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2012年3月16日金曜日

(資料)40代の変化-2

朝鮮日報のchosun Onlineのコラム「『40代になったら保守的に』は昔の話?」(3/14)は、韓国40代の従来の保守化傾向から「20-30代と同調化、進歩化」について、季刊学術誌「時代精神」(春号)より、次のように報告している。
[全炳根(チョン・ビョングン)記者]

・40代は20-30代と共に「進歩」の声を上げた。これらの世代は、全て合わせると有権者の5分の3を超える。

・尹平重(ユン・ピョンジュン)韓神大学教授は、「わずか十数年前まで、韓国政治の形を決定付ける主な要因は“地域”だったが、最近は世代問題が急浮上している。
20-30代が進歩、
50-60代が保守に傾いている中、
40代は今年の選挙で“中心世代”として機能するだろう」との見解を示した。

・朴載昌(パク・ジェチャン)淑明女子大教授は、「今の
40代は、既存の秩序に対する抵抗と断絶を通じてアイデンティティーを模索する“怒りの時代”を生きてきた。これに対し
20-30代は、理念的な枠組みや外部の抑圧、秩序に拘束されず、自分だけの道徳的感情を噴出させることをためらわない世代。
50-60代が、産業化の時代に雇用と成長が同時進行するという恩恵を享受して生きてきたとするなら、
20-40代は、情報化・グローバル化時代を迎えて、成長と雇用の伸びが比例しないという社会の苦痛を共有し、連帯するようになった」と分析している。

(注)
昨年10月26日のソウル市長選挙で、結果に大きな影響を与えた40代の投票傾向は従来と異なるものだそうだ。その理由について、現象的に彼らがデジタル世代であることが強調されたが、当然分析は精神史や生活実感等々の多面に渡るわけで・・・。

(本ブログ関連:"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景"、"(資料)40代の変化"、"40代")