ブログ本文&資料

2011年5月31日火曜日

記憶の本

手元にないけれど思い出深い本がある。

(この絵本の記憶については、以前の本ブログで記した(2009年11月5日)ものだが)
昔、父の書棚に子ども達に見せてくれたことのない絵本があった。ときどき、だまってのぞいたが、結局行方を知らない絵本である。A4版ぐらいのサイズの薄い本だった。紙質のよくない頁は、のっぺりと黒地に塗られており、白のシンプルな線で物語が描かれていたような気がする。頁一面の暗黒の巨大な渦のなかに船が引き込まれていく不気味なページがあった。圧倒的な黒色の迫力を今も思い出される。

中学校の図書室の書棚に不似合いな、薄茶の乳白色と記憶しているシンプルな表紙に薄い文字で「TVA」のタイトルのある専門書*があった。そもそもTVAの意味も知らずにページをめくると、「Tennessee Valley Authority(テネシー川流域開発公社)」の略語であることがわかった。ただ、ダムの写真が気に入って、大人になった気分で、無謀にも挑んだ読書だったが・・・。
(*)書名:「TVA―民主主義は進展する」 (D.リリエンソール著、和田小六訳:1949年)

経済不況対策の公共事業でダムを作ったこと、「オーソリティ(Authority)」という発音が気に入ったことぐらいしか記憶に残っていない。大恐慌の時代背景や、公共投資政策について知識と理解がない子どもには、その本の装丁の色や重さと、文字数の膨大さくらいしか覚えていないのは当然だろう。

昔、息子がアメリカにホームステイでお世話になるとき、神保町の靖国通りに面したタトル商会で探した英語版の竹取物語の絵本をお土産に持たせた。やや小型ながら、昔懐かしい古風な絵本で色彩が美しいものだった。創作童話が中心の最近の絵本には見られなくなった旧い装飾的な画風が、返って外国人に好まれるのではと思わせた。しかしながら、本来の日本語による絵本として、書店に見ることは当時も今もない。
せっかくのプレゼントなのに、パッケージにこだわらなかったことが、いまでも悔やまれる。


★★★★★ 孫が、体調が思わしくなく保育園を休んで、淋しげに遠くを見つめる愛おしい写真が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫娘が、可愛いピンク色の服に包まれて、不思議そうな目でカメラを見上げる写真が届いた ★★★★★

2011年5月30日月曜日

雨の日と月曜日は

今朝方、荻窪に出かけるとき、まだ小雨が降り続いていた。用事が済んで、外に出てみると雨は既にあがっていた。ただし、風が思いのほか強い。台風の名残りだろう。

今日のような日に、カーペンターズの「雨の日と月曜日は(Rainy Days And Mondays)」はどうだろうか。
雨にうたれたり、部屋の中で雨音を聞いたりすると、自分の存在に気付かされて落ち込むものだ。月曜日もそうさ、はじまりの筈なのに、自分は何もはじまらないことに気付いてしまう・・・と、(若い人が)センチメンタルになるのもよいけれど、それにしても妙に明るいね、この歌。

(Youtubeに登録のkickassmonkeymoneyに感謝)

2011年5月29日日曜日

(資料)江辺歌謡祭の曲

イ・ソンヒが1984年にMBC江辺歌謡祭(강변가요제)に混声デュエットで登場して、「Jへ」を歌い大賞受賞したが、それまでの同歌謡祭での受賞曲を次に記す。

・1979年第1回
  金賞:ホンサムトリオ(홍삼트리오)(男性トリオ) 「祈り(기도)」
・1980年中止
・1981年第2回
  大賞:愛のハーモニー(사랑의 하모니)(男性トリオ) 「星よ愛よ(별이여 사랑이여)」
・1982年第3回
  大賞:天国の異邦人(천국의 이방인)(5人組ロックバンド) 「太陽の予言(태양의 예언)」
・1983年第4回
  大賞:ソン・ヒョンヒ(손현희) 「名前のない鳥(이름 없는 새)」
・1984年第5回
  大賞:4幕5場(4막5장:이선희、임성균の混声デュエット) 「Jへ(J에게)」

下記の(参考)記事によれば、「(イ・ソンヒが大賞受賞した)この時から江辺歌謡祭は、歌謡界の確実な新人歌手の登竜門と しての評価を受け始めた」という。

(参考)
週刊韓国の記事「江辺歌謡祭大賞=ヒット曲の方程式の形成」(2010年7月14日)に、この代表的な夏の歌謡祭の時代背景と終焉までの変遷が記されている。

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(本ブログ関連:2010/3/24, 4/6, 4/23, 9/17, 2011/8/29, 9/5, 10/10

2011年5月28日土曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 アジェン

今週水曜日(5/25)放送のKBS WORLD「国楽の世界へ」では、牙筝(아쟁:アジェン)が紹介された。遅くなったが次の通り記す。
牙筝は、形が伽耶琴(カヤグム)に似て更に大きいながら、弦をこする擦弦楽器である。国楽の場合、低音部のパートを受け持つ。中国伝来の楽器だそうだ。

▼ファン・スクギョンによる宮中宴会曲「スジェチョン」を聴く。緩やかに流れるように演奏を下から支え、厚みをもたせている。

近年、小型化することで高音の表現を可能にした、散調アジェンと呼ばれるものがある。
▼パク・テソンによる「歳月」を聴く。人間の声に近い音程で、独奏楽器らしい内面的で細やかな表現をしている。

最近では、創作音楽にも使われているそうだ。
▼キム・サンフンの「HARIN」を聴く。現代曲に・・・。

(資料1)
「全羅北道 韓国伝統ソリ文化」に「散調」、および牙箏(アジェン)散調の解説がある。

(資料2)
アジアの楽器図鑑」(小泉文夫記念資料室)は、子供向けに作成したものだが、韓国の楽器編もあり、映像と音も紹介して、とてもわかりやすく参考になる。

2011年5月27日金曜日

はやい梅雨入り

とうとう梅雨だ。ここのところ雨が続いていたので、そうかも知れないと思うが、やはり早い入梅だ。
東京新聞の記事「関東 はや梅雨入り 観測史上2番目」(5/27)によれば、「気象庁は二十七日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より十二日、昨年より十七日それぞれ早く、一九五一年の統計開始以降、六三年の五月六日に次いで二番目に早い。」

(参考)
気象庁「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信
  年             梅雨入り          梅雨明け
2006年     6月 9日ごろ     7月30日ごろ
2007年     6月22日ごろ    8月 1日ごろ
2008年     5月29日ごろ    7月19日ごろ
2009年     6月 3日ごろ     7月14日ごろ
2010年     6月13日ごろ    7月17日ごろ
 平 年       6月 8日ごろ     7月21日ごろ

(本ブログ関連:”梅雨”← 表示後、画面右下の”前の投稿”で継続参照します)


★★★★★ 孫がじゃれて、父親から頬っぺを指でさされて、おどけて見せる写真が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫娘が、カメラに向かって、満面のペコちゃん笑みを見せている写真が届いた ★★★★★

2011年5月26日木曜日

野州鉱山

急遽、野州鉱山に鉱物採集に行くことになった。朝一番の電車を待つ頃、空気は少し涼しく、うす曇の空は明るい。休日の土日の朝と異なり、乗客は通勤モードである。xаякава氏と待ち合わせの駅で、車に乗せてもらい野州鉱山に向かう。
以前、栃木県の鉱物の会で行なわれた、同地鉱物採集を欠席しているので、今回初回である。

自動車道路から入る山道は、次第に急な坂になり、ついには据え置きのロープを頼りに斜面を這い登ることになる。急斜面に頼れる幅わずか30cm程度の道をしばらく辿ると、坑口とズリ跡が見える。採集場所は、ここ以外に、奥に続く急斜面を登り越えたところにもあるようだが、その斜面途中で時間切れとなった。
伐採で地面に散乱している枝木などを使って杖代わりにした。

成果は次の通り。(もらいものほど美しい)
・水晶、紫水晶、黄鉄鉱、黄銅鉱、銅藍、斑銅鉱 など

(追記)
わたしも、やられました。ヒルに。帰宅して靴下の中に三箇所も。

別に、ヒルにこだわるわけではありませんが、Windham HillレーベルのGeorge Winstonのアルバム「AUTUMN」から、「Longing/Love(あこがれ/愛)」でもどうだろう。

(Youtubeに登録のgroovin1104に感謝)

(本ブログ関連:”野州鉱山”)

2011年5月25日水曜日

(資料)イム・ソンギュン

1984年、MBCの第5回「江辺歌謡祭(강변가요제)」(1979年~2001年)のステージに登場したイ・ソンヒは、イム・ソンギュン(임성균)との混声デュエットで、彼女が運命的に出会った「Jへ(J에게)」(作詞・作曲イ・セゴン(이세건))を歌い大賞受賞した。
当時二人は、「四幕五場(4막5장)」チームとして仁川専門大に在籍し、イム・ソンギュンは同大機械科2学年、イ・ソンヒは同大環境管理課1学年(当時21才)だった。しかし、イム・ソンギュンが軍務に服すことになり、イ・ソンヒとの音楽関係は以降ない。
歌謡祭の翌年、イ・ソンヒはソロとして「Jへ」所収の第1集デビューアルバムを地球レコードからリリースする。
HeyKoreanの記事「イ・ソンヒと『Jへ』歌った混声デュエットのイム・ソンギュンさん 84年(以後)」(5/13)に、イ・ソンヒとは別にイム・ソンギュンが独自に歩んだ、現在に至る道を紹介している。(ニューヨーク日報、ヤン・ホソン記者)

ここでは、イ・ソンヒとの直接的な関わりだけを記す。
・(彼が1年生に)在学中、音楽サークル「4幕5場」を創立した。翌年、学校祭で歌唱力の見栄えするイ・ソンヒをサークルメンバーとして迎え入れた。彼がイ・ソンヒと一緒に歌ったのはわずか3ヶ月余り。彼は「イ・ソンヒは、『Jへ』を当時無名の作曲家イ・セゴン氏からすでに受けていた状態でした」と回顧した。
・(徴兵制度のため)軍隊がそのまま音楽人生の足かせとなった。大韓の男児としてどうせ行かなければならない軍隊。イ・ソンヒにソロを勧めている。

(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

(本ブログ関連:”イム・ソンギュン”、”イ・セゴン”)


★★★★★ 孫娘が、母親の呼びかけに可愛い声で甘えるように、笑顔で応えている動画が届いた ★★★★★

2011年5月24日火曜日

2011コンサートでのイ・ソンヒの感謝

ジョイニュースの記事「イ・ソンヒの『美しい江山』 直接聞いてみましたか?」(5/23)は、ソウル光化門の世宗文化会館大劇場で盛況裏に終えた「2011イ・ソンヒ コンサート - 五月の太陽」の公演を次のように伝えている。(イ・ミヨン記者、5/22観覧による)

・(舞台の)イ・ソンヒは、爆発的な声量で舞台縦横に発散し、あの頃の思い出をファンとともに共有していた。歳月が経っても愛されている歌、そしてまだなお舞台の上で歌うイ・ソンヒ。真に素晴らしい歌手だった。
・清らかながらも訴える力があって、純粋ながらも爆発力がある歌手。叙情的ながらも高音のクライマックスの部分では戦慄を起こす舞台。歳月が流れても変わらない爆発的声量に、歳月の年輪が加わって、歌の歌詞の余韻と感性がそっくり感じられる曲。観客は歓呼し感動していた。
・(アンコールに応えて歌う「Jへ」に、いつの間にか観客も合唱になって)イ・ソンヒは、「舞台の外では何もすることができない私を、今でも歌うことができるよう舞台に立たせていただき感謝している」と、心を尽くして歌を歌った。

2011年5月23日月曜日

ソウル4日目:奉元寺

最終日、時間はたっぷりあるし天気もよい。

午前中、韓国仏教の一宗派である太古宗태고종)の本山奉元寺봉원사)を訪ねる。同寺は、ソウルの西にあって延世大学校に隣接する。小高い山中にあり、辺りを松林に囲まれ、ハイキングコースの経路に位置する。
境内に玉泉梵音大学と霊山斎保存会の名を記した建物があり、ボランティアの方によるお茶室で水晶果をいただく。別に干し柿のサービスまで受ける。イ・ソンヒの父親との関係をたずねるが不明。確認するに当方の準備不足が否めず、傍証を固めて再訪できればと思う。あせりは禁物。
6月に同寺境内で霊山斎の行事があるとのこと。

奉元寺に程近い、延世大学にある語学堂をのぞいてみる。紹介冊子によれば、1959.4~2010.12.18までの履修生84,411人中、Japanese23,805人、American18,673人、Chinese11,023人、Korean-Japanese10,572人、以上で75.9%を占める。(学生たちは原則堂内母語禁止だが、昼休みのロビーに日本語がちらほらと聞こえる)

午後、昨日お会いしたK氏のご好意で車に乗せていただき、お土産品を韓国郵便局で荷造り別送を手伝っていただいたうえ、旅行者を空港まで送っていただいた。感謝。
一緒に動いていただいた韓国語教室の先生に、何から何までお世話になった。あらためて感謝。

東京駅始発の武蔵小金井行き最終電車に運よく間に合い、雨の中帰宅する。

(追記)
旅行中記したブログ文は深夜記したため、いささか乱れまじりで見直したい。

(付記)
羽田到着時に、携帯に若夫婦からのメール着信を確認。
こちらの旅と同じ頃、家族旅行した写真や、風呂の中で父子たちが温まっている写真、そしてお帰りと言ってくれる孫の動画をモノレールのなかで見る。早く孫たちに会ってお土産を渡したい。

2011年5月22日日曜日

ソウル3日目:ソウルの大型スーパー

快晴の午前中に吉祥寺(길상사)訪問予定が急遽キャンセルとなり、景福宮경복궁)を散策する。昨日から歩きづめで足にひびく。教保文庫の休憩コーナーで冷たいものを飲んで疲れを癒す。

昼過ぎ、韓国語教室の先生と落ち合い、仁寺洞 인사동)の店頭をひやかすものの、余りの人の多さに驚く。メイン通りのわきにある店「사람과나무」(人と木)で昼飯をとる。

夕方、韓国語教室の先生の旧友K氏を囲み、「이웃사촌」(なかよし)で宮廷料理を楽しむ。今までに経験したことのない野菜中心の健康的なものだった。食後、K氏の車でソウル市民が日常利用する、観光コースとは無縁の大型スーパー(Home plus)に行く。同氏に買い物まで大変お世話になった。感謝。

主な市内巡りは今日でおしまい。

2011年5月21日土曜日

ソウル2日目:2011イ・ソンヒ コンサート

昨日来の小雨は、昼を過ぎてもまばらに降り続き、夕方ようやくおさまった。
朝から光化門広場を散策し、ときに傘を差しながらソウル市内をシティーツアーバスを利用して巡る。国立中央博物館の先史・古代館をじっくり見学した後、遠く霞んで見える南山タワーに独り登る。雨雲にけぶるソウル市内を眺望する。 

夕方、念願の「2011イ・ソンヒ『五月の陽射し』コンサート」公演初日の世宗文化会館に到着。
会館の前の入り口近くに、大きな祝いの飾りがいくつも並び、なかに日本のイ・スンギ(後述)ファンのJapan Cafeかららしいものまであるのに驚く。1階ロビーには、イ・ソンヒと時代を共有した女性を中心に男性もまじえて、多くの人が開場を待ち、あふれていた。
其処で、今回の公演チケット入手に大変お世話になった、イ・ソンヒのファンクラブ幹事のKさんにお会いする。最高の座席を確保していただいたことに感謝しつつ席に着く。公演終了後、ご挨拶にうかがうと、この後設けるファンクラブのミーティングにお誘いをあらためて受ける。ミーティング会場前でメンバー各位と一緒に写真を撮る。これ以上、ご厚意に甘えては申し訳なくお礼を伝え、おいとましたが、帰路、ご好意に対する機微(積極さ)に欠けた点を反省。
  
開演前の舞台前面を覆うスクリーンに、公演タイトルおよび桜の花吹雪の動画が投影されている。
まず、女性アナウンサーによる朗読からはじまった。
コンサートで、イ・ソンヒとゲストたちが歌った曲中から任意に選び次の通り概要を記す。

・イ・ソンヒは、コンサートの最初に「私はいつもあなたを(나항상 그대를)」を選んだ。
・「少女の祈り(소녀의기도)」などバラードを続けて聴かせた後、管楽器編成をバックに歌う「ケンチャナ(괜찮아)」に会場が盛りあがる。
・パティ・キムの「離別(이별)」をしっとりと余情をもってカバーする。
・少女のような横顔をスクリーンに映し、「僕のガールフレンドは九尾狐<クミホ>」のテーマ曲「狐の嫁入り(여우비)」を歌う。
・もちろん「因縁(언연)」を美しく優雅に聴かせてくれる。
・イ・ソンヒに、ひざまずき一輪のバラを差し出すイ・スンギの登場に会場は騒然。1曲目は何?(おじさんには?)。2曲目はチョー・ヨンピルの「旅に出よう(여행을 떠나요)」をカバー。最後まで会場は(彼を恋人にしたい、息子にしたい女性たちの)歓喜と熱狂の渦。
・ゲストとして次に登場した、キム・ボムニョン(김범룡)が代表曲「パラム、パラム、パラム」(1985年)他を歌う。80年代をイ・ソンヒとのデュエットで、パワフルにそして軽快に駆ける。
・コンサート終盤に至り、イ・ソンヒの「ああ!昔よ(아, 옛날이여)」、「美しい江山(아름다운 강산)」に、会場総立ち、大盛況となる。ファンたちのライブライトの明りが会場を大きく揺れる。
・そして、アンコールに応えて、イ・ソンヒは「Jへ(J에게)」を歌った。

終演後、会場に名残り惜しむように、観客がしばし、まばらに残っていた。ロビーでも、互いに興奮を冷ますように、あちこちに観客グループたまっていた。

お世話になったファンクラブから、イ・ソンヒの写真付カレンダーや多数のシールなどをいただきましたこと、重ねて感謝します。これは宝物です。
また、会館ロビーで、イ・ソンヒのサイン入りアルバム14集を見つけ!直ぐに入手した。

(Youtubeに登録のLehrbuecherleeseunggi01naragoyに感謝)

(参考)
前回2009年のコンサートは、「イ・ソンヒ コンサート 」に報告。

2011年5月20日金曜日

ソウル1日目:LP収集

今日もブログ休みません、続けることにしました。

イ・ソンヒのコンサートのために、早朝、仁川国際空港に到着。空港まで迎えいただいた韓国語教室の先生とともに一日、雨のソウル市内を巡る。

・交通の要である龍山(용산)駅の横にある、ドラゴンヒルスパで旅の疲れを癒す。(えっ、此処にいきなりの案内にビックリ)
鐘閣(종각)駅の側にある、中央地図文化社で「漢城府地図」(1901年銅板版)複製を入手。なお、地質図は別店(公的販売店のようだ)で扱っているとのこと。
会賢(회현)駅の地下商店街を探し回り、リビング社(리빙사)で、イ・ソンヒのLP(レコード)を次の通り入手。(イ・ソンヒの公式ホームページ>Diskgraphを参照)
 1991年 7集 あなたが私を愛されるなら 그대가 나를 사랑하신다면(歌詞
 1990年 (詩集)去る者だけが愛を夢見ることができる 떠나는 자만이 사랑을 꿈꿀 수 있다
 1989年 (主要曲英語歌詞アルバム)LEE SUN HEE
 1989年 5集 私の街 나의 거리 (歌詞
 1986年 3集 分かりたいです 알고싶어요 (歌詞
 1985年 2集 秋の風 갈바람 (歌詞
舎堂(사당)駅の近くで、先生の友人で長年ソウル在住のM氏との会食に同席。事業家であり大学教員もしている。この地で、若い日本人の頑張りに感心することしきり。
誠信女子大入口(성신여대입구)駅近くに宿泊。(ええっ、この宿に?ビックリ)

明日2日目は、イ・ソンヒのコンサート、楽しみだ。

2011年5月19日木曜日

イ・ソンヒ コンサートに行ってきます

今日から来週の月曜日(5/23)まで、世宗文化会館大劇場で催される「2011イ・ソンヒ コンサート『五月の陽射し』」の初日(5/21(土))公演を含めてソウル探訪する。
前回(2009年4月2日)のイ・ソンヒ コンサートは一人旅で、チケット現地購入に苦労したが、今回は、仕事の関係で事前にソウルを訪れている韓国語教室の先生と現地合流してコンサートを観覧する。先生は何と、イ・ソンヒのファンクラブ会員である(・・・奥様も諦め顔?しているようだが)。今回のコンサートチケット入手にあたっては、先生からファンクラブの幹事さんに大変お世話になったとことを知らされた。みなさまに深謝。

そんなわけで、ソウル旅行中、ブログを休む予定だ。

(本ブログ関連:”2011イ・ソンヒ コンサート”← 表示後、画面右下の”前の投稿”で継続参照します)

イ・ソンヒ全国ツアーコンサート 高陽

イ・ソンヒのファンサイト《Sunnylovecarrot》の公開情報(써니사랑 공지사항)によれば、イ・ソンヒの7月の「2011デビュー27周年イ・ソンヒ全国ツアーコンサート」が次の通り催される。感謝。

・コンサート名: 「2011デビュー27周年 イ・ソンヒ 全国ツアーコンサート in高陽고양)」
・日時: 7月9日(土)19:30~、7月10日(土)17:00~
・会場: 京畿道高陽市 高陽アラムヌリ アラム劇場
・チケットオープン: 5月23日(月)11:00~


(注) 7月9日同日に予定されていた、仁川公演は未定とのこと!

2011年5月18日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 ヘグム

今日のKBS WORLD「国楽の世界へ」では、中国の二胡(中央アジアを起源(馬頭琴と同種?))に似た、二弦の擦弦楽器、奚琴해금:ヘグム)が紹介された。
(なお、KBS WORLDの同紹介ページタイトル「国楽の世界へ」右側にある、スピーカーアイコンをクリックすると放送内容を聞くことができる)
楽器、奏法、逸話などの解説は、KBS WORLDの紹介ページに詳述されているので、放送で聴いた楽器の音色などについて感じたことを素人なりに記す。

▼チョン・スニョンによる現代曲「その夕方頃から夜が明けるまで」を聴く:甘く切ない演奏に・・・

・二弦の擦弦楽器ながら、奏法により、多様な音色を奏でることができる。
▼カン・ウンイルによる現代版編曲「ヘイヤ」を聴く:ウェスタンのフィドルを思わせるような音色とテンポに・・・

・ヘグムが高くてはっきりとした音を出すのに比べて、二胡はより低く、やわらかい音色を持つのが特徴とのこと。
▼二胡の演奏、キム・セヨンによる現代曲(童謡)「故郷の春」を聴く:今日は現代風演奏ばかりで・・・

・ヘグムは、糸でもなく竹でもないという意味の「非糸非竹(비사비죽)」とも言われている。糸は弦楽器を表し、竹は管楽器を表し、このどちらにも属さない楽器という意味。(同じ弦楽器でありながら)弦をこすって連続的に音を出す奚琴(ヘグム)は、伽耶琴(カヤグム)や玄琴(コムンゴ)のように爪弾いて音を出す弦楽器とは、弾き方の点で大きな違いがあるため・・・とのこと。

(雑感)
二弦の擦弦楽器といえば、胡弓を奏で、夜の街を哀調を帯びながら過ぎ行く、富山市八尾町の「おわら風の盆越中おわら節)」の音を思い出す。ただし越中おわら節に胡弓が導入されたのは最近のことらしい。

(Youtubeに登録のa207445に感謝)

2011年5月17日火曜日

イ・ソンヒ 美しい江山

イ・ソンヒが国民歌手の由縁でもある、彼女の代表曲に「美しい江山(아름다운 강산)」(歌詞) がある。彼女のアルバム第4集「私はいつもあなたを」(1988年)に収められているが、70年代初期の作品のカバーである。
イ・ソンヒの歌唱法は、爆発するようとたとえられ、この曲で彼女のエネルギーが全面展開される。明るく響く彼女の声は、聴衆を鼓舞し奮い立たせる。そのことが彼女のカリスマ性を一層際立たせ、まさに、未来に向かい青春と自然を謳歌する。
Youtube:「美しい江山」+「ひとしきり笑いで」)


(Youtubeに登録のpops8090に感謝)

(本ブログ関連:”美しい江山”)
この「美しい江山」(1972年)は、時代に抗し面従腹背した作詞・作曲者の作品であり、当時その歌唱が批判された女性歌手によっても歌われた。

2011年5月16日月曜日

孫娘のお宮参り

大安の今日、天気もよく、孫娘のお宮参りに付き添う。孫娘は今年3月5日に誕生した。正式には、その一ヵ月後に神社にお宮参りするわけだが、世間に落ち着きが戻ってきた今日を、若い親たちは選んだようだ。
お嫁さんのお父さんが運転するワゴンに全員乗車して、東伏見稲荷神社にうかがう。社殿に上がり参拝する。孫娘はぐずることもなく、宮司からお祓いをうける。孫娘の健康と成長を願う。境内で記念写真を撮るとき、うす曇の穏やかなひかりに映えて、色白な孫娘はますます可愛い寝顔を見せてくれた。

参拝をすませて帰途中、若い親たちが祝いの会食が設けてくれた。孫娘はそれでも、でんと構えている。お兄ちゃん(孫)の方は、おもちゃの自動車遊びと食事にせわしい。若い家族の、このにぎやかな光景に健康を感じる。

そうそう、神社からいただいたものの中に、お食い初めの食器があったのに感心すると同時に、その節にはまた孫たちに会わねばと・・・うれしくなる。

2011年5月15日日曜日

滄浪泉園緑地

昼過ぎ、夏のような強い陽ざしをうけ、小金井市役所前の連雀通りを新小金井街道との交差点方向に進むと、多摩科学技術高校と道路をはさんだ(進行方向)左手先に滄浪泉園(そうろうせんえん)緑地がある。初めて訪ねる。
多摩川が南下して段丘あとに残った崖(国分寺崖線)に水が湧くところがあり、その斜面をハケとよぶ。この景観を利用して、明治以降財豪たちが作った庭園あとが、現在管理のいきとどいた小公園となっている。国分寺駅そばにある殿ヶ谷戸庭園も、その一つであり数度訪れたことがある。
空間を広くとり手入れのいきとどいた殿ヶ谷戸庭園に比べると、この滄浪泉園緑地は、池を囲むほぼ全園が木立に埋もれている。木々の葉ずれの音がカーテンとなって外界を遮断する。それが、かえって静謐を覚ます。盛夏には、避暑も兼ねて静けさを求めるに最適な場所といえそうだ。

木陰にひっそりたたずむおだんご地蔵に、孫たちの健康と無事の成長を、その家族に安寧をお願いした。

2011年5月14日土曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 テグムとソグム

ブログへの登録が遅れてしまったが、5/11に放送されたKBS WORLD「国楽の世界へ」では、管楽器 [テグムとソグム]が紹介された。
国楽の習い事に人気のある楽器について、女性に一番は伽耶琴(カヤグム)で、男性に一番は今回紹介の管楽器テグム(대금:大笒)だそうだ。楽器、奏法、逸話など解説は、KBS WORLDのリンク先に詳述されているので、放送に聴いた楽器の音色に感じたことを素人なりに記す。

[テグム]
・長さ1m程の竹製の横笛で、合奏に使用の場合、オーケストラでいえばオーボエのような音合わせの楽器に当たるようだ。また、葦の薄片でふさいだ穴(청공)が独特の響きをもたらす。
▼キム・ソンジンによる「淸聲ジャジンハンイプ」を聴く。管の長さに比して、想像以上澄んだ高音が響く。葦の薄片が、まるで中央アジアにあるような、同時に二種類の音を出す効果を出しているようだ。
▼イ・センガン(テグム)、ホ・ボンス(チャング:太鼓)による「オッモリ、トンサルプリ」を聴く。高音軽快に吹き、チャングとリズムを掛け合いしている。

[ソグム]
・統一新羅時代という時代に、広く演奏された楽器と伝えられるものに、三弦三竹(삼현삼죽)があり、弦楽器はカヤグム、コムンゴそして琵琶が、管楽器はテグム、チュングムそしてソグム(소금:小笒)だそうだ。
・ソグムは、テグムにあった独特の穴(청공)がない、高音パートを奏でる楽器で、現代の創作音楽でも広く愛されているそうだ。
▼ハン・チュンウンによる現代曲「ランのための歌」を聴く。フルートに似た音色で、素朴な味合いある響きがする。

今回は、楽器が歴史や伝統と密接につながっていることも紹介された。

イ・ソンヒ全国ツアーコンサート 仁川

イ・ソンヒのファンサイト《Sunnylovecarrot》の公開情報(써니사랑 공지사항)によれば、イ・ソンヒの8月の「2011デビュー27周年イ・ソンヒ全国ツアーコンサート」が次の通り催される。感謝。

・コンサート名: 「2011デビュー27周年 イ・ソンヒ 全国ツアーコンサート in仁川(인천)」
・日時: 10月8日(土)19:30~
・会場: 仁川広域市 三山ワールド体育館

イ・ソンヒ、ファン層がしっかりしている

ヘラルド経済の記事「イ・ソンヒ、活動なくてもファン層がしっかりしている」(5/13)は、イ・ソンヒの歌謡界における変わらぬ位置づけについて、次のように記している。(ソ・ビョンギ記者)

・イ・ソンヒ(47)は、特異な歌手だ。主流歌手としての放送活動を特にしていないのに、ファン層がしっかりしている。最近、(KBS2の)「遊びにおいで」や「HAPPY TOGETHER」などの番組にしばしば登場して、新世代たちもイ・ソンヒの音楽に反応を見せている。
・イ・ソンヒに対する相変わらずの人気は、「私は歌手だ」のブームのような、”聴く音楽”の発生にも原因があるが、ありふれたイベントに出演することなく、徹底して公演を中心に大衆と通じてきた節制が一役買った。それとともに映画「王の男」、(テレビドラマ)「僕のガールフレンドは九尾狐」や「大物」のOSTを企画したり歌い、映像と結合した音楽などトレンドを逃さなかった。
・イ・ソンヒは、90年代初めからシンガーソングライターに挑戦して、多くの音楽的実験をしてきた。 (デビュー後)初期、中期使用したシャウティング唱法は、解き放し口ずさむ節制と観照のかたちに変わった。それに年輪と彼女の音楽スタイルが調和を作り出して、相変らず絶妙の叙情性を発揮する。これはアイドル歌手たちがとうてい真似ることのできない大きい力だ。

記事タイトルの「ファン層がしっかりしている」は、イ・ソンヒの確固たる存在を裏打ちする意味である。彼女は、常にファン層の合わせ鏡として、ファンと共にあったといえるだろうし、これからもそうに違いない。彼女の活動を見れば、それは確かなことといえる。

昨日ブログの停止について

昨日、本ブログ(Blogger)がログインできずにいたが、今日の午前2時過ぎ(正確な時間不明)にログイン可能となった。ブログ内容の更新登録がようやくできた。
先日5/10頃にも、長時間の不具合があったが、今回はまるまる一日だ。そんなわけで、「投稿オプション」の「投稿の日付と時刻」を《自動》から《予定》に変更して表示日付を調整している。

2011年5月13日金曜日

優しく抱っこ

大安の来週月曜日(5/16)に、孫娘のお宮参りを予定している。空模様も良さそうで安心だ。
孫娘は、今年3月5日に誕生している。卯年生まれになる。きっと、うさぎのようにおっとりした優しい女の子になるだろう。だから、そんな幼い孫娘に合った人形を探してみたい。

夏を思わせるピリッとした陽ざしのなか銀座に出かけ、おさな児が優しくウサギを抱きかかえているリヤドロ(Lladro)の人形「優しく抱っこ」をもとめた。同社オンラインショップの写真で見た印象の通り、心和む柔らかな色合いとかたちをしている。ウサギを抱きかかえる人形の視線と思わず一緒になってしまう。そして孫娘を想い重ねていることに気付く。可愛い人形だ。誕生日に毎年そろえてあげたい。

(本ブログ関連:”リヤドロ”)

イ・ソンヒ 5月の世宗文化会館コンサート全回完売

フィナンシャルニュースの記事「イ・ソンヒ コンサート全回売り切れ 『女王の帰還』」(5/7)によれば、イ・ソンヒは、今月開催の単独コンサートの全回、全席を完売して女王の帰還を知らしめたと、次のように述べている。(パク・ソヒョン(박소현)記者)

・イ・ソンヒの所属会社「フックエンターテインメント」は、来る5月21~22日、ソウル世宗路の「世宗文化会館」で開かれる「2011イ・ソンヒ コンサート 『五月の陽射し』」公演の2週間前の6日に、(チケットが)完売されたと明らかにした。
・今回のコンサートには、イ・ソンヒと数十年間息を合わせてきた国内最上級のミュージシャンと30人編成のオーケストラなど100人を越えるスタッフが参加し、多彩な編曲とともに水準の高い音楽を聞かせる予定だ。「Jへ」などの代表バラード曲は30人編成オーケストラとともに弦楽曲で、「ひとしきり笑いで」などはブラス(金管楽器)曲で編曲して楽しい舞台を披露する。
・イ・ソンヒは、ソウルのコンサートの全回、全席売り切れに対する感謝の意味で、釜山(부산)*、光州(광주)*、大田(대전)など全国10地域の全国ツアーコンサートを準備している。

(*)全国ツアー開催地の釜山、光州は未確認。

2011年5月12日木曜日

ユ・ヒヨルのスケッチブック:ああ!昔よ

韓国経済の記事「『ユ・ヒヨルのスケッチブック』 イ・ソンヒ ヒット曲熱唱に観客ら催眠状態」(5/7)に、5/6放送されたKBS2の番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」で、イ・ソンヒが歌った曲が紹介されている。

Youtubeに登録されている最終4曲目は、国民歌手となるイ・ソンヒのデビュー第1集アルバムのタイトルであり、ミュージックビデオの走りでもあった、コンサート終盤に(今回はアンコールで)歌われる「ああ!昔よ(아! 옛날이여)」。


(Youtubeに登録のrosamin2に感謝)

(本ブログ関連:”ああ!昔よ” ← 表示後、画面右下の”前の投稿”で継続参照します)

2011年5月11日水曜日

孫の泣き顔

孫が大人の傘を右手に持ち、もう一方の左手を口元にして、空を仰いで泣いている写真が送られてきた。泣き声が聞こえてきそうだ。どこか懐かしい写真だ。昔はこんな風に思いっ切り、顔をくしゃくしゃにして泣いている子どもがいたものだ。
ところで、なぜ泣くのか。杖を頼りに歩く老人の真似をして、傘を杖に見立てて地面にコンと勢いよくやったら、それが跳ね返って、傘の柄が顔にあたってしまったというのだ。道路の真ん中で、傘を離さず泣き続ける姿が可愛くて、可笑しくて笑ってしまった。

孫は気立てのよい子である。風呂場で赤ん坊(妹)の髪を洗ってやったという・・・そんな優しい子だが、さすがに男の子は何をしでかすやら。二歳と二ヶ月を過ぎた可愛い盛りである。

ユ・ヒヨルのスケッチブック:私はいつもあなたを

韓国経済の記事「『ユ・ヒヨルのスケッチブック』 イ・ソンヒ ヒット曲熱唱に観客ら催眠状態」(5/7)に、5/6放送されたKBS2の番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」で、イ・ソンヒが歌った曲が紹介されている。

Youtubeに登録されている3曲目は、MCユ・ヒヨルのピアノ演奏とのジョイントで、ファンが好んで常に上位にあげる、また映画「家門シリーズ」(3部作)のなかで片想いながらピアノで弾き語りする場面に使われた、「私はいつもあなたを(나항상 그대를)」。
(映画「家門シリーズ」の第3作「家門の復活」は未見。何とシリーズ第4作「家門の受難」が今月クランクインするとのこと・・・WoW!Korea(4/28))


(Youtubeに登録のrosamin2に感謝)

(本ブログ関連:”家門シリーズ”)

2011年5月10日火曜日

孫娘の寝顔

孫娘がお昼寝している写真が届いた。どんな夢を見ているのだろうか。幼い子どもの無垢な寝顔にこころが安らぐ。孫娘だけに可愛さが増す。そのうえ美人である。
写真を見ながら考えた。この柔らかな寝姿に、どこかで感じたものがある。そう、思い出した。それはスペインの陶磁器人形リヤドロの上品さに似ている。なあんだそうか、やっぱりと納得した。

ユ・ヒヨルのスケッチブック:Jへ

韓国経済の記事「『ユ・ヒヨルのスケッチブック』 イ・ソンヒ ヒット曲熱唱に観客ら催眠状態」(5/7)に、5/6放送されたKBS2の番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」で、イ・ソンヒが歌った曲が紹介されている。

Youtubeに登録の2曲目は、高校時代に通った音楽室で偶然にも手にした、彼女のデビュー曲である「Jへ(J에게)」(作詞・作曲家イ・セゴン)。
(ところでギター伴奏[パク・ジュオン(박주원)]は、もっと息を合わせて欲しいなあ・・・。と同時に、イ・ソンヒのおおきさを感じる。すばらしい方だ。)


(Youtubeに登録のrosamin2に感謝)

(本ブログ関連:”Jへ” ← 表示後、画面右下の”前の投稿”で継続参照します)

(付記)
昨日から今日昼まで、Bloggerの本文投稿欄に、小さな花マーク(データ取り込み中?)が回転して入力不可であった(Chromeでも同様)。Bloggerヘルプフォーラムに、アメリカの休暇開けには治るだろうとのアンサーがあった。なるほど、アメリカ頼りを実感した。

孫のマイルストーン

昨日、孫がオマルの練習を始めたという知らせがあった。赤ん坊は、寝返りをうち、這い這いして、つかまり立ちをし、そして歩くという大きな変化がある。乳児が言葉を真似し、社会性を持ちはじめると友だちと遊んだりする。そのなかで、越えなければならない課題がある。おしめからの卒業だろう。つまり、オマルを使いこなすことだ。
まだ、おしめをしている孫は、最近部屋の隅にある隙間に入り込むことがあるようだ。動画で知らせてもらったことだが、どうやらそこで、ウンチをしているらしい。母親にきかれると、手を振って違うという。本人なりに、空間に仕切りを設けているのだろう。保育園に行って、習慣的に身につけた価値観なのだろか。

今回届いた、オマルの練習をしている動画の中で、「ウンチ~」という掛け声と座るという動作がチグハグなところが可愛い。これから、一歩一歩練習だ。これは大切な通過点(マイルストーン)だ。

(追記)
昨日記述したかったが、Bloggerの記述が不調で、今日登録する。

2011年5月9日月曜日

ユ・ヒヨルのスケッチブック:因縁

韓国経済の記事「『ユ・ヒヨルのスケッチブック』 イ・ソンヒ ヒット曲熱唱に観客ら催眠状態」(5/7)に、5/6放送されたKBS2の番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」で、イ・ソンヒが歌った4曲が紹介されている。
Youtubeに登録の画像と合わせて曲順に掲載する。

今日は、TVドラマ「チェオクの剣다모)」から着想を得たとイ・ソンヒ自身が語っている、東洋的香りを漂わす「因縁(인연)」。


(Youtubeに登録のにNainrori感謝)

(本ブログ関連:”因縁”)

2011年5月8日日曜日

5月の陽ざし

今日は、夏を思わせる強い陽ざしだった。小金井公園は家族連れで賑わい、緑の芝のあちこちに微笑ましい子どもたちのにぎやかな声があふれていた。自転車でのんびりと一時間かけて公園を一周する。

母の日の吉祥寺の街も大変な混みようだ。梅佳代の写真集「男子」(2007年)を、先日ブログで触れたが、記憶だけでは心もとなくて、ジュンク堂書店で購入した。帰り道、喫茶店であらためて眺める。写真の男の子たちの姿は、なぜか息子の幼い頃を思い出させる。同様に、手元にある荒木経惟の写真集「さっちん」(1964年)の子どもたちに、わたしの子ども時代を思い合わせている。

そういえば、今日の小金井公園にいたのは親の手助けが必要な幼い子どもたちだった。写真集の子どもたちは小学3、4年生くらいで、遊びながら親から離れていくところなのだろう。離陸の振り子を大きく振って、白目を剥いて、道端に転げて、あほをしでかす真っ最中なのだ。

イ・ソンヒ全国ツアーコンサート 城南

イ・ソンヒのファンサイト《Sunnylovecarrot》の公開情報(써니사랑 공지사항)によれば、イ・ソンヒの8月の「2011デビュー27周年イ・ソンヒ全国ツアーコンサート」が次の通り催される。感謝。

・コンサート名: 「2011デビュー27周年 イ・ソンヒ 全国ツアーコンサート in城南(성남)」
・日時: 8月26日(金)19:00~、8月27日(土)19:00~
・会場: 京畿道広州市 城南アートセンターオペラハウス

(追記)上記スケジュールについて、最終確認できていません。

イ・ソンヒ全国ツアーコンサート 水原

イ・ソンヒのファンサイト《Sunnylovecarrot》の公開情報(써니사랑 공지사항)によれば、イ・ソンヒの7月の「2011デビュー27周年イ・ソンヒ全国ツアーコンサート」が次の通り催される。感謝。

・コンサート名: 「2011デビュー27周年 イ・ソンヒ 全国ツアーコンサート in水原(수원)」
・日時: 7月2日(土)19:00~、7月3日(日)19:00~
・会場: 京畿道水原市 文化の殿堂 幸せ大劇場

2011年5月7日土曜日

画像でたどる 小金井歴史散策

昨日が立夏というのにひんやりした今日、小雨降るなか地元公民館主催の「画像でたどる 小金井歴史散策」を聴講する。
以前、2008年、2009年に同公民館で催された「小金井の今昔を知ろう」に出席したが、現地を見学して廻った後に座学をするもので、午前・午後の時間を使ったヘビーなものだった。今回の「画像でたどる 小金井歴史散策」は、午前の時間に、公民館会場で講師がプロジェクターを使って、画像による密度の濃い郷土の歴史が紹介される。

講師は、小金井市文化財センター学芸員の多田哲氏で、子ども時代の思い出も入れて解説された。若い研究者でセンスがよくて、投影した画像は新旧対比を旨として、図版(地図)、風景写真、TV動画などをまじえ、例えば地図上の河川や水路に色付けしたりして、市民にも分かりやすく移動・拡大の工夫をされた。

第1回の今日のテーマは、「野川とハケ周辺」である。小金井市の野川を中心に、それに接した湧水がある崖地ハケの歴史が紹介された。内容が豊富だったのでまとめられないが、素人がホーッと思った話題を列記する。
・小金井の地名の由来にはいろいろな説がある。
  【説1】 ある名家のハケからの湧水を金泉草露と呼んだ。それが、黄金の水、黄金井となり小金井という説。
  【説2】 野川の水路が曲尺(かねじゃく)のように曲がっていたことで、金(かね)、金井となり小金井という説。
・小金井(野川)は、旧石器、縄文時代の遺跡が多いが、(不思議なことに)弥生時代のものがない。その後平安時代末から人々が住み着いたようだ。
・明治期、ハケ沿いはリゾート地であり、富豪の別荘が建てられた。記念公園や施設に残っている。
・野川は、洪水防止で治水した今のような直進の川ではなかった。以前は蛇行し、支流や洲もあった。
・野川には、ハケおよび南側(府中)の地からの湧水、多摩川上水からの分水(ハケの斜面で水車にも利用)も合わせて流れ込んだ。
・武蔵野は乏水地帯だったが、ここ(野川)だけは例外的に水に富み水田がひろがった。
・ハケ下(下野)の野川周辺は水田が多くあるため、ハケ上(上の原)の開拓地(麦畑)と比べて富んでいて、「ハケ下はいいね」といわれていた。
・養蚕、製糸も盛んに行なわれた。農家子女のための私立女学校も一時期あった。
・質屋坂は大國魂神社へ、薬師通りは武蔵国分寺へつながる。人通りの多いそれらの道が交わるところに、高札(こうさつ)が立てられた。

次回(第2回)は、5/21(土)に開催されるが、イ・ソンヒさんのコンサートを優先する。


(二歳二ヶ月になったばかりの孫が、なぜかランドセルをせがんだという知らせがあった)
★★★★★ 孫が、あどけない顔をして、売り場のランドセルを背負っている写真が届いた ★★★★★

(日田のミネラルウォーターを、孫がゴクゴクと、孫娘がミルクにしてグビグビ飲んでいるという知らせがあった)

2011年5月6日金曜日

立夏 2011

今日は、立春から数えて7番目の節気、立夏にあたる。このままストレートに盛夏には行かず、途中に梅雨が入るため、立夏を実感するには至らない。それに、今はまだ春の気分から抜け切れていないし。
ところで、端正な新妻聖子が夏到来を丁寧に歌う「夏は来ぬ」(作詞:佐佐木信綱、作曲:小山作之助、1896年)の歌詞に、「五月雨(さみだれ)」の言葉がある。五月雨は旧暦5月、新暦6月頃に降る雨で、梅雨に重なる。本格的に夏の来ることを実感するのは、やはり6月を過ぎて梅雨明けてからになる。

わたしたちの身の回りに立夏に関連する行事をよく知らないし、隣国の「東国歳時記」にも立夏に関わる記事がない。名前だけなのが残念な気もする。

(Youtubeに登録のnobu102891に感謝)

イ・ソンヒ全国ツアーコンサート 大田

イ・ソンヒのファンサイト《Sunnylovecarrot》の公開情報(써니사랑 공지사항)によれば、イ・ソンヒの7月の「2011デビュー27周年イ・ソンヒ全国ツアーコンサート」が次の通り催される。感謝。

・コンサート名: 「2011デビュー27周年 イ・ソンヒ 全国ツアーコンサート in大田(대전)」
・日時: 7月16日(土)19:00~、7月17日(日)16:00~
・会場: 忠清南道大田広域市忠南大学校 チョンシムファ文化会館 チョンシムファ ホール

イ・ソンヒ 全国ツアーコンサート 全州

イ・ソンヒのファンサイト《Sunnylovecarrot》の公開情報(써니사랑 공지사항)によれば、いよいよ6月から、イ・ソンヒの「2011デビュー27周年イ・ソンヒ全国ツアーコンサート」が次の通り開始される。感謝。

・コンサート名: 「2011デビュー27周年 イ・ソンヒ 全国ツアーコンサート in全州(전주)」
・日時: 6月25日(土)19:00~、6月26日(日)15:00~
・会場: 全羅北道全州市全北大学校 三星文化会館 大公演会場

ユ・ヒヨルのスケッチブック

イ・ソンヒのファンサイト《Sunnylovecarrot》によれば、KBS2のライブ ミュージック・トークショーに次の通り出演することが紹介された。感謝。

・放送局: KBS2
・番組名: 「ユ・ヒヨル(유희열)のスケッチブック
・放送日時: 5月7日(土)、深夜12時5分~

2011年5月5日木曜日

孫たちのこどもの日

孫が誕生(3/7)した一昨年のこどもの日に、「GeeGee_baka」を自覚した。孫が一歳になった昨年のこどもの日に、孫を抱えながら小金井公園の広場を走った。孫が二歳になって、孫娘が誕生(3/5)した今年のこどもの日、孫たちに招かれて十分遊んで帰宅して、お礼のメールを作成中に寝てしまった。
孫は、ますます男の子らしくなって家の中を、近所の公園を遊び廻って疲れを知らない。孫娘は、前回会ったときと比べて体重が増した分、わたしに笑顔をくれる。
わたしの体力は、孫たちの活発さに反比例しているようだが、その分幸せさが増してきた。孫たちは宝物である。

わたしの誕生日祝いも兼ねてのこどもの日の祝いだった。最高の誕生日プレゼントをもらった。色紙に、孫が手形を思いっきり押し、寝ている孫娘の足形をこっそり押し、若夫婦から寄せ書きをしてもらったのだ。これほど心が温まるものはない。これもわたしの宝物である。

2011年5月4日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 コムンゴ

今日のKBS WORLD「国楽の世界へ」は、弦楽器コムンゴ거문고)を紹介した。同放送内容は、KBS WORLDのホームページに掲載されている。(案内役の岸さんは、中学に入って以来10年ほど津軽三味線を習ったそうだ)

[楽器]
・コムンゴは、見たところ伽耶琴と同様のサイズだが、「伽耶琴の弦が12本で、直接、指で演奏するのに対し、コムンゴの弦は6本。それにスルテ(술대)と呼ばれる、細くて短いばちを使って演奏するため、伽耶琴よりも荒々しい音を出す」という。
▼「壽延長之曲(수연장지곡)」からイ・オギュの演奏を聴く。ここでは、一音一音、弦の響きを確かめながら「弾く」。

[歴史]
・1500年ほど前、高句麗で作られた楽器で、コムンゴ(거문고)の名は、この弦楽器(고)と、飛んで来て踊った黒い鶴(검은 학)との言葉に由来するという。すなわち、「검은(학)+고」のようだ。
・「コムンゴは漢字では、黒を表す玄武の『玄』という漢字に、『琴』と書いて『玄琴(げんきん)』、韓国語読みだと현금とも表記され」るという。
・「朝鮮時代末期にさしかかると、一般庶民の間でも演奏されるように」なったという。
▼コムンゴを伴奏にして歌うコムンゴ竝唱(병창)方式で、庶民の音楽である、パンソリ「赤壁歌(적벽가)」の中からシン・クェドンによる「セタリョン(鳥打令)」を聴く。物語に富んだ感情の起伏を表現する響きを与える。

[奏法]
・「演奏するときは、この弦を指の代わりに《右手》に持ったスルテ(술대)という竹棒でたたいたり、すくったりして音を出すのが特徴」。「また《左手》では弦を(胴体の上に置く16個の木の板)フレット(fret)である“クェ(괘)”の上で押したり揺さぶったりしていろいろな表現」をするという。
▼若手のコムンゴ・ファクトリーによる、コムンゴ&タンゴ演奏を聴く。ムムム・・・。

(参考)「全羅北道 韓国伝統ソリ文化」というサイトがある。

ふるさとのはなしをしよう

自然にシンクロしてしまう北原謙二の歌「ふるさとのはなしをしよう」(歌詞:伊野上のぼる、作曲 キダ・タロー、1965年)には、《ふるさと》の原風景がある。夕陽に染まる漁港、縁日のざわめきする下町、遠く桃の実が彩る丘。そこは、住んだことのない、ぼくらのこころの《ふるさと》でもある。

60年代の高度経済成長時期に、都会の人々は《ふるさと》の、光り、彩り、ざわめき、匂いを喪失した。その渇きに正面から応えてくれたのが、映画の寅さんシリーズだったのだろう。そう、寅さんは自己矛盾した存在だったし、日本の最大公約数だった。

未来に伝えるべき《ふるさと》の復興を祈るばかりだ。

(Youtubeに登録のo94tm2に感謝)

2011年5月3日火曜日

イ・ソンヒの「一度くらい」

イ・ソンヒが先日のMBCの番組遊びにおいでのことと思うが、ソン・チャンシク(宋昌植、송창식)の「一度くらい(한번쯤)」(歌詞)を歌う映像がYoutubeに登録された。
視聴して、2004年のコンサートでイ・ソンヒが歌った、シム・スボンの「愛しか私はわからない(사랑밖엔 난 몰라)」を思い出した。原曲への尊敬を忘れず自家の物にしている。それゆえに、シム・スボンからも高く評価されたのだ。
この「一度くらい」では、視点を変えて歌っているのだろうし、曲調も合わせている。そこで終わらず、原曲の持つ軽快さへ力強く回帰している。

(Youtubeに登録のedgerole、yokosuka30、rosamin2、JunJunTeamに感謝)

(追記)
「ノ・ドリャン(너돌양)の世界展望台」の「『遊びにおいで』 イ・ソンヒ誠実な熱情  引き立つイ・スンギ導いた素晴らしいメンター」(5/3)に、イ・ソンヒの音楽活動における誠実さ謙虚さについて、および愛弟子イ・スンギへの指導者(メンター)としての存在について、女性らしい穏やかな言葉で賞賛が綴られている。


(孫と従兄弟が、公園で遊んだ後、一緒に入った風呂の湯が泥水?のようになったと知らせがあった)
★★★★★ 孫が、コマ落としの映像のように、従兄弟と一緒に駆けっこしている動画が届いた ★★★★★

(孫娘には、同じ零歳の、昨年誕生した二人目の従兄弟がいる)
★★★★★ 孫娘が、従兄弟と一緒に顔を見合わせながら、仲良く並んで寝ている写真が届いた ★★★★★

2011年5月2日月曜日

八十八夜

今日は八十八夜。旧暦3月30日、夏も間近である。月齢28.5、今宵の空に月はない。
新茶の時期である。この時期を歌う「茶摘み」が小学唱歌にある。「あかねだすきに菅(すげ)の笠」は、お茶屋のポスターや観光写真にしか見られない光景だが、しっかり心にある。菅の笠というよりは、《手ぬぐい》をかぶった(姉さんかぶり?の)姿が多く見受けられるが。

そういえば、静岡県の「ちゃっきり節」の囃子にある「雨ずらよ」を聞くと、静岡出身の昔の同僚の訛りを思い出す。ところで、Youtubeに登録のこの歌の最後にある「お山みれみれ あのかさぐもを/ねえね 来てねや 今朝は来てねや すげの笠」は、「日本民謡集」(岩波文庫)にはないけど、ここでも「すげの笠」。労働となれば日光に直接顔をさらさないのが正解なわけですよね。

(Youtubeに登録のheise96、sound2castに感謝)


★★★★★ 孫が、父親とTの字に寝て、父親の幼い時にそっくりな寝顔をしている写真が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫娘が、ますます女の子らしくなり、やさしい瞳に吸い込まれそうになる動画が届いた ★★★★★

2011年5月1日日曜日

桂歌丸 芸歴六十周年記念興行

ゴールデンウィーク初めの今日、昔の仕事仲間と新大久保で昼飯(わたしは純豆腐チゲ)を食って界隈を素見(ひやか)し、その足で新宿「末廣亭」の五月上席昼の部「桂歌丸 芸歴六十周年記念興行」に行く。場内は満席で立ち見になった。落語観賞は、上野広小路亭で四代目三遊亭金馬、三代目三遊亭圓歌以来数年振りである。

失礼ながら漫才Wモアモアが演じる途中入場し、昼の部主任桂歌丸の落語「井戸の茶碗」まであっというまに時が過ぎた。その間に、先輩後輩からの落語家らしい粋な言葉が添えられて、桂歌丸から芸歴六十周年の口上があった。現在、落語芸術協会会長である彼は、1951年(昭和26年)に五代目古今亭今輔に入門して以来、今年で芸能生活60周年になる。今日は、芸能生活60周年記念興行の初日であもる。
口上のとき他の落語家と比べて色白く小柄に見えたが、落語「井戸の茶碗」では軽快によく通る声で生き生きと演じられた。