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2023年5月2日火曜日

早朝の公園

早朝、窓に薄明かりを感じ、急に目が冴えた。きょうの「日の出」は、4:49(東京天文台、三鷹)で随分と早くなっている。ちなみに、1月1日は、6:50だったのだから。
つられて早起きしてしまい、いつもの探鳥会の時刻(6:30)に、ひとりで公園を巡ってみることにした。

冬から春へ進むにしたがい、太陽高度が高くなりどんどんまぶしくなる。探鳥会の集合時刻(4月~9月:6時30分、10月~3月:7時)と照らし合わせて分かる。

東京の太陽高度  集合時刻    高度
2023/01/01 7:00    01度12分54秒
2023/05/02 6:30    19度14分38秒

公園の雑木林
園内を進むと、ウグイスやシジュウカラの鳴き声がわすかに聞こえる。静かな雑木林は、緑が濃くなっている。高木を見上げれば、葉が太陽を背に透明感あふれ、樹下の緑陰との対比がきわだつ。


アオギリ(写真左)
アオギリの葉が、朝陽を透かして輝いていた。光の魔術だろうか、ふだん気に留めない樹に神々しさを感じた。
幹に巻き付けられたパネルに次の解説がある。「青桐(アオギリ)。幹や枝が緑色の落葉高木。葉は大きく、掌状(しょうじょう)です。舟形 に割れた果皮の縁に種子がつきます。」

ヤマボウシ(写真右)
アオギリと反対側にヤマボウシの高木があった。朝陽を受けて全体が輝いて見落としそうになったのが、白い花だ。花の形に大陸的なものを感じる・・・そういえば、映画の三蔵法師のかぶりものに似ている。
幹に巻き付けられたパネルに次の解説がある。「山法師(やまほうし)。山地にはえる落葉高木。赤い果実は食べられます。花を白頭巾(しろずきん)の法師にたとえた名前です。」



ツグミ
クジラ山の原っぱにサクラの木立がある。ツグミが1羽、地面にいた。群れて日本に渡り、じょじょに散らばっていくという。帰るときには再び群れるそうだ。胸を張る姿が特徴とのこと。人に対する警戒を感じない。



ナラ枯れ病防除のためトラップ
帰り道、業務に使用したような紙をひとの背丈ほどの高さまで巻き付けた木があった。まるでエジプトのミイラを思い出す。その上に、以下のような解説パネルが貼りつけられていた。トラップということは、薬品というより、カシノナガキクイムシを防寒の楽園に誘い込み、一網打尽するといったことだろうか。
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ナラ枯れ病防除のためトラップを設置しています。
・ナラ枯れ病はカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によって樹木が急速に枯死する病気です。
・病気を防除するためカシノナガキクイムシをトラップで捕獲しています。
・人や動物、ナラやカシを除いた他の草木にはナラ菌の影響はありません。
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