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2018年2月21日水曜日

冬季オリンピック女子団体パシュート 金

まさに、その日その場限りの俄かファンにとって、今回の勝利がなければ身近に聞くことも無かったかもしれないオリンピックのスケート競技がある。

チームで追い抜きする種目を「団体パシュート」と呼ぶそうだ。そんな女子スピードスケート種目で日本チーム(4名)が、オリンピック新記録で「金」メダルを獲得した。めでたいことが続く。

共同通信の記事「スピード女子団体追い抜き『金』」(2/21)は次のように報じている。
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・平昌冬季五輪第13日の21日、スピードスケート女子団体追い抜きで高木美帆*(23)=日体大助手、高木菜那*(25)=日本電産サンキョー、佐藤綾乃*(21)=高崎健康福祉大、菊池彩花(30)=富士急=の日本が金メダルに輝いた。今大会の日本のメダルは11個となり、1998年長野五輪を上回り冬季大会最多となった。

・高木美は1500メートルの銀、1000メートルの銅に続くメダル獲得。長野五輪で金2個、銀1個を手にしたスキー・ジャンプの船木和喜に次いで、冬季五輪の1大会で三つのメダルを獲得した2人目の日本選手となった。今大会の日本の「金」は3個目で通算では13個目。
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(*)決勝に参加した選手3名、また高木両選手は姉妹

(追記)
高木両選手の姉妹関係について、日刊スポーツの記事「高木姉妹8年の五輪金メダル物語、ケンカしたことも」(2/22)は、金メダルにいたるまでの、互いにライバル視し、研鑽しあった経緯を紹介している。

Twitterのハッシュタグ

「Twitterのハッシュタグって、知ってる?」なんて聞いたら、鼻で笑われるだろう。Twitterのユーザー登録はしたものの、何も書き込みもせず、覗くだけだった。そんなとき、ある話題が気になりハッシュタグをやってみようと思った。

「Twitter」や「FaceBook」で、ある話題が盛り上がっているという。そこで、Twitterの世界でどんな風になっているのか知りたくて、初めてハッシュタグしたのだが・・・ちなみに、「FaceBook」のユーザー登録はしていない。

まして、「インスタ映え」なんて全く無縁。「スマホ」も「タブレット」も使ったことがない。ガラ携なので「Line」だって知らない。

今となっては、到着点が「東京でベコ飼うだ」といった勘違いがおかしい、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」(1984年)と同じ世界にいるのかもしれない・・・だんだん、そんな気がしてきた。


(Youtubeに登録のhironameko09に感謝)

KBS WORLD「国楽の世界へ」 御馳走

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/14)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、パンソリ「興甫歌(흥보가)」、「春香歌(춘향가)」にまつわる馳走の話を紹介した。

始めに、韓国の正月は旧正月「ソルナル(설날、元日)」を採用していることについて次のように紹介された。
・韓国の日常生活はほとんど陽暦基準だが、正月は旧正月(陰暦)の「ソルナル」を採用している。ソルナルは一年の始めであり、民族精神を継承する日でもあるが、最近は、遠くにいる家族が集まる日の意味合いが強いようだ。正月を控えるころ、祭祀やもてなし料理を作る家庭も多い。パンソリ「興甫歌」にも馳走を準備する場面がある。

▼ 「興甫歌」から「ノルボが興甫の家を訪ねる場面(놀보가 흥보집 찾아가는 대목)」。(兄弟もままならず)

次に、パンソリ「興甫歌」で、善人の弟「興甫」の妻への、兄「ノルボ」が嫌がらせについて次のように紹介された。
・パンソリ「興甫歌」で、意地悪な兄「ノルボ」は、寒い真冬に、善人な弟「興甫」家族を追い出し、食糧が尽き訪ねて来た興甫を、殴って追い返す。そんな兄が、弟が金持ちになった噂を聞き駆け付ける。興甫の妻はノルボを招くが不満だが、家族なので馳走の準備をした。それも溢れるほど豪勢に・・・見返したかったのだろう。ノルボもそれに気づき嫌がらせして、興甫の妻に、酒を勧める妓生が歌う「勧酒歌(권주가)」を歌わせようとした。興甫の妻の怒りはいかばかりだったか。

▼ 「勧酒歌」として「萬壽山(만수산)」の曲を聞く。(王の長寿を願うか)

最後に、パンソリ「春香歌」で「李夢龍(이몽룡)」への勅命と春香との別れについて次のように紹介された。
・パンソリ「春香歌」にも「勧酒歌」の場がある。王の勅命で地方に遣わされた「李夢龍」は、物乞いの姿をして地方官の宴を訪ね、飲食で、妓生の勧酒歌がないと飲めぬと言う。妓生は仕方なく酒を注ぐが、彼が王の勅命を受けてのこととは知らず、<一生物乞いをするように> と歌い呪った。李夢龍が科挙の準備に都漢陽へ向かうとき、春香は彼のため食事を用意した。その中身が、京畿雑歌「出引歌(출인가)」で歌われる。青唐辛子、塩漬けのキムチ、たこ、アワビなど、心を込めた数々の膳だ。愛する春香を置いて、漢陽へ向かう李夢龍の足も重かったろう。

▼ 京畿地域の雑歌「出引歌」を聴く。(心を込めて料理が次々と並ぶ)