このところ、早朝(6:30ころ)の気温が 20℃を超えて楽勝なのに、昼夜逆転をぶり返してしまい、目覚めが遅くなっている。でも、きょうの野鳥観察(探鳥会)にはぜひ参加したく頑張って起床した。
(本ブログ関連:”野鳥観察”)
公園の観察フィールド北側の原っぱは、前回と比べて野草がますます茂り、集合地点の「トウカエデ」の樹下までの踏み後が分からなくなるほど。
探鳥開始までの間、当地域の野鳥(今の時期忙しい「カイツブリ」や「カルガモ」の親子、他)を撮影して、毎日配信いただくベテランの方から、はがきサイズの今月のカレンダーをみなと一緒にいただいた・・・早朝の淡い逆光を受けて樹上にたたずむ、まるで英国絵画のような「オオヨシキリ」の写真付きのものを選ばせてもらった。
さて、観察路を囲む木立ちは、朝陽を閉ざすほどに緑が濃くなって、空気の動く気配がない。そんな中でのバードウォッチングの終わりころになると、ハンカチで何度も拭くほど、額に汗が滲んできた。
探鳥の途中
① 会長からいろいろな話題を聞かせていただいた。(聞き間違いがありましたらご容赦)
・「翼果(よくか)」: カエデの果実に2枚の羽根を付けた「翼果」があり、羽の開く角度によって、水平に広がる「イロハモミジ」、U字状にひろがる「オオモミジ」などある。
・植物の「こぶ(虫こぶ)」: 寄生虫によって植物にコブができる・・・その形状が様々ある。
-「文一総合出版」の「ハンドブック」シリーズは、テーマ別小冊子なので形態に便利。
・カラスの成長した幼鳥で「ハシブトカラス」の場合、「ガーガー」と鳴くので注意を要す。
- ハシブトカラスの親は「カーカー」と澄んだ声で鳴く。
② 野鳥撮影に熱心な方の成果を見せてもらった。八王子城址に出かけて「コサメビタキ」を望遠で撮ったというもの・・・「初めて知りました」といったところ、同行の仲間から「ここでも飛んでいるよ」といわれてしまった次第。
(本ブログ関連:”八王子城”)
成果
今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ガビチョウ: フィールドの入口付近で鳴いている・・・流麗ながら人気がない。
・シジュウカラ: 高木に群れていると指され・・・運よく頂上の1羽をカメラにおさめた。
・ヒヨドリ: 後半、飛びまわっていた。それでも2羽・・・今どきは少ないのか?
・コゲラ: 鳴き声(ギィー、ギィー【ジー、ジー】)がしたといわれても気付かず。
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・オオシマザクラ: 黒く熟した実を食べた。微かに甘みを感じた。舌が黒紫色になる。「オオシマザクラ」の実はまずいとのこと。
・イロハモミジ:羽の端が薄赤い「翼果」を付けていた。
・ワルナスビ: もう花期に入ったようで、薄紫色の花が一斉に咲き出している。
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・スジグロシロチョウ: 順路のあちこちで飛んでいた。大量に発生しているらしい。
朝の木洩れ陽(写真左)、シジュウカラ(写真中央)、カルガモ(写真右)
・木立に入ると、朝陽が遮断される。とはいえ樹上に日が射す。昼になれば、木洩れ陽が地面にまだらに広がるだろう。
・高木の突端に「シジュウカラ」がいると指されて、カメラを向けてやっと気づいた。いい按配に撮ることができた。(今回、観察で最多数)
・小川は葦に隠れて川面が見えない。水門のコンクリートに「カルガモ」が1羽が体を休めていた。(ベテランの方は多くの数を報告された)