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2024年6月29日土曜日

自然観察、カルガモの雛

定例の「自然観察会」(月一回開催)に、昨年(2023年)12月17日以降参加していない・・・半年ほど欠席している。そこで、定例とは別に月一回開催の一般公開「自然観察会」にはぜひとも参加しようと、きょう出席した。

観察場所は定例フィールドと違って、公開の場合は季節に合わせた場所に変わる。今回は、「東京都立薬用植物園」である。
久し振りの外出で、電車を2回乗り換え、ちょっとした遠出の気分だ。西武拝島線の「東大和市駅」出口の集合場所から、ほんの目と鼻の先に同植物園がある。土曜日のせいか、他の団体もいて混みあった(資料館も順番待ち)。

観察会の会長から、資料館で、自然物の薬用について次のような解説があった。
・生薬は薬効のあるもので、独特な漢字表記される。漢方薬や民間薬を範疇に含める。
・漢方薬は、詳細に定めて複数の薬を混ぜる。シャクヤク、カンゾウは特に即効性がある。
・民間薬は、経験や伝承に基づいて服用される。

観察会が始まって早々、いささか体調が思わしくないことに気づいた。せっかく来たのにとくやみながら退出した。

スミレ(写真左)とビロードモウズイカ(写真右)
・資料館前の花壇に「スミレ(菫)」が種を見せていた。<成熟しても花冠が開かず、自花受粉によって種子を生じる> という「閉鎖花」の特徴が分かる。様子に漫画「寄生獣」を連想させる奇妙さがある。写真右上部の葉先に「カマキリ」の姿があるのだが・・・。
・温室に向かう道に「ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)」が、ぐんぐん花茎を伸ばしていた。二年草なので、でかいのは2年目のものだろうか?


カルガモの雛
上記の観察会を断念した帰り道、せっかくなので、「カルガモ」の親子情報で知った池に寄ってみた。ベテランの方の情報通り、8羽の雛がいるのが見えた。数に変わりがないのにホッとする。
池の中央に置かれた板状の物の上に集まって、遊び疲れた体を小休止させていたのだろうか。やがて、見守っていた母カルガモに呼ばれてか、1羽、2羽と水面に散らばり遊び始めた。可愛らしさに和みますな・・・。