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2023年11月22日水曜日

小雪 2023

きょうは二十四節気の「小雪(しょうせつ)」、そろそろ(雨が)雪となって降り始めるころ。ただし、このごろ*は暖冬のせいか寒気が深まらず、小春日和といった貴重さもない。
(*)気象庁の季節区分では、9、10、11月は秋。

(本ブログ関連:”小雪”)

最近、なぜか冬の雲の姿に興味を持っている。特に夕方の西陽に照らされた雲は美しい。薄紅色に染まった雲、雲間から漏れいずる光の照射、雲の縁を研ぎ澄ますような光輝といった具合。

小雪を三つに分けた最初の候(初候)を「虹蔵不見(にじ かくれて みえず)」といい、虹を見かけなくなるという。その理由を空気が乾燥しているとか、太陽高度のせいといった解説がネットにある。日ごろ無頓着なため、いわれるまで気づかづにいた。

彩雲
小雪の初候に、虹が見られにくくなることから逆に、虹色に輝く「彩雲」を思い出す。

気象庁の「雲・大気現象・大気光象について」に、彩雲について次のよう解説がある。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq13.html
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雲が七色に見える「彩雲」の仕組みは何ですか?

彩雲は、上空の比較的薄い雲がその縁に沿うように赤、黄、緑などの色に分かれて見える現象です。この現象は、太陽の光が雲の粒を回り込んで進む(これを回折といいます)ことにより発生します。この際に波長が長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むため、光の色によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになります。また、雲の粒の大きさにより光の回り込み方が異なることから、雲の粒の大きさで雲の色が違って見えます一般に雲の縁で雲の粒が最も小さく、中心に向かって雲の粒が大きくなりますので、雲の縁から中心に向かって色が変わって見えるわけです。
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(付記)
ちなみに、わたしの好きな海軍艦上偵察機に「彩雲」がある。高速性能のため細い胴と、3座搭乗による長い風防(キャノピー)があって、全体にスラリとした美しい設計である。中学生のころ、いろいろとプラモデル作りを楽しんだが、この機体と出合うことはなかった。