ブログ本文&資料

2022年9月30日金曜日

コムラサキ,カリガネソウ

日の暮れるのが早くなった9月もきょうで終い。今年はあと3か月しか残っていない・・・。さりとて追い込んで仕上げるべきものもない。来年のカレンダーはすでに用意しているが。

晴天のきょう、陽射しが温い昼下がり、公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。年配者の一団とすれ違う。平日だもんなあ。

観察路をふさぐように、腰の低い白い「ユウガギク」の花がつづく。以前、本ブログに「観察園の随所に目立つ」と記述したことがある。


次は、いわゆる「カリガネソウ」だが、きょうの按配はよくなかったのか、本来、花弁の上側に伸びる花柱と雄蘂(おしべ)が逆転して下側にある。(昆虫を全く不案内だが)チョウや大型のハチがたくさん飛んで来たせいで(あるいは萎れて)、位置が逆転したのかもしれない・・・と想像する。(写真は、カメラが天地逆さまになったわけではありません)

(本ブログ関連:”カリガネソウ”)


枝が垂れるようにして、紫色の「コムラサキ」の実が生っていた。コムラサキはシソ科の樹で、実がビッシリ詰まっている(他方、「ムサキシキブ」の場合、実がまばらとのこと)。

(本ブログ関連:”コムラサキ”)


「コムラサキ」の隣りに、「ガマズミ」の樹の実が生っていた(自然観察園の「花だより」に位置など明示されてないので、あくまで素人判断だが)。ともに小さな実のため、赤と紫がにぎわうまでにいたらないけれど、陽が射して艶やな光沢が揺れるのを見るのはいいものだ。

(本ブログ関連:”ガマズミ”)

2022年9月27日火曜日

安倍元総理国葬儀の一般献花

本日(9月27日)、北の丸公園の日本武道館で午後2時より、元総理大臣の故安倍晋三氏の国葬儀がとり行われた。わたしたち一般の献花は、会場の外、靖国通りに沿った九段坂公園に張られたテントで受け付けられた。
(国葬の参列者4183人、一般献花者2万5889人 政府発表)

(本ブログ関連:”安倍総理安倍首相”)

昼すぎ、献花に出かけた。膝痛を気にしつつ、一歩一歩気を付けながら電車を乗り継いだ。大変な混みようで、実際、半蔵門駅から人の流れが続き、内堀通りを南下し、半蔵門交差点で折り返して九段坂公園の献花台へたどり着いた。わたしには少々きつい道のりだったが・・・汗だらけになった。

途中の駅で求めた献花を、献花台に供えることができた。

献花台付近の写真撮影は禁じられていたので、帰り道、九段下駅近くの坂道から武道館を背に「故安倍晋三国葬儀場」の案内が見える光景を撮った。


夕方、家に着いたとき、膝の調子に変化がなかった。ふだん、遠出をひかえていたのに、今回ばかり随分と気張ったせいだろうか。とにかく、一仕事したような安堵感がある。

(資料)
TBSテレビ
「『総理、あなたの判断はいつも正しかった』安倍元総理国葬 “友人代表” 菅義偉前総理の追悼の辞【弔辞全文】」(2022年9月27日(火) 15:07)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/164404?display=1

“友人代表” 菅義偉前総理の弔辞
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七月の、八日でした。

信じられない一報を耳にし、とにかく一命をとりとめてほしい。あなたにお目にかかりたい、同じ空間で、同じ空気を共にしたい。

その一心で、現地に向かい、そして、あなたならではの、あたたかな、ほほえみに、最後の一瞬、接することができました。

あの、運命の日から、八十日が経ってしまいました。

あれからも、朝は来て、日は、暮れていきます。やかましかったセミは、いつのまにか鳴りをひそめ、高い空には、秋の雲がたなびくようになりました。

季節は、歩みを進めます。あなたという人がいないのに、時は過ぎる。無情にも過ぎていくことに、私は、いまだに、許せないものを覚えます。

天はなぜ、よりにもよって、このような悲劇を現実にし、いのちを失ってはならない人から、生命を、召し上げてしまったのか。

悔しくてなりません。哀しみと、怒りを、交互に感じながら、今日の、この日を、迎えました。

しかし、安倍総理…と、お呼びしますが、ご覧になれますか。

ここ、武道館の周りには、花をささげよう、国葬儀に立ちあおうと、たくさんの人が集まってくれています。

二十代、三十代の人たちが、少なくないようです。明日を担う若者たちが、大勢、あなたを慕い、あなたを見送りに来ています。

総理、あなたは、今日よりも、明日の方が良くなる日本を創りたい。若い人たちに希望を持たせたいという、強い信念を持ち、毎日、毎日、国民に語りかけておられた。

そして、日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲きほこれ。―― これが、あなたの口癖でした。

次の時代を担う人々が、未来を明るく思い描いて、初めて、経済も成長するのだと。

いま、あなたを惜しむ若い人たちがこんなにもたくさんいるということは、歩みをともにした者として、これ以上に嬉しいことはありません。報われた思いであります。

平成十二年、日本政府は、北朝鮮にコメを送ろうとしておりました。

私は、当選まだ二回の議員でしたが、「草の根の国民に届くのならよいが、その保証がない限り、軍部を肥やすようなことはすべきでない」と言って、自民党総務会で、大反対の意見をぶちましたところ、これが、新聞に載りました。

すると、記事を見たあなたは、「会いたい」と、電話をかけてくれました。

「菅さんの言っていることは正しい。北朝鮮が拉致した日本人を取り戻すため、一緒に行動してくれれば嬉しい」と、そういうお話でした。

信念と迫力に満ちた、あの時のあなたの言葉は、その後の私自身の、政治活動の糧となりました。

その、まっすぐな目、信念を貫こうとする姿勢に打たれ、私は、直感いたしました。この人こそは、いつか総理になる人、ならねばならない人なのだと、確信をしたのであります。

私が、生涯誇りとするのは、この確信において、一度として、揺らがなかったことであります。

総理、あなたは一度、持病が悪くなって、総理の座をしりぞきました。そのことを負い目に思って、二度目の自民党総裁選 出馬を、ずいぶんと迷っておられました。

最後には、二人で、銀座の焼鳥屋に行き、私は、一生懸命、あなたを口説きました。それが、使命だと思ったからです。

三時間後には、ようやく、首をタテに振ってくれた。私はこのことを、菅義偉 生涯最大の達成として、いつまでも、誇らしく思うであろうと思います。

総理が官邸にいるときは、欠かさず、一日に一度、気兼ねのない話をしました。いまでも、ふと、ひとりになると、そうした日々の様子が、まざまざと、よみがえってまいります。

TPP交渉に入るのを、私は、できれば時間をかけたほうがいいという立場でした。総理は、「タイミングを失してはならない。やるなら早いほうがいい」という意見で、どちらが正しかったかは、もはや歴史が証明済みです。

一歩後退すると、勢いを失う。前進してこそ、活路が開けると思っていたのでしょう。総理、あなたの判断はいつも正しかった。

安倍総理。日本国は、あなたという歴史上かけがえのないリーダーをいただいたからこそ、特定秘密保護法、一連の平和安全法制、改正組織犯罪処罰法など、難しかった法案を、すべて成立させることができました。

どのひとつを欠いても、我が国の安全は、確固たるものにはならない。あなたの信念、そして決意に、私たちは、とこしえの感謝をささげるものであります。

国難を突破し、強い日本を創る。そして、真の平和国家 日本を希求し、日本を、あらゆる分野で世界に貢献できる国にする。

そんな、覚悟と、決断の毎日が続く中にあっても、総理、あなたは、常に笑顔を絶やさなかった。いつも、まわりの人たちに心を配り、優しさを降り注いだ。

総理大臣官邸で共に過ごし、あらゆる苦楽を共にした七年八か月。私は本当に幸せでした。

私だけではなく、すべてのスタッフたちが、あの厳しい日々の中で、明るく、生き生きと働いていたことを思い起こします。何度でも申し上げます。安倍総理、あなたは、我が国日本にとっての、真のリーダーでした。

衆議院 第一議員会館、千二百十二号室の、あなたの机には、読みかけの本が一冊、ありました。岡 義武 著『山県有朋』です。

ここまで読んだ、という、最後のページは、端を折ってありました。そしてそのページには、マーカーペンで、線を引いたところがありました。

しるしをつけた箇所にあったのは、いみじくも、山県有朋が、長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、故人を偲んで詠んだ歌でありました。

総理、いま、この歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません。


かたりあひて 尽し丶人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ

かたりあひて 尽し丶人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ


深い哀しみと、寂しさを覚えます。総理、本当に、ありがとうございました。

どうか安らかに、お休みください。

令和四年九月二十七日 前 内閣総理大臣、友人代表 菅義偉
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朝日新聞Digital(抜粋)
「国葬の参列者4183人、一般献花者2万3千人 政府発表」(2022年9月27日 20時00分)
https://www.asahi.com/articles/ASQ9Q5J5PQ9QDIFI009.html
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19:10 国葬の参列者4183人、一般献花者2万3千人 政府発表
政府の「国葬儀事務局」は国葬の参列者が4183人、一般献花者が約2万3千人(午後6時時点)と発表した。いずれも速報値。
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(一般献花者数は、次の「時事ドットコムニュース」の通り更新)


時事ドットコムニュース
「安倍氏国葬、2万5889人が献花 政府」(2022年09月28日12時02分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092800509&g=pol
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磯崎仁彦官房副長官は28日の記者会見で、安倍晋三元首相の27日の国葬をめぐり、一般献花に2万5889人が訪れたと発表した。献花台は、国葬会場の日本武道館に近い九段坂公園に設置され、午前9時半から午後7時ごろまで受け付けた。
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NHK NEWS WEB(抜粋)
「安倍元首相「国葬」一般向け献花 午後7時半ごろに終わる」(2022年9月27日 21時10分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220927/k10013838811000.html
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四ツ谷駅近くまで長い列 “献花まで3時間以上”
午後2時半の時点で、列の最後尾は献花台からおよそ3キロ離れた東京 新宿区の四ツ谷駅の近くまで続いていました。
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2022年9月24日土曜日

秋分の日 2022

きょうは、二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」で、国民の祝日「秋分の日」でもある。
・秋分:「春分」と同じく、一日の昼夜の長さが等しくなる。実際はともに「昼が夜より平均14分長い」とのこと。
秋分の日: 「敬老の日」と土・日の休日とを組み合わせ、更に「国民の休日」を挟んだりして3連休、5連休が可能とのこと。

(本ブログ関連:”秋分の日”)

午前中、明るさがあったものの、昼過ぎには曇りが増し、どんよりした空から霧雨~小雨がぱらついた。これでは秋分の昼夜の長さがどうかは関係ない。今夜は雨が降り続くようだ*。

(*)東京都の雨雲レーダー(予報): 日本気象協会 tenki.jp
        https://tenki.jp/radar/3/16/rainmesh.html


(余談)
ところで、きょうの昼間に近隣の街へ出かけた。雨降りになる前にと家族連れでにぎわっていた。本屋を巡ったが、以前のように衝動買いする意気がない。むしろ息切れする。
或る商業施設のロビーに、100円硬貨を入れると10分間、脚(ふくらはぎ)をマッサージする機器があって試してみた。エアクッションによる、圧迫と解放を強弱繰り返す。実に心地よい・・・膝痛部分にも響いてくるがおかまいなし。

10分間は、時間がある。目をつぶっていると、なんだかいろいろの光景が浮かんできた。

2022年9月21日水曜日

ヒガンバナ 九分咲き

先週、公園の管理センターに自然観察園の「ヒガンバナ(彼岸花)」の開花状況を問い合わせたところ、今は周辺から咲き始めていて、満開はこれからだろうとのことだった。台風(14号)が過ぎて日射しも回復したきょう、頃合いかもしれないと自然観察園へ出かけてみた。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ”)

台風の影響か、観察園に向かうに道筋に、樹々から落下した小枝や葉が散らばっていた。観察園を仕切る金網越しに、ヒガンバナの群生地に赤い花が広がっているのを確認する。
園内には、平日にもかかわらず、暖かい日射しに誘われてか多くの人びとで賑わっていた。


この時期、真っ赤な花が咲くヒガンバナには葉がない。花と茎だけである。その後について、牧野富太郎の小冊子「植物知識」は次のように記している。
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花が済むとまもなく数条の長い緑葉が出て、それが冬を越し翌年の三月ごろに枯死(こし)する。そしてその秋、また地中の鱗茎(りんけい)から花茎が出て花が咲き、毎年毎年これを繰り返している。かく花の時は葉がなく、葉の時は花がないので、それでハミズハナミズ(葉見ず花見ず)の名がある。
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ところで私見だが、群生地の開花状況は、九分咲きといったところ・・・、残り一分はこれから(数日後)と思うが、台風で茎が横倒しになったものがあるので心配。ぜひ、群生地一面を真っ赤な花で咲き誇るように敷き詰めて欲しい。

2022年9月20日火曜日

PCが急回復、それとなくパッチが届く

先月ごろからPCの調子が悪く、起動時、Windowsやアプリの動作が超低速となり、通信もまるでモデム経由したころのパソコン通信並みといった状態が続いた。正直我慢した、そしてPCの買い替えもやむなしと、新しいPCをネット上で探した。

そういえば、最新の「Windowsアップデート(品質更新プログラム)」をするとパフォーマンスが落ちるといった情報が、Web上のIT関連ニュースで報告されたことがあった。今までそんなトラブルに会ったことがないので、気にもかけず手動更新したところ・・・上記のような最悪の状態におちいった。

ここ一週間ばかりに、マイクロソフトやPCメーカーから、いろいろなパッチがそれとなく送られてきて、あれよあれよというまにPCが急回復した・・・嘘のように滑らかに動作している。

先日のブログに「PC交換の時期がきたようだ」と記したが、取り越し苦労に終わった。多分。

2022年9月18日日曜日

自然観察(雨天中止)

月一開催の「自然観察会」へ出かけた。一見雨上がりの空模様だったが、念のため雨合羽を用意した。以前、早朝に雨音を聞いて勝手に判断し、観察会を休んだところ開催されたことがあった。そこで、今回は準備万端の出立ちにした。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

集合場所で、ベテランの方からスマホの天気予報を見ながら、やっぱり雨になりそうと教えてもらった。それでも、いつものように何人もの方々が集まった。次第に霧雨は雨滴に変化した。
到着した幹事さんから、天気予報によると雨天のため、(集会の少し前に)観察会中止を会員あてにメールしたと知らされた。(そういえば、私は天気予報もメールも確認してこなかった)

雨粒は大きくなり、いそいで雨合羽を着用したものの、結局観察会の中止が決断された。(もし開催されていれば、私が参加した13回目の観察会に当たるはずだったのだが・・・)

帰宅途中、雨脚はさらに強くになり、家に着いたときは全身がずぶ濡れだった。

2022年9月13日火曜日

この花 なんの花 気になる花

夕方、帰宅途中の道筋に畑地があって、これ見よがしに薄紫の花が咲いていた。一つの太い茎から枝を伸ばし、人の背丈ほどに高く広がっている。大きな葉の緑と対比するように、小さな花が集まった穂状花序の房がいくつも垂れている。

いつもの通り道なのに見落としていた、この花がなんの花なのか気になり寄ってみた。小さな花は未だ蕾(つぼみ)だろう。植物の名を知らない。家に帰って、Google画像で検索してみようと、カメラにおさめた。


画像検索の結果、”butterfly bush”(フジウツギ属:ゴマノハグサ科の植物の属)とのこと。しかし葉の形が全然違う。これまで、画像検索で一発で当たったためしはない。

そこで、携帯版の小型植物図鑑をめくってみた。何となく似た感じのするものがあった・・・。「オオケタデ」という。だが図鑑やGoogle画像検索の一覧にある花色と比べて、淡い感じがする。見極める根拠がないのだから確信はない。

ということで、これから畑地の脇を通るたび、農家の方がいないか気にして、もしいたら花の名前を教えてもらおうと思っている・・・。それでダメなら、公園の自然観察員(あるいはサポーター)の方に相談してみようかとも思っている。

2022年9月10日土曜日

十五夜、満月 2022

今夜は「十五夜」(旧暦8月15日)で、「満月」(18時59分ころ、月齢13.8)とのこと。十五夜が必ずしも満月とは限らないそうだが、中秋の今夜、名月と愛でる習わしは古来より続いている。

(本ブログ関連:”十五夜”)

そこで、今晩9時過ぎに、天空を見晴らせる空き地へ出かけ、夜空に浮かぶ満月を月見してきた。この時期、煌々と照る月に随伴するように惑星が次々近づいてくるとのこと・・・、不案内な私には、月のそばに光る星の正体が分からないのが残念。


ウェザーニュース(weathernews)・・・ とても参考になります、感謝。
「今日9月10日は十五夜「中秋の名月」今年は満月 中秋と仲秋の違いは?」(2022/09/10 05:48)、ほぼ抜粋。
https://weathernews.jp/s/topics/202209/080225/
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十五夜・中秋の名月とは 中秋と仲秋の違いは?
・十五夜とは、月の満ち欠けをもとに1か月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)における毎月15日の夜のことです。
・中秋の名月とは、同様に旧暦における8月15日の夜に見える月のことです。月見をするのは中秋の名月となる8月の十五夜のことが多いため、「十五夜の月」と「中秋の名月」はほぼ同義で使われます。
・「ちゅうしゅう」という音を表現するのには「中秋」「仲秋」の2通りの書き方があります。中秋は旧暦8月15日を、仲秋は旧暦の8月をさすことが多いようです。
・もともと旧暦では1年を3か月ごとに分けて、1月〜3月を春、4月〜6月を夏、7月~9月を秋、10月〜12月を冬としていて、旧暦8月は真ん中の秋なので「仲秋」と呼ばれました。昔は「中秋」と書いても意味は同じだったのですが、次第に中秋は、そのさらに真ん中の旧暦8月15日をさすようになったといわれます。

中秋の名月=満月とは限らない
・暦は月の満ち欠けをもとに日付が決まるので、中秋の名月・十五夜の日は満月と同日になりそうですが、実はそうとは限りません。むしろ満月とは同日にならない年が多数を占めます。
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2022年9月8日木曜日

白露2022

きょうは、二十四節気の「白露(はくろ)」。秋気が結集して露になるころとのこと。

(本ブログ関連:”白露”)

先日(9/3)の早朝、野鳥観察(探鳥会)の終盤、スタート地点に戻る道筋に、淡紫色をした野草「ツルボ」の穂状花序の花が咲いて、その周りに伸びた線形の葉の上に、丸く膨らんだ朝露が並んでいたのを思いだした。

「露」は秋の季語で、「日々の歳時記」(広瀬一朗著)の「白露」の項を見ると、俳人「飯田蛇笏(いいだ だこつ)」(1885年(明治18年)~1962年(昭和37年))の代表句
  「芋の露連山影を正しうす」
をあげ、「格調の高い句」と絶賛している。そういえば、私のような素人でさえも、むかし学校の教室で聞いたような気がする。

目の前の柔らかな芋(サトイモ)の葉の上に朝露が集まっている、そんな(作者が住んだ土地の)背景には連山がでんと座っている・・・、連山、それも東西南北の四方を山並みに囲われているわけで。

2022年9月6日火曜日

アカメヤナギとヤブラン

何日ぶりだろうか、暑い日射しのもと公園に併設する「自然観察園」へ出かけた。薮蚊に狙われるかもしれないと用心して、長袖シャツを着たところ大汗をかいてしまい閉口した。まだまだ暑い。残暑が厳しい。

(本ブログ関連:”自然観察園”)

観察園に入ると入口に、折りたたみ式の小さな看板が置かれていた。看板には園内の一部通路を赤い色で太く表示して、「通行止め 9/6(水) ナラ枯れ伐採作業のため上記の場所を通行止めにしています。・・・」と説明されていた。

カシノナガキクイムシ」が媒介する菌によって、「ナラ」の木が立枯れが拡大するのを防ぐためのようだ。キクイムシは同様に、「ニレ立枯病(オランダニレ病:Dutch* elm disease)」の原因にもなっている。
(*)Dutch: 1934年にかけて、ようやく病気の原因を究明したのが、オランダの7人の女性研究者だったことによる。
  ・・・ 「キューガーデンの植物誌」(キャシイ・ウイリス他著、川口建夫訳)

さて、観察園の門をくぐったものの暑さに負けて、全周する根性もなく一部を散策した。
ヤブラン」が、園内の随所で今を盛りと「穂状花序を形成して、多数の淡紫色の小さな花を密につけて咲かせ」(Wikipedia)ているのが見えた。


ヤブランの花は、一見地味なのに四方に広がって咲く光景は見事である。それが、ディズニーのアニメーションに出てきそうな巨大な幹をした「アカメヤナギ(マルバヤナギ)」の木の裾を埋めていた。
ヤナギは水辺に育つ。観察園のアカメヤナギは、まさに湿地の中で幹を太らせている。その幹から、樹皮をねじらせながら枝が伸びている姿は力強く圧巻である。


「Jへ」ビール、来年40周年記念コンサート予定

イ・ソンヒが1984年に「江辺歌謡祭」で歌った、デビュー曲である「Jへ(J에게)」の曲名を冠した缶ビール2種(ラガー、ピーチ・エール)が 7月13日に発売され、初期販売量40万個を完売したそうだ。

(本ブログ関連:”Jへ”、”江辺歌謡祭”)

写真は、韓国のSqueeze Brewery(스퀴즈 브루어리)社より7月13日に発売された「Jへ ビール」2種(左:ピーチ・エール、右:ラガー)。
http://squeezebrewery.com/news/?q=YToxOntzOjEyOiJrZXl3b3JkX3R5cGUiO3M6MzoiYWxsIjt9&bmode=view&idx=12107375&t=board


合わせて新聞報道によれば、来年*、イ・ソンヒの「40周年記念コンサート」開催が予定されているとのこと。来年に彼女は(数え歳で)還暦を迎える。
コンサートに行ってみたい気がするが・・・、膝と相談せねばならないし。
(*)来年は 2023年、1984年にデビューした「江辺歌謡祭」から正確には 39年目になる・・・。

韓国経済新聞
「イ・ソンヒの力 ・・・ 『Jへ ビール』の初期物量40万個が売り切れになった」(チョ·アラ韓経ドットコム記者、2022.09.02)より抜粋
https://www.hankyung.com/finance/article/2022090279747
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歌手イ・ソンヒのヒット・デビュー曲のタイトル(「Jへ」)を採った、「Jへ ビール」の初期物量40万個が完売した。

「Jへ ビール」は、風に髪が揺れるイ・ソンヒの(歌「Jへ」の歌詞)イメージを製品に込めて、「Jへ」の歌を記憶する中高年層とレトロ感性を好む MZ世代**をすべて攻略したと、所属事務所(フックエンターテインメント)は説明した。フックエンターテインメントは「イ・ソンヒは、来年行われる40周年記念コンサートの準備を始めている」と付け加えた。
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(**)MZ世代: 1981年~2010年生まれの広範な世代(10代~40代)を指す。(デジタル文化を浴びて価値観が多様化(なんでもあり)した若手消費者世代に見える)

(本ブログ関連:”フックエンターテインメント”)

2022年9月5日月曜日

「梅雨明け」時期の変更

気象庁は関東甲信地方の今年の「梅雨明け」について、当初、「平年より22日早く、昨年より19日早い」6月下旬(6月27日)とした。

(本ブログ関連: 今年の ”関東・甲信 梅雨明け 2022”、”梅雨入り”)

当初発表日以降、暑い日がつづいたものの、7月中旬を中心に上空の寒気や前線、低気圧の影響で曇りや雨の日が多くなった。9月1日になって、関東甲信地方の梅雨明けの確定値が「7月下旬(7月23日)」に変更された。


(資料)気象庁
①「夏(6~8月)の天候」
https://www.jma.go.jp/jma/press/2209/01b/tenko220608.html
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九州から関東甲信地方の梅雨明けの確定値は、7月中旬を中心に上空の寒気や前線、低気圧の影響で曇りや雨の日が多かったため、7月下旬となりました。一方、東北北部・南部と北陸地方では、8月上・中旬も前線や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多かったため梅雨明けが特定できませんでした。
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② 「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信」
https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/kako_baiu09.html
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            梅雨入り        梅雨明け
2022年 6月6日ごろ    7月23日ごろ
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2022年9月3日土曜日

野鳥観察(39)、森と水のつながり

月2回開催の野鳥観察(探鳥会)に久しぶりに参加した。先月(8月)、膝の調子がおもわしくなく、2回とも欠席してしまった。さすがにこのままズルズル休むのは気が引けて、頑張って出かけた次第。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

台風11号の変則的な進路の余波を受け、きのう、おとつい、それなりに雨が降った。今朝、曇り空で湿気があるものの、探鳥会に影響はないと判断できた。集合場所に着いたとき上着がっしっとり湿っていた。幹事さんがいうに、きょうは参加者が多いとのこと。

例によって、見えたもの、聞こえたものを次に記す。なお「野草の花が咲く時期」については、会長から解説いただいた。

野鳥
・エナガ:3羽が樹上にとまっているのを双眼鏡で見る。なぜか腹が薄茶色に感じた。
(他の方はメジロ、シジュウカラ、コゲラの姿を目撃したが・・・)
・カワラバト(ドバト): 頭上、ムクノキの木陰に多数のシルエットを目視。
・カルガモ: 小川に3羽浮かぶ・・・。

樹木・野草
・ホオノキ: 赤い実の塊り(集合果)が葉陰に見えた。
・トチノキ: 少し大きめの茶色で球形の実が見えた。
・エノキ: 小さな球形の実(赤色→褐色→熟して黄色?はうっすら甘い)

野草の花が咲く時刻
・ツユクサ: 天気のよいとき、午前中に咲く。
  - 雄しべ:長い2本は偽物、短い4本が本物。
・オシロイバナ: 夜中の3,4時ころ咲き始め~朝にしぼむ。
  - 一株に紅・黄・白色の花が咲く。一輪でも「キメラ現象」がある(モモの花も同様)。


森と水のつながり
探鳥会ののち、午後に公民館で開催された講演会「なぜ、アツい!? 農学の今と未来」に出席した。全3回のうち、初回の「森と木のつながりを考える: 流域の中の森林」(五味高志 東京農工大学教授)を聴講した。
おもに、森林の水の生産と消費について話題にされたが、水辺を好むニレノキについても触れていただいた。