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2023年12月31日日曜日

2023 大晦日

きょうは「大晦日(おおみそか)」。いつの間にか、今年最後の日になった・・・というのが正直なところ。年年歳歳、新年が待ち遠しいというより、また来るのかといった心境だ。「もういくつ寝ると お正月」(「お正月」作詞:東くめ、作曲:瀧廉太郎、1901年)と素直に歌っていたころが懐かしい。

そういえば、昨年(2022年)の大晦日に、来年(2023年)は仙人の境地で過ごしたいなどブログに記した。仙人の超越した力が欲しいというより、世間と距離を置いた生活にあこがれた。でも、ふらふらと街に舞い戻っていた。先月、映画「ゴジラ -1.0」を見に出かけたりもした。やっぱり街の賑わいは忘れがたい。

(本ブログ関連:”大晦日”)

ところで、Wikitionaryなどによれば、大晦日の文字「晦」の ”日”(意味:”日にち”)と、”毎”(音符:”呉音:ケ、漢音:カイ”)を合わせて <毎月末> を意味するという。さらに「大+晦+日」で「つごもり(月末)」、「くらい」、「みそか(旧暦の三十日)」 の意となるけれど、文字と意味がうまくつながらない。

旧暦(月の満ち欠け)の一日(ついたち)は、新月のとき「朔日(さくじつ)」にあたるわけだが、もっと古い日本の暦はどのように定めていたのだろうか。
中国伝来の暦法など以前、「弥生」あるいは稲作が開始された時期を含む「縄文」の時代に、農作は暦がなければ計画・準備がたたぬだったろう。もしかしたら、一年で一番わかりやすい、「夏至」や「冬至」*から何日目といった判断をしたのだのだろうか。

(*)冬至の太陽: (古代の人はどうやって判断したのだろう)
    ・真東(春分・秋分の日で判断)**から最も南寄りの方角から上がる。
    ・太陽の高さが最も低く、東京付近では12時ごろ約32°になる。
(**)方位の基準となる天文について、砂漠と違い、湿潤モンスーン帯は観望がよくない。

(本ブログ関連:”冬至”)

「一年の計は元旦にあり」というが、むしろ冬至だったかも知れないなんて思うきょうこのごろ。