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2024年4月26日金曜日

朝湯が大好きで

今日(4月26日)は、「良(4)い 風呂(26)の日」(日本入浴協会)だそうだ。そこで民謡「会津磐梯山」のお囃子「~朝湯が大好きで」にあやかり、「小原庄助(おはら しょうすけ)」さんのようにひと風呂、私も楽しみたいものだ。

(本ブログ関連:”民謡「会津磐梯山」”)

元歌「玄如節」を、「会津磐梯山」と命名して広く知られたこの民謡は、1934年(昭和9年)に、小唄勝太郎(1904年:明治37年 ~ 1974年:昭和49年)が歌い、ビクターレコードより発売された。特に「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上潰した」というお囃子を追加したのは、彼女自身のアイデアによるものだったという(Wikipedia)。

とりわけ朝陽が射しこんで、湯けむりに包まれた湯船に浸かるのは、まさに至福のとき。気兼ねせず過ごす醍醐味が味わえる。そんなわけで、お囃子の通りに真似てみるが、朝寝と朝湯はできても、朝酒は今のところチョイとしんどいのが現状。

小唄勝太郎が歌う「会津磐梯山」が、Youtube(ビクターのSPレコード映像)にある <解説蘭> に、原曲(「カンショ踊り」*)を端唄風にアレンジしたとの記載がある。感謝。

(登録者の MrKan390に感謝)

(*)かんしょ踊
北会津村誌」(福島大学サイトに掲載)より
ー http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/txt/10049.005/html/00482.html
ー http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/txt/10049.005/html/00483.html
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 3、かんしょ踊 会津磐梯山という名で普及されている会津盆踊歌が、いつのまに、このような形で有名にな ったかをふりかえっておく必要があるように思う。

 もともとは甚句という名で呼ばれていた。高田甚句などが代表的で、正調会津磐梯山などの名で、高田の盆踊歌や、もっと古くからの個性をもつ本郷甚句などを大切に取扱うべきものかとさえ思っている。或は北会津村辺 の古老に、その古い流れをもっている人があるのではなかろうか。あれば、この際せめて録音なりとっておきた いと思ったが、今回はそこまで手が廻らなかったのは残念である。

 これを村々の人は、高田のかんしよ踊などと呼んでいたのを記憶している人は、まだある。気違い踊りという 意味で、明治初年に越後五ヵ浜より若松へ来ていた油締めの若い衆が、阿弥陀寺境内で踊って、熱狂的歓迎を受 けてから、この名が出来たなどという人もある。しかし言葉の内容、節廻しから、元歌は玄如節にあったのでは ないかと思われる。しかも、会津でも甚句の形で、各地独特の音調があったように覚えている。決して近年に発達したものとは思われない。

 大正十年頃大西玉子がキングレコードに吹きこみ、文部省の検定済になり、後に小唄勝太郎がビクターレコー ドに吹きこんで当ってから、全国的に普及した。そして、それが何時か会津磐梯山という名になり、小原庄助さ んのような合いのての囃子言葉までついて、その庄助が実在の人だとか、そうでないとかの論議まで生むに至っ ている。普及し、有名になったことは有難いが、甚句かんしょ踊歌には、もっと民謡としての個性に富んだ、 哀調もかみしめられる、郷土的な味の深い調子のものであったように思う。
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