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2023年2月12日日曜日

日曜日の自然観察園

きょうは、暖かく過ごしやすい晴天の一日だった。最高気温は 16.4℃(15:09)で、きのうより約3℃ も高い。気象庁の日最高気温(1991~2020年)を見ると、3月31日は 16.2℃ なので、今朝の天気予報の通り3月末に相当する。

にもかかわらず、私はいつものようにダウンジャケット(昔風にいえばチョッキ)の上にジャケット(昔風にいえばジャンパー)を重ね着して、公園に併設の「自然観察園」を訪れた。
(追記: 最高気温のころには、汗ばんで襟元を開かざる得なかった)

日曜日なので、大勢のひとびとが来園していたかといえば、ぼちぼちの状況だった。というのも、観察園の草地に野草はなく枯れはて、樹木も大方葉が落ちた、そんな寂しい景観が広がっていた。観察園の今月の「花だより」は、野草の越冬の姿である「ロゼット」観察を推奨していたのだが。

(本ブログ関連:”ロゼット”)

そんな中、愛称「かたくり山」で、野草の花たちと巡り会えた。次の写真の「セツブンソウ」(左)、「フクジュソウ」(右)だ。ともに丈の低い花だが、何とか日光を浴びようと頑張って見えた。白い花のセツブウンソウは陽にあたって色が飛んでしまうので、日陰のものを撮った。黄色いフクジュソウは遠くの斜面に5つの花を咲かせていたが・・・囲いの奥中なのでよく撮れなかった。とはいえ冬の寒さの中、健気に咲いている二つの花に力をもらった気がした。

(本ブログ関連:”セツブンソウ”、”フクジュソウ”)


こんなとき、観察園の枯れ地や枯れ枝の上で、カラスがあちこち我が物顔して群れていた。かれらは、住宅地から随分減った(生ごみの回収袋を破ってまき散らしたりしていた)が、追われるようにしてきた公園など自然保護の場所で、野鳥のヒナを狙ったりするという。悪役稼業はつづくようだが、腐肉の掃除屋でもあるし・・・。