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2024年8月31日土曜日

(気象のいましめ) 二百十日

台風10号は、8月29日に九州(鹿児島県薩摩川内市付近)上陸後 → 四国横断の進路を定めているようだが、自転車あるいは人の歩行並みという余りの低速だ。その後、熱帯低気圧に変わりながら関西(紀伊半島南部)へ進み、本州横断が<予想>*されている。遠く南関東地は余波を受け、だらだらと雨降りが続くばかり。
(*-1)予想進路:今後さらに「迷走」する可能性ありとの報道が出る始末。
(*-2)9/1 熱帯低気圧化し、その後温帯低気圧化するとのこと(9/2追記)

そういえば子どものころ、「二百十日」の言葉は割とポピュラーだった(大人たちから聞かされただけかも知れないが)。
最近あまり聞かれないのは、ザックリした表現のためか。天気予報で単なる話題に終っている気がする・・・取りあげれば説明に時間がかかるからかもしれない。そうであれ、伝統の言葉には直感的な共有感や季節理解があって貴重だが。

(本ブログ関連:”気象のいましめ”)

「立春」(2/4)から数えて210日目のきょうを、雑節で「二百十日」という。今年は、四年に一度の「うるう年」にあたり、2月が例年に比べて1日多いため、きょう(8/31)になる。うるう年でない例年の場合、二百十日は 9/1 となる。

二百十日のころに、台風がよく来るとか風が強く荒れるなど、空模様の危なっかしい日とされた。稲の開花時期でもあり、「農家の厄日」ともいわたそうだ。日本独特の地形や季節による観天望気のようなものだろう。
ウェザーニュースに次の解説記事がある。

■ ウェザーニュース
「二十四節気「処暑」  立春から210日目に警戒すべき理由とは?」(2024/08/22)抜粋
https://weathernews.jp/s/topics/202408/210155/
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「二百十日(にひゃくとおか)」に警戒すべし
・「二百十日」は雑節(ざっせつ)の一つで、立春から数えて210日目のことです。
・二百十日のあたりは古くから、野分**などの災害が起こりやすいとして、厄日(やくび)と考えられ、特に農家の人たちは警戒していました
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(**)野分:「台風の古称。二百十日の頃、野の草を吹き分ける強い風」(Wikipedia)

ところで、アメリカのハリケーンの場合、二百十日に当るようなものはあるのだろうか(ちなみに、二百十日についての英語版Wikipeda はない)。大平原の先に現れるハリケーンにも、きっと前触れのようなもの(いい伝え)があると思うのだが。