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2014年12月31日水曜日

2014年にさようなら

今年もいろいろありました。といっても、ごく私的なことだけですが・・・、このブログとして最大のできごとは、イ・ソンヒさんのデビュー30周年記念の、ソウル世宗文化会館でのコンサート「歌うイ・ソンヒ」に行ったことでしょう。1泊2日の駆け足で、例によって、彼女のLPやCD、音楽古雑誌を探し廻ったりもしました。

今年は、イ・ソンヒさんにとってさらに脚光を浴びる年でした。30周年記念して、3月にリリースしたアルバム15集のタイトル曲「その中であなたに出会って」は、年間を通して(韓国)国民に支持された曲中、なんと第3位という素晴らしい、彼女の音楽史に残る大ヒット曲となりました。

(本ブログ関連;”その中であなたに出会って”)

イ・ソンヒさんの30年を込めたドキュメント番組「SBSスペシャル」が今月28日に放映され、視聴できた最高の年末になりましたよ。

そうそう、今月22日に韓国でリリースした上記コンサートのライブアルバムが、来年1月7日頃入荷するという連絡が新大久保のCDショップからありました。新年を迎える楽しみがひとつ増えました。

今年同様、来年も楽しみです!

KBS WORLD「国楽の世界へ」 勧酒歌

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/24)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第86回として、妓生が歌う酒を勧める歌「勧酒歌(권주가)」にまつわる話を紹介した。

まず、パンソリ「興甫歌(흥보가)」でも、酒を勧める「勧酒歌」の場面があることを次のように紹介された。
・国楽に酒と歌を楽しむために妓生が歌う「勧酒歌」がある。パンソリ「興甫歌」にも勧酒歌の話が出る。
・ツバメが運んできた瓢箪の種のおかげで大金持ちになった興甫(흥보)の家に、兄ノルボ(놀보)が訪ねる。ノルボの家から追い出されて以来、始めて兄弟一緒に食事をしたとき、馳走を前に興甫がノルボに酒を勧めるが、ノルボは歌がないと酒は飲めぬと醜態をさらす。勧酒歌は、普通妓生が歌うものだが、ノルボは興甫の妻に勧酒歌を歌わせようとする。当然、興甫の妻は気を悪くし、気まずい雰囲気になり、せっかくの時間が台無しになってしまう。

(本ブログ関連:"興夫歌"、"興甫歌")

▼ パンソリ「ノルボがフンボの家を訪ねる場面(놀보가 흥보 집 찾아가는 대목)」を聴く。

(参考)「パンソリ」(申在孝、訳田中明・姜漢水、東洋文庫)の「朴打令」より、ノルボのせりふ。
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フンボ(興甫)が俄大尽になりたるよと、噂が四方にひろがれば、ノルボは聞きて思うよう、/「その財を、すべて奪って、このわしが、富みたる上に、ますます富まば、これはまことに上々なれど、彼奴めがすなおに渡さぬならば、いかなる仕打ちをしてくれようぞ。万が一にもよこさぬなら、『フンボは長者のくせをして、おのれの兄を大事にせぬ』と、腹ぐろきしたやくにん(役人)に賄賂とらせ、やくしょ(役所)に廉問書かせ、出牌に百文握らせ、郷中どもに書状を廻させ、都邑(まち)にまでその嘘流さば、彼奴の身代も忽ちにひっくり返ってしまう筈」
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次に、パンソリ「春香伝춘향전)」での「勧酒歌」の場面があることを次のように紹介された。
・「春香伝」に、国の高官になった李夢龍(이몽룡)が地方の宴会に行く。不正な官吏を探し出して罰する任務のため、身分がばれぬよう古着のみすぼらしい服装にする。地方の偉そうな両班(양반)はそんな彼を歓迎するわけもない。引き下がるわけにはいかず、図々しく宴会場に入り、妓生に勧酒歌まで歌わせる。妓生にしても上品な両班と違い、この男へ気が進まず、歌うふりをして、歌詞は悪口を浴びせ、この酒を飲んだら一千万年過ぎても今の姿から抜け出せないだろうと皮肉った。外見で人を判断する妓生にまずい面もあるが、状況に合わせ歌を作り出す才能に感心する。

(本ブログ関連:”春香伝”)

▼ パンソリ春香から「宴会の日の官吏の企み(사또 잔칫날 어사 수작하는 대목)」を聴く。歌というより語りが続く・・・。

最後に、朝鮮中期の本来の勧酒歌について次のように紹介された。
・本来の勧酒歌は、朝鮮中期に広く歌われた十二の歌曲(가곡)にも勧酒歌がある。年をとらない不老草でかもした酒を杯に注ぎ、長寿を祈る内容だ。山が崩れる時まで長生きをするようにと祈る。また、酒を一杯飲むたびツツジの花を折って、数を足すという内容の歌もある。酒の一杯もただ飲むのでなく、相手の幸を祈ったり風流をたしなむ風習がうかがえる。

▼ 十二の歌曲の中から「勧酒歌」を聴く。これも風流だろうか、朗々として歌い響く。

最後に、金寶愛さんから、酒の失敗を戒める言葉がありました。ありがとうございます。

2014年12月30日火曜日

(資料)ギャラップ調査「韓国人の好きな韓国料理 2004-2014年」

韓国ギャラップ(갤럽)は、12/29、「韓国人の好きな韓国料理 2004-2014年」比較調査結果を次のよう上位10位まで発表した。

①キムチ・チゲ(김치찌개) ②テンジャン・チゲ(된장찌개) ③キムチ(김치) ④プルコギ(불고기) ⑤ビビンパプ(비빔밥
⑥チャプチェ(잡채) ⑦カルビ(갈비) ⑧納豆チゲ(청국장) ⑨サムギョプサル(삼겹살) ⑩カルビチム(갈비찜

意外と食べたことのあるものばかり。「納豆チゲ」だけは食べた記憶がないけれど、いかにも家庭料理風なので次回食べてみよう・・・料理店で皆と食べることが多く、鍋(チゲ)料理の割合が少なくなるためだろう。
ところで、私の好物のスンドゥブ・チゲ(순두부찌개)がランクインしていないのはなぜ・・・料理というより、あまりに当り前過ぎる味噌汁のようなためだろうか。

・2014年10月2~29日、全国の満13歳以上の男女1700名、面接調査
(上段2004年、下段2014年、%、自由応答 ・・・ 標本誤差:±2.4%ポイント(95%の信頼水準))

2014年12月29日月曜日

イ・ソンヒの歌手生活30年を込めた「SBS スペシャル」

今年ベテラン歌手として圧倒的存在感を示した、イ・ソンヒの歌手生活30年を込めた「SBS スペシャル」が、昨晩12/28(日)、23:15から、日付が変わった24:10頃まで放送された・・・幸いPCで視聴することができた。
番組冒頭、今月20日にソウル新村歩行者天国(現代百貨店UPLEX前)で催された救世軍慈善公演で歌う姿から始まる。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒ 救世軍慈善公演(新村歩行者天国)”)

イ・ソンヒファンは、やっぱりアジュンマが中心。番組中、熱烈なファン(確かファンブログを持たれている方のよう)の娘さんが好きなのが、イ・ソンヒの愛弟子であるイ・スンギという。

Youtubeに登録された同番組がいつまでも残るといいのだが・・・。


(Youtubeに登録のjunghee .Pに感謝)

2014年12月28日日曜日

映画「国際市場」のエイジ・リダクション(ムービー・レタッチ)

物語の起点を朝鮮戦争後のドイツ労働派遣(派独)とする、最近の映画に「怪しい彼女」があり、それが女性の視点とすれば、男たちにとっては今月17日封切られた映画「国際市場국제시장)」が当たるのだろうか。ともに家族史を通じて描かれる。

(参考) 西ドイツへの(鉱山、看護)労働者の出稼ぎ(東亜日報の記事:2004年6月9日

この映画の「タグライン(=キャッチフレーズ)」は、「あの日あの時/たくましく生きてきた私たちのものがたり」だ。自分の存在が、両親がいて祖父母がいた、そんな当り前の家族史に気づかせる。歴史の網目よりも、家族の絆の濃密さをあらためて思い知る。
ネットニュースのKstyle(12/26)の記事によれば、「公開10日で300万人突破!」したとのこと。

この映画の日本上映は未だ決まっていないようだが、ちょっと違った観点で見てみたい気もする。それは、CGの発達を示すもので、何と動画を修正するムービー・レタッチの手法が、この映画に取り入れられているというのだ。人の年齢を若返らせたり、老化させたりする、つまり時間を操作できるなんて驚きのことだ。

【「国際市場」制作ノート
・<国際市場>の視覚効果を総括した、ハン・テジョンVFXスーパー・バイザーは、「ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルスの感情演技があまりにも素晴らしいため、老人を演じるときも扮装の他に表現される俳優たちの小さな筋肉の動き一つ一つまでも表示されるようしなければならない難しい問題があった。存分に感情演技をした後に、後半作業で洗練されたCGを重ね、最高の結果を作り出した」と自信を示した。
・日本のエイジ・リダクション(ムービー・レタッチ)専門CG会社である、フォトンfoton)が参加して、平均年齢40代の俳優たちの、20代の若さをよみがえらせ、70代の老人の扮装にCGを重ね、さらに自然補正した。「国際市場」で使用されたエイジング・リダクションCGは、単純に顔の皺だけなくす補正のレベルを超えて、各年代の特徴を表現するために、瞳の色、首、骨格と髪の毛まで、東洋人の顔の特徴をさらに細かく表現することに重点を置いた。

(参考) Gigazine(2012.11.06、「フォトレタッチならぬムービーレタッチで女性を若返らせる驚異の技術」)

2014年12月27日土曜日

イ・ソンヒ 「SBSスペシャル」 明晩放送

イ・ソンヒの歌手生活30年を込めた「SBS スペシャル」が、明日12/28(日)、午後11時15分から放送される。

(参考)Preview: 俳優최불암、이덕화、김희애、歌手송창식、写真家조세현、評論家허지웅


(Youtubeに登録のSBSNOWに感謝)

イ・ソンヒの「さようなら」

今年も終わり間近。思えば、この一年が無事に済んだと安堵したり、経た年を数えたりする。合わせて、来年の道の険しさを思う。一方、若者には今年は単なる通過点だったろうし、来年はチャレンジの年だろう。未来を待望する若さが羨ましい。

イ・ソンヒが、10集収録の「さようなら(안녕)」を、1990年10月来韓したモントリオール室内楽団と共演した映像がYoutubeにある。どこか少年のような初々しさを見せながら、力のバランスを見せつける素晴らしい歌唱力を発揮する。

(本ブログ関連:”モントリオール室内楽団”、”さようなら(안녕)”)

美し過ぎた思い出にふけりながら
あなたの寝顔を見つめて
あなたの額に口づけして
静かにささやいたわ
さようなら

ドアを、ドアを開けしなに心残りして
もう一度、あなたを見つめて
遠くから聞こえる夜明けの鐘に
静かにもう一度
さようなら

別れは、本当につらい
愛とは、ただあなた

けれど、去らねばならない私を引き止めないで
ああ、引き止めないでください
愛しています

ドアの、ドアの外に出たら、冷たい夜は明け
コートの襟を上げて、口笛吹いて
白(しら)露なのか涙なのか、私の目もとに流れ
静かにささやいたわ
さようなら

静かに、もう一度
さようなら、さようなら


(Youtubeに登録のKoreanMusicSubsに感謝)

2014年12月26日金曜日

火の用心

このところ寒さが緩む気配はない。すっかり冬だ。最高気温は10℃を境目にして、それ以下だと一日中冷えっぱなしといった感じだ。最低気温はどちらにしろ夜明けのこと。まだ布団の中で、そんなこともあるかと寝ぼけている。

夜は寒さが深深と増す。ストーブを全開すれば、暖かさに負けて転寝する。テレビを見てまた転寝する。子どものころ、テレビを見ながらコックリ、コックリする親が不思議でならなかった。それが今、私の姿だ・・・なにしろPCに向かってうつらうつらしている。

そんなとき、今年初めて聞く「火の用心」の夜回りが家の前を通った。掛け声に合わせて拍子木を打つ。「火の用心! カチ・カチ」と、火事の注意をする。ときには、子供たちを交えて夜回りすることもあるけれど、今晩は寒さのせいだろうか少人数のようだ。

(本ブログ関連:”北風”、”今年最初の火の用心”)

2014年12月25日木曜日

(資料)2014: 巨匠の帰還そして新人の没落

今年の歌謡界について、ベテランが活躍した年であったと、MBNスターの記事[「M+年末決算…歌謡 ②] 巨匠の帰還そして新人の没落」(12/18、ナム・ウジョン記者)は、次のように報じている。(イ・ソンヒに関わるよう抜粋)

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相次ぐ大型歌手たちのカムバックは嬉しかった。しかし、新人たちの活躍は稀だった。極端な二極化現象が見られた2014歌謡界であった。

今年上半期には、1990年代と2000年代を生きてきた世代にとっては、良いニュースが相次いで聞こえた。当時、活動した歌手の相次ぐカムバックが続いたためだ。

最も話題を集めたチームは、まさにgodである。・・・

3月、5年ぶりに正規12集を発売したイム・チャンジョンも変わりない人気を誇った。・・・

久しぶりにカムバックしたパク・ヒョシンは、放送活動はなかったが、音源と公演で自身の存在感を証明した。・・・

デビュー30周年を迎え、3月に正規15集を発表したイ・ソンヒは、女王の帰還を知らせた。特に、イ・ソンヒは、若い後輩たちとのコラボレーションで変化を試みた。エピトンプロジェクト、イダンヨプチャギなどと作業をしながら、若い層までひきつけた「その中であなたに出会って」は、現在までに音源チャートに登場するほどロングランを見せている。

(本ブログ関連:”2014年を輝かせた歌手 - イ・ソンヒ曲3位”)

下半期歌謡界の最大のイッシューは、ソテジのカムバックだった。・・・

長い沈黙を破って正規アルバムで戻ったキム・ドンリュルとトイ/ユ・ヒヨルも今年の下半期の歌謡界を熱くした。・・・

問題とカムバックもあった。兵役不正論議で活動をたたんだMCモンが新しいアルバムを発表したのだ。・・・

しかし、巨匠たちの熱いカムバックとは相反するように新人歌手、特にアイドルの活躍は稀だった。 今年、最も顕著な活躍を見せた新人さえも、まともに音楽だけで勝負を見られなかった。

巨匠たちの派手なカムバックと相反するように新人の低迷は、見る音楽よりも、すでに聞く音楽の時代へと変化したことを感じさせる。歌謡界のこのような二極化現象というよりは、新旧調和が成り立ってこそ音楽の多様性を保証することができるものと思われる。
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ところで今日は、ネロとパトラッシュが天に召された日なんだね・・・<今生きている>私たちは、この地に生まれたという幸運と偶然が続いていただけなんじゃないかって、最近つくづく思うんですよ。

2014年12月24日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 丹青

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/17)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第85回として、華やかな色彩の「丹青(단청)」にまつわる話を紹介した。

始めに、丹青の意味と用途について次のように説明された。
・「丹青」とは、日本では、赤と青、色彩や絵具または絵を描くことを言う。韓国では、宮殿や寺の本堂などに五色(赤、青、黄色、白、黒)で描いた華やかな模様(または塗装工事そのもの)を指し、五色で世の中の調和を成す意を含む。
朝鮮時代、兩班階層の建物は華やかものが多く、当時はほとんど木造で、丹青に木材の防腐や、害虫からの防虫など役割があった。丹青は、建物の特殊な用途と威厳を象徴するもので、普通の家で使えぬよう法で定めていた。

▼ 管楽器テグム演奏「平穏な山寺の日常(평온한 산사의 일상)」を聴く。都会人のセンスか虫の音も交えて・・・今様である。

次に、丹青の歴史について次のように説明された。
・丹青は、先史時代に、神に祭祀を捧げる祭壇を飾るのに始まる。丹青は悪鬼を追い払うためでもあり、権力を表す手段でもあった。今は三国時代の建物はないが、高句麗の古墳の壁画に、蓮華や雲など多様な模様が描かれている。新羅の「雁鴨池(안압지)」には丹青の跡が残る瓦や丹青の絵具を入れた入れ物などが発掘され、当時丹青が使われていたのが分かる。

▼ 宮中舞踊の笛とテグム、ヘグム演奏「処容舞の伴奏音楽(처용무 반주음악)」を聴く。処容舞を合わせて見ると興味深い。

最後に、世の中を構成する「五方色(오방색)」について次のように解説された。
・処容舞は、鬼を追い払うために<仮面>で踊る舞いをいう。5人で舞い、それぞれの服装は、東西南北と中央の方向を象徴する「五方色」と呼ぶ五色からなる。東は青、西は白、南は赤、北は黒、中央は黄色で表す。五方色は色々なところで目にできる。楽器の配列をこの色に合わせて、東に青い楽器、西に白い楽器を置く。食べ物や体中の臓器もこの色に合わせて区分できる。
世の中は全て五方色で構成され、丹青は世の中の調和を具現するという意がある。

▼ カヤグム演奏「空の模様(하늘그림)」を聴く。描写的でコラボというのか・・・今様である。

・高麗時代、宋の使者の目に映った丹青の華やかさが「高麗図経」に綴られている。

イ・ソンヒの「Last Christmas」

イ・ソンヒがデビューした年に、世界的にヒットしたワム(Wham!)のクリスマスソング「Last Christmas」(1984年)を、イ・ソンヒはアルバム「冬のものがたり」(1988年)に収めている。

今年のクリスマスは、誰もかれもみな集い、笑い声と歌声にうずもれて夜を明かそう。そう、幼い子どもがスキップするような気持ちで・・・そうもいかないけれどネ。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「ラスト・クリスマス」”)


(Youtubeに登録のMusic maniaに感謝)

2014年12月23日火曜日

イ・ソンヒ 救世軍慈善公演(新村歩行者天国)

天皇誕生日祝日の今日、考えてみればクリスマスイブのイブなわけで、駅そばにある菓子屋の店頭では、帰宅をいそぐ人々に掛け声してクリスマスケーキを売っていた。ケーキ予約が普及しているようだが、直接買い求める客が続いたのは意外だった。

Youtubeに、先週20日(土)、ソウル新村歩行者天国(現代百貨店UPLEX前)で催された救世軍の慈善公演で歌うイ・ソンヒの映像全編が投稿(unghee .P 感謝)されている。

当日は夕方4時からの公演とのこと、(参加者によれば恐ろしく寒い中にもかかわらず)、映像から分かるように多数の人々がオープン会場に集った。愛弟子のイ・スンギからマイクを渡された彼女は、以下の5曲を歌った。途中、彼女およびイ・スンギと同じフックエンターテインメント事務所に所属する俳優イ・ソジンが壇上に駆けつけた。



彼女のステージ最後に歌われた、デビュー30周年を記念してリリースした15集のタイトル曲「その中であなたに出会って」は、韓国ギャラップによる今年の全国調査で、K-POPなど含めた大衆歌謡の中で人気曲第3位を占めた。今年、彼女の帰還をはっきりと示した曲となった。

次の曲目が歌われた。
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① 「いつもあなたを」
② 「あ!昔よ」
③ 「Jへ」
イ・ソジン登場
④ 「因縁」
⑤ 「その中であなたに出会って」


(追記)
イ・ソンヒは音楽活動の初期から慈善活動に関心を持ち、支援コンサートを開催したり、結果として政治参加したりした。

(本ブログ関連:”慈善”、”学生家長”、”市議会議員”)

2014年12月22日月曜日

冬至2014

冬至の今朝、まるで正月のような静かさだった。世間の多くが、先週末の20日(土)から明日23日(火)の天皇誕生日祝日まで4連休をとって過ごしているいるからだろうか。人の動く気配がないというより、遠くを走る車の重低音が漏れ聞こえてこないからと推測する。

(本ブログ関連:”冬至2009年2010年2011年2012年2013年”)

ご近所に、家族総出で連休をエンジョイして外出(旅行?)する家族がいる・・・お父さんは大変だろうが立派だ。その意味では、今日の冬至は十分役立っているようだ。

冬至に、かぼちゃ入り小豆粥を食べたことがあるのは随分昔のこと。柚子湯の風習もあるがもっと昔のこと。祝日にもならぬため、特別な行事もはっきりしない。古代、この日を一年の始まりにしたという記憶はとっくに薄れている。

今日は連休の中日でしかないのだろうか。冬至は、ハロウィンにどうやら負けてしまったようだ・・・女性に受けなければ何ごとも始まらない、冬至ファッション、冬至パイ、冬至スィーツなんてのはどうだろう。それにしても、「冬至」という名は固い、英語でsolticeは発音しにくい。洒落た名前が必要かもしれない。


(付記)
イ・ソンヒのデビュー30周年にあたる今年、全国ツアーの起点となった4月の世宗文化会館でのコンサート「歌うイ・ソンヒ」のライブ版アルバムが本日発売される・・・といっても、韓国での話しで、日本では近々だろうから、新大久保のCDショップに予約していて、入荷の電話通知を待っている。

彼女のライブアルバム発売の紹介記事が、10アジアの「イ・ソンヒ 8ヵ月の全国ツアー終え、ライブアルバム発売」(12/22、クォン・ソクジョン)を始めとして、今日のネットに多数載っている。

2014年12月21日日曜日

採集場所が分からない、ときにはこんなこともいいもんだな

お誘いいただいた、埼玉県比企郡都幾川(ときがわ)町本郷に、滑石やスチルプノメーレンを探しに行った・・・けれど。

ときたま吹く風が冷たい早朝、待ち合わせ場所近くのコンビニで買ったコーヒーを飲みながら、今日の成果を妄想した。でも、産地に行ったことはないし、どんな雰囲気なのか想像もできない。

H氏の車に同乗させていただき、現地へ進む前方に秩父連山がくっきりと浮かび、左手遠くには雪をかぶった富士山が見えた。今日は快調、成果が期待できると確信した・・・けれど。

さて、八高線明覚(みようかく)駅の周辺で道探しに悩むことになる。H氏の記憶は40年ほど前のこと、すっかり辺りが変わってしまっているようだ。車で探すと、歩いて廻ったという距離感とは全然違うわけで、ついつい走り回ってしまう。

見つからなさが重なると、次第にふわふわしてくる。この辺が私の根性のなさ・・・何となく言い訳を始めてしまう。「石切り場は、あの新興住宅地になった辺りだったんじゃないですかねえ」なんて、ついつい合理化してしまう。それに、参考にした鉱物採集の書籍地図もおおまかで照合できないのだ。

地元コンビニの店員さん、通りがかりのおばさん、畑仕事の老人(2ヶ所)に尋ねるものの、要領を得られず・・・ついに断念する。

車中で豆大福を食って、次回を期すことになった次第。

(Youtubeに登録のGlory 昭和CM チャンネルに感謝)

2014年12月20日土曜日

(資料)2014年 大衆音楽決算

10アジアは、今年の大衆音楽の多様な状況を、クォン・ソクジョン氏が次のように連続評論「アデュ!大衆音楽決算」(①12/17、②12/18、③12/19、④12/19)している。(評論の緒言と各回の見出しのみ載せる)

(韓国大衆歌謡の表側(K-POP)と内側(多様性)について、正直関心が乏しいけれど、「資料」として加える)

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2014年、大衆音楽界のキーワードは「忍耐」であった。今年は、「カムバックの年」として広く知られるほど、これまでよりも帰ってきた歌手が多く、ファンたちの忍耐に報いた。反面、セウォル号の惨事を基点に、レコードの発売およびフェスティバル、コンサートなどが相次いで延期になったり取り消しになり、活動に制約を受けたミュージシャンが忍耐しなければならなかった。このうち、YGエンターテインメントなど特定企画会社のミュージシャンが、音源チャートをさらって疎外された彼らもやはり臥薪嘗胆の忍耐の苦味を受けなければならなかった。結局、耐え入るほかはなかったこと。忍耐はつらく、その実は甘いだけではなかった2014年の大衆音楽界の重要な流れを見て回る。

① 「90年代の歌手がくれた幸福、そして悲しい痛み」(12/17

# 90年代に捧げる: 今年上半期、大衆音楽界の話題の中心は、まさにカムバック歌手にあった。
# 「Some」ブーム、コラボ流行につながって: 2014年最高のヒット曲は「Some」だった。
#ガールグループの勝利: 2014年には、男性グループに比べてガールグループの勢いが目立ったのも特徴である。
#YGワールド: 今年のYGエンターテイメントの活躍はすごかった。
#そして残念な死: 今年のように歌手の死が大衆に大きな衝撃を抱かれたことはなかっただろう。

② 「10cm、チャン・ギハと顔たち、そしてGuckkasten・・・スターたちの反撃」(12/18

# 嬉しいカムバック: 2014年、インディシーンではスター級ミュージシャンらが久しぶりに新しいアルバムを次々と発表して注目を集めた。
# 新人の登場: 新人クラスのミュージシャンたちも好評を博した。
# ジャンル別躍進: 今年一年もヒップホップミュージシャンの勢いが目立った。

③ 「『K-POP韓流』中国に進路を転ずる」(12/19

#中国をパートナーとして: 今年一年を振り返って見たとき、2014年にはK-POP韓流のパラダイムが日本から中国に移る元年として記憶されるに値する。
#世界を観客に: ​​昨年に続き今年もK-POPの他に、様々なジャンルのミュージシャンたちが海外進出を図った。

④ 「うらぶれた音楽フェスティバル」(12/19

#音楽フェスティバルのキャンセルがつながり: 今年は音楽祭受難期であった。二つの理由がある。セウォル号の惨事、そして昨年まで起きたバブルがはじけたこと。
#夏のフェスティバルも縮小: 海外ラインナップが大勢来る夏のロックフェスティバルは去年に比べ縮小された。
#下半期公演市場やわらいで: 下半期に行くにつれて凍りついた公演市場が再び蘇り始めた。
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2014年12月19日金曜日

イ・ソンヒの2014年末スケジュール

イ・ソンヒの公式ホームページの「スケジュール」に、年末スケジュールが次の通り記されている。

12月20日(土) - [公演]救世軍慈善公演(新村歩行者天国 - 現代UPLEX前、午後4時)

12月22日(月) - [CD]デビュー30周年記念ライブ・アルバム「30th Anniversary Lee Sunhee Live」発売

12月28日(日) - [放送]SBSドキュメンタリー・スペシャル(午後11時~)


なお、イ・ソンヒの誕生日は、12月26日(金)である。(陰暦(旧暦)1964年11月11日)

修正 ⇒ 新暦では、12月14日でした!

2014年12月18日木曜日

(資料)2014年を輝かせた歌手 - イ・ソンヒ曲3位

本日(18日)、韓国ギャラップ(Gallup)による、年末恒例の今年を輝かせた人物調査で、歌手編について結果が発表された。今年はイ・ソンヒのデビュー30周年にあたり、期待通り、今年を輝かせた歌手の中で次の通り上位にランクされた。

(本ブログ関連:”ギャラップ”)

メディアの過去を含めた大衆音楽レビューに、90年代以降から含めるケースが多い中、それ以前の真の実力ある歌手が上位にランクするのは、昨年のチョー・ヨンピルに続くものであり、中高年層を大いに安堵させることだろう。

イ・ソンヒは、今年の歌謡曲目で、デビュー30周年を記念してリリースした15集のタイトル曲「その中であなたに出会って」が3位にランクされた。また、歌手ランクとして、40代、50代でそれぞれ1位となり、世代を通じても4位であった。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒのデビュー30周年”、”チョー・ヨンピル”)

今年の歌謡曲目(%、3曲まで自由回答)

歌手 曲目
1位 IU あなたの意味(7.7)
2 ソユ × チョンギゴ Some(4.6)
3 イ・ソンヒ その中であなたに出会って(4.5)
4 ソテジ & IU 昭格洞(4.5)
5 Ailee 触れないで(4.3)

今年を輝かせた歌手-年代別(%、上位5位、3人まで自由回答)

10代 20代 30代 40代 50代
1位 EXO(31.0) IU(20.1) IU(17.9) イ・ソンヒ(14.8) イ・ソン(13.5)
2位 Girl's Day(20.7) SISTAR(18.1) 少女時代(14.4) チョー・ヨンピル(12.5) チョー・ヨンピル(12.7)
3位 BEAST(16.9) 少女時代(17.9) SISTAR(13.3) イ・スンチョル(11.7) チャン・ユンジョン(12.0)
4位 IU(15.6) EXO(17.3) Girl's Day(8.9) 少女時代(11.1) イ・スンチョル(10.4)
5位 少女時代(12.3) Girl's Day(12.6) 이승철(8.5) SISTAR(9.8) テジナ(9.6)

2008年~2014年を輝かせた歌手(%、3人まで自由回答)

2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年
1位

2位

3位

4位

5位
WonderGirls
(22.2)
BIGBANG
(21.2)
チャン・ユンジョン
(9.9)
少女時代
(7.8)
イ・ヒョリ
(6.5)
少女時代
(29.8)
BIGBANG
(21.1)
2PM
(12.5)
WonderGirls
(10.4)
チャン・ユンジョン
(9.6)
少女時代
(31.5)
2PM
(12.5)
チャン・ユンジョン
(11.6)
テジナ
(8.4)
KARA
(7.7)
少女時代
(26.1)
BIGBANG
(8.2)
チャン・ユンジョン
(6.9)
キム・ボムス
(6.3)
IU
(6.0)
サイ
(24.4)
少女時代
(19.8)
BIGBANG
(9.5)
IU
(6.9)
チャン・ユンジョン
(6.6)
チョー・ヨンピル
(17.6)
サイ
(11.7)
チャン・ユンジョン
(8.8)
EXO
(8.4)
少女時代
(8.3)
IU
(12.9)
少女時代
(12.4)
SISTAR
(10.8)
EXO
(9.4)
イ・ソンヒ
(8.4)

【調査概要】
 - 調査期間: (1次)2014年10月2〜29日、(2次)10月29日〜11月25日
 - 標本抽出: ステップ2層別化集落地域無作為抽出
                   標本ポイント内の性/年齢別割当抽出
                  (参考) 韓国ギャラップオムニバス調査標本設計報告書
 - 応答方式: 面接調査員のインタビュー 
 - 調査対象: 全 ​​国(済州除く)のみ、13〜59歳男女 2,774人
 - 標本誤差: ±1.9%ポイント(95%の信頼水準)
 - 依 頼 先:  韓国ギャラップ独自


(Youtubeに登録の1theK (원더케이) に感謝)

2014年12月17日水曜日

(資料)過去10年間の歌謡界のトレンド

年末になると、各分野での今年の総決算が行なわれる。歌謡界も同様であるが、過去を含めて大衆音楽状況のトレンドを回顧する記事が目に付く。

(韓国大衆歌謡の表側(K-POP)と内側(多様性)について、正直関心が乏しいけれど、「資料」として加える)

ペクンナム・ドットコムの記事「過去10年間の歌謡界のトレンドよく見ると、少女時代・ワンダーガールズ・サイ・Leessangの人気↑・・・ジャンルの多様化目立つ」(11/4、キム・ミンジョン記者)は、次のようにまとめている。(年別表記の改行を容赦)

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・過去10年間、国内歌謡界はどんな変化を経たのだろうか。デジタルコンテンツ市場へ変貌して、国内レコード市場もデジタル音源コンテンツに重点を置いて事業を多角化したし、主な音源サイトであるメロン、エムネット、バグスミュージックなども音源有料化事業を本格推進した。結果、利用者に、合法的な音楽リスニングを誘導したし、国内音楽市場はIT技術とインターネット環境の発展を背景に急速に成長した。韓流熱風を率いたK-POP音源サイトの年間チャートを通じて、過去10年間歌謡界のトレンドを調べてみた。

・最近、国内代表音源サイトのメロンは、最近の2005年から2013年までの、年間チャート1位曲リストを公開した。バラードからロック、アイドル音楽、ヒップホップまで、年を重ねるごと多様なジャンルの音楽が大衆に支持された。
- 2005年は、ユン・ドヒョンとSG WANNA BEなど多様なジャンル(ロック、バラード)の実力派歌手がチャート上位圏を占領して、音楽ファンたちの多くの支持を受けた。
- 2006年には、ペク・ジヨンがパラード・クィーンで登板し、SG WANNA BEは男性代表のR&Bグループに位置した。特に、SG WANNA BEは2年連続年間チャート1位(2005年「罪と罰」、2006年「Partner for life」)を獲得するくらい大衆に大きな支持を受けた。
- 2007年は、ガールグループのライバル、ワンダーガールズと少女時代が登場してガールグループ全盛時代の火ぶたを切った。
- 2008年には、ビッグバンが途方もない爆発力を発揮した。その年に沸かせた10曲を年間チャートに上げたのだ。また、ワンダーガールズは「So Hot」と「Nobody」で歌謡界を占領した。
- 2009年には、少女時代が「Gee」で国中のおじさんたちの心をとらえたし、
- 2010年には、Miss Aが年間チャート1位を占めて新鋭に浮び上がった。 女子高生のIUは国民の妹という愛称を得て注目された。
- 2012年は、多様な個性と音楽性で武装した新人アーティストが大挙登場したし、全国的にサイ熱風が起きた。
- 2013年には、Primary、Leessangなどヒップホップが大勢に浮び上がって、ジャンルの偏り現象を緩和して市場を豊かにした。
- 2014年の歌謡界は、調和、コラボ、多様性が主なキーワードとして挙げられ、コラボブームが起きたし、ソテジ、キム・ドンリュル、godなど90年代の代表歌手が大挙カムバックして思い出を刺激し始めた。

・メロン・マーケティングチームのハン・ヒウォンチーム長は「過去10年間、デジタル音源が早く成長して、これに伴い、消費者の音楽消費パターンも次第に多様化している」と語り、「少女時代とワンダーガールズなどガールグループが大衆の大きな支持を受けたし、PrimaryとLeessangなどを筆頭としたヒップホップとエレクトロニック、バラードなど多様なジャンルの音楽がチャート上位圏を掌握して、ジャンルの多様化が加速化された時間だった」と、過去10年間の大衆音楽トレンドを明らかにした。さらに、「今年は新鋭歌手とベテラン ミュージシャンがチャートのトップを巡り、熱い競争を行った。コラボも目立った。ジャンルの偏重なしに、多様なアーティストが等しく注目されているという例証だ」と付け加えた。
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2014年12月16日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 海女

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/10)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第84回として、海に関する話題として済州島の「海女(해녀)」にまつわる話を紹介した。

始めに、済州島の「海女」の仕事について次のように紹介された。
・「海女」は、特別な装備もなく海中に潜ってサザエやアワビ、ワカメなど採取する女性を指す。日本の「海女(あま)」と同じ。「海女」(以下韓国の海女を指す)は済州島に多く、強い生命力で厳しい環境のなか営んできた済州島の女性を象徴する。
・海女は、酸素ボンベなど使わず、一度潜ると1分から長くは2分間息を我慢する。浮かび上がるとき、「テワク(테왁)」(浮き輪(玉?))を抱えて大きく息を吐き出す。この音を「スムビ(숨비)ソリ(소리:音)」といい、口笛にもイルカの鳴き声に似て聞こえる。気持ちがすっきりするという。海女は必要なものだけを満たし、海と共に生きる。

▼ 海女の歌「スムビソリ」を聴く。どこかモダンで人魚の泳ぐ青い海の香りがする・・・今様である。

次に、現在の海女の姿は、日本と韓国の独特な存在として次のように説明された。
・済州島で知る、特殊な装備を付けずに海に潜る海女は、日本と韓国にしかいない。日本語で「海女」だが、韓国でも同じ漢字で「海女」と言う。

▼ 歌「海女の歌(해녀노래)」を聴く。しりとりのように掛け合う・・・結束を高める労働の歌の感じがしていいな。

最後に、済州島の海女の伝統について次のように解説された。
・済州島の海女の始まりは、正確にいつからか知られてない。朝鮮中期までは男性も海に入ってアワビやワカメを採取したが、女性が多い地域なため、次第に女性の仕事になった。女性に経済力があるのは大きな強みだったようで、済州島の女性は、社会的地位が他地域に比べて高いが、仕事が大変なので、海女になる若者はほとんどいない。現在、海女の多くは60代以上だ。済州島の環境や文化、暮らしを守ってきた海女の姿がいつまで見られるだろうか。

▼ 海女が身の安全と豊かな暮らしを祈る「クッ(굿)」(=シャーマン儀式<巫俗(무속))を行うときの済州島民謡「ソウジェソリ(서우제소리)」を聴く・・・今様にすっかり洗練されている。

2014年12月15日月曜日

イ・ソンヒ 「30TH ANNIVERSARY LEE SUNHEE LIVE」アルバム発売

イ・ソンヒの公式ホームページのスケジュールに、アルバムが今月19日に発売と記されている。

(本ブログ関連:”30周年記念コンサート”)

アルバム「30TH ANNIVERSARY LEE SUNHEE LIVE」(CD2枚組、LOENエンターテインメント)の詳細は、韓国KYOBO(教保文庫)の商品情報で見ることができる。(抜粋)

世宗文化会館でのコンサート実況のようだ。全21曲が収められていて、当日の感動を思い出させてくれることだろう。
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今回の歌手イ・ソンヒの(30周年記念)コンサートは、(国内ツアー)全回全席のチケットが売り切れるという神話を記録した。・・・

国内女性歌手としては、空前絶後の独歩的記録を立て、国内最高のディーバ(歌姫)として存在感をもう一度確認させた歌手イ・ソンヒは、全国ツアー公演が終わった今も継続的なアンコール・コンサートを求める観客に対する恩返しとして、彼女のデビュー30周年記念コンサート<歌うイ・ソンヒ>の世宗文化会館コンサートの感動をそのまま入れたコンサート・ライブアルバムをリリースする。

45人編成のオーケストラと国立国楽管弦楽団首席奏者、そして国内最上のミュージシャンと共演した、イ・ソンヒの世宗文化会館コンサート・ライブ実況アルバムは、彼女のデビュー曲であり、1984年の最高人気歌謡であった「Jへ」から、今年2014年最高のヒット曲である15集タイトル曲「その中であなたに出会って」を始めとして、過去30年間の粘り強い愛を受け入れてきた彼女のヒット曲「分かりたいです」、「愛が散るこの場所」、「いつもあなたを」、「ひとしきり笑いで」、「ライラックが散るとき」、「思い出のページをめくれば」、「因縁」、「ああ、昔よ!」、「美しい江山」など、彼女の最高ヒット曲が全て入ったアルバムで、2枚CDに合計21曲が収められている。

たゆまぬ自己管理により、全盛期より一層成熟して節制された声で歌う歌手イ・ソンヒは、30年を過ぎた今も相変らず澄んだ清らかな声でオーケストラの旋律に合わせて聞かせるバラードのヒット曲と、彼女だけのパワフルな歌唱力が引き立つバンド・サウンドのロック曲まで、21曲全曲があたかも世宗文化会館コンサート会場に座っているような生き生きしたライブの感動を感じることができる。だから、今回のアルバムは、イ・ソンヒの30周年の音楽人生がそっくり含まれているベストアルバムになるだろう.
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今、コリアプラザに予約・・・しましたよ。

2014年12月14日日曜日

のんびり日曜日、でも投票へ

日曜日をボンヤリ過ごしてしまった。自分に課したことも忘れて、”一日一善、飯二膳”なんてとぼけたことは言ってられません・・・やるべきことは、きちんとしなくちゃ。

で、今日、何をしたかといえば、まず第47回衆院選の投票に行き、投票率向上に寄与したけれど、読売新聞の推計(12/14、23時55分)によれば、「(投票率は)52%前後となり、戦後最低だった前回2012年の59.32%より約7ポイント下落した」そうだ。

次に、隣町の図書館に昨日から置きっぱなしのものを取りに行ったこと。その足で、公園に寄って、ベンチで健康茶を飲みながら新聞に目を通した・・・そのとき、後ろでガザガザと音がしたのに姿が見えない。何のことはない、積もった枯葉の上で雀が飛び跳ねていたのだ。冬の日向の暖かい話だ。

都心で初雪(みぞれ)だったそうだ。NHK NewsWEB(12/14、18時20分)によれば、「東京の都心の初雪は、平年より20日、去年より6日それぞれ早く、過去10年では2番目に早くなっています」とのこと。当地では、その気配を感じなかった・・・外に出て確認したわけではないけれど。

(追記)
深夜、日を越えて(12/15)、テレビは選挙速報を続けている。結果は明朝に知ることにする。

2014年12月13日土曜日

チョ・スミの「汽車は8時に出るのね」

ソプラノ歌手チョ・スミ(조수미)が歌う「汽車は8時に出るのね(기차는 8시에 떠나네)」は、ギリシャの感傷的な曲「汽車は八時に出る」(作曲:Mikis Theodorakis、作詞:Manos Eleftheriou)を元にしている。
この歌の韓国語歌詞は、申京淑(신경숙)が作詞している。原曲の時代背景とは違って、男女の情愛を強調した歌として捉えられているようだ。

(本ブログ関連:”汽車は八時に出る”、”申京淑”)

カテリーニへの汽車は、8時に去り行くのね
11月は、私に永遠に、記憶に残るでしょう
記憶に残るでしょう
カテリーニへの汽車は、永遠に私に残るでしょう

ともに交わした時間は、潮のように遠ざかって
今、夜になっても、あなたは来られない
あなたは来られない
秘密を抱いたあなたは、永遠に来られないでしょう

汽車は遠く去り、あなた 駅に一人残ったのね
胸にこの痛みを残したまま、留まっているのね
残したまま留まっているのね
胸にこの痛みを残したまま、留まっているのね


(Youtubeに登録のsonga5に感謝)

(追記)
今晩、留学帰りの教室メンバーをまじえて、忘年会を新大久保の韓国料理屋でおこなった。いつものように幹事さんおかげで、みなと一緒に美味しくいただいた。これからも真面目にこつこつ続けよう。

2014年12月12日金曜日

明太子

今朝のラジオで、今日は「明太子の日」といっていた。えっ、そうだったの・・・で、誰が決めたの?何て思ったりした。日本記念日協会のホームページに、「記念日/協会認定記念日」として、12月12日に「明太子の日」があり、次のように紹介している。
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韓国伝来の辛子明太子が初めて日本に到来した発祥の地の山口県下関。その下関市で明太子専門業として、辛子明太子を全国に普及させてきた前田海産株式会社が制定。日付は日本で初めて「明太子」という名称が新聞(関門日日新聞)に登場した1914年(大正3年)12月12日に由来する。(「明太子開発史」成山堂刊に記載)
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明太子」と漢字で書くと、それが一体「めんたいこ」なのか「みんたいこ」なのか判別しにくいけれど、一般に「めんたいこ」のようだ。なぜ気になるのかって・・・子どものころ、私は「みんたいこ」と呼んでいた。東京に来てから、いつのまにか「めんたいこ」と呼ぶようになったが、そう言った後、一息止まってしまう。いつまでも馴染めないようだ。

昔は、明太子は焼いて食べた。今はそんなことをしない。生で食べるのが普通になった。食感が全然違う。熱い白飯の上では、生の方が食べやすいし、香りがあり塩加減もよい。美味さにつられて食った後、プリン体の量が頭をかすめる。

幼いころ、スパゲッティはナポリタンやミートソースといった、まとわり付く味がよかった。歳をとると好みが和風になる。最近、スパゲッティを明太子味にしている。ピリッとしたものがよい。さらに刻み海苔をまぶして風味を楽しんでいる。いずれ、蕎麦屋(或いは、うどん屋)にカレー南蛮があるように、皿に盛った明太子スパゲッティ(或いは、うどん)が品書きに並ぶかもしれない。

2014年12月11日木曜日

イ・ソンヒの「冬哀傷」

昨日ほどでないが、今日も寒い。日増しに最低気温が下がる。一方で、南米沖に「エルニーニョ現象」が発生したという・・・暖冬になる傾向があるそうだが、寒いのが苦手な私にはありがたいけれど、自然のバランスが崩れるのは心配。暖冬といっても、東日本にも降雪の心配がある。

冬には冬らしくありたい。厳しい寒さを受けとめてこそ、青い月明かりの夜の静謐さに気付くもの。冬の澄んだ空気に響き渡る、イ・ソンヒの「冬哀傷(겨울애상)」(5集所収、1989年)を聴いてみる。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「冬哀傷」を作詞した場面”、”冬哀傷”)


星明かりに澄み映える  私の悲しい顔よ
雁が鳴きながら  飛び去る  空を  見る

懐かしさ雪のように積もり  丘を転がり超えて
青い月明かり  降り注ぐ  私の空っぽの  庭に
*
風は木の葉を 吹きたてて  消えたが
なぜ痛く懐かしい小船は  私の胸に浮かんでいるのか

消すことが  できないのか
冬になるとよみがえる姿

青く冷たい  私の愛
凍ってしまった悲しい後姿

(*以下繰り返し)

凍ってしまった悲しい後姿



上掲Youtube映像は、「牛浦沼우포늪)」(慶尚南道昌寧郡の洛東江が流れる近くにある、いくつかの湿地群の総称)の明け方の映像だそうだ。
(Youtubeに登録のksj25374110に感謝)

2014年12月10日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 山に関する歌

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/3)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第83回として、山に関する歌にまつわる話を紹介した。

始めに、数ある名山のなかの雪岳山(설악산、1,708m)について次のように紹介された。
・国土の7割が山であり、済州島の漢拏山(한라산、1,950m)、南部(小白山脈南端)地域の智異山(지리산、1,915m)、中東部江原道の雪岳山がある。山に関する歌も多く、山の景色から打令(타령)に至るまで多様だ。

(本ブログ関連:”韓国の山”)

・美しい雪岳山は、漢拏山と智異山に次ぐ韓国で3番目の高山だ。雪の山の意を持ち、秋から降る雪が積もり翌年夏にやっと融けるので、雪岳山と名付けられた。別名、雪山と呼ばれる。また、白い雄大な岩(花崗岩)が多いことから名付けられた説もある。雪岳山は、冬の景色が特に美しい。

▼ ヘグム演奏による雪に覆われた雪岳山の「日が暮れる頃から明け方まで(그 저녁 무렵부터 새벽이 오기까지)」を聴く。映画音楽のよう叙情的で美しい・・・今様である。


(Youtubeに登録のDoohan Leeに感謝)

次に、背景に山を取り入れた「風水(풍수)」について次のように説明された。
・美しい景色を誇る高い山がたくさんある一方、田舎や都会にも多くの山や野原がある。風水では、山を背に前方に水が流れるのが最高の場所で、地勢や水勢が人々の暮らしにも影響するという。国土に山や水がない所を探す方が難しいことから、今住む場所が最も良い所かも知れない。首都ソウルも山で覆われている。

▼ ソウルの景色と王様の長寿、国の平和を祈った短歌鎭国名山(진국명산)」を聴く。指差しながら歌うのだろうか。

最後に、韓国固有の寺に山神を祀(まつ)った楼閣「山神閣산신각)」について次のように解説された。
・昔の人々は山の神を大事にした。山寺には山神のため山神閣を作り神をもてなし、特別な日に、山神のための祭祀を行った。山に関する詩や歌もたくさんあるが、曲調の中には山の打令というジャンルもあるほどだ。

▼ 有名な山々を挙げながら歌う、西道(黄海道、平安道)立唱「前山打令앞산타령)」を聴く。土の香りがする。

2014年12月9日火曜日

イ・ソンヒ編、「HIDDEN SINGER」3シーズン合わせて視聴率1位

イ・ソンヒが出演した、(中央日報系)JTBC番組「HIDDEN SINGER」の統一キングオブキング戦が先週6日(土)に実施され、歌まね能力者のトップが決まったと、ザ・ファクトの記事「『イ・ソンヒパワー』通じた!『HIDDEN SINGER(히든싱어)』 最高の瞬間」(12/8、チェ・ソンミン記者)は次のように報じている。(一部改行表示を容赦)

(本ブログ関連:”HIDDEN SINGER”)

この番組全(1~3)シーズンを通じて、イ・ソンヒ編の視聴率が高かったようだが、統一キングオブキング戦についても触れている。各歌手の編ではシーズン3のイ・ソンヒ編が最高視聴率(8.4%)だったけれど、キングオブキング戦視聴率についてはシーズン2で8.8%だったそうだ。

本来、統一キングオブキング戦の視聴率について記すのだろうが、視聴率・・・シーズンごとに①歌手編視聴率、②キングオブキング戦視聴率、および③統一キングオブキング戦視聴率をきちんと整理しなければならないだろうが・・・記事タイトルにイ・ソンヒとあるので、そのまま掲載させていただきます。
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イ・ソンヒ編、「HIDDEN SINGER」(3シーズン)合わせて視聴率1位!

・「HIDDEN SINGER」のイ・ソンヒ編視聴率が歴代最高視聴率に選ばれ、注目を集めている。

・6日、放送されたJTBC「HIDDEN SINGER3」の統一キングオブキング戦で、シーズン1からシーズン3まで(のキングが)出演して、激しい歌まね対決を繰り広げた。この日のキングオブキング戦では、Fly to the Skyのファニの歌まね能力者パク・ミンギュ氏がキングオブキングに登板して、3000万ウォンの賞金と4000万ウォン相当の車を受賞した。

・7日、視聴率調査機関TNMSは、「HIDDEN SINGER3」の統一キングオブキング戦視聴率は、5.5%と明らかにした。

・一方、「HIDDEN SINGER」は、昨年3月16日初放送を皮切りに、
- シーズン1最終回の「キングオブキング戦」の視聴率が、5.2%を記録した。
- また、シーズン2では、「キングオブキング戦」の視聴率が、8.8%と最も高かった。
- シーズン3では、「イ・ソンヒ編」が最も高かったが、シーズン3のキングオブキング戦視聴率6.4%よりも高かった。
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2014年12月8日月曜日

(資料)韓国の「高齢化」

将来予測ほどむつかしいものはない。けれど、人口動態予測はかなり精度が高い。特別な人口政策を打たないかぎり、予測された人口推移は変えられない。高齢化と少子化とが日本以上に進む韓国の動向は、ある意味参考になる。
子どもを産みやすく育てやすい環境を作るのは、現在の人間にしかできない、他人に任せることのできない課題だ。

(本ブログ関連:”少子化”、”高齢化”)

以前の記事だが、聯合ニュースの「韓国の高齢化進行速度 OECDで最速、日本2位」(9/9、関連:韓国版)は、各種指標を使って高齢化の状況を次のように伝えている。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)
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1970年以降、韓国の高齢化のスピードは経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も速いことが(9月)9日、産業研究院(KIET、산업연구원)の分析で分かった。

OECDの34加盟国の人口構造を比較、分析したところ、韓国は65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合である高齢化率が2013年基準で12.2%と、OECD加盟国で30番目だった。

1970年の高齢化率を1とすると、2013年(OECD平均: 1.6倍)に
・韓国: 4.0倍、OECDの中で増加幅が最も大きい。
・日本: 3.6倍で2番目で、
・フィンランド: 2.1倍、
・ポルトガル、イタリア: 2.0倍、
・チェコ、カナダ、スペイン: 1.9倍が続いた。

また、人口を年齢順に並べた時にちょうど真ん中の人の年齢を指す中位年齢をみると、
・韓国: 2010年に37.9歳で、1970年の19.0歳から18.9歳上昇した。これは高齢化率上位10カ国のうち最も大きい上げ幅だ。
・日本: 15.8歳上がり44.7歳。

韓国の幼少年人口(0~14歳)の割合は、昨年14.7%で、OECD平均(17.4%)を下回り26番目だった。

生産年齢人口(15~64歳)の割合は
・韓国: 73.1%と、OECD加盟国の中で最も高い。
・OECD平均: 66.6%
1950年代の朝鮮戦争と、1970年代のベトナム戦争の後に生まれた、ベビーブーム世代がこの生産年齢人口にあたっているためだ。

産業研究院は「韓国の出生率がOECD主要国のうち最も速いペースで低下する中、2012年から生産年齢人口が減り始めている上、最初のベビーブーム世代が引退時期を迎えた。これらは未来を不安にさせる要因となっている」と指摘した。
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また、KBSニュースの記事「出産率このままなら 2100年 国民の半分が老人」(7/28)にあるように、老人が占めること、つまり生産可能人口が急速減少すること*を、次のように紹介している。生産力と社会保障の問題でもある。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)
(*) 韓国保険社会研究院(KIHASA,한국보건사회연구원)のメディア記事番号「5878」に掲載。
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現在1.2人水準に過ぎない合計出産率を引き上げることができなければ、2100年頃には、65才以上の老人が国民全体の半分に達するという見通しが出ました。

(韓国)保健社会研究院が出した「超少子化と今後の人口動向」報告書を見ると、合計出産率が1.2人にずっと留まる場合、わが国の総人口は、2100年に2千222万人まで急減すると推定されました。

老人比率(65才以上)見通し
2010年: 11%程度
2050年: 39.4%
2100年: 48.2%

生産可能人口(15歳から64歳まで)の急速減少
2050年: 2421万人
2100年: 948万人

老人人口割合(「生産可能人口(15歳から64歳まで)」100人当り)の予想
2010年: 15.2人
2050年: 75.4人
2100年: 108.9人 ・・・・ ??

イ・サムシク(韓国)保健社会研究院専任研究委員は、「現在の出産率が維持されれば、労働力不足、内需市場萎縮、社会保障負担急増などが現れて、結局低成長やマイナス成長が避けられない」と警告しました。
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2014年12月7日日曜日

大雪2014

雪が降ったわけでない。二十四節気で今日は「大雪(たいせつ)」。名の通りならば、雪が激しく降るころというが、まだその気配はない。ただし、冬の寒さは本格的で、先週から家の中でも足元が冷えるようになった。なにしろ、ひと気のない二階部屋まで冷えるのだから驚く。

同じ二十四節気でも「小雪(しょうせつ)」は、名の通りどこか可憐で愛らしい。うっすらと積もった雪景色に、あらためてその美しさに気づく。それに、和風で隙のない美人な役者もいるし・・・。

(本ブログ関連:”小雪”)

今年、去年と年の始め、降る<大雪>に閉口した。なにしろ二階屋根に積もった塊りがドスンと落ちて、一階の雨どいを吹き飛ばしたのだ。三度目を繰り返すまいと先日、屋根に雪止めを付けてもらったが、次の大雪があればどうなることか気がかり。

(本ブログ関連:本当の”大雪”)

今年の二十四節気も「冬至」(12/22)を残すのみとなった。ああ、後ろから迫る時間に押し出されるよ・・・本当に。

ともあれ、イ・ソンヒが、アダモ(Salvatore Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」(1963年)をカバーして、同名曲「雪が降る(눈이 내리네)」(1988年)を歌う珍しいYoutube映像を見よう。(音質はソースによる)

(Youtubeに登録のjunghee .Pに感謝)

2014年12月6日土曜日

イ・ソンヒ30周年記念コンサートポスター

今年4月、イ・ソンヒ30周年記念コンサート「歌うイ・ソンヒ」会場で、彼女のサイン入り15集CD「SERENDIPITY」を購入したときにもらった公演ポスターを大事にしまってある。

このポスター、イ・ソンヒらしさが表現されていて、共感を得やすいのだろうけれど、あまりにも”普通さ”が滲み出ている。最近の他の写真に、もっとおしゃれな女性らしさを強調したものがあるが、よく考えれば、この方がいいのかもしれないと納得する。

彼女が何より素晴らしいのは、この体躯で、この雰囲気でといったところから途方もない歌唱力を今なお発揮していると、ポスターが気づかせる面があるのかもしれない。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒに似ている?”)

ところで昨晩、このポスターを我が部屋に飾って、久し振りに訪れた息子に、それとなく感づかせようとしたのだが・・・しばらく部屋で雑談したけれど、何~んにもいわずに帰っていった。そういうものなのか、はたまた気づかなかったのか。

2014年12月5日金曜日

火星

火星探査のためのNASA宇宙船「オリオン」の試験飛行がいよいよ始まった。午前7時(日本時間午後9時)にケープカナベラル空軍基地から無人試験機が飛び立った。今回は地球周回だけだそうだ。

(本ブログ関連:”火星着陸”)

ケープカナベラル、なつかしい名前だ。いつもは、隣接するケネディ宇宙センターの名を聞いていたが、両施設の使い分けはどうなっているのだろう・・・、Wikipediaによれば、ロケットが有人か無人かの違いのようだが。

火星について、探査機「キュオリシティ」による地表写真を見てきたけれど、学生時代に受けた月着陸のような衝撃はない。それが、2030年代に人類(アメリカ人)の着陸が実現するという。これから、16年以上先のこと・・・恐らく20年後位いのことだろう。

(本ブログ関連:”キュオリシティ”)

「はやぶさ2」が戻ってくるのが2020年末。これから、楽しみがいっぱいある。

(本ブログ関連:”木星や火星の春”、”はやぶさ”)

2014年12月4日木曜日

NHK紅白歌合戦の出場歌手

年末の恒例行事、NHK「紅白歌合戦」の番組名に、今更ながら「巨人軍」のような古さを感じるが、このところテレビの前に坐ることもなく、歌手名をどれくらい知っているか、大衆としての感度をはかってみた・・・ちょっと気になる。

ということで、次の出場歌手一覧で、知っている歌手に「○」印を、名前だけ知っている歌手に「△」印を勝手ながら付けさせていただいた。去年よりも意外と知っているのに安心した・・・選出の基準が変わったのかな?

2015年紅白歌合戦 出場歌手
紅組
白組
絢香

E-girls 五木ひろし
いきものがかり EXILE
石川さゆり 関ジャニ
AKB48 クリス・ハート

SKE48 郷ひろみ

NMB48 ゴールデンボンバー

HKT48
三代目J Soul Brothers
神田沙也加 SMAP
きゃりーぱみゅぱみゅ SEKAI NO OWARI 
香西かおり
SEXY ZONE
伍代夏子 TOKIO
坂本冬美
AAA
椎名林檎 T.M Revolution
天童よしみ 徳永英明
中島みゆき 長渕剛
西野カナ 氷川きよし
Perfume V6
藤あや子
福田こうへい
松田聖子 福山雅治
水樹奈々 細川たかし
水森かおり ポルノグラフィティ
May J. 美輪明宏

miwa 森進一
ももいろクローバーZ

薬師丸ひろ子

和田アキ子




2014年12月3日水曜日

はやぶさ2

4年前、7年間の旅を終えた小惑星探査機「はやぶさ」が帰還したときの感動を忘れられない。小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子を収めたカプセルを切り離した後、自ら夜空に燃えつきた情景に思わず感情移入したものだ。

(本ブログ関連:”はやぶさ”)

その後、「はやぶさ」が採集した鉱物の研究成果や、後継の「はやぶさ2」について、メディアに取り上げられることがあったが忘れがちで、今回のH2Aロケット(26号機)で「はやぶさ2」が打上げられる機会に、再び関心が呼び覚まされるという、素人ながらの盛り上り方をしている。素人はその気になるのは早いのだ。

打上げ日が気象具合のため、当初の日程から繰り下がった。今日ということだが、その時間に健康体操教室にいる・・・教室を休んで打上げの実況を見るべきか少し考えたけれど・・・健康体操を選んだ。素人は自分の方を優先するのだ。

帰宅してネットを探すと、Youtubeでリフトオフ光景(午後1時22分)も見られるし、新聞社の速報も次のように読める。
毎日新聞の記事「はやぶさ2: 打ち上げ成功 予定軌道に投入」(12/3、15:13、大場あい記者)は無事、「はやぶさ2」が切り離され、小惑星への軌道に入ったと次のように報じている。
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・三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日午後3時9分過ぎ、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」をH2Aロケット26号機から分離し、予定された軌道への投入に成功したと発表した。

・当初は、11月30日に打ち上げが予定されていたが、射場付近の天候不順が予想されたため2度延期していた。H2Aの打ち上げ成功は2007年の7号機から20回連続で、成功率は約96%。

・H2Aロケットは1段目のエンジンを切り離した後、2段目のエンジンを2回に分けて噴射し、地球を一周してミクロネシア上空ではやぶさ2を切り離した。

・はやぶさ2は、世界で初めて小惑星の微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機。水や有機物を含む小惑星「1999JU3」を目指し、生命の起源や太陽系誕生の謎解明につながる成果が期待されている。
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ところで、「はやぶさ2」の帰還は2020年という。東京オリンピックの年ではないか! この機会に何もかも成功することを楽しみに・・・6年先か。

2014年12月2日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 告祀

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(11/26)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第82回として、家族の加護を祈る儀式「告祀(고사)」にまつわる話を紹介した。

始めに、陰暦10月(「上月(상달)」)に行なわれた祭祀「告祀」について次のように紹介された。
・昔、陰暦10月を「上月」と呼び、家族の平和を祈る祭祀「告祀」を行った。居住敷地を守る神、家や台所、家族を守る神などに挨拶する儀式だ
・上月は収穫の時期に、刈り取った穀物を神に捧げ、心を込めて告祀の祭祀を行った。家族の平和を祈る儀式では、祭壇に餅(「告祀餅(고사떡)」)を供え、近所で分け合った。きょうの餅はカボチャが入って美味いとか、味が薄いなどといって話もした。告祀は、巫女(巫堂、무당)が行なうクッ(儀式、굿)と違い、主に女性が中心に日取りを決め、門に金の縄を引き、人が往来できぬようにした後、黄土を振りかけて厄払いした。そして、心を込めて財物を捧げ、それぞれの神に祈った。

▼ 「祈願(기원)」の歌と演奏を聴く。平和、豊作、愛を歌う・・・古皮に新酒、不思議な雰囲気を醸し出す今様である。

次に、儒教で基本となる道徳指針の「三綱五倫(삼강오륜)」について次のように説明された。
・「三綱五倫」の基準に従って生きると、国中が安らかになり、国民も平和になると、毎年豊作になるという。告祀は家族の平和のための祭祀だが、まず宇宙と自然、人類の調和を祈った。自分や家族が大切でも、世を一人で生きられぬからだ。本格的に告祀を行うとき、経を唱える専門の人を招くこともあった。昔は目が不自由な人がその役割を担った。農作や特別な技術を身に付けられぬ不自由な人が、自分の能力で生きられるための意味があった。

(参考)三綱五倫
  君爲臣綱/父爲子綱/夫爲婦綱
  父子有親/君臣有義/夫婦有別/長幼有序/朋友有信

▼ 「盲人德談経(맹인덕담경)」 の歌を聴く。読経に似て繰り返し淡々と進む、何処となく明るい。

最後に、今に告祀が引き継がれていることについて次のように解説された。
・10月の上月に告祀を行うが、それ以外に重要なときにも告祀を行った。海近くの地域で新船を買ったとき、あるいは節句に告祀を行った。今でも、新しいビジネスを始めたり、店舗をオープンするとき、映画の撮影を始めるときなどに告祀が引き継がれている。食べ物を並べる膳に豚の頭を供えてお辞儀をする。

▼ 厄払いの歌「エクメギ(액맥이)」の歌を聴く。土の香りをして軽快に歌い続ける今様である。

2014年12月1日月曜日

イ・ソンヒについて「人生のメンター」

女性歌手グループに「ジュエリー」があったそうだが、その中でメインボーカルを担ったキム・イェウォン(예원)が、bntnewsの記事(12/1)中、イ・ソンヒについて「人生のメンター(指導者)」と次のようにリスペクトしている。
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・あやかりたい、メンターはいるが、人生のメンターはイ・ソンヒ先輩。イ・ソンヒ先輩が有名でいらっしゃる時、活動する時の姿を見られなかったけれど、今まで倦(う)まず弛(たゆ)まず音楽をなさって、今でも見るとキャリアウーマンみたいな感じを受ける。(テレビ番組の)ヒーリングキャンプに出て来られた姿を見たが、(イ・ソンヒの愛弟子である)イ・スンギ先輩がとても羨ましかった。
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(本ブログ関連:”ヒーリングキャンプ”、”イ・スンギ”)