまり意味ないという解釈もあるようだ。
(*)巻き方に植木職人ごとの流儀があるという。

7)雑木林の切り株と新芽
雑木林の広葉樹の落ち葉を集めて、堆肥作りに使ったり、かまどの火元にしたりする。また幹を20年のタイミングで切って、かまどの燃料にしたりする。切り株から芽が出て成長するので継続して活用できる。一方、針葉樹を切った場合、切り株から芽は出ない。


■ 自然観察会の創立五十周年記念の集い
・会長から観察会の設立趣旨、自然観察の基本的な心がまえなど説明があった。
・出席者各自から、観察会へ参加したきっかけ、取り組みなど、愉快な話題を交えて語られた。


■ お礼
田中肇先生のご著書にサイン(署名)を記していただいた。さらに、お名前の上側に、<花に蜜を求めるハチ>、<カタクリの花> の挿絵まで描いていただいた。ありがとうございます。
・「昆虫の集まる花 ハンドブック」(田中肇著、文一総合出版)
・「花と昆虫 不思議なだまし合い発見記」(田中肇著、文一総合出版)

2023年11月22日水曜日

小雪 2023

きょうは二十四節気の「小雪(しょうせつ)」、そろそろ(雨が)雪となって降り始めるころ。ただし、このごろ*は暖冬のせいか寒気が深まらず、小春日和といった貴重さもない。
(*)気象庁の季節区分では、9、10、11月は秋。

(本ブログ関連:”小雪”)

最近、なぜか冬の雲の姿に興味を持っている。特に夕方の西陽に照らされた雲は美しい。薄紅色に染まった雲、雲間から漏れいずる光の照射、雲の縁を研ぎ澄ますような光輝といった具合。

小雪を三つに分けた最初の候(初候)を「虹蔵不見(にじ かくれて みえず)」といい、虹を見かけなくなるという。その理由を空気が乾燥しているとか、太陽高度のせいといった解説がネットにある。日ごろ無頓着なため、いわれるまで気づかづにいた。

彩雲
小雪の初候に、虹が見られにくくなることから逆に、虹色に輝く「彩雲」を思い出す。

気象庁の「雲・大気現象・大気光象について」に、彩雲について次のよう解説がある。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq13.html
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雲が七色に見える「彩雲」の仕組みは何ですか?

彩雲は、上空の比較的薄い雲がその縁に沿うように赤、黄、緑などの色に分かれて見える現象です。この現象は、太陽の光が雲の粒を回り込んで進む(これを回折といいます)ことにより発生します。この際に波長が長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むため、光の色によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになります。また、雲の粒の大きさにより光の回り込み方が異なることから、雲の粒の大きさで雲の色が違って見えます一般に雲の縁で雲の粒が最も小さく、中心に向かって雲の粒が大きくなりますので、雲の縁から中心に向かって色が変わって見えるわけです。
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(付記)
ちなみに、わたしの好きな海軍艦上偵察機に「彩雲」がある。高速性能のため細い胴と、3座搭乗による長い風防(キャノピー)があって、全体にスラリとした美しい設計である。中学生のころ、いろいろとプラモデル作りを楽しんだが、この機体と出合うことはなかった。

2023年11月21日火曜日

紅葉一点

無性に蜜柑が食べたくて、街の八百屋に買い物に行った帰り道、ある苗圃の角地にモミジが一点 <紅葉> していた。暖冬がつづいて、街が紅葉に染まる気配がないだけにめずらしくて、いちど通り過ぎたもののすぐに戻って写真に撮った。
紅葉一点だけだったので「紅葉狩り」を楽しむに十分でなかったが、「紅一点」に洒落て秋の気配を感じることができた。

(本ブログ関連:”紅葉”)


最近、山に入ることがなくなった。だから、街につながる公園で待つしかない。公園の小川に沿った土手道を覆うモミジはまだ緑色。そんなとき、街の中にある苗圃のモミジが一点だけだけ紅葉しているのを見て、花に早咲きがあるのなら、樹木に早紅葉というのがあるだろうかと思ったりした。

昔、高尾山のケーブルカーに乗って、線路わきの真紅なモミジを見たことがある。強烈な色合いに驚いた・・・まるで観光用の色彩といっていいほど。それに比べれば、きょう出合った地元のモミジはかわいいものだ。

ハクセキレイ
その後、家近くにある小さな農園で「ハクセキレイ」が舞い降りるのを見た。尾をしきりに振っている。掘り返された畑地に虫でも見つけたのだろうか。まだまだ暖かい日射しのなかで、ハクセキレイは冬に向けて栄養をためているようだ。
(セキレイって、地上の姿ばかり気にしていたが、Youtubeで飛翔を見ると少しおかしい)

2023年11月18日土曜日

夕日に染まった雲、ムクドリの群れ

きょうは、きのうに比べて最低気温(4.6℃、07:04)は 4.1℃低く、最高気温(17.0℃、11:21)は 3.2℃高い。昼過ぎ、街のラーメン屋を出た帰り道、いつもの公園に寄った。広い空間に吹く風はやはり冷える。

公園を東西に横切る小川の土手道から、川面近くに伸びた枝に「カワセミ」の丸々した橙色の腹が見えた。いそいでショルダーバッグから小型カメラを取り出して、写そうとカワセミの姿を見直したとき、彼のとまっていた枝が上下に揺れていた。そして青色の影がそこから飛び去って行くのが見えた。

なんと、私と同様(年齢)の散歩者が、岸辺伝いにカワセミに近づいていたのだ。せっかくのチャンスを撮り逃してしまった。釣りでいう逃がした魚は大きい。

公園の帰り道、すっかり夕方になっていた。

夕雲
空に薄紅色に染まった雲が浮かんでいた。最近、夕方の雲の変化にドラマチックなものを感じる。子どものころ作った飛行機プラモデルの、特に米Revell社製の箱カバーに描かれた雲のイラストにあこがれていた・・・いまだに画家の名前を探している。イラスト集があればぜひとも求めたい。


ムクドリの群れ
先日(11/11)触れたムクドリの群れとまた出会った。実は、きのう(11/17)見たムクドリの大群はもっとすさまじかった・・・波がうねるようにして群れが飛んでいた。きょうは少しおとなしくして、電線に静かに連なっていた。


2023年11月17日金曜日

エンゼルスの大谷翔平選手のMVP満票選出

きょう、米大リーグのアメリカンリーグのチーム「ロスアンゼルス-エンゼルス」で活躍の大谷翔平選手が、アメリカンリーグのMVP(最優秀選手)に選出されたと報じられた。全米野球記者協会(BBWAA)の記者(30人)による投票の結果、満票1位の選出(2度目)だった。しかも、2度とも満票はメジャー史上初めてのことという。

大谷選手の投打(二刀流)の成績が評価された。高校野球で投打の好成績を残すことはあっても、プロ野球では考えられない。まして米大リーグに進出して二刀流をこなしたのだから、アメリカ人にとっても奇跡(ユニコーン)に違いない。

野球の思い出

・小学校のころ、学校の小使い(用務員)さんの息子が米軍基地に勤めていて、基地の少年野球チームを連れてきた。日本側小学校の上級生たちと試合することになった。アメリカチームの全員がユニフォームを着ていたのに驚いた。(試合は、フォアボールと盗塁を巧みに使って日本チームが勝利したけど)

(本ブログ関連:”野球”)

・子どものころ、アメリカンリーグとナショナルリーグのそれぞれトップチームによる最終決戦(ワールドシリーズ)で、優勝したチームが日本を訪れた。奥さん連れの観光気分ながら試合をすれば、日本のプロ野球チームは大いに苦戦した。当時、(体力的に)とても勝てる相手ではないと誰もが思ったものだ。

・日本のプロ野球のトップ選手たちが米大リーグに進出し始めたとき、物珍しさしかなかった。でも、日本人選手たちは着実に地保を固めた。大谷選手の登場で、とんでもない奇跡を目の当たりにした。


(追記)
大谷選手が、日本の小学校約2万校に対して、野球グローブを1校あたり3つ(右利き用2つ、左利き用1つ)寄贈すると発表*された。スポーツの成績に驚き、社会行為に感動させられる。
(*)Asagei+ : https://www.asagei.com/289072  (2023年11月14日 09:58)

2023年11月16日木曜日

(資料)在野の自然観察者(博物学者)

きょうは、「日本野鳥の会」の創設者のひとりである中西悟堂氏の誕生日だ。近代日本の在野の自然(博物学)観察者を挙げるとするなら、次の方々の名が浮かぶ。
考えてみたら、きのう(11月15日)は天文分野の研究者の野尻抱影氏の誕生日った。

植物分野
牧野富太郎 1862年5月22日(文久2年4月24日)~ 1957年(昭和32年)1月18日
南方熊楠 1867年5月18日(慶応3年4月15日)~ 1941年(昭和16年)12月29日)

天文分野
野尻抱影 1885年(明治18年)11月15日 ~ 1977年(昭和52年)10月30日

野鳥分野
中西悟堂 1895年(明治28年)11月16日 ~ 1984年(昭和59年)12月11日

鉱物分野
櫻井欽一 1912年(明治45年)12月11日 ~ 1993年(平成5年)10月6日


・子どものころ、昭和の住宅街を散歩する野尻抱影氏の姿をよく見かけた。あのお爺さんが著名な方だったとは後で知った。ご近所に住んでいらっしゃったので、お話をうかがうチャンスはいくらでもあったはずなのに。遊び呆けていた子どもだったので・・・。

・サラリーマン時代に、すでに亡くなられていた櫻井欽一氏の家業である鳥すきの料亭「ぼたん」ヘ行ったことがある。仲居さんに何気なく、鉱物趣味から櫻井先生のことを話したら、先生の息子さん(現「ぼたん」のご主人)がわざわざ来られて慌てた。正座して、先生の思い出を聞かせていただいたことがある。

2023年11月14日火曜日

インフルエンザ予防接種

昼前にインフルエンザの予防接種をした。接種前にいろいろな質問項目を記載した用紙が渡された。その中に「1か月以内*に他の予防接種を受けたか」に対して、「いいえ」をチェックした。
(*)期間が「1か月以内」だったかどうか曖昧・・・

ワクチン注射の直前、医師から再確認があったとき、そういえば先月(10月)21日に新型コロナのワクチン接種をした旨伝えた。コロナのワクチン接種のときも、医師から何か知りたいことがあるかと問われ、「この後、インフルエンザのワクチン接種をしたい」と伝えたところ、「(今回の接種後副作用がないなら)1週間ないし2週間後に受けてもよい」との回答をもらったと・・・伝えた。

今回(インフルエンザの予防接種)にあたり、医師から「本当はインフルエンザと新型コロナのワクチン接種を同時にしてもいいけれど、何らかの副反応が出たとき、どちらに原因があるのかつかめないため、間を置く」のだと解説いただいた。
結果、新型コロナのワクチン接種から24日間過ぎているので、インフルエンザの予防接種を了解いただいた。

上記の内容を会話で説明したら、ほんの数話で終わりそうなのに、文章にすると(要領が悪いせいか)ダラダラと長くなった。

ところで、ワクチン接種の帰り道、ホッとして上空をのぞいたら雲一つない青空に気付いた。きのうの昼過ぎ、東京地域に「木枯らし」1号が吹いたせいか、きょうは快晴で暖かく、最高気温は 18.2℃(13:57)だった。

2023年11月13日月曜日

東京地方で木枯らし1号

(本記述は、11/14にタイムスタンプを調整して、11/13の日付で登録した)

11月13日の午後2時過ぎ、東京地方で木枯らし1号が吹いた。同時刻ころ外出したが、武蔵野の街にいて、砂塵を巻き上げるような「木枯らし」を気づくことはなかった*。
(*)武蔵野の「最大瞬間風速」: やや強い風の10.0m/s、風向北北東、13:09

(本ブログ関連:”木枯らし”)

● ウェザーニュース
「東京地方で木枯らし1号 3年ぶりの発表」(2023/11/13 15:40)より
https://weathernews.jp/s/topics/202311/130175/
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・今日13日(月)の午後、気象庁は東京地方で木枯らし1号が吹いたと発表しました。昨年や一昨年は基準を満たさず発表がありませんでしたので、3年ぶりとなります
・11日(土)も風が強まったが発表基準に届かず
・上空の気圧の谷が通過したことで午後になって冬型の気圧配置が強まり、それとともに関東では北西の季節風が強まってきました。
東京都心では14時14分に「木枯らし1号」の発表基準を満たす8.3m/sの最大風速を観測し、気象庁から木枯らし1号が発表されています。
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(参考)
気象庁 お天気相談所 (以前の資料)
https://www.data.jma.go.jp/tokyo/shosai/news/pdf/2020/20201104kogarasi_oshirase.pdf
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東京地方における「木枯らし 1 号」は、下記の事項を基本として総合的に判断して発
表しています。
1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
3 東京における風向が西北西~北である。
4 東京における最大風速が、おおむね風力 5(風速 8m/s)以上である。
(ただし、お知らせには最大瞬間風速を記入する。)
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2023年11月11日土曜日

多分ムクドリの群れ

街に出て、帰宅途中の午後4時ころ、住宅街の遠く南北に交差する2つの電線に、大量の鳥たちが列になって鳴いていた。一日薄暗い曇り空で、(観察力が乏しいこともあって)鳥の群れを同定できないけれど、どう見ても「ムクドリ」だろうと思った。黒味のある姿だが、腰に白い部分があった。

彼らが群れをなして活動する時期は、夏~秋だそうだが、図鑑「野鳥」(真木広造監修、長岡書店)によれば「秋冬は竹藪などに集団でねぐらをとり、時には数千羽のむれになることもある」という。見たところ沢山としかいえない・・・カウントせず通り過ぎてしまった。
暖冬のせいでズルズルと時を過ごし、留鳥とはいえ少し慌てて行き場を探しているせいだろうか。ちょっと壮観だった。

このブログで、ムクドリに触れたのはどうやら、春>冬が中心。立冬(11/10、秋の終わり)ころはない。だから、きょう見たのは、多分ムクドリだろうと自信なく綴るしかない。

(本ブログ関連:”ムクドリ”)

Youtubeでムクドリを検索すると、夕方の街を大群で旋回する(フン公害をもたらす)困りもの扱いで、中には撃退法の紹介まである。


(付記)
ところで、立冬(11/8)で触れた「サザンカ」の詞が、耳の奥から繰り返し聞こえてくる。童謡「たきび」(1941年、作詞巽聖歌、作曲渡辺茂)の歌詞2番は、次のように始まる。
    さざんか さざんか さいたみち
    たきびだ たきびだ おちばだき

(本ブログ関連:”たきび”)

焚き火のにおい、薄い煙、垣根に咲くサザンカの白い花。そんな光景を体験したような気がしてくる。

2023年11月8日水曜日

立冬 2023

きょうは二十四節気の「立冬(りっとう)」、いよいよ冬の気配が感じられてくるころ。現実には、暑い日がだらだらと続いて、きのうも「夏日」(最高気温 26.5℃、11:11)だった。秋の気配をスキップして、冬になっても、気象予報師の話では暖冬傾向とのこと。

(本ブログ関連:”立冬”)

きのうの昼まで続いた南風は、反転して北風に変わったが、本夕もまだ温(ぬる)い。天気予報では、今度の日曜日(11/12)の最高気温が 11℃ まで下がるようだが、底を打っただけで長続きしそうもない。やっぱり暖冬か。

ところで、二十四節気のそれぞれを三つに分けた「七十二候」があって、立冬も次の三つの候(初・次・末)に分けられる。
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・初候: 山茶始開(つばき はじめて ひらく) 山茶花(サザンカ)が咲き始める
・次候: 地始凍(ち はじめて こおる) 大地が凍り始める
・末候: 金盞香(きんせんか こうばし) 水仙(金盞)の花が咲く
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●初候の「サザンカ(山茶花)」は、街角(垣根)や公園の樹間からひょいと顔を覗かせる赤い(野生種は一重の白色)花で、見落としがち。今回は心して探してみたい。
気取って歳時記と関連の本を巡ると、サザンカは寺院の景色と似合うようだ。 
- 「山茶花の垣一重なり法華寺」(夏目漱石)「日本の七十二候を楽しむ」(白井明大著、東邦出版)
- 「山茶花は白一色ぞ銀閣寺*」(小沢碧童**)「季寄せ-草木花 冬」(本田正次、朝日新聞)
 (*)銀閣寺: 銀閣寺の横の「哲学の道」沿いに咲いているそうだ。(Google 検索の生成 AI 機能)
 (**)青空文庫:「わが俳諧修業」(芥川龍之介)

●末候の「スイセン」は、公園の「自然観察園」に群生するが、暖冬の冬にいつ咲くやら。今年は1月ころ最盛だったけれど。

(本ブログ関連:”スイセン”)

2023年11月7日火曜日

きょうの日付にかわった深夜の風雨、そして都心で今年143回目の夏日

きょうの日付にかわった深夜の風雨
きのうの早朝からきょうの 11:00まで南の風が吹き、きのうの昼前からきょうの 16:00ころまで気温はほぼ 22℃ 以上をキープした。さらに、きょうの日付に変わった深夜、雨が降り出し、02:00の降水量は 10.5mm/h に達し、最大瞬間風速は 07:23 に 18.4m/s となった。

ピュウと逆巻く「強い風」に煽られるように、雨が屋根を叩きつけた(体感では、02:00~03:00 ころが一番激しかった)。久しぶりの騒がしい雨に目が覚めた。なお、「強風、雷」の注意報が当地に発令されたとのこと。

(参考)
天気予報等で用いる用語」(気象庁)より
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kaze.html

1)雨の強さに関する用語
・小雨                数時間続いても雨量が1mmに達しないくらいの雨。
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・弱い雨             1時間雨量が3mm未満の強さの雨。
・やや強い雨       1時間に10mm以上20mm未満の雨。
・強い雨        1時間に20mm以上30mm未満の雨。
・非常に激しい雨  1時間に50mm以上80mm未満の雨。
・猛烈な雨         1時間に80mm以上の雨。

2)風の強さに関する用語
・静穏            風力0(風速0.3m/s未満)。
・やや強い風         風速が10m/s以上15m/s未満の風。
・強い風               風速が15m/s以上20m/s未満の風。
・非常に強い風      風速が20m/s以上30m/s未満の風。
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・暴風                  風速が20m/s以上の暴風
・猛烈な風         風速がおよそ30m/s以上、または最大瞬間風速が50m/s以上の風。


都心で100年振りの最高気温を更新、11月に最多の夏日
東京都心で、11月の過去最高気温を100年ぶりに更新した。さらに、今月3回目の夏日(11月として最多)で、2日連続も初、今年143回目。

日本気象協会
1)「【速報】東京都心で27.5℃ 100年ぶりに11月の最高気温の記録を更新」(日直主任 本社日直主任、2023年11月07日)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/11/07/26010.html
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・きょう7日、午後0時20分、東京都心の最高気温が27.5℃に達しました11月の過去最高気温の記録を100年ぶりに更新したことになります。
これまでの1位の記録は、1923年11月1日に観測された27.3℃でした。
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2)「東京都心 今月3回目の夏日 11月として最多 2日連続も初 夏日は今年143回目」(日直主任 本社日直主任、2023年11月07日)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/11/07/26003.html

ー 今年の都心の夏日は、(TVの気象予報で)きょうが最後だろうと語られていた。

2023年11月6日月曜日

ススキとアオサギ

きのうの公園とは別の公園に、といっても隣接しているが、昼過ぎ(13時ころ)巡ってみた。月曜日は、(きのう行った)「自然観察園」が閉園のため、こちら側を廻ってみることにした次第。日射しも穏やか(24℃)で、心地よい風が吹いていた。

小川から一段上に広がる原っぱの「ススキ」は、白い穂をそれぞれ風の乱れに任せて、あちこち向きを変え揺れていた。秋らしい場面だが、背景は紅葉にまだ遠い。このまま秋を忘れ、暖冬となるのだろうか。(気象庁の、向こう3か月(11~01月)の天候見通しによれば、東日本の太平洋側の平均気温は「高い見込み」*とのこと)
(*)気象庁: https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?term=P3M


カルガモ
公園を東西に横切る小川に「カルガモ」が群れで泳いでいた。きのう、隣接の公園で5羽を見たが、きょうは何と、5羽+2羽(上流)+2羽(更に上流)と計9羽いた。小川を隠す葦など野草を意図的に刈り取らないようで、彼らにとって(人目を気にせず)居心地がよいのかもしれない。

アオサギ
カルガモの群れから少し下流の処に、「アオサギ」が1羽、孤高を保つように岸辺にたたずんでいた。群れずにいるアオサギの超然とした姿にいつもあこがれる。ちなみに、人間の場合、痴呆化する主な原因(生活)にコミュニケーションの有無が大きく関わるという話を聞いて、一羽で生きるものに興味しんしん。

2023年11月5日日曜日

自然観察園

3連休(11/3~5)最終日のきょう、昨日(11/4)の「野鳥観察」(探鳥会)を欠席したため、それを補いたい思いがあって公園併設の「自然観察園」へ出かけた。鳥とは違い、植物観察に終わった、しかも、しっかり確認できてないのを自覚することになった。

昼前(11時半ころ)の公園は、家族連れで賑わっていた。暖かい日射しだったが、さすがに11月の小川に入って水遊びする姿はなかった。多くは原っぱにシートを敷き、日光を浴びながら団らんしていた。あちこちから、子どもたちの元気な声が聞こえた。

一方、自然観察園は、高齢者ばかりで人影が思った以上になく、むしろ閑散としていた。観察園西側をのんびり廻った(例によって、観察園入口に配置された「11月 観察園の花だより」に記載の <花や実のリスト> と <地図> を頼りにして)。

ヤクシソウ(写真左)、ホトトギス(写真右)
「ヤクシソウ」は、「花だより」の地図に示された場所に咲き、リストの通り黄色の花弁をしていた。ネットの画像検索を見ると、花弁の先端がギザギザしている・・・撮った写真ではそのように見えない。・・・疑心暗鬼になるばかり。
「ホトトギス」も同様で、囲いの奥にあるため、花弁の様をきちんと確認していない。
・・・疑心暗鬼になるばかり。



ミゾソバ(写真左)、カントウヨメナ(写真右)
「ミゾソバ」の花は、花弁の周囲が薄紅色になり、水辺に咲くという(前回(11/28)の探鳥会で、カルガモが泳ぎながら岸辺の花をついばんでいた)。「花だより」に照らして見つけたのは、白いふっくらした状態の花弁で、湿地より離れた場所で咲いていた。
「カントウヨメナ」の花弁は淡紫色が特徴だが、「花だより」に照らして見つけたのは、随分と白いものだった。
・・・疑心暗鬼になるばかり。


今回、他に「ヤブミョウガ」、「キンミズヒキ」などを、「花だより」に照らして見つけたが、どうにも自信がない。現場でいろいろ観察したつもりでも、家でネット情報を確認すると・・・疑心悪鬼になるばかりだ。

2023年11月3日金曜日

(Bard、ChatGPT)フランス人はナポレオンのことを語りたがらないのか

① Bard(GoogleのAI機能)に以下の質問をした。
- 漠然と投げかけた質問に対して、Bard は律儀に返答してくれた。それが、正解というつもりはないが、そうなんだろうなという見当はつく(つまり、思った通り)。ただし、実際に、ひとびとの反応はどうなんだろうか・・・知りたくなる。

Q.フランス人はナポレオンのことを語りたがらないのはなぜですか?
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A.フランス人はナポレオンのことを語りたがらない理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目の理由は、
ナポレオンがフランス革命の理想を裏切ったことに対する批判です。ナポレオンは、フランス革命で生まれた共和制を打倒し、自らの帝政を樹立しました。このことは、フランス革命の理想である自由、平等、博愛に反するものとして、多くのフランス人から批判されています。

2つ目の理由は、
ナポレオンの戦争行為による犠牲です。ナポレオンは、ヨーロッパ大陸を席巻する大規模な戦争を繰り広げました。この戦争は、多くの人々の命を奪い、ヨーロッパ大陸に大きな被害をもたらしました。このことから、ナポレオンは「戦争の英雄」ではなく「戦争の犯罪者」として見なされることもあります。

もちろん、フランス人の中にもナポレオンを英雄視する人もいます。ナポレオンは、フランスの軍事力を大きく向上させ、ヨーロッパの政治情勢に大きな影響を与えた人物です。しかし、ナポレオンの功績と罪状の両面を評価する必要があるため、フランス人の中にナポレオンのことを語りたがらない人が多いのも事実です。

具体的には、以下の理由が挙げられます。

・ナポレオンがフランス革命の理想を裏切ったことに対する批判
・ナポレオンの戦争行為による犠牲
・ナポレオンの功績と罪状の両面を評価する必要があるため

なお、フランスではナポレオンの功績を称える一方で、彼の罪状についても教育で教えています。また、ナポレオンの時代をテーマにした映画やドラマなども制作されており、ナポレオンに関する議論は活発に行われています。
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② ChatGPT にも同様の質問をなげかけた。
(こちらの回答は、多く(多面的に)語ろうとして、文章が分裂気味です)

Q.フランス人はナポレオンのことを語りたがらないのはなぜですか?
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A.フランス人がナポレオン・ボナパルトについて話すことをためらう理由は、歴史的な出来事や個人に対して異なる見解や感情が存在するためです。一部の人々はナポレオンをフランスの偉大な指導者と見なし、彼の功績や影響に誇りを持っています。一方、他の人々は彼の行動に対して主観を抱いたり、彼の指導の下での戦争や帝国主義の影響に反対意見を持つことがあります。

また、ナポレオンの統治時代にはさまざまな出来事があったが、その中には暴力や圧政に関連するものもあった。視点を持っています。

さらに、フランス人の間でもナポレオンに関する意見は多様であり、歴史に対する考え方や政治信念に基づいて異なります。そのため、ナポレオンについて話すことは感情的で議論の余地があることがある、人によっては当然なこともあるだろう。

先に、フランス人がナポレオンについて話すことをためらう理由は、彼の歴史的な役割や影響に対する異なる意見と感情、そして歴史的な出来事への感受性関連しています。

フランス人がナポレオン・ボナパルトについて話すことを気にしないわけではありませんが、ナポレオンに関する議論や感情は個人や慎重によって異なります。一般的な理由として以下の点が挙げられますが、これは最も一般的な傾向であり、すべてのフランス人になんとわけではありません。

1.複雑な評価: 
ナポレオンはフランスの歴史において非常に重要な人物であり、彼の業績は賛否両論が存在します。一部の人々は彼を偉大な指導者と見なし、その業績を称賛しますが、他の人々は彼の戦争や帝国主義政策に否定的な意見を持っています。そのため、ナポレオンに対する評価は多様で、話題にする際に異なる意見が多々ある。

2.歴史の複雑性: 
ナポレオン時代はフランスの歴史の重要な時期であり、大統領下で多くの出来事があった。この時期には革命、帝国の拡大、改革、文化の繁栄などが含まれているこれらの出来事は複雑で多面的であり、一般的に話すことが難しい場合があり、人々は様々な視点からナポレオンについて議論することがあります。

3.歴史的な感情: 
ナポレオンの時代にはフランス国内で多くの戦争と犠牲が発生し、感情的な傷が残っていたことがあります。そのため、ナポレオンに対する感情は一部の人々にとっては熱狂的である一方、他の人々にとっては危険であることが起こります。

先に、フランス人がナポレオンについて話すことを考えるわけではありませんが、その評価や議論は多様で複雑であるため、異なる視点から彼について議論することがあるでしょう。
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Google Bard も ChatGPT も、アメリカ製の AI なので、思いっきり回答しているが、フランス製の AI だったらどんな回答をするだろうか。


(参考)
ナポレオンとキャンセルカルチャー(植民地・奴隷、女性の社会的地位)
〇 東洋経済
「英雄『ナポレオン』没200年の今、猛批判される訳  - 奴隷制復活、有色人種の隷属は許されないが…」(安部雅延 : 国際ジャーナリスト・フランス在住、2021/05/07)
https://toyokeizai.net/articles/-/426180