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2022年11月13日日曜日

(雑談)硫黄と滝沢秀明氏

最近、芸能事務所「ジャニーズ事務所」の副社長を務めていた滝沢秀明氏が退社したという。彼の芸歴について詳しくないが、火山調査に関与したことを、以前の本ブログに記したことがある。研究機関の論文と英科学誌への投稿者のひとりとして名を連ねていたのだ。研究対象は、鹿児島県沖の薩摩硫黄島にある「鬼界カルデラ」だ。

(本ブログ関連:”滝沢秀明”、”硫黄”)

昔のこと、中年になってひとり鉱物採集に目を向け始めたとき、硫黄と名の付く山を訪れたいと思案した。その第一が、YS-11(最終航路前日)に搭乗して北海道の女満別空港を降り、知床硫黄山に登った。ヒグマを恐れて空き缶をハンマーで叩きながら、硫黄結晶(塊り)のある場所へたどりつき採集した。

次に行こうとしたのが、今度は日本の南側、薩摩硫黄島の硫黄岳で硫化水素と高熱水が噴き出す噴気孔を目の当たりにしたかったが、(当たり前ながら)登山禁止だった。無茶苦茶な目論見だったわけで、それなりの装備が必要で、研究者のみ可能と知って断念。鉱物趣味の仲間内でも、そこまでチャレンジしたひとはいなかった。(浅間山噴火のとき、火山に関心を持ったマニアのオフミーティングに参加したことはあるが・・・鉱物マニアと火山マニアは別系統)

後に、薩摩硫黄島の「鬼界カルデラ」調査*に滝沢秀明氏が参加されたとニュースで知って、その本気度に驚きうらやましく感じたものだ。
(*)神戸大学「鬼界海底カルデラ内に巨大溶岩ドームの存在を確認」
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_02_09_01.html

ところで、滝沢氏のTwitterのヘッダーにある写真**はすごい。昔、雲仙岳の火流に巻き込まれて亡くなった、仏の火山学者「クラフト夫妻」の溶岩流をバックにした映像***を思い出す。
(**)Twitter  https://twitter.com/h_Takizawa329
(***)Youtube    https://www.youtube.com/watch?v=oMArx64RBO4&t=125s

クラフト氏は、溶岩流に船を浮かべて乗ってみたいと語ったことがある。そんな空想を、もしかしたら滝沢氏も心に描いているのかもしれない。


(付記)
NHK「ダーウィンが来た!」(11/13)
「日本で急増中!おしゃれ水鳥の柔軟ライフ」
・渡り鳥の「カンムリカイツブリ」が、温暖化で日本に留まる(越冬する)傾向にある。
・青森県津軽平野の(コンクリート補強されていない)ため池,川などで見られる
・求愛ダンス → 巣作り → ヒナ誕生 → ヒナの食羽行動&エサ魚摂食 → ヒナ分け(生育)