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2014年11月20日木曜日

イ・ソンヒの「分かりたいです」

何度も触れたことだが、イ・ソンヒの代表曲のひとつである、しっとりとした曲調が美しい3集収録の「分かりたいです(알고 싶어요)」(作詞ヤン・インジャ、作曲キム・ヒガプ、1986年)は、作品の成立にさまざまな逸話がある。ファンも一緒になって作ったといってもいいかもしれない。

「李氏朝鮮で最も有名な妓生」である黄真伊(ファン・ジニ:황진이)の伝承に引き込まれるようにして、この歌は元々、彼女の次の漢詩がベースになって生まれたとまことしやかな噂となった。

蕭寥月夜思何事
寢宵轉輾夢似樣
問君有時錄忘言
此世緣分果信良
悠悠憶君疑未盡
日日念我幾許量
忙中要顧煩或喜
喧喧如雀情如常

実際に、作曲家と作詞家の関係、この歌を最初に発表したのは、あるいは、漢詩はいかにして登場したかなど興味深い話題を、次の「本ブログ関連」のリンク先で紹介した。現在は、古典をしのびつつも、逸話にぶれることなく、ファンに長く支持される名曲となった。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「分かりたいです」、そして漢詩”)


月明りの夜、あなたは、誰を想いますか
夢路で、あなたは、何を見ますか

深い夜、一人醒めて、涙流しませんか
時に日記に、私のことも、記しませんか

私と逢って幸せでしたか、私の愛を信じますか
あなたを想えば、全て気掛かりです

一日中、私の想い、どれほど重ねますか
私本当に、あなたの、心に入りますか

雀のように、騒いでも、今でもかわいいですか
忙しいとき、電話しても、私の声嬉しいですか

私はとても綺麗ですか、心から私を愛してますか
本当に分かりたいです、話ししてください

(Youtubeに登録のhyunmi kimに感謝)