ブログ本文&資料

2022年6月4日土曜日

野鳥観察(36)

早朝の野鳥観察(探鳥会)へ出かけるのに、日ましに気分が軽快になる。家を出れば、太陽の高度は22.6度で、前回(5/28)と比べて少々高く、辺りを暖かく明るく照らす。集合場所へ向かい西へ進むとき、反対に東へ向かうランナーたちが眩しそうに朝陽を手でさえぎっていた。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

きょうも軽装(といっても長袖だが)だった。暑さを感じるまではないだろうと思ったが、結果として額に汗が滲みハンカチで拭いた。会の皆さんと一緒に行動することで、朝の心地よい運動にもなっている。感謝です。

ところで、幹事さんの集計によると、参加者数と探鳥の野鳥種類数が同じになった。そんな愉快なことがあったが、私としては、緑陰に隠れた鳥たちを見つけるのは手の打ちようもなく、平凡な観察に終わった。
今回、フィールド観察でプロフェッショナルな方が初めて参加され、「(緑の濃い)この時期、8~9割を鳴き声で判別している」と語っていたのに驚いた。

わが観察はいつも通り、ベテランの方からの解説をいただきながらの結果となった。
・ムクドリ: 一斉に木立から飛びつ(別場所で、ヒナが樹上で給餌を受けていたようだ)
・ヒヨドリ: つい「ヒヨ」といってしまう自分がちょいと恥ずかしい。
・スズメ: かれらだってカウント数に入れなくては・・・。
・ツバメ: 飛翔姿を見て、「ヒメアマツバメ」とベテランの方から解説いただいた。
・鳥の巣: 樹上に細枝を稠密に組んだ鳥の巣があった → 近くにカラスがいたが?
・ハシボソカラス: (↓写真)観察路にあるグラウンドの網の上で2羽が睥睨していた。
・ガビチョウ*: 終盤、喧噪な鳴き声が続いた。侵入生物なので残念な気がする。
(*)国立環境研究所の「侵入生物データベース」によれば、「江戸時代から輸入の記録があるが,野外では1980年代に北九州で観察されたのが最初」とのこと。最近のことと知って、かれらの賑やかな歌声に興がなかなかわかない。
   https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/20150.html

その他、植物「ドクダミ」、「ワルナスビ」について
① 会長が道ばたに生えた「ドクダミ」の花弁を見せて、4枚あるが大中小とあって、大と小、中と中の対になっていると解説いただいた。わが家の庭のドクダミが今年ついに復活した。どう駆除しようかと考えていた矢先、ドクダミも一生懸命生きていると感じた次第。
② 観察順路に「ワルナスビ」の花が咲いていた。ちょっと気を引くような不良っぽさを感じるのは、これも侵入生物だからなのだろうか。

(本ブログ関連:”ワルナスビ”)