Choromeにログインするたび、毎回いろいろな情報(必ずしも時事ニュースだけではない)が紹介される。今朝、最初に見たのが何と「 野鳥の名前を教えてくれる『AI双眼鏡』」で、販売するのは、泣く子も黙る「スワロフスキー」*だ。
(*)スワロフスキー: オーストリアを代表するクリスタルガラス、光学機器ブランド
- すでに日本のカメラメーカーから手のひらサイズの ”望遠鏡+カメラ機能” の商品が発売されている。将来、テラレベルの情報(野鳥の動作、鳴き声 etc.まで)を収めたチップを内蔵した、高精度のものが安価に出てくる時代がくるかもしれないなんて想像すると楽しい。(部厚い紙の辞書から、平らな電子辞書に変化したように・・・)
■ wired.com(日本語)
「野鳥の名前を教えてくれる『AI双眼鏡』が最高だった」(Lola Méndez、2024.11.13)より抜粋
https://wired.jp/article/swarovski-optik-ax-visio-ai-binoculars/
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① スワロフスキー・オプティックの新製品「AX Visio」は、画像認識とGPSデータを駆使して鳥の種類を識別できる世界初の双眼鏡だ。双眼鏡を向けるだけで9,000種以上の鳥を特定でき、バードウォッチングで見つけた鳥の撮影から記録までを1台で完結できる。
② スワロフスキー・オプティックによると、AX VisioはAIを搭載した世界初の双眼鏡であり、双眼鏡でとらえた野鳥の種類を幅広く識別できるコンピューターを備えている。
③ AX Visioはカメラを内蔵しており、画像認識ソフトウェアを活用して9,000種以上の鳥をリアルタイムで識別できる。
④ ほかに類を見ない独自の機能を備えているAX Visioは、それだけに価格も高額だ。1台の価格は4,600ユーロ(約75万円)である。
⑤ AX Visioの鳥の識別機能である「Bird ID」は、コーネル大学鳥類学研究室の広範なデータベースである「Merlin Bird ID」**の改良版を活用したものだ。
(**)Merlin Bird ID: https://merlin.allaboutbirds.org/
⑥ (使用例)
・AX Visioは、30メートル先の水面上の枝に止まっていた体長12センチほどの「カンムリカワセミ」を正確に識別できたのである。
・近日展開予定の新しいソフトウェアがすでにインストールされていた別の双眼鏡は、80~90%の確率で正しい情報を提供してくれた。
⑦ ユーザーはAX Visioと専用アプリ「Swarovski Optik Outdoor」(iOS版、Android版)を連携させることで、撮影した画像や動画を双眼鏡以外の端末でも閲覧できる。アプリ上の画像のメタデータには種の識別情報が含まれている。しかし、この画像をモバイル端末にダウンロードすると識別情報は失われ、位置データしか利用できなくなる。
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