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2023年11月8日水曜日

立冬 2023

きょうは二十四節気の「立冬(りっとう)」、いよいよ冬の気配が感じられてくるころ。現実には、暑い日がだらだらと続いて、きのうも「夏日」(最高気温 26.5℃、11:11)だった。秋の気配をスキップして、冬になっても、気象予報師の話では暖冬傾向とのこと。

(本ブログ関連:”立冬”)

きのうの昼まで続いた南風は、反転して北風に変わったが、本夕もまだ温(ぬる)い。天気予報では、今度の日曜日(11/12)の最高気温が 11℃ まで下がるようだが、底を打っただけで長続きしそうもない。やっぱり暖冬か。

ところで、二十四節気のそれぞれを三つに分けた「七十二候」があって、立冬も次の三つの候(初・次・末)に分けられる。
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・初候: 山茶始開(つばき はじめて ひらく) 山茶花(サザンカ)が咲き始める
・次候: 地始凍(ち はじめて こおる) 大地が凍り始める
・末候: 金盞香(きんせんか こうばし) 水仙(金盞)の花が咲く
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●初候の「サザンカ(山茶花)」は、街角(垣根)や公園の樹間からひょいと顔を覗かせる赤い(野生種は一重の白色)花で、見落としがち。今回は心して探してみたい。
気取って歳時記と関連の本を巡ると、サザンカは寺院の景色と似合うようだ。 
- 「山茶花の垣一重なり法華寺」(夏目漱石)「日本の七十二候を楽しむ」(白井明大著、東邦出版)
- 「山茶花は白一色ぞ銀閣寺*」(小沢碧童**)「季寄せ-草木花 冬」(本田正次、朝日新聞)
 (*)銀閣寺: 銀閣寺の横の「哲学の道」沿いに咲いているそうだ。(Google 検索の生成 AI 機能)
 (**)青空文庫:「わが俳諧修業」(芥川龍之介)

●末候の「スイセン」は、公園の「自然観察園」に群生するが、暖冬の冬にいつ咲くやら。今年は1月ころ最盛だったけれど。

(本ブログ関連:”スイセン”)