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2014年4月2日水曜日

(緊急)イ・ソンヒ 各都市ツアー計画

イ・ソンヒの公式ホームページ掲示板に、「[緊急]世宗コンサート...そして、大邱、蔚山、光州...」(4/1、キム・ヨンスク)として、(韓国内)全国コンサートツアー計画が次のように紹介されている。

(概要)
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・企画会社(フックエンターテインメント)は、既に19日、20日両日の世宗文化会館での公演を、18日(追加)、19日、20日まで3日をかけて実施すると決定した。
・また、世宗文化会館公演を始め、全国ツアー公演をするという。全国ツアーは5月10日、11日大邱(テグ)公演を筆頭に、続いて24日、25日蔚山(ウルサン)、6月7日、8日光州(クァンジュ)につながるだろう。その後も他地域を計画中。
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ちなみに、前回(2011年)、前々回(2009年)のコンサート状況は次の通り。

【2011年】
(海外)
・ニューヨーク2.3(木):カーネギーホール(Stern/Perelman)
(韓国)
・ソウル5.21(土)-22(日):世宗文化会館  ★レポート
・水原7.2(土)-3(日):文化の殿堂 幸せ劇場
・高陽7.9(土)-10(日):高陽アラムヌリ アラム劇場
・大田7.16(土)-17(日):忠南大 チョンシムファホール
・釜山9.3(土)-4(日):KBS釜山ホール
・全州9.17(土)-18(日):全北大 三星文化会館
・仁川10.8(土):サムサン・ワールド体育館
・光州11.5(土)-6(日):光州文化芸術会館 大劇場
・大邱11.12(土)-13(日):大邱EXCO本館 5階
・晋州11.19(土)-20(日):慶南文化芸術会館

【2009年】
・ソウル(서울)4.1-5:COEXオーディトリウム ★レポート
・仁川(인천)5.16(土):仁川サムサンワールド体育館
・全州(전주)6.27(土):韓国音文化の殿堂モアクダン
・清州(청주)7.5(日):清州芸術の殿堂大公演会場
・水原(수원)7.11(土):京畿道文化の殿堂大ホール
・城南(성남)8.15(土):城南アートセンターオペラハウス
・高揚(고양)9.5(土):高揚アラムヌリ アラム劇場
・大邱(대구)9.12(土):大邱市民会館大劇場
・釜山(부산)10.24(土):KBS釜山ホール
・大田(대전)11.1(日):忠南大 チョンシムファホール

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金弘道

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/26)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第49回として、風俗画家の「金弘道」(キム・ホンド、김홍도、1745年~没年不詳)にまつわる話を紹介した。

    (本ブログ関連:”金弘道”)

まず、朝鮮王朝後期の風俗画家として有名な金弘道の紹介から、次のように始まった。
・金弘道の代表作「書堂(서당)」は、登場の人物をそれぞれ生き生きと描いている。書堂は塾のような所で、先生に叱られて泣く子、それを興味津々と眺める子、どこか申し訳なさそうな先生、こうした瞬間を捉えた「書堂」は、彼の作品中、最も知られている一枚だ。
・その他の作品の、「相撲(씨름)」は、組み合う二人を息を呑んで見つめる観衆、ひとり飴売りする少年などの姿を描いている。また、「舞童(무동)」は、楽器ピリ、テグム、ヘグム、プク、チャングなど奏する丸座の傍らで、長い袖をひらめかして踊る子供の姿を描いている。金弘道は、風俗画だけでなく、宮中画、仙人図、仏教画、ソンビ画、細密画など様々な作品を残した。

▼ 竹風流(대풍류)の中の「念仏打令(염불타령)」を聴く。随分とソフィスティケートされた演奏。

次に、金弘道の人物と音楽に対する造詣について、次のように説明している。
・金弘道は、1745年(朝鮮王朝の英祖(영조)の代)、ヤンバンと庶民の中間の中人身分に生まれた。7歳頃から、文人であり画家、評論家として知られた姜世晃(강세황)の元で絵を学ぶ。その後、師の推薦を受け、絵画担当の官庁、図画署(도화서)で画家として働く。実力を伸ばし、才を認められ、王の公式肖像画「御真(어진)」を任せられ、20代の若さで、当時の王「英祖(영조)」と、後年「正祖(정조)」となる王子(世子)の御真を描いた。
・金弘道は、絵だけでなく人格も高く評価された。当時の記録に、「彼は風采が美しく、心が広く、些細なことは気にもとめなかったので、人々は彼を仙人のような人だと言った」、さらに「彼を見た人たちはみな、高尚で世俗離れしていて、平凡な人とは何か違うということを、一目で見極めることができた」と記されている。
・また、1784年の作品「檀園図단원도)」には、旅行家の鄭瀾(정란)先生、同僚画家の姜熙彦(강희언)を交えて、コムンゴで風流音楽を奏する自身を描いている。

▼ 霊山会相の中の「中霊山(중령산)」を聴く。ゆたりとして、霞湧く山中奥深く、コムンゴ、テグムの調べを楽しむよう。

・また、自画像とされる作品「布衣風流図(포의풍류도)」は、中央に琵琶を演奏しながら座る人物の着衣が、華やかな色彩の絹でなく、素朴な麻のところから、官職につかぬソンビを連想させる。周りに、刀、巻物、ひょうたん、そして楽器のセンファンが置かれている。絵の人物が奏している琵琶は、コムンゴ同様、ソンビの楽器とされた。また、センファンは、仙人が演奏する楽器として頻繁に登場する。素朴ながら知性溢れる姿は、金弘道を連想させる。

▼ 霊山会相の中の「打令(타령)」を聴く。素朴な楽器が、奏者の手にかかると味わいのある響きする。