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2025年8月21日木曜日

すもももももももものうち

近郊農産地からの直送を謳い文句にした青果店があって、ときどき覘くことがある。きのう(8/20)も、「すもも」のパックを購入した。冷蔵庫で十分冷やしたものを口にすると、口中にまるで自然が広がり、生き生きした感じになる。実の甘さと、皮の酸っぱさがよく調和している。

(本ブログ関連:”スモモ”、”もも”)

小ぶりで紫色した薄皮の「スモモ」は、大きくて桃色した実も豊かでみずみずしい「モモ」と比べてだいぶ見劣りする。それでも、スモモはモモに負けないプライドがある。香りは、スモモもモモとひけを取らないと思っている。

ところで、果物はどれもこれも美味い。特に齧るとき、霊長類の昔に戻ったような自然の喜びを感じる。きれいに品種改良されたものもよいが、隅に追いやられたような存在のスモモも等しく貴重だ。

夜中に喉が渇いたとき、台所でスモモをごそごそ食うのは最高だ。

明るい時刻の雷光

昼過ぎに家を出たとき、太陽は眩しくふりそそぎ、地上に溜まった熱気が身体に纏わりついた。8月下旬なれど、最高気温は 38.3℃(13:35)と高く、おさまりそうもない。それでも、鼠色した低層雲が少しずつ迫る気配がした。

用事を済ませて帰り道、コンビニに寄ってレジで支払いをしていたとき、ドーンという雷鳴が轟いた。店を出て空を見上げると7~8割、雲に覆われている。このままだと、雷雨になるかと心配したが、結局雨降りはなかった。

家に近づいたとき、西の空の地上との低い隙間に陽を受けた薄雲が浮かんでいるところを、斜め上から稲光が走った。白雲の背景に青空が透けて見える、そんなまだ明るい時刻(15:15ころ)に見た落雷は衝撃的だった。家に着くまで、雷鳴がつづき、正直いうと門塀を開けるまで気が気でなかった。

(本ブログ関連:”落雷”)

稲妻を見たのは、陽の翳った時刻や夜間の場合が多い。ニュース画面でもその方がコントラストがよく鮮明なので、素材によく使われる。

明るい時刻の雷光・落雷は珍しい経験だった。そういえば、むかしの朝の公園で、杉の高木が落雷で破砕され、白い幹片が辺りに散らばっていたのを思い出す。