きょうは 12月の「満月」の日で、旧暦「霜月」の11月15日にあたる。今年最後の満月だ。
米国の農事暦(The Old Farmers’ Almanac*)では、今晩の満月を「コールド・ムーン(Cold moon)」と呼ぶ。
(*)農事暦: https://www.almanac.com/full-moon-names
太陽は暖かいが、月は冷たい。12月になれば一層冷える。
(本ブログ関連:”満月”)
ネット情報**によると、きょうの満月の瞬間は、今夕:18時03分、方位:東北東、高度:20°という。まん丸お月さんの写真を撮りたいが、外は寒いので・・・躊躇する。
(**)月の出・月の入りマップ: https://hinode.pics/moon/state/code/13
これから、「冬至」(12/21)にいたるまで日照時間は減り、日没は早まる(ちなみに、きょうの日没は 16:30)。屋内に籠ることの多い身には、行動時間は乏しく、午後3時過ぎになると外出をひかえてしまう。
よいしょっと、子どもの素直な心に戻って、暖かくなってみたいものだ。
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ニューヨーク・サン紙社説(1897年9月21日)
「サンタクロースはいるんだ(YES, VIRGINIA, THERE IS A SANTA CLAUS)」(担当 Francis Pharcellus Church)
(青空文庫:大久保ゆう訳: https://www.aozora.gr.jp/cards/001237/files/46346_23177.html)
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本紙は、以下に掲載される投書に対してただちにお答え申し上げるとともに、このようにまっすぐな方が読者におられることを、心から嬉しく思います。
「こんにちは、しんぶんのおじさん。
わたしは八さいのおんなのこです。じつは、ともだちがサンタクロースはいないというのです。パパは、わからないことがあったら、サンしんぶん、というので、ほんとうのことをおしえてください。サンタクロースはいるのですか?
ヴァージニア・オハンロン」
(略)
じつはね、ヴァージニア、サンタクロースはいるんだ。愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように、サンタクロースもちゃんといるし、そういうものがあふれているおかげで、ひとのまいにちは、いやされたりうるおったりする。もしサンタクロースがいなかったら、ものすごくさみしい世の中になってしまう。ヴァージニアみたいな子がこの世にいなくなるくらい、ものすごくさみしいことなんだ。サンタクロースがいないってことは、子どものすなおな心も、つくりごとをたのしむ心も、ひとを好きって思う心も、みんなないってことになる。見たり聞いたりさわったりすることでしかたのしめなくなるし、世界をいつもあたたかくしてくれる子どもたちのかがやきも、きえてなくなってしまうだろう。
(略)
サンタクロースはいない? いいや、今このときも、これからもずっといる。ヴァージニア、何ぜん年、いやあと十万年たっても、サンタクロースはいつまでも、子どもたちの心を、わくわくさせてくれると思うよ。
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