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2018年8月14日火曜日

埴生の宿

映画「二十四の瞳」(木下惠介監督、1954年)の中で流れた、記憶に残っている音楽に「埴生の宿」がある。子どものころゆえ、ストーリーも映像もおぼろでしかない。ただし、「埴生の宿」の旋律はいつも耳の底で響いていたようで、小学校の音楽室で学んだとき、久し振りに巡り会った懐かしい気がした。

Youtubeにある、この映画の始まり部分だけだが見直した。クレジット(ここでは「仰げば尊し」が歌われる)の後、「アーニー・ローリー」の旋律とともに、舞台となった「小豆島」の戦後と戦前の姿を描く。
戦後
・石切り場の紹介:小豆島は花崗岩を産し、むかし大阪城の石垣に使われた。
・お遍路の列:島内に独自の「八十八ケヶ所巡り」の遍路道がある。
・活況を示す商店街、交通の充実
戦前
・背負子姿、手漕ぎ船、魚網の直し
・醤油(味噌)樽を牛車に乗せて運ぶ行列

この部分だけ見ても、小豆島についていろいろなことが、直ぐに浮かんでくる。私としては、もう一度見直すべき映画だ。


(Youtubeに登録のYouTube ムービーに感謝)

そうそう、映画に肝心の「埴生の宿」が流れる場面をYoutubeで探せなくて、変な記述になってしまった・・・。ご容赦。