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2022年5月19日木曜日

アカツメクサ

公園を流れる小川に沿った小道が、雨水調節池のあるエリアを通るとき、道端に「アカツメクサ」(マメ科)が一面に咲いている。遠目にのんびり過ぎれば、花のふくらみ、色合いから、私のような初心者には、「ノアザミ」(キク科)と見まがうかもしれない。そばに寄って、花や葉の形の何やかやが違うことに気づく・・・とげとげしさがないのだ。


アカツメクサは全体に穏やかで、丸い花(鞠(まり)状)をルーペで拡大して見ると、小さな花(上部が淡い紫色/下部は白色)が集合しているのが分かる。(私の手持ちの図鑑「日本の山野草」(岩瀬徹監修)の目次の一番最初に、アカツメクサが置かれている)


アカツメクサは、Wikipediaによれば「ムラサキツメクサ」の和名という。共通部分のツメクサの名から、地面を這うようにして広がる「シロツメクサ」が浮かぶ(4枚葉が見つかれば幸運の「4つ葉のクローバー」になる)。それに対して、アカツメクサは、立ち上がって茎に葉を付ける(全体に薄毛がある)。

(本ブログ関連:”シロツメクサ”)

ツメクサの仲間は、どうも当たり前すぎて見向きもされないようだ。コトバンク*によれば、ツメクサ(詰草)は、梱包用に使われたという・・・実用一点張りの命名に、ちょっと。
(*)コトバンク: https://kotobank.jp/word/詰草-572581