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2023年6月8日木曜日

梅雨入り 2023、ウメシロップ

本日午前、気象庁は関東甲信地方の「梅雨入り」を発表した。農家にとって恵みの雨だが、都市生活者には長雨で行動が狭まり少々厄介な観がする。最近、自然を通じてものを見る習慣がついてきたおかげで、梅雨を素直に受け入れるようになった。

(本ブログ関連:”梅雨入り”)

先日(5/2~5/3)、西日本から伸びた梅雨前線に台風2号が加勢したせいもあって、関東方面に豪雨をもたらしたが、梅雨入りにいたらなかった。その後、しばらく好天がつづき待ちぼうけになっていたが、ようやく梅雨入り*したわけだ。平年および昨年と1、2日遅いだけでいつも通りになった。

(*)昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信
https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/kako_baiu09.html

■ 令和五年(2023年)の梅雨入り
https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html
地方令和5年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月18日ごろ8日遅い14日遅い5月10日ごろ5月4日ごろ
奄美5月18日ごろ6日遅い13日遅い5月12日ごろ5月5日ごろ
九州南部5月30日ごろ同じ11日早い5月30日ごろ6月10日ごろ
九州北部5月29日ごろ6日早い13日早い6月4日ごろ6月11日ごろ
四国5月29日ごろ7日早い13日早い6月5日ごろ6月11日ごろ
中国5月29日ごろ8日早い13日早い6月6日ごろ6月11日ごろ
近畿5月29日ごろ8日早い16日早い6月6日ごろ6月14日ごろ
東海5月29日ごろ8日早い16日早い6月6日ごろ6月14日ごろ
関東甲信6月8日ごろ1日遅い2日遅い6月7日ごろ6月6日ごろ
北陸6月11日ごろ6月6日ごろ
東北南部6月12日ごろ6月6日ごろ
東北北部6月15日ごろ6月6日ごろ


ウメシロップ
この時期、スーパーでは成長したウメの実を大量にポリ袋へ入れて売っている。大きなガラス瓶と氷砂糖、それに焼酎を組み合わせれば自家製<梅酒>ができあがる。
子どものころ、母が手作りしたのは、焼酎だけ除いて作った<ウメのシロップ>だった。暑い夏、このシロップに氷と水を足してできあがる冷たい飲み物は(現在のように多種多様な飲料がある時代と違って)わが家の大事な風物だった。美味しくて、子どもたちはアッというまに飲み干してしまった。

そうそう、瓶に漬かった糖分がたっぷりしみ込んだウメの実は実にうまかった。風味もあって和菓子に使えそうなほど。こっそり、砂糖漬けの梅の実だけをつまみ食いする楽しみもあった。