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2011年12月25日日曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金月荷

KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/21)に、人物シリーズ7回目として、「歌曲(가곡)」、「歌詞(가사)」そして「時調(시조)」の名唱(명창)、金月荷(김월하 、1918年~1996年)が紹介された。

正歌(정가)の復習(10/26)から始まった。
・金月荷の得意とする正歌には、歌曲、歌詞そして時調がある。
・比較的身分の高い教養ある人々の間で親しまれた音楽で、詩をメロディーにのせて歌うという形式。

▼名妓黄真伊(황진이)が宗室の碧溪水(벽계수)を川の流れに例えて誘った詩に因んだ、金月荷による平時調(평시조)の「靑山裏碧溪水よ(청산리벽계수야)」(歌詞聴く。ときにファルセットが妙に艶めかしさを感じさせる。
(Youtubeに登録者のkoartny80に感謝)
(参考:資料

次のように金月荷のプロフィールが紹介された。
・1918年、ソウルに生まれる。(1918年02月08日、京畿道高陽?)
・(人生の大きな変転を経て)歌の道に足を踏み入れたのは30代後半の時と、かなり遅い。
・女性による歌曲、「女唱歌曲(여창가곡)」の発展、後進の育成に努める。

▼金月荷による女唱歌曲の界面平弄(계면평롱)(北斗七星(북두칠성))(歌詞)を聴く。哀調と女心を・・・ハイトーンで。

▼金月荷による詩唱(시창)、「關山戎馬(관산융마)」(歌詞)を聴く。申光洙の詩で、杜甫の「登岳陽樓」からきているそうで・・・。朗々と歌われている。

(本ブログ関連:"ファン・ジニ"、"イ・ソンヒと黄真伊の関係 "、"イ・ソンヒの「分かりたいです」、そして漢詩 "、"イ・ソンヒの「分かりたいです」 ")