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2020年9月26日土曜日

野鳥観察(2)

自然観察会に野鳥探索(探鳥)のイベントがあり参加した。今回で2回目、全くの初心者である。
今朝早く霧雨模様で、そのまま曇り空になるのか小雨になるか分らぬまま、かような天気なら本来中止となるところを、リーダーの厚意で実施の運びとなった。参加者が極めて少数だったにもかかわらず。感謝。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

実は、先日購入に手間取った双眼鏡をようやく手にできたので、試してみたいこともあって参加した次第。6×30の視野の広さと明るさの効用を体験したかった。

ベテランリーダーの後ろについて探鳥する。鳥の姿だけでなく、鳴き声も聞き分けるという。植物観察の場合、足元の野辺の野草に目が注がれるのに対して、野鳥観察の場合、鳥たちが樹上に留まったり頭上を飛翔するため視点が上がる。観察リストの作成に当たって、観察場所を巡るとき前方で見つけた鳥だけをカウントし、後方の野鳥は対象外になるそうだ。

超初心者の視野に入った野鳥は次の通り。
・カラス: ハシボソカラス(高圧線上に十数羽並ぶ)、ハシブトカラス
・アオサギ: 野川に足を浸かり、岸辺の草の中に頭を突っ込んでエサを探していた。
・カルガモ: 野川の流れに身を任せるように2羽が浮かんでいた。
カワセミ: 野川の岸の小枝に静かにたたずんでいた。(「コバルト色の背、緑色の翼」が美しい)

その他、アオゲラの影を探したり、オオヨシキリの声を聞いたりした。初心者には、それ以上の観察はむつかしい。一方、ベテランはカワセミやコサギをしっかり写真に収めて、つぎつぎ鳥をカウントしていく。

次回、もっと天気がよければ、多くの種類を見つけられるだろうとのこと。ぜひ参加してみよう。

2020年9月21日月曜日

自然観察(2)(追記)

昨日(9/20)の自然観察会で撮った写真と、そのとき聞き書きしたメモと一致する花をネット上で見つけることができないでいた。放って置くのも気分がよくないので、近くの街にある書店へ出かけ、雑草図鑑を購入して、ぴったり当てはまるものを探した。

先日のラジオ番組*に出演されたのを聴いて知った、植物生態学の研究者でもある多田多恵子氏の「もっと 美しき小さな雑草の花図鑑」(山と渓谷社)の中に、「ツリフネソウ」の紹介があった。まったくもって観察会での写真と同じだ。どうやら<ツリガネソウ>と聞き間違えてメモしたようだ・・・しっかり聞き直すべきだったと反省。

ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

(*)ラジオ番組:
・Youtube: 2020.9.2 NHK ラジオ深夜便「野に咲く花/雑草に 魅せられて」
 ( https://www.youtube.com/watch?v=wtxrcVv6wMI )
・NHKらじる★らじる:2020.9.19 石丸謙二郎の山カフェ「憧れの紅葉の山」(9時台
 ( https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=4750_01 )

ドクダミについて
ところで、わが家の庭を悩ますドクダミについて、多田氏の上記の図鑑にこんな記述があった。ドクダミは、被子植物の「単子葉類」と「双子葉類」とは別に、それ以前に存在した原始的被子植物「基部被子植物」にあたるという。1990年代のDNA研究で系統樹が書き換えられたという。ドクダミは古いやつなのだ。
上記Youtubeの同氏の解説によれば、今でこそ嫌われもののドクダミだが、家庭の庭先に多いが山の中に見なれないのは、昔常備薬として庭に植えていたからという。それじゃしょうがないか。

(本ブログ関連:”ドクダミ”)

2020年9月20日日曜日

自然観察(2)

曇り空の午前中、公園(および自然観察園)を巡っての自然観察の会に参加する。草花から昆虫・野鳥まで多様な対象をカバーして解説いただくわけだが、手帳にメモしているうち、それぞれの名前が飽和・沸騰して蒸発・揮発してしまう。何とかカメラに収めたりしたが、帰宅して確認してみると、メモの記録と写真が結びつかない・・・混乱するばかり。

次に、分かる範囲の野草や樹の花の写真を並べてみる。他にも多数撮ってみたたが、手帳の記述とネット情報を照合しても不明が多い。(かように記憶がおぼつかず定まらない)
タマスダレ(ヒガンバナ科)
ヤマザクラ(薄桃色が数輪、他に白色が数輪)
カリガネソウ(シソ科)
白色のヒガンバナ(ヒガンバナ科)

野草について、「メ(雌)ヒシバ(日芝)」、「オ(雄)ヒシバ」は互いに属が異なること。「イボクサ」はイボ(疣)取りの薬用として使われたこと。「キツネノマゴ」は<ガク>がキツネの尻尾に似ていることなど、大ベテランの方から様々教示いただいた。

鳥に詳しい方からは、遠く高圧線鉄塔上に留まっている「モズ」や樹上で鳴く「クサヒバリ」を、昆虫に詳しい方からは、「ショウリョウバッタ」や「エンマコオロギ」の雌雄の違い(体形・羽)について教示いただいた。

観察会の終わり、小雨のぱらつく帰り道、公園をおおう草木の豊富なことにあらためて感じいった。今まで見ていたはずの緑の光景が実に多様なことを思い知らされた。