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2023年9月23日土曜日

秋分2023

[早朝の小雨のため野鳥観察(探鳥会)を休む。結果、今月定例の全2回を休んだことになる]

きょうは二十四節気の「秋分」、かつ国民の祝日(「秋分の日」)でもある。秋分は、春分とともに、形式的には昼夜それぞれ同じ長さになるといわれるが、実際はわずかにズレ(日本の場合、昼が14分間ほど夜より長い)ている。

私にしてみれば、秋分は日没が早まるプロセスに過ぎない・・・寒さが苦手なので、深まる秋に心が落ちつかなくなる。実際、10月に入ると野鳥観察(探鳥会)の集合時刻が30分遅くなる。日昇が遅くなり、鳥の目覚めも遅れて、それに合わせて探鳥会の開始も遅れる。
でも今年の夏は長引きそう・・・秋9月にまで越境しているのだから。それでも朝と夜、水道水が冷たく感じるようになった。

即物的な感想しかないので、もちっと秋の言葉でも探してみよう。
青空文庫に掲載の上田敏の訳詩集「海潮音」に、仏詩人ポール・ヴェルレーヌの「落葉」(「秋の歌」)がある。(この詩の第一連は、WWⅡのノルマンディ上陸作戦で、レジスタンスへ向けての暗号放送に利用された)

(本ブログ関連:”秋の日のヴィオロンの”)

落葉      ポオル・ヴェルレエヌ
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秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し。

鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。

げにわれは
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。
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今の公園の落ち葉は、夏の暑さに負けたもの。紅葉の結果ではないが、これから曼殊沙華が一面に咲くようになれば、秋が本格的にやって来たことを実感する。もうちょいのはず。