公園南側をおもに巡る探鳥会の集合時刻は、日の出時刻とのころ合いで、4月から9月にかけて(春・夏中心に)6時半だが、10月から翌年3月にかけて(秋・冬中心に)7時になる。きょうは、9月の最後の探鳥会にあたり6時半集合だった。次回から7時集合になる。
(本ブログ関連:”野鳥観察会”)
集合時刻の15分ほど前に到着したとき、ベテランの方がひとり広い野原を観察しているだけだったが、時間とともに大勢(新しい方も含めて)参加された。そして長い隊列になって深い木立の中を進んだ。
この時期、観察路に落ち葉が重なり、樹々の隙間からうっすら空が見えるようになった。それとともに、森を騒がせたセミの声はすっかり消えてしまったようだ。かわり、これから木の上で「アオマツムシ」が鳴くようになると、ベテランの方が解説してくれた。
今回も、入門者として気になった鳥についてのみ記す。
・コゲラ: 双眼鏡でしっかり観察できた。(日本で一番小さなキツツキ・・・とのこと)
・モズ: 数か所で、樹頂上や避雷針のてっぺんから睥睨しているのが見えた。
・アオゲラ: 皆さんに指し示された木又を探すが見つからず、ただ飛び去るのを見ただけ。
・カワセミ: 小川の岸辺にある柵にとまってピクリとも動かずいた。
・カルガモ: 4羽が小川の流れに身を任せるようにゆったり揺れていた。
図鑑で見るモズは、奇怪な「はやにえ」の行動とは裏腹に、一見かわいらしい小鳥に見える。それが樹上高くにいてじっと見おろしているのを見ると、この鳥の捕獲の場面や、「はやにえ」の生態を実際に見たわけではないのに少々恐ろしく感じてきたりする。また、高所からの鳴き声が、意外に直下付近の地上でよく響いたりする。
付記:
初心者には、高倍率より6倍×30mm程度の双眼鏡がよいとのことで購入したが、それが最近なんだか重く感じるようになってしまった。探鳥会に参加して1年+αなのに、そんなに力が衰えたのか? 鳥の姿が葉影に隠れることが多かったので、初めて購入した小型双眼鏡10×22を使ったりしている・・・。いずれ、秋深く葉の落ちるころには、6×30に戻そうと思う。