昨夜および早朝、小雨が降った。きのうの南の風に湿気が運ばれて満ち、一日じっとり汗ばんだ。ときどき雨雲が通り抜けて、忘れたように小雨がぱらついた。夕方まで気温が次第に上昇して、17:27に至って、最高気温 30.9℃ に達した。
昼過ぎ、公園併設の「自然観察園」に出かけた。園の入口に広がる原っぱの雑草(野草でもあるが)がすっかり刈り取られていた。このまま観察園全体に広がるかどうか。
このところ(10,11日と14,15日)の梅雨の雨により、湿地エリアをまたぐ順路は、じめじめした湿気に覆われていた。ただし、園内の池には久しぶりに水が満ちて・・・梅雨の恵みだ。
きょうも、観察園入口の掲示板に貼りつけた野草の写真を目的に、「今月の花だより」の地図を片手に持って所定の場所を巡った。
ホタルブクロ(写真左)、ヤマホタルブクロ(写真右)
・入口から東に向かう小道、園内と外部を区分する柵の内側の足元に、「ホタルブクロ」の白い花が釣鐘状に咲いていた。花の色について、「赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多い」(Wikipedia)とのことだが・・・園のものは白色だ。
・園の北側に、ゲンジホタルを育てる一画に「ホタルの里」があり、柵で囲われている。その内側に「ヤマホタルブクロ」が淡紅紫色*の花を釣鐘状に咲かせていた。
(*)写真では白っぽく見えるが、実際には紫が濃い。
ウグイスカグラ(写真左)、オニシバリ(写真右)
・水いっぱいの「かがみ池」の隣りに小道があり、池側奥に落葉低木の「ウグイスカグラ」の枝葉が広がっている。よく目を向けると小さな赤い実を見つけることができた。
・北側の順路を西に進む途中、「オニバシリ」の赤い実を探した。これも目立たぬ小さな実だ。
ハンゲショウ(写真左)、クチナシ(写真右)
・毎年この時期にお馴染みの、葉を白く変色するドクダミ科の「ハンゲショウ」が目立つ。園内は、「ドクダミ」の白い花が覆っている。ハンゲショウは、花の代わりに葉を白化粧をしている。
※ 公園入り口に、今を盛りと常緑低木の「クチナシ」が白色の花を咲かせている。まだ辺りに香りを漂わせるには至ってないが。写真左下の赤丸に「バッタ」の姿があった。なんの種か分からないが・・・。