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2011年8月28日日曜日

栃木県那須塩原市百村採石所跡

炎暑と豪雨の両方を敬遠して、この夏場にしばらく間を置いた鉱物採集を再開する。栃木県の鉱物採集の会で計画しながら実現が延びている、栃木県那須塩原市の百村(もむら)採石所跡の「デュモルチ石」採集にチャレンジする。

いつものように、хаякава氏の車に同乗させてもらい現地に赴く。板室温泉手前の木ノ俣から入った林道は思いのほか道のりが長く、未舗装路部分では窪みに雨水がたまり、車体が大きくバウンドする。ようやくたどり着いた発電所手前の広場に、4、5台の車がとまっていた。中のひとりの方に聞くと、前夜「道の駅」で待機し、早朝からヤマメのフライフィッシングをしているそうだ。

発電所の横を進み沢(木ノ俣川)に降りる。先日来の雨の影響か沢の水量が多い。向かいにあるズリを登るためには、流れに点在する岩を伝わねばならないが、滑りやすく落下すれば腰まで水に浸かる。それに、むき出しの岩場での打撲の危険を感じて渡河を断念した。ところが、хаякава氏は岩の上を難なくスイスイと伝い渡ってしまったのだ。

さて、成果?は次の通り。
沢の対岸のズリ場で、デュモルチ石を見つけることはできなかったそうだ。
発電所側下の沢岸でもデュモルチ石は未見だが、次のもの(いただきものがメイン)を入手。
・黄鉄鉱(結晶大)、電気石(放射状)、水晶、褐鉄鉱?、緑泥石
(ところで、ろう石を見ていない・・・不思議だ?)

(今日の水量のため)沢の流れの中を渡る用意もないので、下記の参考資料に紹介のラストチャンス場所の探索は残念ながら見送った。水量の少ない時期に再度来れればと思う。

(参考)
「趣味の 鉱石トレジャーハンター -鉱石採集探検記-」(板垣清司著、STUDIO TAC CREATIVE)
鉱物ウォーキングガイド」(松原聡著、丸善) ← 採集前に参照しておけば!