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2012年3月6日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 朴緑珠

KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/27)に、人物シリーズ17回目として「現在のパンソリ(판소리)界の育ての親とも言える女性パンソリ歌手、朴緑珠(박록주、1905年2月28日~1979年5月26日)」紹介した。

朴緑珠の経歴から、妓生(きしょう、기생、キーセン)についての紹介から始まった。
・見目形の美しい花草(화초)妓生と、音楽や踊りに優れた芸事を披露する藝妓(예기)の2種類があった。朴緑珠は藝妓であった。
・小説家金裕貞の朴緑珠に対する逸話が紹介された。(何だかなあ、宮沢賢治のような、あるいは「伊豆の踊り子」のような・・・)

▼朴緑珠による、短歌(단가:短い歌)の「大觀江山(대관강산)」(風月江山の別名)を聴く。めりはりと鋭さがある。悠々自適に生きたいものである。

次のように朴緑珠プロフィールが紹介された。
・1905年 慶尚北道の善山郡に生まれる。
・朴基洪(박기홍)、金昌煥(김창환)の指導を受ける。
・女性国劇の発展に寄与し、パンソリの建て直しにつくした。
・1979年5月26日 没す。

▼朴緑珠による、パンソリ「興甫歌(흥보가)」から「燕路程記(제비노정기)」を聴く。とても通る洗練された声だ。

▼朴緑珠による、パンソリ「興甫歌(흥보가)」から「ノルボがひょうたんを割る題目(놀보 박타는 대목)」を聴く。(「舌切り雀」の爺さん=興甫フンボ、婆さん=ノルボの役回り)


(追記)
隣り街にある地域医療支援病院で診察を受けた後、久し振りに銀座に行く。リヤドロで「さわやかな少女」像をもとめる。髪を風になびかせながら、両手に花々を抱える幼い少女像である。
ところで、男の子向けTV番組「海賊戦隊ゴーカイジャー」は終了して、その後を「特命戦隊ゴーバスターズ」がつないでいるという。吉祥寺のヨドバシのおもちゃ売り場に探す。この種のものは、銀座のデパートは無縁のようだ。