山の不思議をまとめた「山怪」シリーズで著名な田中康弘氏が語る、下記の「冬山その山怪」のYoutube映像がある。いつもながら話の展開に誠実な人柄がうかがえ、聴く者を暖かくさせてくれる。実際に現地に赴き採集した話であり、山のひとびとの素朴さも伝わってくるようだ。
今回のYoutubeの最後(38:48)に、「冬山において 山怪はどのように育まれていったのか」、雪国の生活から民話がどのように誕生したかについて語られる。何度も足を運ばれた方だけに、とても説得力があり納得させていただいた。
・むかしの囲炉裏ばたは、作業場であり爺さんや婆さん、母や孫たちが囲む場所であった。(父親は出稼ぎに)
ー めいめいが自分の時間と空間を持つ、今の時代とは違って、
・話のタネが植えられて、それが何代も繰り返される。(おもに祖父母が語り手となって)
ー 話は育てられ、ききやすい言い伝えや伝承などとなり民話が誕生する。
ー 記憶は語られることにより残る。
■ Youtube(登録:オカルトエンタメ大学)
「冬山その山怪」
https://www.youtube.com/watch?v=7BrLnLyfwXM