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2021年3月14日日曜日

野川(はけ)の凸凹地形を歩く

前回(3/7)の吉祥寺(井の頭の池)周辺につづき、「凸凹地形を歩く」の最終回のきょう、国分寺崖線「野川」(はけ)沿いの凸凹地形を歩いた。行程約5.6kmの距離、地形を賞味するため途中で坂道(高度差14~5m)を何度も上り下りすることになる。

(本ブログ関連:”吉祥寺の凸凹地形を歩く”)

なんと二か所の坂の上で、遠く冠雪した真白き富士を眺めることができた。快晴に恵まれ、雄大な富士山が間近に迫ってくるように見えた。

ところで集合場所は駅前の高層ビル街だったため、ビル風が吹きすさび先行きが思いやられたが、坂を下れば暖かい日射しに包まれ快適に歩を進めることができた。歩き終わるころには、額にじっとりと汗がにじんだ。
日頃の運動不足がたたってか、腰の両サイドの筋肉が油切れしたようで閉口したのも事実。それでも健康維持によい機会をいただき感謝。

今回も「吉祥寺の凸凹地形を歩く」で、解説と先導いただいた講師のもと、午前中をかけて巡った。何度も行き来したはずの場所の脇に、いままで気づかなかった細道があるなんて驚くことしきり。そして、そんな道だからこそ歴史に気付かされたりした。今回は地形というより地誌について知ることが多かった。

次のような観察ポイントを巡った(一部解説による)。

① 坂の場所に次のような由来があって名付けているものがある。(幅狭く急な坂が多い)
  - 僧、尼僧が住んでいたことを源にしている ・・・ 僧や尼僧の名、昔の生活はいかばかりか
  - 名主などが営んだ業種・施設を源にしている ・・・ 質屋、車屋(水車)
  - 暗い道筋などから想起される動物 ・・・ ムジナ(狸)、化かされたり驚かされたり
  - 宗教的な畏れ、施設を源にしている ・・・ 念仏(墓地)、観音
  - 眺望の雄大さを源にしている ・・・ みはらし(今様なネーミングか?)

② 神社を訪れたとき神殿が造り直されていた。むくの木肌、銅ぶき屋根が眩しい。

富士山(「はけの森97階段」より)遠望

(追記)
新型コロナウィルス騒ぎにかこつけて家にこもりっぱなしのためか、足腰が弱まっているようだ。幸い今月は土日に何かとイベントがつづいている。もう少し世間が沈静化したら積極的に出歩きたい。若い人はそんなことにお構いなしで、今だって街や高尾山などに出かけているだろうけれど。
ところで、きょうはホワイトデーだったとのこと。もらっていないので、渡すこともない。