ブログ本文&資料

2022年9月8日木曜日

白露2022

きょうは、二十四節気の「白露(はくろ)」。秋気が結集して露になるころとのこと。

(本ブログ関連:”白露”)

先日(9/3)の早朝、野鳥観察(探鳥会)の終盤、スタート地点に戻る道筋に、淡紫色をした野草「ツルボ」の穂状花序の花が咲いて、その周りに伸びた線形の葉の上に、丸く膨らんだ朝露が並んでいたのを思いだした。

「露」は秋の季語で、「日々の歳時記」(広瀬一朗著)の「白露」の項を見ると、俳人「飯田蛇笏(いいだ だこつ)」(1885年(明治18年)~1962年(昭和37年))の代表句
  「芋の露連山影を正しうす」
をあげ、「格調の高い句」と絶賛している。そういえば、私のような素人でさえも、むかし学校の教室で聞いたような気がする。

目の前の柔らかな芋(サトイモ)の葉の上に朝露が集まっている、そんな(作者が住んだ土地の)背景には連山がでんと座っている・・・、連山、それも東西南北の四方を山並みに囲われているわけで。