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2013年5月5日日曜日

イ・ソンヒの「リンゴの木の下で」

リンゴは甘くて酸っぱいのがよい。その方が、本当のリンゴの味がする。子どもの頃のリンゴはみんなそうだった。熱を出すと、リンゴをすってガーゼで濾してもらい、ジュースにしたものを飲んだ。それは随分と甘くなっていた。いろいろな記憶につながるからか、余計にそう確信する。

ところで古い時代のリンゴの木の下には、(作家たちが描く)いろいろな・・・初恋もあれば、傲慢な愛もあったけれど、今は違う。イ・ソンヒの13集所収の「リンゴの木の下で(사과나무 아래서)」(2005年)には、5月のリンゴの花散るころになれば、木の下に立って笑うことができるかもしれない、そんな主人公の姿が見えてくる。

(本ブログ関連:"四春期"、"「カンホンの歌手列伝」 イ・ソンヒ"、"イ・ソンヒへの称賛"、"(資料)レジェンド・プロファイル16弾-イ・ソンヒ"、"写真家から見たイ・ソンヒ")



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