ブログ本文&資料

2026年2月19日木曜日

雨水 2026、端唄「春雨」

きょうは二十四節季の「雨水(うすい)」。降る雪が雨に変わり、氷が溶けて水に変わる時期。大地が潤い、霞が立ち、草木が燃え始める。いよいよ本格的な春間近・・・気象庁の季節区分では来3月から春となる。

(本ブログ関連:”雨水”)

雨水から雨を連想する。「立春」を過ぎてこの時期に降る雨こそ「春雨」の始まり。ただし、きょうは快晴だが・・・。

そこで、「江戸端唄集」(倉田喜弘編、岩波文庫)所収の「端唄百番」にある「春雨」を聞いてみよう。「ウグイス(鶯)」(女性)と「ウメ(梅)」(男性)の関係は誰も代えられるものではない。

(本ブログ関連:”端唄”)
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はるさめに    しつぽりぬるゝ鶯の
羽かぜに匂ふ    梅が香の(や)
花にたはぶれ    しほらしや                           ← しほらしや(いじらしいことよ)

小鳥でさへも 一すじに                              ← 一途に
ねぐらさだめる気はひとつ

わたしや鶯 ぬしは梅

やがて身まゝ    気まゝになるならば              ← 身が(遊郭から)自由になったなら
サア 鶯宿梅*じやないかいな
さツさ なんでもよいわいな                        ← 今の苦労はなんでもない、細かいことはどうでもよい
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(*)鶯宿梅(おうしゅくばい): 元は、勅命で枯れた梅の木を他所から移し替えた故事(結果、他所の梅の木と鶯の関係が切り裂かれる)とは別に、本来の鶯と梅の関係になれば最高じゃないか。

■ 岩波文庫
「春雨」(音源: 根岸登喜子 ・・・ 文庫編者の倉田氏の妻)
https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/voice/3028310/01.mp3

2026年2月18日水曜日

蛇紋岩(つづき)

「蛇紋岩」について、生成AI Gemini に次の質問をしたので追記する。
ー 岩石・鉱物の表記は、基本的にはカタカナ表記するが、あまり厳密ではないようだ。

(本ブログ関連:”蛇紋岩”)

■ Gemini

Q-1.蛇紋岩の深緑色の部分は何ですか?
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A-1.「蛇紋岩(じゃもんがん)」特有の、あの吸い込まれるような深い緑色。その正体は、主に <「蛇紋石(サーペンティン)」> という鉱物のグループです。

もともとは地球の深いところ(上部マントル)にあったかんらん岩」*が、と反応して変質することでこの美しい色が生まれます。
(*)かんらん岩(ペリドタイト): 鉱物の部分を「かんらん石(オリビン、宝石=ペリドット)」

深緑色を構成する主な要素
蛇紋石は、主に以下の3つの鉱物が混ざり合って構成されています。← 「かんらん岩」が水と反応してできた鉱物
・アンチゴライト (Antigorite):  板状の結晶。蛇紋岩の濃い緑色のベースを作ることが多く、緻密で硬いのが特徴です。
・リザダイト (Lizardite):  微細な結晶で、明るい緑色から深い緑色まで幅広く分布します。
・クリソタイル (Chrysotile):  繊維状の結晶で、いわゆる「白アスベスト(白石綿)として知られるものです。岩石の割れ目などに白い筋状で見えることがありますが、全体の色調にも影響を与えます。

なぜあんなに独特な質感なのか?
蛇紋岩が「蛇の紋様」に見えるのは、単に色だけでなく、その質感に秘密があります。
・鉄分の影響: 「かんらん岩」に含まれていた鉄分が、変質する過程で「磁鉄鉱(マグネタイト)」の微粒子として分離します。これが黒い斑点や筋になり、緑色とのコントラストで蛇の皮のような模様を作ります。
・表面の光沢:   蛇紋石は構造的に非常に滑りやすく、摩擦を受けると <「脂肪光沢」や「絹糸光沢」> と呼ばれる、ぬらぬらとした独特のツヤを放ちます。

豆知識:実は「もろい」岩石
見た目は重厚で美しい深緑ですが、岩石としては非常に割れやすく、地すべりの原因になることもあります。その性質から、日本では古くから庭石や工芸品(勾玉など)に利用されてきました。

この岩石に含まれる「磁鉄鉱」のせいで、蛇紋岩に磁石を近づけるとくっつくことがあるんですよ。もしお手元に石があれば、試してみますか?
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Q-2.「蛇紋岩」と「蛇灰岩」の関係はについて教えてください。
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A-2.まとめ
「蛇紋岩」は、「もとの岩石(かんらん岩)が変身したもの」であるのに対し、「蛇灰岩」は、 <「蛇紋岩がさらに別の物質(石灰分)と合体したもの」> と言えます。

どちらも「蛇」の字がつきますが、蛇灰岩の方がより複雑な模様を持っており、地質学的な「激しい動き」の証拠とも言える岩石です。
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(参考)
■ planet-scope
「埼玉県皆野町荒川河原の蛇紋岩鉱物(訪問日:2012.04.05)」
    ー https://planet-scope.info/Kuriyaze.html

2026年2月17日火曜日

旧暦 一月一日、フィギュアスケート ペア金メダル

きょうは旧暦の正月、中国語で「春節」、韓国語で「ソルラル」、ベトナム語で「テト」という。ニュースでは、春節(馬年吉祥)が伝えられ、ソルラルもほどほどだろう。ちなみに私ら世代にとって、テトといえば、「テト攻勢」(1968年1月30日 ~ 同年2月12日)を思い出す・・・ここでは相応しくない話題かもしれないが。

テト攻勢は、北ベトナム側の奇襲であった。それに呼応した「ベトコン」の <多くの古参幹部が戦死した> といわれている。都市部での展開には、いずれの時代にも共通するパターンがある。また戦後、ベトコン幹部(特にインテリ層)に対する処遇や、「ボートピープル」を生み出したことなど忘れがちだ。

現在、海外の生産拠点として、現行の次にベトナムへ生産拠点移転が加速しているとのこと。時代は変転するもの・・・もしかしたら、その方が健全なのかもしれない。


おめでたい話

テレビをつけたら、冬季ミラノ・コルティナオリンピックの「フィギュアスケート ペア」で、「りくりゅう」(三浦璃来:みうら りく、木原龍一:きはら りゅういち)ペアが金メダルを獲得したと報じていた。ショート5位からフリーにかわっての成果(歴代最高得点)だった。

にわかファンというか、全くの門外漢であるため、凄いと驚嘆するばかり。フィギュアスケート・ペアという種目は、日本人にとって、これまで別舞台だった。それは映画を見るような、欧米選手が演じるものとばかり思っていた。
ー これまでの「りくりゅう」ペアの成果を知らずに語るのは恐縮だが。

■ Youtube(登録:Olympics)
「Japan’s Miura and Kihara Bounce Back to Take Pairs gold 🇯🇵⛸️ | #milanocortina2026」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=3o-zkIs-55g

2026年2月16日月曜日

天気図記念日

日ごとの記念日を紹介するサイト「雑学ネタ帳」*に、きょうの日付(2/16)の記念日として「天気図記念日」が掲載されている。記念日といえば「日本記念日協会」**に登録されるのが一般的だが、同協会サイトに該当するものがない。
(*)雑学ネタ帳: https://zatsuneta.com/archives/102161.html
(**)日本記念日協会: https://www.kinenbi.gr.jp/

そこで、生成AIの Gemini / 検索 Labs にたずねてみた。

Q.きょうは「天気図記念日」ですが、「日本記念日協会」に登録されていますか?
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A.本日2月16日は「天気図記念日」ですね。結論から申し上げますと、この記念日は <「日本記念日協会」には登録されていません>。

調査したところ、この日は特定の団体が申請して制定された「登録記念日」ではなく歴史的な事実に基づいた<「慣習的な記念日」>として広く認知されているようです。

「天気図記念日」の豆知識
・由来: 1883年(明治16年)2月16日、ドイツの気象学者エリヴィン・クニッピング(Erwin Knipping)の指導により、日本で初めての天気図が作成されたことにちなんでいます。
・当時の様子: 最初は全国11カ所の観測データを元に作られた「7色刷り」の図でした。当時は今のようにネットもテレビもありませんから、新橋や横浜の停車場(駅)に掲示されて人々に知らされていたそうです。
・公式ではない?: 気象庁が正式に制定したものでもありませんが日本の気象観測の第一歩として、毎年この時期になると気象関連の話題として取り上げられる定番の日となっています。

ちなみに、気象庁が正式に定めているのは6月1日の(1875年6月1日に東京気象台が設立されたことに由来する)<「気象記念日」>の方ですね。
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天気予報は、今夕、雨天に変わり、日付の変わる深夜に霙(みぞれ)になるとい。今後、気温に谷あり、山ありが続くようだ。それでも、春はそこまでやって来ている。


ラジオの「気象通報」と、天気図の作成

中学生のときだったか、(夏休みの?)宿題に「ラジオの『気象通報』を聞いて、天気図を完成しなさい」という課題があった(確か、授業で何度か練習していたはず)。
NHKラジオのアナウンサーによる独特な口調で読み上げる情報を聞き漏らさないよう、一生懸命白紙の天気図に書き込んだものだ。今では、書き方・記号の区別などすっかり忘れたが・・・なぜか懐かしい。

2026年2月15日日曜日

もうすぐ春ですね、最高気温18.8℃

せっかくの穏やかな日曜日、きょう開催された自然観察(植物観察会)に参加しなかった。
このところ、自然観察園の「花だより」に従って、当面一人で巡ることにしている。体力も、好奇心も余裕が減っているようだ。いたしかたない。

昼間は暖かく、最高気温が何と 18.8℃(15:08)だった。それにもかかわらず、家に居てエアコンをつけていた。ただし気付いている・・・即効性のあるガスストーブには、もう無理といった気持に切り替わっているのを。

ルンルン気分になって、キャピキャピ歌いたい。懐かしいキャンディーズの「春一番」(作詞・作曲 穂口雄右、1976年)のフレーズ「もうすぐ春ですね  ちょっと気どってみませんか」が口に出そうだ。

■ Youtube(登録: CANDY TIME)
「春一番 / CANDIES」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=uW9OCDh3gFA
    ー 歌詞: https://www.uta-net.com/song/180697/

キャンディーズの3人組の中で、田中好子さんは亡くなられているが、Wikipediaで初めて知ったことに、臨終の際、伊藤蘭さんと藤村美樹さんの2人が見守ったという。また、結婚相手の妹に早逝した女優の夏目雅子さんがいる。

2026年2月14日土曜日

スイセンの群落の開花はもう少し・・・、そうそうバレンタインデー

昼(12:00ころ)、公園併設の自然観察園東側にある、「スイセン」群落の開花状況を確認に出かけた。例年2月上旬には一斉に咲き誇るのだが、今年は晴天が続き、観察園の前を流れる小川が水涸れするほどで、群落に力がない。そのせいか?、訪れる人も少ない。

(本ブログ関連:”スイセン”)

観察園の東奥は、現在、木道設置工事のため立ち入り禁止になっていて、オレンジ色の幕で仕切られている。幸い群落は、その手前にあるのだが、今のところ一面の開花は望めない。


ほんの数か所といった方がよい。スイセンの株のなかで、観察路脇に開花しているものを見つけた。下記写真右のスイセンは、ハチが蜜を求めてきたように見えたが、昆虫に不案内のため虫名は不明。


そういえば、きょうは南の風もあり穏やかな日だった。最高気温が、15.1℃(14:03)のせいか、家の中に虫が入ってきた。天気予報では、2/17(火)を除き、今後春の到来を感じさせる暖かい日が続くようだ。この調子で春になることを望む。同時に、公園に慈雨もあるように祈る。


(追記)
そうそう、きょうは「バレンタインデー」だった。この時期一番困るのは、チョコレート好きの男性が気軽にチョコレートを話題にするのに気が引けることだ。

(本ブログ関連:”バレンタインデー”)

近ごろ、スーパーの菓子棚で「ハーシー」の板チョコの影が薄くなっている・・・子どものころのチョコレートといえば、めったに食べられないハーシーのものだった。

バレンタインデーの隆盛に伴って、厚手の板チョコをブロック割りしたものが売られている・・・手作りチョコの材料として棚に並んでいるようだ。それを、そのまま豪快に食べてみたい。歯が心配だけど。

2026年2月13日金曜日

公園の日時計と梅林、そして陶器市

穏やかな昼下がり(気温12.1℃、14時過ぎ)、小金井公園へ出かけた。梅林の様子と、陶器市(2/7~2/15)が気になったからだ。

公園東側の小さな入り口から入った。閑散とした様子・・・きょうは、13日の金曜日。
子どもたちの楽しみな「ソリ・ゲレンデ」がある小丘の南側に「日時計」がある。時刻は、14:52 、日時計の影もその時刻を指している。この辺りから人の姿が増えてきた・・・祝日でもないのに。

(本ブログ関連:”日時計”)


梅林に近づくと、観梅のためか来園者が多くなった。梅の樹々は、一斉に花を咲かせて、花の帯をつなげていた(「梅まつり」:2/5~2/27)。梅林の南側の散策路に随分人だかりがする・・・どうやら、梅をながめに来たというより、梅林の西側にある「たてもの園前広場」で開催の「陶器市」目当てのツアー客たちのようだ・・・というのも、梅林南側の駐車場前でバスガイドさんが客たちを誘導していたからだ。

(本ブログ関連:”梅林”)



そんなわけで、わたしも陶器市へ出かけた。会場が大勢の人びとでごった返していたのに驚く。佐賀県を中心に多数の陶器産地から出品している。民芸の伝統があるのだろう、家庭用、日常に使う食器がずらりとテントの中で並び販売されている・・・手頃な価格で、なんとも可愛らしいデザインが多いように感じた。今回は見物で終わった。
ー 帰宅して茶箪笥を見たら、陶器市で買おうかと思案した、デザインそのままの白色のマグカップを見つけてしまった。

2026年2月12日木曜日

マイム・マイム(2)

きょう、「体操教室」のために家を出たのが、いつもより15分ほど遅れていた。そのせいか、教室へ行く途中に聞こえる小学校の校庭からの、子どもたちの遊び声が微かになっていた。休み時間が終わったのだろうか。ちょっと寂しい思いをしながら、会場へ駆けつけた。

教室に入室したとき、決まってやることがある・・・血圧測定だ。体操開始ぎりぎりに到着したためか、随分と高い値になっていたのに驚く。冬場、寒い外気に触れてぎゅっと身が引き締まったせいかもしれない。

体操のメニューをこなした後、以前(2025.11.06)行なったフォークダンス「マイム・マイム」を、きょうは本格的なステップを伴い輪になって廻った。

(本ブログ関連:”マイム・マイム”)

歌詞について、Wikipediaに次のような解説がある。
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ちなみに "mayim"(מים)はヘブライ語で「水」を、また "be-sasson"(בששון)は「喜びのうちに」をそれぞれ意味しており、したがって有名な一節である "Mayim mayim be-sasson"(מים מים בששון)は、水源の乏しい乾燥地に入植した開拓者たちが、水を掘り当てて喜ぶさまを表したものと解釈できる。

“Hey hey hey hey”(הי הי הי הי)という掛け声は、英語からの借用語
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フォークダンスで「Hey hey hey hey」という掛け声は、いかにもイディッシュを想起させるが、英語からの借用とは・・・。

ステップも難しく、どっと疲れて・・・汗が出そうになった。次のYoutubeは、そのステップについてガイドで、(ただでさえ足がもつれる)おじさんたちには、こうはいかない。もちろん教室でのステップは、これほど複雑ではなかったが。

■ Youtube(登録: Rokdim)
「Maim Maim - Teach | מים מים - לימוד」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=kjrglS8xICs

2026年2月11日水曜日

建国記念の日 2026

きょうは国民の祝日「建国記念の日」。寒くて家に籠った。それにテレビを見ないと、記念日にどんな催事があったかを知ることもなかった。なんとはなしに、一日が終わった。

(本ブログ関連:”建国記念の日”)

記念日の成立について、Wikipediaに次の説明がある。かつての「紀元節」を継承している。
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日付は政令に基づき、日本神話を基に建国日とされていた紀元節*(1948年〈昭和23年〉7月、祝日法制定に際し廃止と同じ2月11日にされた。

2月11日は、神武天皇(日本神話の登場人物であり、古事記や日本書紀で初代天皇とされる)の日本書紀における即位日(辛酉年春正月、庚辰朔、すなわち、旧暦1月1日〈『日本書紀』卷第三、神武紀 「辛酉年春正月 庚辰朔 天皇即帝位於橿原宮」〉)の月日を、明治時代にグレゴリオ暦での具体的な日付として推定したものである。
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(*)紀元節について、親は懐かしみ語っていたが、中学生のころ口にしにくい雰囲気を感じたものだった。


(付記)
夢の話。大学の学部レベルの或る授業の初日、専攻と全く関係のない分野をなぜか受講しようと、学生たちで混んでいる階段教室に座っていた。講義紹介が終わった後、受講意思の確認のためプリントが配られた。どうやら、事前に参考文献を読んでいたか、今後聴講する意思があるのか、そのつもりなら署名せよというものだった。おまけに捺印まで求められた・・・。

どどどういうこと? わたしは焦った・・・そんな課題(事前の文献読了)があったことなんて知らなかったからだ。というか、なんで今更こんな夢を見なきゃいけないのか、夢から覚めても穏やかでなかった。

2026年2月10日火曜日

眼を張って雪の上とぶ四十雀(しじゅうから)(飯田龍太)、シマエナガ

野鳥観察(探鳥会)の会に、野鳥をデイリーに撮影して配信されるベテランの方がいる。私にしてみれば、探鳥会のフィールドで指差されて知る鳥たちが、大きな画像に拡大されて大変ありがたく感謝している。鳥の写真を何度も見直している(ときどき参加する小学生たちが苦も無く覚えるのがうらやましい)。

配信いただく写真の鳥たちは、眼を輝かせ、飛び立つ瞬間の翼をダイナミックに見せる。その一瞬をよくぞ捉えたものと感心するばかりだ。樹間や草地、川岸など遠目にしか観察できない姿を、眼前近くに再現してもらえるありがたさを感じている。

今度は第七巻、「第七  折々のうた」(大岡信、岩波新書)に、飯田蛇笏の息子の飯田龍太(1920年(大正9年)~ 2007年(平成19年))の句、雪の上を飛ぶ「シジュウカラ」(四十雀)に接近する(想像してみる)ものがある。
黒い蝶ネクタイの小鳥が、真っ白な雪の上を飛ぶ対比も楽しい。同書で著者は、「作者は四十雀を外から見ているのではない。四十雀自身になって『眼を張って』飛んでいる」と想像している。
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眼を張って雪の上とぶ四十雀
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(本ブログ関連:”俳句”)

シマエナガ
ところで、最近の人気の小鳥といえば、正面から見た顔が無邪気であどけない「シマエナガ」だろう。冬のこの時期、いっそう丸まって愛らしさが増すというもの。シマエナガは、シジュウカラと比べて、大きさに大差ない(約14cm)ものの、体重が8gとシジュウカラの半分ほどである。つぶらな瞳と華奢な感じがして、妖精のような可愛らしさにつながっている。

(本ブログ関連:”シマエナガ”)

2026年2月9日月曜日

怖い人形

きょうは寒かった。最低気温が -8.6℃(06時27分)だった。「関東地方を襲った強烈な寒波と、前夜からの晴天による強い放射冷却が重なったことで、42年ぶりに史上1位タイとなる、(歴史的な記録に並ぶ)驚異的な冷え込みを記録しました。」(Gemini より抜粋)

ところで、「人形」は本来、人に似せて作った物で、子どものための<玩具>から、おとなを意識した<蝋人形>まである。そこに「たましい(魂)」を感じた瞬間、ちょっとした不気味な存在物になることがある。ただし、人形には崩れ去る運命がある。

幼児が最初に抱きかかえる本来愛しい存在の人形が、変遷して、おとなのイメージの中でして恐怖を呼び起こす場合がある。

人形の原初型というべきものに、自然物を使ったものがある。素朴であるゆえに、これらが暴走すると底知れない恐怖を感じることになる。

・ゆきだるま       雪人形

・案山子             藁人形       ⇒ (本ブログ関連:”案山子”)

一方、おとなが空想のなかで作った、はじめから人型を模した人形がある。こちらは、破壊・攻撃といったものが込められている。

・ゴーレム         泥人形        ⇒ (本ブログ関連:”ゴーレム”)

・怪物               フランケンシュタイン博士が作った人体合体物       ⇒ (本ブログ関連:”フランケンシュタイン”)

漫画で馴染んだ「鉄腕アトム」や「鉄人28号」を、最近思い返されることが少ない。正義の味方の反面、その実現に暴力的要素があることに無理があるのかもしれない。

2026年2月8日日曜日

衆院議員選挙の開票状況(2026.2.8)

衆院議員選挙の投票が実施され、開票状況がテレビ各局から報じられた。
歴史に残る大選挙だった。

開票集計の途中であるが、自民党候補者の多数が当選を予想されている。
開票状況は、テレビを背に、PC画面(Youtubeチャンネル)で見た。

これから、党派ごと趨勢(ひいては人間模様)に関心がいくことになる。

今回の選挙戦は、どんでん返しがあって、久しぶりに興味津々だった。


(追記: 2/9)

■ 朝日新聞(有料記事のため抜粋)
「自民が3分の2確実 法案、単独で衆院での再可決可能に」(2026年2月8日 20時00分(2026年2月9日 1時21分更新))
    ー https://www.asahi.com/articles/ASV251VKWV25DIFI003M.html
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01:03    3分の2、一政党での獲得は戦後初
衆院選で、自民党が単独で3分の2(310議席)に達することが確実になった。一つの政党が衆院で3分の2以上の議席を獲得するのは戦後初。法案が衆院で可決後、参院で否決されても、自民単独で衆院での再可決が可能になる。
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気づけば朝から雪! 赤ん坊はなぜ可愛い

日常の音は、雪降りに吸収されるようだ。早朝の静けさに、玄関先を覗くと、門塀の上に雪が積もっていた。昼ごろになっても、かすかに雪がパラパラと舞っていた。雪景色、ビックリするほど寒い。あわてて暖かい部屋に戻った。

天気予報で、きのう降雪が予報されたが確認できなかった。きょうは予報通りだった・・・昼過ぎになって、曇りから晴れに変わった。外を覗くと、門塀の上の雪はすでに溶け、通り道の中央は乾いていた。おもえば、あっけない雪降りだった・・・。

そこで、調子に乗って、きょうから小金井公園で始まる「陶器市」に出かけてみようかと玄関ドアを開けたものの、一瞬ピュウと吹く風にあわてて断念した。


赤ん坊はなぜ可愛い
Youtubeの楽しみは、いずれの国であれ、赤ん坊のふるまいを見ることだ。可愛いさ、それは人間の自然な思いだ。さらにいえば、誕生を基準にして見守ること。赤ん坊が生まれる前に価値観を持ち合わせているなんてない・・・だから、気にする必要がない。

大人は、他者と対面するとき、相手がどういった人物かを考えずに対話するなんてありえない。人は、大人になるまでに、ある価値観や知恵を持つようになる。対して、(Youtubeで見るとき)赤ん坊には、なんにも詮索する必要がない。赤ん坊は、出発点・原点でしかないからだ。赤ん坊の泣き顔、笑顔、寝顔のいずれにも癒される。

一日のいずれかで、Youtubeで赤ん坊を見るたび、親指マークの「高く評価」をクリックしている。

2026年2月7日土曜日

南鳥島沖のレアアース泥

※ 今朝の野鳥観察(探鳥会)のこと、朝寝してすっかり失念、気付かずにいた。大いに反省。

海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、日本の「排他的経済水域(EEZ:Exclusive Economic Zone)」にある南鳥島沖海底から、「レアアース*泥」の試掘に成功したという。どのような鉱物が採掘されたのか発表が楽しみだ。
(*)レアアース: 希少な金属の総称である「レアメタル」の一部(検索 Labs)

(本ブログ関連:”レアアース”、”新鉱物”)

■ 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
「南鳥島EEZ海域でのレアアース泥採鉱システム接続試験の状況について」(速報:プレスリリース、2026.02.02)
    ー https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20260202/
    ー 内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム SIP  海洋安全保障プラットフォームの構築
        国立研究開発法人 海洋研究開発機構
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南鳥島周辺海域におけるレアアース泥採鉱システム接続試験について、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」が1月17日(土)に現場海域に到着しました。その後、1月30日(金)より最初のレアアース泥回収作業を開始し、2月1日(日)未明に最初のレアアース泥が船上に揚泥されたことを確認しました。

現在、継続して回収作業を実施しており、本日までに同作業が終了する予定です。
なお、清水港には2月15日(日)に帰港する見込みです。
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ところで、レアアースに関連して、レアメタルがあるが、それらの関連について調べた。(検索 Labs、およびGemini)
レアメタルは、約30〜47種以上の非鉄金属の総称
    ー リチウム、コバルト、チタン、タングステン、マグネシウムなど31種類(元素群)
    ー スマホ、電気自動車(EV)、半導体: バッテリーや構造材料
レアアースは、強力な磁石や光学製品に使われる特定の希土類元素 
    ー ランタン、ネオジムなど17種類の元素
    ー 強力な磁石、発光材料、触媒など

鉱物採集なら、① レアメタルにつながる、リチウム⇒「リチア雲母」、タングステン⇒「鉄マンガン重石」。➁ レアアースにつながる、セリウム ⇒「セリウム・フローレンス」(採掘チャレンジしたが・・・)などを、身近に経験したことがある。

2026年2月6日金曜日

金持ちのランク、武蔵野台地の主な酒蔵(修正)

子どものころ、こんな言葉を聞いたことがある。「本間様*には及びもせぬが せめてなりたや殿様に」。権威(支配)を超える豪商のことで、江戸時代の出羽酒田(山形県酒田市)の本田家の繁栄ぶりをうたった俗謡だそうだ。士農工商を建前とした時代の商人の実力を知るわけだが。
(*)本田家は、後に武士になり、庄内藩の財政改革に取り組んだという。

金田一晴彦の「ことばの歳時記」(新潮文庫)の2月6日のタイトルは「金持ちのランク」で、江戸時代の<大阪>の場合、西鶴が記したそれは、資産(財産)として次のように紹介している(現在の価値は Gemini による)。
・「分限」: 銀500貫目(現在の約75億〜100億円)
・「長者」: 銀1,000貫目(現在の約150億〜200億円)
彼らは、金を稼ぐことに意味のある存在だが、さらに、その上のランクにいるものがある。
・「よい衆」: 最低でも銀3,000貫目(現在の約450億〜600億円以上)
よい衆になると、超越していて、商いと文化が融合した存在になるようだ。

同書では、<東京>の場合、「大屋」、「金持ち」、「成り金」の三段階としめている。


武蔵野台地の主な酒蔵
これまた子どものころに聞いたのは、酒造りの「酒蔵」も、地域の金満だった。地元を見回したところ、水に乏しい武蔵野台地だけに酒蔵は見当たらない・・・念のためネットを検索したら、地下水(伏流水)を利用の台地上に、あるいは台地縁辺の多摩川周辺に、老舗があるという。

Geminiにて修正台地上:深い井戸=深層地下)、縁辺:崖線(はけ)・河岸段丘)
・豊島屋酒造(東京都東村山市):日本酒「屋守」「金婚」← 台地上
・石川酒造(東京都福生市):日本酒「多満自慢」、クラフトビール「多摩の恵」 ← 縁辺
・田村酒造場(東京都福生市):日本酒「嘉泉」 ← 縁辺
・中村酒造(東京都あきる野市):日本酒「千代鶴」 ← 縁辺
・野口酒造店(東京都府中市):日本酒「國府鶴」 ← 縁辺

2026年2月5日木曜日

ゆったりと寝たる在所や冬の梅(広瀬惟然)、梅まつり

春に桜の名所として名高い「小金井公園」の <梅林>*で、きょうから(~27日まで)「梅まつり」が開催される。もう少し咲きそろったころに観梅すべきところを、体操教室の帰り遠回りしてみた。
(*)<梅林> は実の収穫を、<梅園> は花の鑑賞を目的にしたもの(Gemini)だそうだが、景観から梅園といってもよいほど。

(本ブログ関連:”梅まつり”)

公園東側から入って、梅林にいたるまでの間、人影は少なかった。やがて遠目に梅の花が見えるころになると、観梅に訪れた人の数が多いのに気付く。どうやら、公園の来園者は、梅見物に集中しているようだ。
梅林の園路側に、梅の品種を紹介したパネルが立っている以外、とりたてて「梅まつり」を感じさせる物はない。梅の樹々に、紅白の花が咲いてない方がむしろ少ないくらいだ。

「白梅」、「紅梅」は次の通り。それに、「しだれ梅」も白い花をつけていた。きょうは、梅まつり初日の様子見で、あらためて盛況な時期に様子をうかがいに来たい。




広瀬惟然の句

今度は第六巻、「第六  折々のうた」(大岡信、岩波新書)に、芭蕉の門人にして風狂の人、広瀬惟然*(ひろせ いぜん、慶安元年(1648年)? ~  宝永8年(1711年))の、朝寝を満喫した句が載っている。解説によれば、豊後の俳人宅に身を寄せて、心地よい朝寝の気分と感謝を梅に託したもののようだ。妻子がありながら出家して、後に念仏を唱えて全国行脚する。後年故郷に戻り小庵に住んだ・・・なんだか、尾崎放哉を思い起こさせる。
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ゆったりと寝たる在所や冬の梅                (在所: いなか)
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(*)惟然の特徴的な「口語調俳諧」(軽み)は、Wikipediaに例示されている。

(本ブログ関連:”俳句”)

2026年2月4日水曜日

立春 2026 ・・・ 二十四節季の第1番目

きょうは二十四節季の第1番目である「立春」、寒い季節の中、ようやく <春の気が立つ> ころとなった。

(本ブログ関連:”立春”)

昔の<>は旧暦1月から、すなわち2週間先の 2/17 の旧正月から始まるが、現在は気象庁の季節区分で3月からから始まるとなっている。

ところで、春の始まりのイメージから、「『立春』は、旧暦1月1日だという(のは)勘違い」(Wikipwdia)で、「『太陽』で決めるのが <立春>、『月』で決めるのが <旧暦の正月>」(Gemini)だからということになる。けれど、年賀状に表現する「新春」とか「迎春」の感覚から、その辺が曖昧な気もするが・・・。

追記:
一般の「歳時記」における「季節区分は、<旧暦(および二十四節気)に基づいた区分> を採用するのが圧倒的な主流」で、1月は新年で「初春」として、8月は盆の「初秋」として扱われる(Gemini)。

早春賦とウグイス
唱歌「早春賦(そうしゅんふ)」(作詞:吉丸一昌、作曲:中田章、大正2年:1913年)の冒頭に歌われる「春は名のみの  風の寒さや」は立春のころだ。それに続く歌詞の通り、谷間の「ウグイス」は、まだホーホケキョと鳴きだそうとしない*。当分、ストーブやエアコンなど暖房器具を手放せない。
(*)ウグイスの初鳴きは、「早くて2月下旬、平均的には3月中旬ごろ」(Gemini)とのこと。

■ Youtube(登録: 童謡・唱歌 : 春夏編)
「~早春賦~ NHK東京児童合唱団」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=inYwjOZbK2A
    ー 歌詞(Uta-Net): https://www.uta-net.com/song/5947/

2026年2月3日火曜日

節分 2026、衆院議員選挙 期日前投票と恵方巻

きょうは「節分」、あすから春の気配がする「立春」の前日に当たる。気象からみて、気象庁の季節区分*の「春」は <3月~5月> であり、実質的にまだ晩冬で寒い。
(*)気象庁:「時に関する用語」>「 季節を表す用語」
    ー https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html

(本ブログ関連:”節分”)

節分には、「一般的には『鬼は外、福は内』と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒(ま)いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う」(Wikipedia)風習がある。

「豆まき」は、子どものころに、窓(掃き出し窓)を開け、「鬼は外!」といって庭に撒いた記憶がある。また、歳の数だけ豆を食べたのはほんの数回しかない・・・というのも、残った豆を好きなだけ食っていたからだ。
それが、この歳になると、歳の数が多すぎて食えるものじゃないことになっている。

衆院議員選挙の期日前投票と、いまだに馴染めない「恵方巻」
昼過ぎ、「衆院議員選挙」の <期日前投票> に行った帰り、スーパーに寄ったところ、「恵方巻」の海苔巻きがずらりと(多種多様に)並んでいた。コンビニで始まった、関西起源の風習だが、いかにも客単価を上げたいがための商魂たくましいラインアップに見えて、いまだに不自然さを感じる。(よく紹介される、恵方巻を食べる姿に共感を持てないでいる)

結果、店内を巡ったのに、豆まきの袋が霞んでしまったようで・・・購入するのを忘れてしまった。(もしかしたら、入り口の一角にある小さな商品棚に置かれていたのかもしれない)

2026年2月2日月曜日

満月(スノー・ムーン)

きょう(旧暦 12月15日)の月は「満月」(at 7:09、月齢 14.3)で、「深夜0時頃に最も高く(方位:南~南東、高度:約45°以上)」(検索 Labs)とのこと。考えただけで寒い・・・写真を撮るのは勘弁だな。

(本ブログ関連:”満月”)

米国の「農事暦(Farmers' Almanac)」は、2月の満月を「スノー・ムーン」と呼ぶ。それを日本のテレビの天気予報で、小洒落て披露したりする。

ライフスタイル&ホームマガジン「CountryLiving」*によれば、1930年代以降、スノー・ムーンと呼ぶようになったとのこと・・・各月の満月に付された独特な名について、アメリカン・インディアン(American origin)による呼称というが、入植者由来のものもあるようだ。
実際、インディアンの部族は、2月の満月を「ハングリー・ムーン」、「ベア・ムーン」、「寒い月のために木が割れるとき」とさまざまに呼んだという。
(*)Why February’s Snow Moon Will Be Even Better Tonight If You Have Snow
    ー https://www.countryliving.com/gardening/outdoors/a70212233/february-snow-moon-better-with-snow/

冬空に独り浮かぶ月を見ながら、情熱の夏の過去を惜しむ、ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael)の「Winter Moon」(作詞: Harold Adamson、作曲: Hoagy Carmichael、1951年)を聴いてみよう。どこかフランク・シナトラを想い浮かべてしまう大人っぽい歌だ。
彼の代表曲に、テレビの音楽バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」のエンディングで、ザ・ピーナッツが歌った「スターダスト」がある。ちなみに、カーマイケルは、インディアナ州の弁護士資格も保有していたという・・・作曲に専念したようだが。

(本ブログ関連:”シャボン玉ホリデー”)

■ Youtube(登録: ホーギー・カーマイケル - トピック)
「Winter Moon」(アルバム: 1956年)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=YnHPAo7xt-0
    ー 歌詞: https://genius.com/Hoagy-carmichael-winter-moon-lyrics



シナトラの風味がしたので、生成AI Gemini に聞いてみた。

■ Gemini

Q.彼(カーマイケル)の歌を聞いて、どこか、シナトラ風な感じがしないでもないのですが。
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A.気づかれましたね!確かに、ホーギー・カーマイケルの歌唱(特に1950年代の録音)には、フランク・シナトラに通じる <「大人の男の哀愁」や「語るようなスタイル」> が色濃く漂っています。

なぜそう感じるのか、いくつかの面白い共通点と背景があります。

1. 「歌う」のではなく「語る」スタイル
シナトラもカーマイケルも、単に音符をなぞるのではなく、歌詞の一語一語に感情を乗せて話しかけるように歌う <「シンギング・ストーリーテラー」> です。
・フレージング(節回し):  拍子に対して少し遅らせたり、溜めを作ったりする手法(ルバート)は、シナトラの得意技ですが、カーマイケルも作曲家ならではの解釈で、言葉の意味を強調するためにこれを使います。
・親密さ:  どちらもマイクを巧みに使い、まるで隣で囁いているかのような親密な距離感を演出します。

2. 「ジョニー・マンデル」のマジック
あなたが聴かれたのは、おそらく1956年のアルバム <『Hoagy Sings Carmichael』ではないでしょうか? 実はこのアルバムの編曲・指揮を担当したのは、名匠ジョニー・マンデル(Johnny Mandel)> です。
    ー マンデルはシナトラとも深い親交があり、後にシナトラの代表作の一つ『Ring-a-Ding-Ding!』**なども手がけています。
(**)https://www.youtube.com/watch?v=OU5J6gaW0k8
    ー 「Winter Moon」で流れる、あの重厚で都会的なストリングスや、ジャジーでありながらクラシカルな気品は、まさに <「シナトラ的なゴージャスな世界観」> そのものです。

3. 「サルーン・ソング」の美学
シナトラは「ひとり寂しくバーの隅で酒を飲みながら歌う」ような、孤独な男の歌(サルーン・ソング)を確立しました。「Winter Moon」の持つ孤独感や夜の空気感は、まさにその系譜にあります。
    ー カーマイケルは作曲家ですが、自分の声を「作曲家の声(Composer's voice)」と呼び、完璧な歌唱よりも雰囲気やニュアンスを大事にしました。その「味」が、シナトラのような洗練されたスターの表現と共鳴したのかもしれません。

4. シナトラとカーマイケルの意外な関係
実は、シナトラはカーマイケルの楽曲を非常に高く評価しており、「I Get Along Without You Very Well」など、彼の曲を好んでカバーしています。 お互いに <「良い曲を、いかに深く、知的に解釈するか」> という美学を共有していた「魂の同類」と言えるかもしれません。

面白い対比:
・シナトラ:  圧倒的な肺活量とベルベットのような声で、完璧にドラマチックに歌い上げる。
・カーマイケル:  少し鼻にかかった、枯れた味わいの声で、より内省的に、ボソッと本音を漏らすように歌う。

シナトラの曲でいえば、アルバム『In the Wee Small Hours』***あたりの雰囲気がお好きであれば、この「Winter Moon」は間違いなくストライクなはずです。
(***)https://www.youtube.com/watch?v=d9MvNjiLbJc&list=PLsoD4eYuzH2U4NOhyNrLc8LoB4iiPLdrE
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2026年2月1日日曜日

自然観察園、ロウバイ(蝋梅:俳句では臘梅)

きょうから2月。毎月初に、家じゅうの壁掛けカレンダーを新しい月に更新する。昔は、色刷りで自然の景色、飛行機、列車などの写真付きのカレンダーを吊るしていた。けっこう高価なものだった。それが近年になって、100均ショップで、日付だけ印刷した各種サイズのカレンダーを見つけて乗り替えた。安価なので部屋ごとに掛けている。

今月の初日が日曜日とは、始まりがよい。 快晴の昼過ぎ(13:00ころ)、気温も10℃と穏やかななか、公園併設の自然観察園へ出かけた。落葉低木の「ロウバイ蝋梅)」の黄色の花を見るためだ。(このところの晴天のせいで、公園を流れる小川の水は枯れて、川底のごつごつした石が露わになっていた)

月日ごと記した歳時記「日々の歳時記」(広瀬一朗、東京新聞出版局)の2月1日のテーマは「臘梅」で、「<ろうばい>。寒の内から、半透明の黄色の小花を下向きにいっぱいつけ、春に先立って周囲を明るくする」と始まる。末尾に、俳句では「蝋梅」ではなく「臘梅」と記述すると解説がある。(:ワックスのロウ、:下記に説明)
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臘月*(陰暦十二月)に咲くからこの名と思うのは間違いだと古書もいう。だったら「臘梅」でなく「蝋梅」とすべきだが、俳句はなぜか臘梅とばかり書く。
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(*)臘月: 陰暦十二月の異称、1年を締めくくる冬の季節を表す言葉(検索 Labs)


セツブンソウ(写真左)、ウメ(写真中央)、ソシンロウバイ(写真右)
・あさって(2/3)は「節分」、よいタイミングで、地面に小柄な白い花の「セツブンソウ」が群生していた。カメラを地面に置いて撮影しているひともいた。日本固有種とのこと。
・陽射し背に受けて眩しい「ウメ」の白い花をながめる。菅原道真公が詠んだ「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ」を思い浮かべる。
・観察園の東奥に「ロウバイ」と「ソシンロウバイ」があると掲示板に表示されていたが、きょう見た限りでは、花の真ん中も黄色いソシンロウバイだけだった・・・香りも薄い。