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2023年7月27日木曜日

午後の自然観察園

午後3時過ぎ、公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。夏の盛りのこの時刻、宵というには早く、昼下がりというには遅い。ぎらぎらと日射しは強く、歩けば首筋が汗ばむ。

観察園入口の掲示板に、いま咲く花の写真が貼られているが、下側に注意書きがあって、連日の猛暑のせいで開花期間がずれている可能性があると説明があった。園内は、人の気配を感じられぬほど雑草に覆われている。ちなみに、隣りの公園では草刈りの真っ最中だ。

ノカンゾウ、キキョウ(?)
暑さに閉口しながら、観察園の小さな区画、愛称「ノカンゾウの里」に行ってみれば、すでに時期は終わりごろのようで、一輪だけ花弁が萎れた橙紅色の「ノカンゾウ」が咲いていた。また、同所の雑草の下奥に、「キキョウ」に似た薄紫色の花が一輪あったが、花弁の数から確信ない(ただし「観察順路図」の同所に、キキョウの存在が示されている)

歩いた範囲で観察眼からブログに記せるぎりぎりの花は、次の「ヒオウギ」くらいしかない。

まるで大阪のおばちゃん、野性味のする斑点模様の花弁にアフリカっぽさを感じるけれど、(ネットによれば)原産地は、日本、東~東南アジア、インドという。そういわれると、おとなし気に感じてくる。ノカンゾウの里に多数咲いている。


小川
画家ジョン・エヴァレット・ミレイの作品「オフィーリア」は、ハムレットの恋人の死をドラマチックに象徴的に描いている。彼女が小川に身を投じたさまは、ある意味甘美さが漂う。ミレイの作品中、最も美しい絵だと思う。
野川の岸辺に雑木が並ぶところがあって、絵画「オフィーリア」を思い出させる。絵と比べて、川幅はもっと広いけれど、川面に反射する光に目を奪われ幻想する。