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2022年12月20日火曜日

(資料)クリスマスソング作者にユダヤ系が多いこと、「Silver Bells」そしてレモン

もうすぐクリスマスがやって来る。

(本ブログ関連:”クリスマス”)

むかし、語学教室で米国のクリスマスソング作者にユダヤ系が多いという紹介があって、調べてみたことがある。ユダヤ教徒のユダヤ人がなぜ? と思ったりしたが、米国は移民の国であり、そこへ移住したユダヤ人音楽家の家系といえど同国の文化に適応したのは当然の帰結だろう。懐かしく耳馴染む名曲たちが、日本でもかなり普及定着している。


クリスマスソングの「Silver Bells」について

クリスマスソングの代表といえる「Silver Bells」(1950年)について、思い出と照らし合わせて、ネット上を次のように渉猟した。この曲は、ジェイ・リビングストン作曲、レイ・エヴァンス作詞でリリースされた。WWⅡ後の豊かな時代*を先駆ける米国らしいクリスマスの情景が浮かんでくる。
(*)豊かな時代: たとえばTV番組「パパは何でも知っている」のように。

リヴィングストンは、ペンシルベニア州マクドナルドでユダヤ人両親のもとに、エヴァンスは、ニューヨーク州サラマンカのユダヤ人家族に生まれた。

・1950年9月、最初のレコーディングは、ビング・クロスビーキャロル・リチャーズによっ歌われた。
(Youtubeに登録のThe78Profに感謝)

・1951年4月、コメディー映画「The Lemon Drop Kid」(下記の通り、Youtubeでフル視聴可能)の中で、ボブ・ホープマリリン・マクスウェルによって一般的に知られるバージョンで歌われた・・・。この映画で初めて演奏され、すぐにクリスマスの定番曲になった**。
(**)The American Film Institute Catalog of Motion Pictures (online database) ← Wikipedia掲載の資料
    

ところで、レモンについて

上記コメディー映画「The Lemon Drop Kid」と同じ名を持つ(主人公)詐欺師「レモン ドロップ キッド」*** 役を、ボブ・ホープが演じている。
(***)レモン ドロップ キッド: 米国の競走馬、種牡(オス)の名だそうだ。

レモンの名から思い浮かぶ、フォークソング「レモンツリー」は失恋した男の側の教訓(父から息子へ伝える)を、逆に同性の恋敵をカラッと言って見せる女の子の心情を歌ったオールディーズ「レモンのキッス」がある。それぞれYoutubeで視聴できる。

・「レモントゥリー」(ピーター・ポール&マリーのデビュー・シングル、1962年(昭和37年))
    https://www.youtube.com/watch?v=i6SmTqA-1RE
    甘いのに酸っぱい「レモン」は、女の子を指す。

・「レモンのキッス」(ザ・ピーナツ、1962年(昭和37年))
    https://www.youtube.com/watch?v=pJ0KmPYd7Q0